転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!

梅村香子

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番外編

テオとフレッドの昼下がり(中編)

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「ふぅ~。お腹いっぱい。結局、僕の方が沢山食べちゃったし」

食後のデザートのはちみつケーキを食べ終えて、テオドールは満足気に息をついた。
もちろん、全て騎士様の手から口に運ばれた。
嬉しそうに食べさせてくるものだから、最後の方はこちらも楽しくなっていた。

「今日は天気がいいから、いっそう池がきれいに見えるね」

リラックスしてフレデリクに背中を預けると、テオドールは改めて目の前の絶景を眺めた。
キラキラと輝く碧く透明な水面は、それこそ、いつまでも見ていられる。

「気に入ったか?」
「うんっ。大好きな場所になったよ。連れて来てくれて、ありがとう」

昼下がりの穏やかな森の中。
ゆったりと二人の時間が過ぎていく。

「何だか贅沢な時間の使い方だね」
「テオは最近忙しくしてただろ? たまにはこういう時間も作らないとな」

まだ謹慎中ではあるが、色んな人と会う機会も増えて、何だかんだと毎日慌ただしく活動するようになってきていた。

一緒にさぼろうって言ってくれたのは、僕を休ませるためだったんだろうな……。

いつだって深い優しさで全てを包み込んでくれるフレデリク。
その甘く柔らかい愛情にどっぷりと浸かってしまえば、二度と抜け出すことはできなくなる。

「僕はもうフレッドがいないと何もできないなぁ」
「本当に?」

テオドールは小さく笑いながら、のぞき込んでくるアクアマリンの瞳を見つめ返す。

「本当だよ。だから、ずっと傍にいてね」
「……俺は未来永劫、何があってもテオから離れない」
「フレッド……」

フレデリクの視線が、テオドールの唇に落ちてくる。
甘い口づけの合図に、そっと瞼を閉じると、すぐに唇が重なった。

「ぁん……ふぁっ……んん」
 
触れ合った瞬間から、全てを奪われるような激しいキスが始まり、テオドールは身動きする間もなく翻弄ほんろうされる。
唇を甘噛みされ、舌をすすられ、口腔内を味わい尽くされて。
溢れる唾液も、まるで喉の渇ききった砂漠の旅人のような貪欲さで、全てがフレデリクに舐めとられていった。

「はぁっ……んむぅっ……フ、フレッド……」

いやらしく濃厚な口づけに、頭がくらくらする。
唇の感触も舌の動きも、全てが気持ちよくて、下着の中でドクンドクンと淫らな欲が育っていく。

「んんぁ……キ、キス、きもちいいよぉ……っぁ」

半ば無意識に太腿を擦り合わせて、快感にうっとりしていると、フレデリクの手がズボンの上から膨らんだ股間を撫でてきた。

「ひゃぅっ! あ、ああ……そこ、だめだよっ」
「何で?」

フレデリクがすっとぼけながら、テオドールのものを布越しに揉んでくる。

「あぁんっ……し、下着、汚しちゃうからぁっ」
「それなら……汚れないように脱ごうな」

大きな手が、テオドールのズボンと下着をずり下げた。
ピンと勃ち上がった花芯が勢いよく飛び出して、騎士の視線にさらされる。
ぶるりと震えるそれは、先走りの蜜で先端がぬるついていた。

「キスでこんなに興奮して……もう濡れてるな……」

フレデリクはヒクつきながら愛蜜を垂れ流す鈴口を、親指の腹でぐにぐにと刺激する。

「ん、んんぅ~~」

敏感な亀頭をいじられて、テオドールはむずかるような声を出しながら身をよじった。

もっと強い快感がほしい――……

王子は濡れた花芯を、騎士のてのひらに押しつける。

「……フレッド、もっとさわって……っ」

すぐに大きな手は花芯を包み、感触を愉しみながら上下に動きはじめた。

「んぁっ……はぁんっ……ああぁ」

優しくしごかれ、テオドールが甘い声をあげる。
腰の奥から快感が猛烈に湧きあがり、性器をとろかせていく。

「あ、んぁ……きもちいいっ」

フレデリクの腕にすがりついて更なる快楽を求めたところで、扱いていた手が止まった。

「っあ、フレッドぉ……んんぅ、なんでとめるの……?」

テオドールは切なげに眉をよせると、ねだるようにフレデリクの首に頭をすりつける。

「俺、テオが自分で気持ちよくしてるところを見たいな」
「……じ、自分で……?」

それって、僕の手でってこと――?

