婚姻適齢限界(過ぎたら無理矢理って…嫌に決まってる)

アキノナツ

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 自慰しか知らない。
 私は何も知らない。知ろうとしなかった。知るのが怖かった。

「はぁあああん、あぁぁあん…うぅぅうん…いやぁ、せいじ、さん、あぁああ、あぅうん…」

 せいさんの雄の昂ぶりは分かっていた。彼が当たらないように腰を引いていたのは分かっていた。でも、今は彼は意識しているのか無意識なのか私に擦り付けるように当ててきている。布越しだけど、突き上げるように擦りつけてきてる。

 熱い。
 これが…私に…入るの?
 硬い…大きい…。

 熱に浮かされるように与えられる快感に揺れながら力の入らなくなってる手を大きな彼に添えるように絡めるのが精一杯だった。

 脳裏には、自慰のやり方を教えて貰った時に見せて貰った兄たちの雄槍が思い出されていた。
 αのは自分とは違うと思い知った気がする雄々しさだった。
 根元にあったアレが膨らむ時は特別な時と言ってた…。

 特別…静さんのが入ったら、膨らむ?
 私のこの貧相な身体で起きてくれるだろうか…。そもそもコレ入る?!

 恐怖がフツフツと湧いてくる。膨らむ?!

 こわい…こわい…

「ハァ、はぁぁん、静司せいじ、さぁん、分からない。ごめんなさい。分からないからぁああん、うはぁん、んん、こわぃい、んはぁッ、せいじぃさぁぁあん…」

 後孔をキュンキュン締めながら、腰を揺らして、頭を振って、どうしていいか分からなくて、静さんの布を握り、訴え、泣いていた。

 助けて欲しい。
 静さんが来てくれない間、それまで避けてというか頭に入れずに流してたのをさらってみたが、全然頭に入ってない。

 私の雄芯は痛い程に屹立して、涎を流してる。
 私の目尻からも口の端からも液体を流してぐちゃぐちゃだ。静さんの指も粘液でベタベタだと思う。ぐちゅぐっちゅと音がしてる。

 恥ずかしいが掻き消される程の恐怖心が襲って来る。

 恐怖をどうにかしたくて、何かを考えようとしていた。思考すれば恐怖心は隅に追いやれるのではないだろうか…。

 そもそも…そう、そもそもですよ。接吻は嬉しいかったのですが、私の陰茎をお口でおしゃぶりする必要って、ありますかね?

 孔を指で広げたらアレを入れて、私の孔で竿を擦って、子種を入れたら終わりじゃないのですか?!

 番うのでしたら、射精してる時に頸を噛めばいいんでしょ?!

 ん?
 違う?
 違う…。えーと、互いのフェロモンが…フェロモンの同調ってどうしたらいいの?!

 次第に思考もおかしくなっていく。快感と思考が混ざって頭がぐちゃぐちゃだ。混乱が気持ちも何もかもが掻き回す。呼吸が変だ…。

「あぁぁあん、はぁぁあ…ッ、あぐぅん…ゔぐッ…」

 恐慌状態が思考をおかしくしていく。頭を振ってもどうにもならない。

 静さんが乳首を吸ってる…。噛まれて…変だッ、気持ちいいのって変だよぉ~。反対の胸を揉んでるし、乳首を触られて摘んだりしてて……ッ。ここが気持ちいいって変だ。変だ…ッ。

「なんでッ、あぁぁああ、ソコぉ~、触ったりぃ、する必要……あるぅん、ですかぁぁあ?」

 ちゅぽッと吸い付いてる口が音を立てて離れた。

「必要って…」

 困惑させてしまった。静さんは、荒い息をなんとか抑えてるけど、目がギラギラしてる。ちょっとこわい…。

「だって、こんなの、知らない。違う…。ごめんなさい。知らないのぉん、あはぁん…」

 突っ込まれてる指が動いて、刺激に悶えてしまう。

 泣けてきて、手や腕で溢れてくる涙を拭いながら、喘ぎ、謝った。情けない。もう、分かんないよぉ~。

「何を知らないんだ?」
 静さんの唸るような声がする。こわい…。

 指が抜かれてグイッと対面に抱かれた。脚が開いたままだったから、彼を跨ぐように大きく股を開いたままで抱き寄せられるから、お股の陰茎同士が触れ合ってしまう。布を挟んでだけど、硬い彼に擦れてビクビクと全身で反応してしまう。

 彼の大きな手が背中を包むように抱いてくれる。温かい…。申し訳なくて情けなくて…。泣けてくる。ボロボロと泣いていた。
 彼の胸に手をついて疼きをやり過ごす。

「さ、作法とか閨の事…学んでこなかったというか…避けてて…」

 背中を摩ってくれて、少し落ち着いてきたので、なんとか答える。喘ぐような熱は全然治らない。

「気持ちよくなかったか?」
 苛立ちのようなのを感じる。心がしょぼくれてくる。彼の胸に額をトンとついた。

「気持ち良かったけど…。コ、コレを…入れたら、同調が起きるのかなと…。指で広げたら入れるんでしょ?」

 脚が大きく開いて少し辛いので、膝を寄せて立てる。股が大きく開いた状態。これも恥ずかしいけど、私で静さんからは見えない。下を向いてるから静さんの浴衣の布を押し上げてる膨らみも見える。

 コレと言いながら触っていた。

「ウグゥッ! さ、触るのは、ちょっと……待って欲しい…ッ」
 上から降ってくる苦しげな声にサッと触れていた指を離す。
 苦しそう…。ごめんなさい。さっきからずっと荒い息をしてる。

「静司さんと繋がれのは嬉しいんだよ。でも、今まで、その…終わるまで我慢してればいいって考えだったから…生殖行為について考えないようにしてた…そのツケが回ってきたんだね…。ごめんなさい…」

 私も熱に浮かされるような呼吸が変だ。身体も疼いて…。彼に抱きつきたい…。
 ずっと、人形みたいに無になってされるがままでいいや…と思ってたから…。ちゃんと学んで来なかった事を悔やまれる。

「生殖行為…」
 静さんが呟いてる…。

 布越しの屹立はヒックンヒックンと揺れていて…じっと見てしまう。……触りたい。触っちゃ駄目です。

「あっ、性行為に考え直さないと…そうか、乳首も胸を揉むのも、そういう行為の一環ですね…。『まぐわい』でしたか。あれもよく分からなくて、兄たちに相談したんですよね…」

 手がワキワキしそうになる中、私の陰茎も勃ってて、揺れてる。同じ視界で揺れるそれらを見てると、頭が茹ってきそうで、言葉を繋いでいた。心臓が騒がしく波打ってる。呼吸も荒くて…。

「相談…」
 また呟いてる。静さんの呼吸も荒い。くっついてる頭に静さんの胸の動きと心音が伝わってくる。私と同じ…。

 私の発した言葉の中から単語を返してくる。ソコが気になるんだろうか。

「はい、相談しました」

柾治まさはるさんたちは、なんと…?」
 おお兄さまの名前に気持ちが落ち着いてきた。

「静司さんにお任せするようにって…。ああ、お任せするんでした…。忘れてた…」

 怖くなってて忘れてた。
 そうだ、静さんにお任せして寄り添えば良いって思ってたんだった…。

 気分が晴れて、顔を上げて静さんを見た。

 苦しげな息を何度も飲み込んでる静さんと目が合いました。ギラギラのお目目ですけど、黒い私の好きな目です。

 静さんが好きなんです。番になりたいって思ってるんです。怖いけど、頑張るんです。

「では、任せて「怖いのは変わらないので、コレ、触らせて下さい。それから、広げて貰ったので、私が入れてみて良いですか?」

 彼を見上げながら、指先でチョンと布の上から先っぽを触ってお願いしてみた。言葉を遮ったような気がしますが……ま、いいか。

 怖いものは認識する事で恐怖心は薄れるものなのです。

「あぐぅゔんッ! 嗚呼、あなたはどこまでも……ッ!」

 静さんは、ぐいんッと上を向いてしまった。私に回してる腕が同時に締まった。抱き寄せられてしまいました。彼の胸にキュッと押しつけられて、なんだか嬉しい。
 顎と立派な喉仏が見えます。

 返事がありませんが、了解でいいのでしょうか。私は我慢ができない疼きが湧いてきていて、後孔が疼いてます。

 さっきまで静さんの指が埋まっていたのです。寂しくなってしまいます。

 視線を下に戻して、布越しに形をなぞってみます。静さんが呻いてます。低い唸り声が続いてますが、私の好奇心は目の前に釘付けです。

 布を退けて、そぉっと見ました。

 立派な逸物でした。







==================


あはは( ̄▽ ̄;)

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