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二話
報告②
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「にしても、美味いな」
千尋がサンドイッチに美味しそうにかぶりついている。僕はそれをつい見つめてしまった。美味しそうだなぁ。羨ましい。僕の分も食べずに置いておけばよかったかもしれない。
「具がペーストじゃなくて、玉子焼きなんだな」
「うん、マヨネーズと合うよね!」
「これは、本当に美味い…」
玉子焼きはふわふわで少し甘い。そこにマヨネーズで和えてあるしゃきしゃきのコールスローの酸味にますます食欲が増す。
パンにもこだわりがあるのか、柔らかくて甘かった。
これ、無限に食べられるかも。
「もしかしたらこれ、無限に食べられるかもな」
「ぶはw」
千尋も同じことを思っていたらしい。
僕は思わず吹き出してしまった。
「千尋、糖質制限はー??」
一応意地悪で聞いてみると、千尋が目線を泳がせている。
「う、美味いんだから仕方ないだろ。明日からやるよ」
「小林さんに会ったの?」
そういえば、と昼間のことを思い出して、千尋に聞いてみた。
「あぁ。会社の近くに来たみたいでな、呼び出された」
「サンドイッチ、もらったでしょ?小林さんに」
じぃっと見つめたら千尋が慌てたように言う。
「あれは職場の連中で分けたから」
「やっぱりもらったんじゃーん!」
「わかった、また店に連れてくから!」
「お母さんのお土産の分も買ってね」
「わかってる」
今回も超能力に助けられちゃったなぁ。
結局この力がなんなのかはよくわからない。
でも人のために使うって決めた以上僕は今のまま、そうするだけだ。
「千尋、今日はビーフシチューだからね。ビーフじゃないけど」
「シチューでよくないか?」
千尋とこうして楽しく暮らしていけますように!
おわり
千尋がサンドイッチに美味しそうにかぶりついている。僕はそれをつい見つめてしまった。美味しそうだなぁ。羨ましい。僕の分も食べずに置いておけばよかったかもしれない。
「具がペーストじゃなくて、玉子焼きなんだな」
「うん、マヨネーズと合うよね!」
「これは、本当に美味い…」
玉子焼きはふわふわで少し甘い。そこにマヨネーズで和えてあるしゃきしゃきのコールスローの酸味にますます食欲が増す。
パンにもこだわりがあるのか、柔らかくて甘かった。
これ、無限に食べられるかも。
「もしかしたらこれ、無限に食べられるかもな」
「ぶはw」
千尋も同じことを思っていたらしい。
僕は思わず吹き出してしまった。
「千尋、糖質制限はー??」
一応意地悪で聞いてみると、千尋が目線を泳がせている。
「う、美味いんだから仕方ないだろ。明日からやるよ」
「小林さんに会ったの?」
そういえば、と昼間のことを思い出して、千尋に聞いてみた。
「あぁ。会社の近くに来たみたいでな、呼び出された」
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じぃっと見つめたら千尋が慌てたように言う。
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「わかった、また店に連れてくから!」
「お母さんのお土産の分も買ってね」
「わかってる」
今回も超能力に助けられちゃったなぁ。
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でも人のために使うって決めた以上僕は今のまま、そうするだけだ。
「千尋、今日はビーフシチューだからね。ビーフじゃないけど」
「シチューでよくないか?」
千尋とこうして楽しく暮らしていけますように!
おわり
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