恋人からの突然のリクエストに、テオドールは困惑する。

「僕……自分でしたこと、全然なくて……」

王子の予想外の言葉に、騎士はわずかに目を見開いた。

「これまではどうしてたんだ?」
「……その、そういう欲求を感じることがなかったというか……」

前世の記憶がよみがえる前は、不健康な生活で太りつづけ、体調は最悪だった。
その上、心の中はいつもぐちゃぐちゃで、精神的にも不安定で。
そのせいかは分からないが、自分の体は健全な性欲を感じたことがほぼなかった。
男子ならば誰もが経験するであろう自慰をした記憶はなく、勃起やしっかりとした射精も、この身に訪れることはなくて。
たまに精液のようなもので、下着をわずかに汚すぐらいのものだった。

「フレッドと触れ合うようになってからなんだ。気持ちいいことを知ったのは……」

もちろん、前世の自分にはそういう欲求や知識もあったが『テオドール』としては、フレデリクによって快感に目覚めたようなものだった。

「……テオは、全部俺が初めてなんだな」
「そ、そうだけど、そうやって言われると恥ずかしいよ……」

頬を染めてうつむくテオドールを、フレデリクは嬉しそうに抱きしめる。

「なら、今日は一緒に練習しよう」
「練習……?」

フレデリクはテオドールの右手をつかむと、上を向いて濡れそぼっている花芯に導いた。

「テオが自分で上手に気持ちよくなれるように」

それって、やっぱり僕の手でってことじゃんか――!

「僕……フレッドにしてもらいたい……」
「俺が何でもしてたら、心身が腐敗するんじゃないのか?」
「そっ、それとこれとは話がちがうもんっ」

ちょっとした揶揄やゆに慌てるテオドールに、フレデリクは小さく笑った。

「俺も一緒にするから。な?」
「う、うん……」

フレデリクはテオドールに花芯を握らせると、その上から己の右手を重ねた。

「こ、こすればいい……?」

テオドールは勃起した自身に恐る恐る触れる。
自分のものだというのに、熱く濡れた感触に気後れしてしまう。

「そうだな。まずはゆっくり上下に」

欲望に指を絡めると、重ねられた恋人の手に合わせて、テオドールは自らを慰めはじめた。

「あ、んぁっ……あっ」

淫幹を軽く扱くだけで、快感が腰の奥からせり上がってくる。

気持ちいい、けど――……

「ねぇ……ぼく、フレッドがいいよ……。フレッドにしてもらった方がきもちいいから……ぁっ」
「嬉しいけど、今回は自分の手で最後までしような」
「んんんぅ~~~~~」

要望が通らなくて、ぐずるテオドールの髪や頬に、何度も口づけてなだめるフレデリク。

「ほら。次はテオの好きなところを――」

騎士は、王子の左手指を裏筋に触れさせる。

「この裏側をいじるの、好きだろ?」
「ひっ、あ……あぁっん!」

いつもやってもらっているように、指の腹を押しつけるように擦ると、甘い刺激に腰がはねた。

「いじりながら擦って、もっと気持ちよくなろうな」
「うん、うんっ……」

右手で扱きながら左手で裏筋をいじると、強い快感に思考が溶けていく。

「フレッド……キスっ、キスもしたいよぉ」

フレデリクへ顔を向けて唇を突きだすと、深く貪るような口づけが返される。

「んっ、ふぁっ……」

激しく舌を絡めながら、夢中になって自身を扱きあげる。

「あっ……んぁっ……いっぱい、ぬるぬるがでてきて……っ」

ヒクつく鈴口からは、愛蜜が大量に溢れでて、テオドールの手を濡らしている。

「テオ……今度はここを刺激して」

フレデリクの指がカリ首のささやかなくびれを撫で擦る。
それに倣って手を動かすと、よくできましたとばかりに甘い口づけをおくられた。

「そのまま先端の方も触ろうか……敏感だから優しくな」

くびれを擦っていた指を亀頭にずらす。
愛蜜にまみれたそこを親指で摩擦すると、強すぎる刺激に背筋に痺れが走った。

「やぁっ……んんんぅ」
「優しくって言っただろう?」
「はやく、きもちよくなりたくて……」
「敏感な分、包み込むように触るだけで、充分気持ちよくなれるから」

大きな手が花芯の先を包み、指先が鈴口をくすぐる。

「あ、ああ、きもちいいっ……さきっぽ、きもちいいよ」
「テオもやってみような」

快感にとろけながら頷くと、テオドールはフレデリクと同じように亀頭をいじる。

「ん、はぅっ……ぁぁ」
「上手だ」
「んあぁっ……フレッドぉ……ふふっ」

優しく頬擦りされて、テオドールは心地よさそうに笑った。

「あとは、最後まで快感を追って気持ちよくなろう。俺も手伝うから」

騎士はいやらしく身をよじる王子を背後から強く抱きしめて、愛蜜が垂れる陰嚢を揉む。

「あん……はぁっ……んぅ」

ああ……フレッドに見られながらするの、きもちいいっ!

