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怖じる(応じる)1
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「で、あの男は何なんですか?」
にっこり、と微笑むフェデル。
顔は笑っているが、声は笑っていない。
さて、どうしようかね。
「あれは勇者の内の一人だな」
「そんなことは言われなくても分かります」
「そしてこことは、違う世界からやってきた奴だ」
「いえ、そういう事を聞きたいのではなくてですね……」
「後、彼氏だ」
ガシャン。
大きな音に少しばかり驚き、目を向けると、持っていたカップを落としたらしい、フェデルの姿が見えた。
落とした姿勢のまま、固まっている。
「おい、落としたぞ」
此方の声で我に返ったのか、慌てて、動き出す。
いや、流石に、食器を割るとは思わなんだ。その点に関しては、配慮不足だったと、反省しても良いかもしれない。まあ、別に皿が割れようが、フェデルの仕事が増えようが、私の不利益にはならないのだが。予想できなかったのは、少しショックだ。
「ええと、彼氏、と言うのは、その……、主様の、と言う意味ですか?」
暫くの間、黙々と破片を片付けていたが、どうしても気になったのか、恐る恐る話しかけて来る。
「いや?」
否定すると、またもや固まる。然し先程より、衝撃は少なかったらしく、ホッと安堵の表情を浮かべながら、作業を再開した。
しかし、何か言いたいことでもあったのか、動きを止め、此方を向いた。
「……え?では、彼は誰の彼氏なんですか」
「さあ?」
「……ん?え?彼氏ってどういう意味なんです?」
「特に意味はない。言ったらどんな反応をするのか、と思っただけだ」
「は、はあ……」
文句でも言おうとしたのか、口を開きかけたが、結局、何も言わず、大きくため息を吐いた。
……いや、まさかそこまで動揺するとは、こちらも思ってなくてだな。正直、私も引いてる。
「まあ、真面目な話をすると……。……真面目な話をすると……?」
……なんだ?なんと表現すればいい?
友達……?ではないだろうし、知り合い?クラスメイト?
うーん、間違ってはいないが、それでは納得してもらえなさそうだ。
「どうしたんですか?」
急に壊れたカセットテープのように、同じ言葉を繰り返す私に、困惑したであろうフェデルは、眉をひそめている。
……仕方ない。素直に言うか。
「いや、簡潔に関係性を表せる言葉が、見つからなかった」
「……なるほど」
スッと、テーブルに、珈琲が差し出される。先ほどまで、片づけをしていたというのに、流石仕事が早い。
取り敢えず、珈琲でも飲んでおく。まあ、飲んだところで、何か上手いことが、浮かぶ訳でもないのだが。
「では何の話をしてたんですか?」
「何……、」
いや、何の話と言われてもな……。
あの内容すべてを話すとなると、相当な時間がかかるし、なにより、面倒くさい。しかも、長い時間を割いて説明しても、理解してもらえない可能性がある。
……いや、嫌われたくないからと言って、真実を包み隠さず話す必要はないか。結局の所、納得してもらえれば良いのである。
「珈琲の話とか、職業の話とか、ま、なんか雑談だな」
「雑談……?ここに来る前から、仲の良い方だったんですか?」
いやいや、仲が良かったら、図書館なんぞでウロウロせずに、真っ先に話に行くわ。
「いや、さっき知り合った」
「さっき??」
何故そんな驚からねねば、ならんのか。
別にさっき知り合って、たまたま気が合い、長話に発展することもあるだろうに。
「……何の狙いがあって、彼と接触したんですか?まさか何の狙いもなかった、なんてことはないでしょう?」
何故こいつは、こんなにも必死なんだ。何か私が悪いことを、しているとでも言いたいのか?
何の狙いもない!と言いきったら、どんな反応をするだろう。いや、言わんけれど。
「狙いと言うか、あいつの名前はヤツカなんだよな」
「……ヤツカってあのメイドが探してた」
「多分な」
ぱああっとフェデルの顔が明るくなる。何だ?
「なんだかんだ言いながら、約束は守るんですね!」
「まあな」
ズズズ、と珈琲を啜る。美味いな……。
これで美少女だったら最高なのだが。いや、年上でも全然かまわんぞ?
