5 / 108
第1章 召喚
5話 ステータス再び
しおりを挟む
「あ、そういえばレベルの概念あるらしいけどどれくらいで上がるんだろ?経験値とかもあるのかなぁ」
そう思い私は、鑑定スキルを使ってステータスを確認した。
先程城で確認したステータスオープンというやり方では何故か何も反応がなかったからだ。
【芦立 未音 Lv.2】
HP:2
MP:2
攻撃力:2
防御力:2
俊敏力:2
運:UNKNOWN
[特殊技能]
超絶模倣(隠蔽)
絶対記憶(隠蔽)
超天才(隠蔽)
鑑定
〖称号〗
巻き込まれし者
冒険者:F
鑑定者
「うーん、全然上がらない…これって私だけステータス表示違うとかあったらいいのになぁ…」
そう思っていると、少し手が触れたのか、HPの表示が変化した。
【HP:2】
6/10
HP数値:23
「…あれ?数値23?どういうことだろ?うーん…レイトさんに聞こうかなぁ…確か、冒険者ギルドに行ったら良いって言ってたよね…うん、報告ついでに行こうかなぁ」
そう思い私は直ぐに、少し急いでレイトさんの居る冒険者ギルドへと向かった。
「…あそういえばスライムも売却出来るんだっけ?
なら、それも今後の資金にしたらいいかなぁ…
えっと、宿代と…宿とは別の昼食代、それと…あ、装備の新調も必要そうかなぁ…」
そう思いながら冒険者ギルドに入るところで、遠くの方で彼女に聞こえない場所から、微かに彼女を知っているかのような声が聞こえた。
「…ん?あれ、あの子…もしかして、さっきの…」
「待て、ここで声を掛けても…」
「うーん、でもあの子1人で大丈夫なのかなぁ…冒険者ギルドに行くまでちょっと見てみる?」
「そうだな…変な人に捕まってなければ良いが…」
「…あ!レイトさーん!」
「ん?…あれ、先に宿行くと思ったが…」
「気になった事があってさ~♪
ステータスについてなんだけど…」
「ちょ、ほんとに変なおじさんに…!」
「た、助けるぞ!」
「おう!」
そう言って3人は、彼女達の間に急いで割入って、レイトさんの方を睨んだ。
「…あれ?誰だっけ…?」
「未音、知り合いか?」
「ううん、多分知らない人。んで、レイトさん。ステータスなんだけどさ、ステータスの見方がちょっと分からなくて…
あー、これは…
この世界でも、たまにあるんだ。
特別な職業とかは大体が、こんな感じでレベルになってんだが…
ほら、俺もこんな感じでレベル性になってるんだ。
これは、魂の練度と同じ要領なんだ」
「あ、芦立さん!いくら異世界って言ってもこんなおじさんに…!」
「あれ、そっちの名前知ってるってことは、君たちも日本人?」
「え、えぇ?一緒に召喚されたじゃない」
「あー…あの時の!というか、ほんとに知り合いじゃないし…とりあえず、レイトさん中入ろっか!」
「お、おう。いいのか?」
少し心配そうにあちらを見るレイトさんを裏腹に、私は突き放すようにレイトさん告げた。
「うん、別に仲間でも知り合いでもないし…同じ地球人だからとか関係ないしねぇ…さすがにそこまで信じる程甘くないよ」
「まぁ…そりゃそうか。そんなもんで信用しちまったらこの世界じゃ生きてけねぇしな…てか、そこら辺の常識はさすがに持ってんのか」
「そりゃあね、レイトさん信用してるのは別として、基本的に関わる人全員警戒はしてるよ。
それより、魂の練度って?」
そうして、私達は彼女らを無視して、そのまま魂の練度や、レベルの経験値などについての説明を受けた。
「ここに書いてある…レベルのことだ。
これが上がれば、ステータスの更新がされるんだが…
まぁ、ステータス更新は神託を持ってる神官が更新出来るから、別に良いんだが…
んな感じで、ステータスの更新ってのは数値の上昇、スキルの発現及び成長なんかもある。
んで、このレベルなわけだが…ステータスの表示じゃあ経験値が2種類あるんだが、
1種類目はこのレベルをあげる用の経験値。これは、魂の練度を上げる際に入るんだが、その他にも、これに関わる行動を起こすことによって経験値が入る」
「うーん、例えばHPだと…回復とか?」
「その他にも、体力を使い続けるとかだな。
だから、普段から鍛える騎士や戦士なんかは体力が上がりやすいんだ。
んで、もう一種類の経験値が数値に対する経験値。
これは、基本的にはさっき言った通り、これに関する行動が経験値となるんだがこれが溜まるほど数値が高くなるんだ」
「ほへぇ…じゃあ、普通の人のステータスとはまた違ったステータスで、別に数値が低いってことじゃないの?」
「ああ、そうだな。
だが、この数値を確認するのにも、レベルアップ時のステータス確認と教会でのステータス提示でしか見れねぇんだ」
「ふーん…あれ、でも私鑑定で見れるよ?」
「はぁ?そんなこと…待て、未音。本当に見れるのか?」
「え?うん。まだ他の人には試してないから自分だけなのかは分からないけどね」
「なるほど…ちょっとまっててくれないか?」
「?、うん。取り敢えず、依頼達成の報告してくるから、そのままここら辺で待ってるね」
「おう。すぐ戻ってくるから、他の冒険者にも気を付けろよ!」
「はーい!」
そう思い私は、鑑定スキルを使ってステータスを確認した。
先程城で確認したステータスオープンというやり方では何故か何も反応がなかったからだ。
【芦立 未音 Lv.2】
HP:2
MP:2
攻撃力:2
防御力:2
俊敏力:2
運:UNKNOWN
[特殊技能]
超絶模倣(隠蔽)
絶対記憶(隠蔽)
超天才(隠蔽)
鑑定
〖称号〗
巻き込まれし者
冒険者:F
鑑定者
「うーん、全然上がらない…これって私だけステータス表示違うとかあったらいいのになぁ…」
そう思っていると、少し手が触れたのか、HPの表示が変化した。
【HP:2】
6/10
HP数値:23
「…あれ?数値23?どういうことだろ?うーん…レイトさんに聞こうかなぁ…確か、冒険者ギルドに行ったら良いって言ってたよね…うん、報告ついでに行こうかなぁ」
そう思い私は直ぐに、少し急いでレイトさんの居る冒険者ギルドへと向かった。
「…あそういえばスライムも売却出来るんだっけ?
なら、それも今後の資金にしたらいいかなぁ…
えっと、宿代と…宿とは別の昼食代、それと…あ、装備の新調も必要そうかなぁ…」
そう思いながら冒険者ギルドに入るところで、遠くの方で彼女に聞こえない場所から、微かに彼女を知っているかのような声が聞こえた。
「…ん?あれ、あの子…もしかして、さっきの…」
「待て、ここで声を掛けても…」
「うーん、でもあの子1人で大丈夫なのかなぁ…冒険者ギルドに行くまでちょっと見てみる?」
「そうだな…変な人に捕まってなければ良いが…」
「…あ!レイトさーん!」
「ん?…あれ、先に宿行くと思ったが…」
「気になった事があってさ~♪
ステータスについてなんだけど…」
「ちょ、ほんとに変なおじさんに…!」
「た、助けるぞ!」
「おう!」
そう言って3人は、彼女達の間に急いで割入って、レイトさんの方を睨んだ。
「…あれ?誰だっけ…?」
「未音、知り合いか?」
「ううん、多分知らない人。んで、レイトさん。ステータスなんだけどさ、ステータスの見方がちょっと分からなくて…
あー、これは…
この世界でも、たまにあるんだ。
特別な職業とかは大体が、こんな感じでレベルになってんだが…
ほら、俺もこんな感じでレベル性になってるんだ。
これは、魂の練度と同じ要領なんだ」
「あ、芦立さん!いくら異世界って言ってもこんなおじさんに…!」
「あれ、そっちの名前知ってるってことは、君たちも日本人?」
「え、えぇ?一緒に召喚されたじゃない」
「あー…あの時の!というか、ほんとに知り合いじゃないし…とりあえず、レイトさん中入ろっか!」
「お、おう。いいのか?」
少し心配そうにあちらを見るレイトさんを裏腹に、私は突き放すようにレイトさん告げた。
「うん、別に仲間でも知り合いでもないし…同じ地球人だからとか関係ないしねぇ…さすがにそこまで信じる程甘くないよ」
「まぁ…そりゃそうか。そんなもんで信用しちまったらこの世界じゃ生きてけねぇしな…てか、そこら辺の常識はさすがに持ってんのか」
「そりゃあね、レイトさん信用してるのは別として、基本的に関わる人全員警戒はしてるよ。
それより、魂の練度って?」
そうして、私達は彼女らを無視して、そのまま魂の練度や、レベルの経験値などについての説明を受けた。
「ここに書いてある…レベルのことだ。
これが上がれば、ステータスの更新がされるんだが…
まぁ、ステータス更新は神託を持ってる神官が更新出来るから、別に良いんだが…
んな感じで、ステータスの更新ってのは数値の上昇、スキルの発現及び成長なんかもある。
んで、このレベルなわけだが…ステータスの表示じゃあ経験値が2種類あるんだが、
1種類目はこのレベルをあげる用の経験値。これは、魂の練度を上げる際に入るんだが、その他にも、これに関わる行動を起こすことによって経験値が入る」
「うーん、例えばHPだと…回復とか?」
「その他にも、体力を使い続けるとかだな。
だから、普段から鍛える騎士や戦士なんかは体力が上がりやすいんだ。
んで、もう一種類の経験値が数値に対する経験値。
これは、基本的にはさっき言った通り、これに関する行動が経験値となるんだがこれが溜まるほど数値が高くなるんだ」
「ほへぇ…じゃあ、普通の人のステータスとはまた違ったステータスで、別に数値が低いってことじゃないの?」
「ああ、そうだな。
だが、この数値を確認するのにも、レベルアップ時のステータス確認と教会でのステータス提示でしか見れねぇんだ」
「ふーん…あれ、でも私鑑定で見れるよ?」
「はぁ?そんなこと…待て、未音。本当に見れるのか?」
「え?うん。まだ他の人には試してないから自分だけなのかは分からないけどね」
「なるほど…ちょっとまっててくれないか?」
「?、うん。取り敢えず、依頼達成の報告してくるから、そのままここら辺で待ってるね」
「おう。すぐ戻ってくるから、他の冒険者にも気を付けろよ!」
「はーい!」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
118
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる