10 / 486
第一章:素敵な出会い、それは狂った妖刀でした
009:人を狂わせる妖刀
しおりを挟む
「これは異世界言語理解と同じ巻物か? とりあえず開いて見るか。えっと……魔物の初討伐報酬だと? って事はあの緑の小人は魔物だったって事か! 〆の奴、何が動物や人と交流しろだ! 化け物が居るぞオイ」
〆に憤慨しながらも、巻物を調べる。
「まぁ今はこの巻物を持って念じれば……おぉ、やっぱりそうだ」
頭の中で『健康手帳を解放しますか? 了承・不承』と表示された。
「なになに……健康手帳は現在の状態を表示します、か。起動方法は『ステータスオープン』と叫びましょうって、あるんかい!! うぅ。俺の魂の誓いはどうなる? 仕方ない、もう一度言ってみるか。いや、でも恥ずかしいなぁ。ハァ……。ステータスオープン!」
するとこれまた何処かで見たことがある和紙製のメモ用紙が目の前に現れ、脳内と視覚と聴覚同時に語り掛けて来る。
「壱:これまた古廻はん、お初ですな~。僕は健康手帳を管理する付喪神ですよって、これまたよろしゅ~に」
「ナンカデタ……え? お前も〆と同類ですかね?」
「壱:お前とはこれまたイケズですな~。僕の名前は壱と申しますぅ、よろしゅーに」
「エセ関西弁は嫌われまっせ? ほな早速、健康手帳を見せてーな」
「壱:あんた良い性格してるって言われはるでしょ? まぁ仕事をさせてもらいまひょ。まずはこれを見てーや」
突如現れたエセ関西弁が鼻につくメモ用紙の男、壱が表示した内容は驚愕する内容だった。
【現在見れる健康状態】
生命力:平均的
魔 力:未開放
攻撃力:平均的+やばsぎ
防御力:厚紙的
魔法力:未開放
速度力:平均に毛が生えた
幸運値:あらすごい
【魔法】
――未開放――
【特殊能力】
観察眼(上級) 気配察知(上級) 第六感(上級) 一撃必殺(初級)
「なんだよこれ、抽象的すぎてよく分からん。って言うかあるのか、やっぱり魔法! くぅぅ! これだけでも来たかいがあるってもんだな! やっぱり魔法だろ、魔法。で、どうやって使うんだ壱よ?」
「壱:なんやこれ……そ、そうでんな~。古廻はんがこの先色々な人と会う中で、もしくは戦闘や特殊な状況で発現するかもしれまへんな」
「そう言う物なのか?」
「壱:はいな」
いまいち納得が出来ないまでも、それなりに能力が分かったので満足した流は更に質問する。
「特殊能力の使用方法はどうするんだ?」
「壱:これは自分で色々試してもらうしかありまへんね。例えば気配察知でっけど、どうやって使いました? そこを思い出して、その状況を再現すればいつでも使えるようになりまっせ」
(取得しているのに自由に使えないとか……馬鹿なの?)
そんな疑問を持つも、一番聞いてみたい事を質問する。
「まず一番気になる事なんだが、さっきの敵が一撃で首が吹っ飛んでいったんだよ、理由は分かるか?」
「壱:あれは美こっちゃんと、古廻はんの合体技みたいなものですねん。まず古廻はんの観察眼で見極め、美こっちゃんの妖刀その物の力が溢れ出すぎて、結果くび・ちょん・ぱ☆って訳ですねん。それが派生して、古廻はんの特殊能力『一撃必殺を取得した』感じですかね?」
流は美琴を掲げ見る。怪しげな雰囲気は無く、むしろ凛とした空気があった。
「俺と美琴がねぇ……しかし今まで分からなかった自分の異常な感知能力の理由が少し分かったよ。それにしても上級? これはまだ伸びるのか?」
「壱:はいな。古廻はんの頑張り次第ですが、伸びる事もありますねん。しかし上級でもかなりのもの。今回の一撃必殺は発動こそ普通は難しいんですがね、でも古廻はんの能力値のアレ……『あらすごい』が関係してるんかと思います~」
あらすごい? 手帳の中の人がいい加減で、意味が不明すぎるだろうと流は壱へと質問する。
「そう、その『あらすごい』って何なんだ? 抽象的にも程がある」
「壱:そうでんなぁ 僕にもさっぱりですねん」
「おい、健康手帳の中の人仕事しろ」
「壱:た、多分でっけど、すごいんでっせ! 色々と!! 例えば、オネーチャンがウハウハとか! ラッキースケベとか! そらもう一言で言えば『あらすごい』としか言えないような事が起こるんですわ~」
(ダメだコイツ、早くリコールしないと。メーデーメーデー、軍医! こいつを引きってくれ!!)