「でもそれなら、さっさと彼女に報告してしまえば良かったのでは?」
納得しかけていたフェデルだったが、漸く可笑しな事に、気が付いたらしい。何も聞かれなかったら、そのまま誤魔化すつもりったが、聞かれてしまっては仕方ない。
「いや、話してみたら、約束守る気が失せたんだわ」
「え?何でですか」
「同情したからだな」
フェデルは首を捻る。
「なんだ?」
「いや、なんか意外だったんですよ。主様なら、真っ先にそのヤツカとかいう方を、差し出すと思っていたので」
……あのチャラ男のままだったら、普通に差し出してたわな。
奴のプライバシーを守るために、そこまでは言うつもりはないが。
「普通に考えて、幼女メイドと同級生勇者だったら、後者の味方をした方が得なんだが?」
「まあ、そうですけど……」
まだ何か引っ掛かることがあるらしい。何がそんなに、納得できないのやら……。
……あ、もしかして、勘違いされてないか?これ。
私が約束を守るために、意気揚々とヤツカを探してたと思われているのでは。
「言っておくが、ヤツカを見つけたのは偶々だからな。それっぽいのがいたから、話しかけただけだ」
「……そうなんですか?」
予想通り、勘違いをしていたらしい。
フェデルは、僅かに目を見開いていた。
「でも確信がない中、話しかけたって事ですよね?」
「まあ、そうだな」
「約束を守る気はないって言っておきながら、やっぱり必死だったんじゃないんですか?」
む。
真実ではないとはいえ、その言い方は、少々癇に障るな。
例えるなら、そう、好きな子がいる男子を揶揄う野次馬女子かのような……。
気に食わんな。
「幾ら、約束を守る気がないとは言え、それを前面に出すのは、馬鹿のすることだろう?」
「ん、ん、ん、まあ。確かに本人にバレても嫌ですし、探す演技位はするかもですが……」
「そういう考えがあるなら、話が早い。要は私は、これだけ頑張りましたよ、と言う言い訳が欲しいんだ」
「は、はあ……」
イマイチ理解出来てないらしい。
まあ、執事には難しい考え方なのかもしれん。これが、ニュース何かを見てる現代人だと、分かって貰えた気がする。
「しかし言い訳だけでは……、彼女が納得しなければ、意味がないのでは?」
「いや、そうでもない。仮に彼女が怒って周りに助けを求めたとしよう。その際に、此方の行動が理にかなっていた場合、周りは彼女に協力するのではなく、彼女をを止めようとするだろう。なんなら、彼女がこちらに危害を加えてきた場合、此方が真実を話すことによって、周りを味方につける事が出来る。正当性は大切だ、と言う事だな」
むむむ、と唸るフェデル。
考え中か?頑張れ頑張れ。
等と、適当なエールを送りながら、珈琲を頂いた。
「それなら、周りに認められる程度に頑張ればよかったのでは?私は、本人かどうかも分からないのに話しかける必要はなかったと思います」
……いや、。うん。
私の行動原理の話をしているのだから、最低限、私の立場になって物事を考えていただきたい。少なくとも、『私は~思います』と言うのは宜しくない。そうか、此方はそうは思わなかった、で済む話だからな……。
自分でも何とも言えない顔に、なっていそうな自覚はありながらも、私は優しいので、ちゃんと向き合ってやる事にする。
「いや、周りを納得させることも重要なのだが、それ以上に、自分を納得させる、という目的もあった訳だ」
「どういうことです?」
「……言っている内容が同じだと仮定しよう。その場合、自分が正しくない、と思ってる奴よりも、自分が正しい、と思ってる奴の言ってることの方が、説得力があるだろう?」
「それは、まあ、そうですが、そこは嘘を吐けば、解決する問題なのでは?」
ふむ。
言いたいことは、分からんでもない。私が嘘をつくのが苦手だったら、簡単に反論できていたのだが、そうでもないからな……。
フェデルも、それを分かった上で、言っているのだろう。
「これは私の自論……と言うか感情的な話になるが、嘘を吐くコンディションを整えてる、って言えば伝わるか?ちょっと手間をかけた方が、その分、気持ちが入るだろ?」
「いえ、そんな、同意求められても困りますよ……。私、そんなに嘘吐きませんし」
本当に困ったような顔をしている。
……本当か?農民なら兎も角、執事なんて、嘘を吐かざるを得ない事、少なくないんじゃないか……?知らんけど。
「分からんなら、まあ、そういう物だと思ってくれ」
「……分かりました」
説得できるように、話を考えたのに、結局投げ出す。と言う……。仕方ないことではあるのだが、何とも言えない結果だな。結論から見ると、初めからごり押ししても変わらなかった、と。
暇だから、構わんが。
「あ、そうだ。明日から、今日いなくなった時間くらいから、ヤツカと話すから」
「図書館でですか?」
「そうだな」
「かしこまりました」
やけにあっさり、許可してくれたな……?
…………まさかついて来るつもりではないよな?