テオドールは夢中になって淫幹を扱きながら、亀頭を撫で擦る。
一緒に裏筋を小刻みに刺激すると、甘い衝撃に尻が震えた。

「テオは何でもすぐに上達するな……」

静かな森の中。
美しい池のほとりで、騎士に抱かれた王子が、一心不乱に自慰にふけっている。
エメラルドの瞳は快楽で潤み、湿った桃色の唇からは唾液がこぼれ落ちていて。
扱き上げられ興奮しきった花芯からは愛蜜がとめどなく溢れ、白魚のような手をぬめらせている。
しどけなく開かれた、内側から輝くような白い太腿を撫でながら、騎士は淫欲にまみれたアクアマリンの瞳で、王子の痴態を舐めるように見つめていた。

「フレッド……ぁっ……ぼく、じぶんの手で、ちゃんときもちよくなってるよ……んぁっ」
「そうだな……初めてなのに、こんなにいやらしく興奮して……」

フレデリクはテオドールの耳を甘噛みしながら、濡れそぼる鈴口を指先で愛撫する。

「んんっ……だって、フレッドに見られてるだけで……きもちよくなっちゃうっ……あんっ」

テオドールは甘い声をもらして、腰を震わせる。
花芯を扱く手はどんどん速くなり、流れる愛蜜は陰嚢から会陰を濡らし、ヒクつく後孔に染み込んでいた。

「あ、ああっ……いっぱいごしごしするの……いいっ……はぁぅっ」

快感が腰の奥で膨らんで、解放に向けて性器が熱くたぎっていく。

「……もう出そうか?」
「うんっ……もうっ、もうちょっとで……でちゃう……っっ」

細い指で花芯を擦りながら、テオドールの体は絶頂へと駆け上がっていく。
淫欲の涙で濡れたエメラルドの目を艶っぽく細め、騎士の逞しい胸に体をすりつけて、大胆に自らを慰めつづける。
快楽にとろけた顔に、愛蜜でぐしょぐしょに濡れた股間に。
全てをさらけ出して、王子は騎士に抱きしめられながら淫らに喘ぐ。

「フレッド……ぜんぶみてっ……っ」

愛蜜を淫幹になすりつけながら、激しく扱く。

「派手に見せつけて……淫らな王子様だな」

性器に絡みつくフレデリクの視線に、頭が真っ白になるほどの快感が押しよせる。

「ああっ……でる……でちゃう……んんぅ……みて、でるとこみててぇ……!」

陰嚢がぎゅっと収縮し、花芯の中を熱い白濁がせり上がってくる。

「あああっ! フレッドぉ……あ、んんんんんっ!!」

愛する人の名を呼びながら、テオドールは花芯の先から白濁を勢いよく放った。
断続的に放物線を描くそれは、目の前の草の上にふりかかる。

「はぁっ……はぁっ……フレッド……さいごまでできたよ……」
「ああ。上手だった。たくさん出せたな。自分でするのはどうだった?」
「……んぅ……気持ちよかったけど……ぼく、フレッドにしてもらう方がいい……」

テオドールは、フレデリクの首もとに頬擦りしながら小さく言う。

「こんなに出したのに?」

フレデリクは草の上に散っている白濁に視線を向けた。

「そ、れは……フレッドがいっぱい見てくるから……」
「俺が全部見てるから、いっぱい興奮した?」

テオドールはまろい頬を紅く染めて、そっと頷く。

「……テオは俺がいないと気持ちよくなれないんだな」

騎士は、胸の中にいる淫らで可憐な王子を強く抱きしめた。

「かわいい……俺の王子様は一途でいじらしいな」

嬉しそうに呟くと、フレデリクは桃色の唇を何度も啄む。
欲望を放ったばかりの花芯もあやすように愛撫され、テオドールは太腿を震わせながら夢中になって舌を絡ませた。

「あ、ふぁっ……フレッド……フレッド……」

テオドールの下肢を、大きな手が這う。
唇に吸いつかれながら陰嚢を揉まれ、腰の奥に切なさが広がっていく。
一度射精したというのに、すっきりしているどころか、フレデリクを求める淫欲が瞬く間に膨らんでいく。

うう……お尻がうずうずする……っ。

「……ぼくっ……我慢できないっ」

テオドールはそう言って、逞しい胸の中から身を乗り出した。
敷布の隅に手をついて四つん這いになると、白い尻をフレデリクに向ける。

「フレッド……お尻の中さみしいっ……おねがい……フレッドの大きいの欲しいよ……っ」

王子はまろやかな尻を突き出して、騎士の欲望をねだる。
一つのシミもない白い尻たぶは、太陽の下で惜しげもなく輝いている。
フレデリクの目下でふるふると震え、淫らな愛撫を今か今かと待ち望んでいた。

「うぅ……むずむずするよぉ……」

王子は上体を低くして、火照った尻を強く差し出す。
掲げられた尻は谷間の奥まできれいに露わになった。
うっすらと浮かび上がる、湿った谷底の筋。
その只中にある後孔は垂れた愛蜜と精液でぬめり、ヒクヒクと粘膜と皺を収縮させている。
柔らかな会陰はうっすらと紅色に染まり、陰嚢や花芯と共に、いやらしく脈動していた。


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