「壱:何か今と~っても、失礼な事考えてまへんでしたか?」
「…………ベツニ」
「壱:ま、まぁいいですがな。今後ともよろしゅー頼んます! 必要な時は何時でも呼んでもろてOKですねん。ほな、さいなら!」
そう言い残すと壱はいかにもな煙と共に消えてしまう。
「なんと言う胡散臭い関西弁を喋るやつなんだ……っと、モンスターが居るなら気を引き締めて行かないとな。それと特殊能力か? あれも追々検証しないとな」
流は腰から美琴を抜くと、改めてその刀身の美しさを見る。
「凄い、な。多分ここは夏だと思うけど、それなのに刀身から冷気が出ているぞ……そしてこの切先の異常な鋭さと、刃先の鋭利と言うのも烏滸がましい作りはどうだ。もしかして石でも切れるんじゃないかこれは。刃紋に至っては……最早美の化身としか表現出来ない……」
日本刀自体に美しさを感じる事は多々あれど、これほど完成された物は見たことが無い。
地金はまるで生きているかの如く、呼吸する肌のように艶やかで金属とはとても思えない。
刀身とも言える地金に浮き出る刃紋は、一つの極上の絵巻を見ているようだ。
それは雲が棚引き、天女が舞い踊る様がはっきりと見て取れた。
「刃紋でこれほどの表現が出来る物なのか? 刀匠美琴の凄まじさに絶句するしかない……」
悲恋美琴のあまりの美しさにその場で固まる流。
目の前には魔物の死体があり、そこで刀を見ながら口角を上げ、ブツブツ呟く漢が一人。
傍から見たらヤヴァイ奴と思れ通報待ったなし! しかし骨董好きの六郎爺さんならこの行動に納得もするだろう。
「あ~美琴、お前はなんて美しいんだ美琴!! もう美琴だけでご飯三杯いけちゃう!!」
やっぱりどう見ても危ない奴だった……。六郎爺さんすら通報待ったなしである。
「ハッ!? 気が付けば一時間も過ぎていたじゃないか。流石妖刀、ここまで人を狂わせるとは……恐るべし!」
絶対違う! と、転がっている首も叫びたくなるほどの変人は、やっとこの場を後にし森を進むのだった。
〆に憤慨しながらも、巻物を調べる。
「まぁ今はこの巻物を持って念じれば……おぉ、やっぱりそうだ」
頭の中で『健康手帳を解放しますか? 了承・不承』と表示された。
「なになに……健康手帳は現在の状態を表示します、か。起動方法は『ステータスオープン』と叫びましょうって、あるんかい!! うぅ。俺の魂の誓いはどうなる? 仕方ない、もう一度言ってみるか。いや、でも恥ずかしいなぁ。ハァ……。ステータスオープン!」
するとこれまた何処かで見たことがある和紙製のメモ用紙が目の前に現れ、脳内と視覚と聴覚同時に語り掛けて来る。
「壱:これまた古廻はん、お初ですな~。僕は健康手帳を管理する付喪神ですよって、これまたよろしゅ~に」
「ナンカデタ……え? お前も〆と同類ですかね?」
「壱:お前とはこれまたイケズですな~。僕の名前は壱と申しますぅ、よろしゅーに」
「エセ関西弁は嫌われまっせ? ほな早速、健康手帳を見せてーな」
「壱:あんた良い性格してるって言われはるでしょ? まぁ仕事をさせてもらいまひょ。まずはこれを見てーや」
突如現れたエセ関西弁が鼻につくメモ用紙の男、壱が表示した内容は驚愕する内容だった。
【現在見れる健康状態】
生命力:平均的
魔 力:未開放
攻撃力:平均的+やばsぎ
防御力:厚紙的
魔法力:未開放
速度力:平均に毛が生えた
幸運値:あらすごい
【魔法】
――未開放――
【特殊能力】
観察眼(上級) 気配察知(上級) 第六感(上級) 一撃必殺(初級)
「なんだよこれ、抽象的すぎてよく分からん。って言うかあるのか、やっぱり魔法! くぅぅ! これだけでも来たかいがあるってもんだな! やっぱり魔法だろ、魔法。で、どうやって使うんだ壱よ?」
「壱:なんやこれ……そ、そうでんな~。古廻はんがこの先色々な人と会う中で、もしくは戦闘や特殊な状況で発現するかもしれまへんな」
「そう言う物なのか?」
「壱:はいな」
いまいち納得が出来ないまでも、それなりに能力が分かったので満足した流は更に質問する。
「特殊能力の使用方法はどうするんだ?」
「壱:これは自分で色々試してもらうしかありまへんね。例えば気配察知でっけど、どうやって使いました? そこを思い出して、その状況を再現すればいつでも使えるようになりまっせ」
(取得しているのに自由に使えないとか……馬鹿なの?)