「ついて来るなよ」
「何故ですか!!!」
何故?いや、寧ろ何故ついて来るんだ、とこちらが聞きたい。
二人で話すってのに、相手目線、知らん奴が出てきて、しかも話すでもなくそこにいる。って気まずい以外の何物でもないだろ。そもそもお前が居たら、この国のぶっちゃけ話とか出来なくなるじゃないか。
何とかついて来るのだけは阻止したい。
にっこり、と微笑むフェデル。
顔は笑っているが、声は笑っていない。
さて、どうしようかね。
「あれは勇者の内の一人だな」
「そんなことは言われなくても分かります」
「そしてこことは、違う世界からやってきた奴だ」
「いえ、そういう事を聞きたいのではなくてですね……」
「後、彼氏だ」
ガシャン。
大きな音に少しばかり驚き、目を向けると、持っていたカップを落としたらしい、フェデルの姿が見えた。
落とした姿勢のまま、固まっている。
「おい、落としたぞ」
此方の声で我に返ったのか、慌てて、動き出す。
いや、流石に、食器を割るとは思わなんだ。その点に関しては、配慮不足だったと、反省しても良いかもしれない。まあ、別に皿が割れようが、フェデルの仕事が増えようが、私の不利益にはならないのだが。予想できなかったのは、少しショックだ。
「ええと、彼氏、と言うのは、その……、主様の、と言う意味ですか?」
暫くの間、黙々と破片を片付けていたが、どうしても気になったのか、恐る恐る話しかけて来る。
「いや?」
否定すると、またもや固まる。然し先程より、衝撃は少なかったらしく、ホッと安堵の表情を浮かべながら、作業を再開した。
しかし、何か言いたいことでもあったのか、動きを止め、此方を向いた。
「……え?では、彼は誰の彼氏なんですか」
「さあ?」
「……ん?え?彼氏ってどういう意味なんです?」
「特に意味はない。言ったらどんな反応をするのか、と思っただけだ」
「は、はあ……」
文句でも言おうとしたのか、口を開きかけたが、結局、何も言わず、大きくため息を吐いた。
……いや、まさかそこまで動揺するとは、こちらも思ってなくてだな。正直、私も引いてる。
「まあ、真面目な話をすると……。……真面目な話をすると……?」
……なんだ?なんと表現すればいい?
友達……?ではないだろうし、知り合い?クラスメイト?
うーん、間違ってはいないが、それでは納得してもらえなさそうだ。
「どうしたんですか?」
急に壊れたカセットテープのように、同じ言葉を繰り返す私に、困惑したであろうフェデルは、眉をひそめている。
……仕方ない。素直に言うか。
「いや、簡潔に関係性を表せる言葉が、見つからなかった」
「……なるほど」
スッと、テーブルに、珈琲が差し出される。先ほどまで、片づけをしていたというのに、流石仕事が早い。
取り敢えず、珈琲でも飲んでおく。まあ、飲んだところで、何か上手いことが、浮かぶ訳でもないのだが。
「では何の話をしてたんですか?」
「何……、」
いや、何の話と言われてもな……。
あの内容すべてを話すとなると、相当な時間がかかるし、なにより、面倒くさい。しかも、長い時間を割いて説明しても、理解してもらえない可能性がある。
……いや、嫌われたくないからと言って、真実を包み隠さず話す必要はないか。結局の所、納得してもらえれば良いのである。
「珈琲の話とか、職業の話とか、ま、なんか雑談だな」
「雑談……?ここに来る前から、仲の良い方だったんですか?」
いやいや、仲が良かったら、図書館なんぞでウロウロせずに、真っ先に話に行くわ。
「いや、さっき知り合った」
「さっき??」
何故そんな驚からねねば、ならんのか。
別にさっき知り合って、たまたま気が合い、長話に発展することもあるだろうに。
「……何の狙いがあって、彼と接触したんですか?まさか何の狙いもなかった、なんてことはないでしょう?」
何故こいつは、こんなにも必死なんだ。何か私が悪いことを、しているとでも言いたいのか?
何の狙いもない!と言いきったら、どんな反応をするだろう。いや、言わんけれど。
「狙いと言うか、あいつの名前はヤツカなんだよな」
「……ヤツカってあのメイドが探してた」
「多分な」
ぱああっとフェデルの顔が明るくなる。何だ?
「なんだかんだ言いながら、約束は守るんですね!」
「まあな」
ズズズ、と珈琲を啜る。美味いな……。
これで美少女だったら最高なのだが。いや、年上でも全然かまわんぞ?
「でもそれなら、さっさと彼女に報告してしまえば良かったのでは?」
納得しかけていたフェデルだったが、漸く可笑しな事に、気が付いたらしい。何も聞かれなかったら、そのまま誤魔化すつもりったが、聞かれてしまっては仕方ない。
「いや、話してみたら、約束守る気が失せたんだわ」
「え?何でですか」
「同情したからだな」
フェデルは首を捻る。
「なんだ?」
「いや、なんか意外だったんですよ。主様なら、真っ先にそのヤツカとかいう方を、差し出すと思っていたので」
……あのチャラ男のままだったら、普通に差し出してたわな。
奴のプライバシーを守るために、そこまでは言うつもりはないが。
「普通に考えて、幼女メイドと同級生勇者だったら、後者の味方をした方が得なんだが?」
「まあ、そうですけど……」
まだ何か引っ掛かることがあるらしい。何がそんなに、納得できないのやら……。
……あ、もしかして、勘違いされてないか?これ。
私が約束を守るために、意気揚々とヤツカを探してたと思われているのでは。
「言っておくが、ヤツカを見つけたのは偶々だからな。それっぽいのがいたから、話しかけただけだ」
「……そうなんですか?」
予想通り、勘違いをしていたらしい。
フェデルは、僅かに目を見開いていた。
「でも確信がない中、話しかけたって事ですよね?」
「まあ、そうだな」
「約束を守る気はないって言っておきながら、やっぱり必死だったんじゃないんですか?」
む。
真実ではないとはいえ、その言い方は、少々癇に障るな。
例えるなら、そう、好きな子がいる男子を揶揄う野次馬女子かのような……。
気に食わんな。
「幾ら、約束を守る気がないとは言え、それを前面に出すのは、馬鹿のすることだろう?」
「ん、ん、ん、まあ。確かに本人にバレても嫌ですし、探す演技位はするかもですが……」
「そういう考えがあるなら、話が早い。要は私は、これだけ頑張りましたよ、と言う言い訳が欲しいんだ」
「は、はあ……」
イマイチ理解出来てないらしい。
まあ、執事には難しい考え方なのかもしれん。これが、ニュース何かを見てる現代人だと、分かって貰えた気がする。
「しかし言い訳だけでは……、彼女が納得しなければ、意味がないのでは?」
「いや、そうでもない。仮に彼女が怒って周りに助けを求めたとしよう。その際に、此方の行動が理にかなっていた場合、周りは彼女に協力するのではなく、彼女をを止めようとするだろう。なんなら、彼女がこちらに危害を加えてきた場合、此方が真実を話すことによって、周りを味方につける事が出来る。正当性は大切だ、と言う事だな」
むむむ、と唸るフェデル。
考え中か?頑張れ頑張れ。
等と、適当なエールを送りながら、珈琲を頂いた。
「それなら、周りに認められる程度に頑張ればよかったのでは?私は、本人かどうかも分からないのに話しかける必要はなかったと思います」
……いや、。うん。
私の行動原理の話をしているのだから、最低限、私の立場になって物事を考えていただきたい。少なくとも、『私は~思います』と言うのは宜しくない。そうか、此方はそうは思わなかった、で済む話だからな……。
自分でも何とも言えない顔に、なっていそうな自覚はありながらも、私は優しいので、ちゃんと向き合ってやる事にする。
「いや、周りを納得させることも重要なのだが、それ以上に、自分を納得させる、という目的もあった訳だ」
「どういうことです?」
「……言っている内容が同じだと仮定しよう。その場合、自分が正しくない、と思ってる奴よりも、自分が正しい、と思ってる奴の言ってることの方が、説得力があるだろう?」
「それは、まあ、そうですが、そこは嘘を吐けば、解決する問題なのでは?」
ふむ。
言いたいことは、分からんでもない。私が嘘をつくのが苦手だったら、簡単に反論できていたのだが、そうでもないからな……。
フェデルも、それを分かった上で、言っているのだろう。
「これは私の自論……と言うか感情的な話になるが、嘘を吐くコンディションを整えてる、って言えば伝わるか?ちょっと手間をかけた方が、その分、気持ちが入るだろ?」
「いえ、そんな、同意求められても困りますよ……。私、そんなに嘘吐きませんし」
本当に困ったような顔をしている。
……本当か?農民なら兎も角、執事なんて、嘘を吐かざるを得ない事、少なくないんじゃないか……?知らんけど。
「分からんなら、まあ、そういう物だと思ってくれ」
「……分かりました」
説得できるように、話を考えたのに、結局投げ出す。と言う……。仕方ないことではあるのだが、何とも言えない結果だな。結論から見ると、初めからごり押ししても変わらなかった、と。
暇だから、構わんが。
「あ、そうだ。明日から、今日いなくなった時間くらいから、ヤツカと話すから」
「図書館でですか?」
「そうだな」
「かしこまりました」
やけにあっさり、許可してくれたな……?
…………まさかついて来るつもりではないよな?
「ついて来るなよ」
「何故ですか!!!」
何故?いや、寧ろ何故ついて来るんだ、とこちらが聞きたい。
二人で話すってのに、相手目線、知らん奴が出てきて、しかも話すでもなくそこにいる。って気まずい以外の何物でもないだろ。そもそもお前が居たら、この国のぶっちゃけ話とか出来なくなるじゃないか。
何とかついて来るのだけは阻止したい。
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