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契約者たちの戦い方
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「ここが“桃華の宮”か・・・美しい。」
「あぁ・・・。」
「気合いを入れろ。皇帝の母親が居るはずだ。」
新たな侵入者6人が桃の花が咲き誇る離宮にやって来た。
彼等の目的はロンサンティエ帝国の皇帝ファヴィリエ・ルカの母であるマドレーヌ妃を手に入れる事。
愚かなロンサンティエ帝国において悲劇の妃であった女だ。
上手くいけば悲しみにつけ込み洗脳し、仲間に引き入れる事が出来ると考えていた。
「それだけじゃない。
此処に居るのは龍の使者が熱を入れ上げている女だと言うじゃないか。
龍の使者への人質としても重宝するはずだ。」
「大公ディミトリオ・ハクヤだな。
この国で一番厄介な奴だと聞いてるよ。」
「早速、屋敷と庭に火を放て。
何処にいるのか探すのが面倒だ。
炙り出してやる。」
男達は下世話な笑みを浮かべると行動に移した。
“桃華の宮”の中央から男達が放つ火球は一斉に様々な方向に飛び立っていった。
「燃えろっ!!」
誰が叫んだかは分からない。
だが、その火は屋敷や木に届く事はなかった。
「友の母が大切にしている物くらい守れなくて、どうする。」
ゴゴゴゴ
音を立てて隆起した土が分厚い壁となって屋敷と桃の木を守った。
「誰だっ!」
自分達の攻撃が阻まれて苛立つ侵入者は、声のした方を振り返った。
そこには1人の若者が腕を組んで侵入者達を睨みつけていた。
ポンポンポン♪
楽しげな音がしたと思えば若者の足下に3匹のリスが姿を現し、一列に並ぶと同じように腕を組んでいる。
「私はリチャード・ディライト子爵。
皇帝陛下の友にして忠実なる臣下。
陛下の大切な母君には手を出させない。」
リチャード・ディライトの言葉を受けた3匹の可愛らしいリスも鼻から息を吐き出し気合いが入っているようだ。
「クッ。邪魔者めがっ!
しかし、貴様1人で何ができる!?」
喚く侵入者は気づいていなかった。
もう1人特別な想いでこの場人間がいる事を。
リチャード・ディライトの隣に立った男は長身を生かして静かに侵入者を見下ろした。
「我が名はサイラス・ブランチ。しがない辺境の地の当主だ。
龍に助けられた一族を代表して、龍を傷つけようとする貴様らを許すわけにはいかない。
姫様が守るものを共に守る。
それがブランチだ。」
腰から長剣を取り出したサイラス・ブランチの怒気に侵入者達は思わず戸惑いを見せた。
彼の怒りに充てられたのは侵入者だけじゃない。
《怖ぇぇぇぇ。
ブランチ辺境伯マジでキレてるぅぅ。》
何でもない顔でいたリチャード・ディライトは隣からビシバシと放たれる怒気に内心怯えていた。
他者には気づかれまいとも、己の契約妖精には自身の弱き内面はお見通しのようで、3匹のリスに足の甲をゲシゲシと蹴られている。
「龍の情けで生き残ったネズミの一族か。」
「まだ、生き残りがいたとはな・・・。」
「構わん。諸共蹴散らせ。」
侵入者達が一斉に攻撃してきた。
「あぁ・・・。」
「気合いを入れろ。皇帝の母親が居るはずだ。」
新たな侵入者6人が桃の花が咲き誇る離宮にやって来た。
彼等の目的はロンサンティエ帝国の皇帝ファヴィリエ・ルカの母であるマドレーヌ妃を手に入れる事。
愚かなロンサンティエ帝国において悲劇の妃であった女だ。
上手くいけば悲しみにつけ込み洗脳し、仲間に引き入れる事が出来ると考えていた。
「それだけじゃない。
此処に居るのは龍の使者が熱を入れ上げている女だと言うじゃないか。
龍の使者への人質としても重宝するはずだ。」
「大公ディミトリオ・ハクヤだな。
この国で一番厄介な奴だと聞いてるよ。」
「早速、屋敷と庭に火を放て。
何処にいるのか探すのが面倒だ。
炙り出してやる。」
男達は下世話な笑みを浮かべると行動に移した。
“桃華の宮”の中央から男達が放つ火球は一斉に様々な方向に飛び立っていった。
「燃えろっ!!」
誰が叫んだかは分からない。
だが、その火は屋敷や木に届く事はなかった。
「友の母が大切にしている物くらい守れなくて、どうする。」
ゴゴゴゴ
音を立てて隆起した土が分厚い壁となって屋敷と桃の木を守った。
「誰だっ!」
自分達の攻撃が阻まれて苛立つ侵入者は、声のした方を振り返った。
そこには1人の若者が腕を組んで侵入者達を睨みつけていた。
ポンポンポン♪
楽しげな音がしたと思えば若者の足下に3匹のリスが姿を現し、一列に並ぶと同じように腕を組んでいる。
「私はリチャード・ディライト子爵。
皇帝陛下の友にして忠実なる臣下。
陛下の大切な母君には手を出させない。」
リチャード・ディライトの言葉を受けた3匹の可愛らしいリスも鼻から息を吐き出し気合いが入っているようだ。
「クッ。邪魔者めがっ!
しかし、貴様1人で何ができる!?」
喚く侵入者は気づいていなかった。
もう1人特別な想いでこの場人間がいる事を。
リチャード・ディライトの隣に立った男は長身を生かして静かに侵入者を見下ろした。
「我が名はサイラス・ブランチ。しがない辺境の地の当主だ。
龍に助けられた一族を代表して、龍を傷つけようとする貴様らを許すわけにはいかない。
姫様が守るものを共に守る。
それがブランチだ。」
腰から長剣を取り出したサイラス・ブランチの怒気に侵入者達は思わず戸惑いを見せた。
彼の怒りに充てられたのは侵入者だけじゃない。
《怖ぇぇぇぇ。
ブランチ辺境伯マジでキレてるぅぅ。》
何でもない顔でいたリチャード・ディライトは隣からビシバシと放たれる怒気に内心怯えていた。
他者には気づかれまいとも、己の契約妖精には自身の弱き内面はお見通しのようで、3匹のリスに足の甲をゲシゲシと蹴られている。
「龍の情けで生き残ったネズミの一族か。」
「まだ、生き残りがいたとはな・・・。」
「構わん。諸共蹴散らせ。」
侵入者達が一斉に攻撃してきた。
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