そんな疑問を持つも、一番聞いてみたい事を質問する。
「まず一番気になる事なんだが、さっきの敵が一撃で首が吹っ飛んでいったんだよ、理由は分かるか?」
「壱:あれは美こっちゃんと、古廻はんの合体技みたいなものですねん。まず古廻はんの観察眼で見極め、美こっちゃんの妖刀その物の力が溢れ出すぎて、結果くび・ちょん・ぱ☆って訳ですねん。それが派生して、古廻はんの特殊能力『一撃必殺を取得した』感じですかね?」
流は美琴を掲げ見る。怪しげな雰囲気は無く、むしろ凛とした空気があった。
「俺と美琴がねぇ……しかし今まで分からなかった自分の異常な感知能力の理由が少し分かったよ。それにしても上級? これはまだ伸びるのか?」
「壱:はいな。古廻はんの頑張り次第ですが、伸びる事もありますねん。しかし上級でもかなりのもの。今回の一撃必殺は発動こそ普通は難しいんですがね、でも古廻はんの能力値のアレ……『あらすごい』が関係してるんかと思います~」
あらすごい? 手帳の中の人がいい加減で、意味が不明すぎるだろうと流は壱へと質問する。
「そう、その『あらすごい』って何なんだ? 抽象的にも程がある」
「壱:そうでんなぁ 僕にもさっぱりですねん」
「おい、健康手帳の中の人仕事しろ」
「壱:た、多分でっけど、すごいんでっせ! 色々と!! 例えば、オネーチャンがウハウハとか! ラッキースケベとか! そらもう一言で言えば『あらすごい』としか言えないような事が起こるんですわ~」
(ダメだコイツ、早くリコールしないと。メーデーメーデー、軍医! こいつを引きってくれ!!)
「壱:何か今と~っても、失礼な事考えてまへんでしたか?」
「…………ベツニ」
「壱:ま、まぁいいですがな。今後ともよろしゅー頼んます! 必要な時は何時でも呼んでもろてOKですねん。ほな、さいなら!」
そう言い残すと壱はいかにもな煙と共に消えてしまう。
「なんと言う胡散臭い関西弁を喋るやつなんだ……っと、モンスターが居るなら気を引き締めて行かないとな。それと特殊能力か? あれも追々検証しないとな」
流は腰から美琴を抜くと、改めてその刀身の美しさを見る。
「凄い、な。多分ここは夏だと思うけど、それなのに刀身から冷気が出ているぞ……そしてこの切先の異常な鋭さと、刃先の鋭利と言うのも烏滸がましい作りはどうだ。もしかして石でも切れるんじゃないかこれは。刃紋に至っては……最早美の化身としか表現出来ない……」
日本刀自体に美しさを感じる事は多々あれど、これほど完成された物は見たことが無い。
地金はまるで生きているかの如く、呼吸する肌のように艶やかで金属とはとても思えない。
刀身とも言える地金に浮き出る刃紋は、一つの極上の絵巻を見ているようだ。
それは雲が棚引き、天女が舞い踊る様がはっきりと見て取れた。
「刃紋でこれほどの表現が出来る物なのか? 刀匠美琴の凄まじさに絶句するしかない……」
悲恋美琴のあまりの美しさにその場で固まる流。
目の前には魔物の死体があり、そこで刀を見ながら口角を上げ、ブツブツ呟く漢が一人。
傍から見たらヤヴァイ奴と思れ通報待ったなし! しかし骨董好きの六郎爺さんならこの行動に納得もするだろう。
「あ~美琴、お前はなんて美しいんだ美琴!! もう美琴だけでご飯三杯いけちゃう!!」
やっぱりどう見ても危ない奴だった……。六郎爺さんすら通報待ったなしである。
「ハッ!? 気が付けば一時間も過ぎていたじゃないか。流石妖刀、ここまで人を狂わせるとは……恐るべし!」
絶対違う! と、転がっている首も叫びたくなるほどの変人は、やっとこの場を後にし森を進むのだった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる