シンデレラの継母に転生しました。

登場人物紹介

【登場人物紹介】

◆ケイトリン・ウォーターハウス（シンデレラの継母）
元侯爵令嬢。茶色の髪にすみれ色の瞳。初登場時25歳。
16歳の時にトムリンソン男爵と最初の結婚をする。15歳差の夫婦だったがそれなりに幸せで二人の娘に恵まれる。
しかし25歳の時に夫が死亡。出入りしていた商人のガルシアと二度目の結婚をする。
その時ガルシアの連れ子エラを見て、この世界がシンデレラの物語だと気づく。

◆エラ（シンデレラ）
ケイトリンの二番目の夫の連れ子。薄茶色の髪に水色の瞳。初登場時7歳。
シンデレラの世界のヒロイン。美少女だがわがままで虚言癖がある。
実父の死後、ケイトリンに親権を拒否されて遠縁のヨーク準男爵の養女になる。

◆ヴァレンティーナ（シンデレラの義姉）
ケイトリンの長女。黒髪にアンバーの瞳。やや釣り目なのが悩み。初登場時8歳。
しっかり者の長女。

◆ティファニー（シンデレラの義姉）
ケイトリンの次女。エラと同年。
母譲りの茶色の髪とすみれ色の瞳をしており、顔立ちは平凡だが後々けしからんボディになる予定。
姉とは違い、マイペースな性格。

◆ギャレット・トムリンソン男爵
ケイトリンの最初の夫。商会を運営していて裕福だった。物語開始前に亡くなっている。
ケイトリンとは15歳離れていたが、彼女を大事に扱い、可愛い娘にも恵まれて周囲が予想していたよりも良好な夫婦関係を築く。
結婚から8年後、熱病にかかってあっけなく命を落とす。

◆バーノン・ガルシア
ケイトリンの二番目の夫でエラの父親。
外国の商品を主に手掛ける商人で、トムリンソン男爵の家に出入りしているときにケイトリンを見初める。前妻であるエラの母親はケイトリンと再婚する前年に亡くしている。
エラが原因でケイトリンと結婚後半年で別居し、離婚を突き付けられる。離婚調停中に事故で死亡する。

◆アーロン・ラドルファス大公
現国王の弟。金髪に青い瞳の美丈夫。
ケイトリンの二歳年上で、初登場時28歳。
貴族の中でも抜きん出た存在だが、それゆえに政治の世界からは一歩引いている。
亡くした妻との間に二人の子供がおり、その家庭教師としてケイトリンを雇う。

◆グリフィン・ラドルファス
アーロンの息子。大公位は一代限りのため、成人後は公爵位を与えられる予定。
赤い髪に緑の瞳。ヴァレンティーナの一つ上で、初登場時10歳。
快活で妹想いな性格。

◆マルゲリータ・ラドルファス
アーロンの長女。父譲りの金髪碧眼。
物心つく前に母親を亡くしている。初登場時7歳。
ケイトリンの前の家庭教師に虐待を受けており、最初はケイトリンを不振がっていた。

◆ベンジャミン・ウォーターハウス侯爵
ケイトリンの異母弟。父の死に伴い、若くして侯爵となっている。
母（ケイトリンの継母）の存在もあって表向きは姉に手を貸せないが、彼女が二番目の夫と別居した時には弁護士を手配したり、その後の生活でも大公家の職を斡旋するなど陰ながら支援する。

◆マシュー
ガルシア家に雇われていた使用人。
エラを幼いころから見守っており、ケイトリンを快く思っていない。
やがてケイトリンが遺産を放棄してエラを手放すと、エラについてヨーク家に雇われる。

◆マリク町長
ケイトリンが二番目の夫と暮らしていた時の町の町長。
エラの虚言に惑わされてケイトリンを悪女だと思い込んでいた。

◆ヨーク準男爵
エラの父親の従兄弟。
エラの父親の莫大な遺産の一部を受け取る代わり、エラを養育することになる。

◆チャーミング（シンデレラの王子）
ヒドルストン王国の王太子。グリフィンの一つ上。
リリアーナ王女とは双子の兄妹。
ナタリア・メトカーフ侯爵令嬢と婚約関係にあったが、それを一方的に破棄している。

◆ウィルフレッド国王
ヒドルストン王国の国王。チャールズ王太子の父親で、アーロンの兄。
問題を起こすチャーミングに頭を悩ませている。

◆モルガン王妃
チャーミング王太子の母親。
権力を使って好き勝手にふるまう息子に頭を悩ませる。
元公爵令嬢で夫である国王とは従兄妹同士。

◆リリアーナ王女
チャーミング王太子の双子の妹。
兄とは違い聡明。チャーミングの婚約破棄の影響で、婚約者は決まっていない。

◆ミランダ王太后
現国王と、アーロンの母親。
他国の王女で、外交面で国王を支えてきた。
わがままにふるまうチャーミングを嫌っているが、グリフィンたち他の孫には優しい。

◆レイ・シュトロハイム伯爵
王国の騎士。初登場時は王国騎士団副隊長、のちに隊長に昇格する。
一度結婚しているが、前妻は間男と駆け落ちしてしまった。子供はいない。
のちに後妻に迎えるヴァレンティーナとは14歳離れている。

◆ジュリアン・クルーガー
クルーガー辺境伯の三男。お家騒動で両親と兄二人を失い、アーロンに保護される。
ラドルファス家に預けられ、グリフィン、マルゲリータと共にケイトリンに師事する。
成人後は辺境伯の地位を引き継ぎ、ティファニーに求婚する。