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二話
終結
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あれからまた数日が経っていた。僕は今日もお母さんの店の手伝いをしている。
どうやら、いよいよ本格的に冬が来たらしい。
風がますます冷たくなってきた。
店先の掃除が辛い。
「加那くん」
声をかけられてそちらを見ると、小林さんだった。
「小林さん…」
「本当にありがとう!!」
彼が頭を下げる。周りの人が何事かとこちらを見る。
僕は慌てて彼を店の中へ連れて行った。
「加那くん、本当にありがとう」
彼をカウンターに座らせて、僕は彼の前にコーヒーを置いた。今日は寒いせいか客足も鈍い。僕も彼の隣りに座る。
「力になれたならよかった」
「俺、昔ばあちゃんと喧嘩しちゃってさ、ずっと気まずかったんだよね。
でも今回のことで改めて連絡してみたんだ」
小林さんを見ていればその話の続きが分かる気がする。でも、僕は黙っていることにした。
「ばあちゃん、俺が連絡したらすごく喜んでくれてさ。レシピのことも謝ったよ。許してくれた」
「おばあさんも小林さんのことを心配していたんですね」
「うん。加那くんのおかげだよ。倉沢にも言ったんだけどさ」
「そんなこと…」
「これ、お礼に。みんなで食べて」
小林さんがバッグからビニール袋に入った包みを取り出す。なんだろう?
「これ、新作のサンドイッチ。ばあちゃんの意見も聞いて新しく作ってみたんだ。また感想聞かせて!」
「ありがとう、小林さん」
コーヒーを飲み干すと、彼は手を振って帰って行った。
「加那、これ玉子サンドよ」
お母さんが包みを開けて歓声を上げている。僕もそれに加わった。
「わぁ、僕も食べたい!」
「食べましょう」
お母さんに千尋の分を別に包んでもらう。
「加那、よく覚えていたじゃない。あの雑誌のこと」
小林さんがくれた大きな玉子サンドにかぶりついていたら、お母さんにそう言われた。
「うん、あの時は初めてお母さんのお店に来た時のことだったような気がする」
「すごく小さい頃よね?」
「うん、多分ね。でも雑誌に書いてあった玉子焼きの絵が美味しそうだなって思ったから」
「加那太らしいわね」
お母さんに笑われて、僕もつられて笑った。
「あー、美味しいわねー、このサンドイッチ!」
「今度買ってくるよ」
「楽しみにしてる」
お母さんが笑った。
どうやら、いよいよ本格的に冬が来たらしい。
風がますます冷たくなってきた。
店先の掃除が辛い。
「加那くん」
声をかけられてそちらを見ると、小林さんだった。
「小林さん…」
「本当にありがとう!!」
彼が頭を下げる。周りの人が何事かとこちらを見る。
僕は慌てて彼を店の中へ連れて行った。
「加那くん、本当にありがとう」
彼をカウンターに座らせて、僕は彼の前にコーヒーを置いた。今日は寒いせいか客足も鈍い。僕も彼の隣りに座る。
「力になれたならよかった」
「俺、昔ばあちゃんと喧嘩しちゃってさ、ずっと気まずかったんだよね。
でも今回のことで改めて連絡してみたんだ」
小林さんを見ていればその話の続きが分かる気がする。でも、僕は黙っていることにした。
「ばあちゃん、俺が連絡したらすごく喜んでくれてさ。レシピのことも謝ったよ。許してくれた」
「おばあさんも小林さんのことを心配していたんですね」
「うん。加那くんのおかげだよ。倉沢にも言ったんだけどさ」
「そんなこと…」
「これ、お礼に。みんなで食べて」
小林さんがバッグからビニール袋に入った包みを取り出す。なんだろう?
「これ、新作のサンドイッチ。ばあちゃんの意見も聞いて新しく作ってみたんだ。また感想聞かせて!」
「ありがとう、小林さん」
コーヒーを飲み干すと、彼は手を振って帰って行った。
「加那、これ玉子サンドよ」
お母さんが包みを開けて歓声を上げている。僕もそれに加わった。
「わぁ、僕も食べたい!」
「食べましょう」
お母さんに千尋の分を別に包んでもらう。
「加那、よく覚えていたじゃない。あの雑誌のこと」
小林さんがくれた大きな玉子サンドにかぶりついていたら、お母さんにそう言われた。
「うん、あの時は初めてお母さんのお店に来た時のことだったような気がする」
「すごく小さい頃よね?」
「うん、多分ね。でも雑誌に書いてあった玉子焼きの絵が美味しそうだなって思ったから」
「加那太らしいわね」
お母さんに笑われて、僕もつられて笑った。
「あー、美味しいわねー、このサンドイッチ!」
「今度買ってくるよ」
「楽しみにしてる」
お母さんが笑った。
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