咎ざらしの朱猫 ――怪談屋・月詠 鈴鹿の推理譚――


怪談、売ります。買います。創作歓迎!

そんな立て看板があるビルの二階に、怪談屋はある。
文字通り、怪談を売買することがメイン業務だ。
繁盛とは言えない商売だが、そんな中でも、客は来る。

――不可解な謎を持って。

心霊体験や怪奇現象、幽霊騒動、そして殺人事件。
魑魅魍魎、複雑怪奇なそれらに挑むのは、
機械オンチで美の権化のような店主、月詠 鈴鹿。

怪異と幽霊が絡む事件では、その頭脳を惜しむことなく駆使し、
闇の奥にある謎を鮮やかに解き明かす。

その者の隠した咎を、さらすのだ。

そして――。
今日も今日とて、彼女はお茶を飲みながらになかなか来ない客を待つ。

不可解な謎という、極上のお土産を期待しながら。

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