141 / 166
学園編
第51話 学年序列決定
しおりを挟む
目覚めるとセレン様と目が合った……
「ふふふっ、前は寝顔を眺められてたから、あの時のお返しと思ったのだけど、正直レンに言うと見惚れてたわ」
セレン様が笑いながら『見惚れる』なんて言うから恥ずかしくなる。
「そう言うのヤメてよ、恥ずかしいから……」
寝起き早々から顔が熱い……
起きてから朝食を済ませて、2人で闘技場へ向う途中に、セレン様と当たる準決勝の話をした。勝敗に関してはどちらが勝つかは判っていてので、話の内容は勝ち負けの話ではなかった。
「今の全力をレンにぶつけるわよ!」
「うん、手抜き無しで受け止めるね」
「私に勝ったら必ず優勝するのよ?」
「うん、絶対に優勝するね」
そして迎えた準決勝第1試合。
セレン様は全力の魔法を詠唱して放つ。
「私の持つ魔力よ風と共鳴し応えよ。〚暴風龍〛!」
「凄い!受け止めるね〚暴食〛!」
凄まじい暴風を暴食が受け止め吸収したの。セレン様は清々しい顔をしながら降参を宣言されたの。
「流石はレンね!私の負けですわ」
「ううん、セレン様の魔法も凄かったよ!」
そう言って私達は笑顔で抱き合ったの。
準決勝第2試合のスレイン様とストラトスは、槍と盾を装備する者同士で、見事な攻防を繰り返す激しい戦いとなった。武術ではなかなか優劣がつかなかったけど、時折繰り出すスレイン様の魔法が少しずつストラトスの体力を削って行く。その少しの差がスレイン様にとっては十分な隙となり、足を封じられた所で勝負は決したの。
「負けました……足に力が入らないよ」
「素晴らしい戦いをありがとう♪」
決勝戦は私とスレイン様となった。その前に順位決定戦があって、カンテラは5位。セレン様はストラトスに勝利して3位に、ストラトスが4位となったの。
そして、決勝戦を迎える。
「入学試験の時と同じように手抜きは無用だよ」
「はい、今回も勝たせてもらいますね」
試合が始まると、スレイン様は盾を構えて守りから反撃を狙う作戦みたい。私は視界を奪ってから攻撃する事にしたの。
「行くよ〚濃霧〛!」
「えっ、視界が……見えない」
気配を感知出来れば対処が出来るんだけどね。私はスレイン様の背後に回ってから、石突を背中に当てるとスレイン様から降参の一言で試合終了。
「ははっ、視界を奪われた時点で負けだったね」
「はい、気配感知を頑張りましょうね」
「あぁ、感知の重要性を身を以て知ったよ」
Sクラスの序列決定戦は私の優勝で幕を閉じて、A班が1~5位を独占する結果になったの。
「ふふふっ、前は寝顔を眺められてたから、あの時のお返しと思ったのだけど、正直レンに言うと見惚れてたわ」
セレン様が笑いながら『見惚れる』なんて言うから恥ずかしくなる。
「そう言うのヤメてよ、恥ずかしいから……」
寝起き早々から顔が熱い……
起きてから朝食を済ませて、2人で闘技場へ向う途中に、セレン様と当たる準決勝の話をした。勝敗に関してはどちらが勝つかは判っていてので、話の内容は勝ち負けの話ではなかった。
「今の全力をレンにぶつけるわよ!」
「うん、手抜き無しで受け止めるね」
「私に勝ったら必ず優勝するのよ?」
「うん、絶対に優勝するね」
そして迎えた準決勝第1試合。
セレン様は全力の魔法を詠唱して放つ。
「私の持つ魔力よ風と共鳴し応えよ。〚暴風龍〛!」
「凄い!受け止めるね〚暴食〛!」
凄まじい暴風を暴食が受け止め吸収したの。セレン様は清々しい顔をしながら降参を宣言されたの。
「流石はレンね!私の負けですわ」
「ううん、セレン様の魔法も凄かったよ!」
そう言って私達は笑顔で抱き合ったの。
準決勝第2試合のスレイン様とストラトスは、槍と盾を装備する者同士で、見事な攻防を繰り返す激しい戦いとなった。武術ではなかなか優劣がつかなかったけど、時折繰り出すスレイン様の魔法が少しずつストラトスの体力を削って行く。その少しの差がスレイン様にとっては十分な隙となり、足を封じられた所で勝負は決したの。
「負けました……足に力が入らないよ」
「素晴らしい戦いをありがとう♪」
決勝戦は私とスレイン様となった。その前に順位決定戦があって、カンテラは5位。セレン様はストラトスに勝利して3位に、ストラトスが4位となったの。
そして、決勝戦を迎える。
「入学試験の時と同じように手抜きは無用だよ」
「はい、今回も勝たせてもらいますね」
試合が始まると、スレイン様は盾を構えて守りから反撃を狙う作戦みたい。私は視界を奪ってから攻撃する事にしたの。
「行くよ〚濃霧〛!」
「えっ、視界が……見えない」
気配を感知出来れば対処が出来るんだけどね。私はスレイン様の背後に回ってから、石突を背中に当てるとスレイン様から降参の一言で試合終了。
「ははっ、視界を奪われた時点で負けだったね」
「はい、気配感知を頑張りましょうね」
「あぁ、感知の重要性を身を以て知ったよ」
Sクラスの序列決定戦は私の優勝で幕を閉じて、A班が1~5位を独占する結果になったの。
109
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる