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後話》雪月花:雪 ※
しおりを挟むイチャイチャしてます。
『雪月花』で3作。まずは、『雪』。
よろしくお願いします。
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「藍さん、雪だよぉ~」
玄関入るなり情けない声で助けを求めた。
「お疲れぇ~」
ニコニコとタオルを持って藍さんがゆったりした山吹色の大きめのタートルネックのセーターに黒のスパッツ姿で現れた。
魅惑の太ももが隠れてる。長いな、そのセーター。でも、そに丈はグッときます。チラリがいい…。
もこもこピンクのうさぎスリッパが可愛い。
「これで叩きながら拭くといいよ」
ほっそりした首が剥き出しで、礼を言いながら受け取りつつ目が離せない。
「ん? さっきお風呂入ったところなの。髪、濡れてる?」
髪を掻き上げ頸が露わに……。生唾が…。
目の毒ッ!
顔面に思いっきりタオルを押し付けた。
鼻血出る!
「青くん?」
「らいじょうぶれす」
手が触れられる。頭に積もった雪を落としてくれてるようだ。
「手が濡れる」
慌てて手を掴むとタオルで拭く。
玄関先で幸せ気分で藍さんに触る。
「青くんの手、冷たい。お風呂入っておいでよ」
パタパタと手際よく奪ったタオルで俺を拭くと、風呂場へ押しやられた。
荷物も奪われて、脱衣場にぽつねん…。
仕方ないので風呂に入る。
浴室もいい感じに暖かい。
本当にさっきまで入ってたんだ……。
ぼんやり、本当にぼんやり、藍さんがここで身体洗ってて…なんて考えてまして、するとね、前に熱がね、血が集まってくるって言いますか……兎に角、むっくりとオッキしてきたんですわぁぁぁ。
ヤッバッ!
俺って……治ってくれぇぇぇ……
泣きそう。。。
「青くん? 大丈夫?」
何にも知らない藍さんがノコノコ来ちゃうし!
俺は、シャワーで誤魔化しながら、シコってました。
「だ、大丈夫ぅ」
語尾が上擦っちゃったヨォォォ…。もうダメだ。
「分かったぁ~」
出て行った? 誤魔化せたようだ!
あと少し……フィニッシュッ………!
「あら、イっちゃった?」
藍さんの声がドア越しじゃなくて、中でしてます。
壁に射精したものがゆっくり垂れていってます。萎れていく竿に手をかけ、間抜けな顔で声の方を見る。
「オレにかけてくれていいのに」
綺麗な裸体の藍さんがふわふわと入ってきた。
え……と……。
ピトッと俺の背中にくっつく。スルリと脇腹を撫でながら前に手が回る。
俺の手に手を重ね、扱き出した。
「うふふ…まだいけるね。若いなぁ~」
楽しそうな声が耳を擽ぐる。
腰砕になりながら、勃ててる俺って!
シャワーの中で溺れそうになりながら、荒い息を吐いていた。
「挿れたい?」
含み笑いの藍さん。
今日の藍さんは小悪魔さんです。
「オレの中で、イって欲しい…な?」
ふわっと語尾が抜けていくと同時にすいッと前を撫でて手が離れていく。
振り返ると艶やかな微笑みの藍さん。
半開きで誘う唇に吸い付いた。
◇◇◇◇◇◇◇
青くんの可愛い反応見てたら、ムラムラしちゃった。
自己嫌悪になりつつ、お風呂場に押し込んだ。
キスしたくなっちゃうじゃない!
湯船で暖まってくるのかと思ったら、シャワーが出っ放し。
どうしたんだろうと思ったら、ナニしてるしぃ!
もぉ~、オレだけじゃなかったんだ。
そうと分かれば、突撃しかないわよね!
ドギマギしちゃって、可愛いくってイタズラし放題してたら、エロいキスにノックアウトされそう。。。
ダメ!
今日は、オレが青くんをアンアン言わせるんだから!
「続きはベッドで?」
唇が離れた隙に言葉を紡ぐ。
誘ったら、舌をべろりと舐められ、じゅっと吸われて、ちゅぽっと離れた。腰砕け……。
キュッとシャワーが止まった。
「行こうか」
主導権が青くんに渡っちゃった。
ベッドで転がされたけど、気持ちを立て直したオレが上に跨がる。
オレがイかせてあげるんだからッ。
「お疲れの青くんはそのままで。オレが、して、あ、げ、るッ」
楽しいッ!
ローションのボトルを逆さにして手に垂らす。
手で伸ばし彼と自分の竿に塗りたくり、身体でヌコヌコする合わせる。
ヌチヌチと後ろ手で孔に指を出し入れしながら解し、片手で彼とオレのを握る。オナニーを見て貰えてるみたいで悶え昂まる。
二人ともガチガチ。
あぁん、スゴイ。ゴム…なくていいよね……。
身体を立てて、見せつけるようにオレの竿を根元から先に向かって指を絡めながらぬるりと滑らせる。カリに引っかかってぷるりと揺れた。
青くんの視線が釘付け。
彼の竿を掴むと孔に当てる。
下の口でクチュ、クチュッとキスさせて、少しずつ腰を落としていく。
少し沈めては、引き上げる。
クチュッと音がする。完全には出さないようにしてギリギリのところで再び中に迎えていく。
徐々に中に侵ってくる感覚に悶えそうになりながらも、青くんから視線を離さない。
青くんが、切なく吐息を吐いてる。
「青くん、声が、聞きたい…。気持ち、いぃん? はぁぁん…」
中の壁を青くんのカリが抉ってくる。
オレの感じるところに当たる。
出来るだけ当たらないように避けて動く。
全部収めて、青くんのお腹に手をついて、馴染むまでひと休み。イジイジと青くんの乳首をローション塗れの指で捏ねる。
「動いていい?」
遠慮がちに訊いてくる青くん。可愛い!
「だめぇんッ」
今日は、オレがする!
オレのテクで青くんを喘がせちゃうよぉ~。
大きく脚を開いて、後ろに手をついて、腰を引き上げる。
ほらほらぁぁ~、イっちゃいなさぁ~い。
結合してるアレがバッチリ青くんに見えてるはず。
ヌチヌチと音を立てて孔を青くんのモノが出挿りしてる。
視線と感覚にゾクゾクと快感が背を駆け上がっていく。
青くんの吐息が熱い。感じてくれてる!
オレも見られる快感に痺れる。
「はぁぁん……あおくん、気持ち、いい、ねぇ…」
「そう、で……あぐゔぅ、あふぅ…あ、あぅ、締まるぅ…」
気分が爆上がり。
激しく腰を振る。
オレの竿がぺとぺちと下腹を打つ。
クッと青くんが腰をほんの少し動かした。
腰が動いちゃってッなんて余裕で思ってたら、当ててきた。クンッとキタ!
動きがちょっと止まったところをクンクンと動き出して。
「あ、当たってるッん。ヤバ……で、でりゅうゥゥ、うぅぅン…は、あ、ヤバ…ぃぃ…」
青くんに持っていかれる。。。
オレ自身、激しく動いちゃう腰が止まんない!
パンパンと青くんにお尻をぶつけなから、オレ、アンアン啼いていた。
あー、潮を吹いちゃってる。
あん、周りに飛ばしちゃう。
キュッと青くんに揺れる竿を掴まれる。それさえも感じて、派手に潮を吹いた。オレのお腹と青くんのお腹にかかって濡らす。
きゅうぅぅぅと孔が締まるのを感じてた。
奥まで青くんを招き入れて、射精を促す。
腰をグラインドさせ、亀頭をカリも竿もぬっとりとオレの雄マンコでヨシヨシしてあげる。
ナカでピクピクしてる。可愛い…。
ナカが熱い……。青くんの出てる…。
オレのからも白いモノが漏れるように押し出されていた。
「オレがするんだよ!」
語気強くオレ。
まだオレの中で元気な青くん。
ちょいとイっちゃってたオレが、気を戻しての第一声。
思わず語気荒く言っちゃった。
「あ、ごめん…」
オレは、後ろに手をついたままの格好。シュンと視線を下に落とした。
キツく言っちゃった…。
嫌われるかなぁ。
「藍さん、かっこいい」
明るい声に視線を上げると、青くんが、目をキラキラさせてる。
ほへ?
「藍さん、その男前なのもいい。かっこ可愛い」
青くんが起き上がって、抱きついてくる。
キス、キス、キス…。
もうこれでもかって程にキスの嵐。
幸せ…。
オレとっても幸せです。
「俺の声が枯れるまで喘がせて」
ニッコリいい笑顔で言われても…。頑張っちゃうけどねッ。
「覚悟しろよぉ~」
気を良くして、のりのりで腰をクネらせ、青くんの上で踊る。
……途中までは良かったんだけど……やっぱり青くんの方が一枚上手。
青くんに主導権が移って、オレは起き上がった青くんにしがみついて喘ぎまくってます。
悔しいッ。
応援ありがとうございます!
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