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13話 鑑定スキル
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「はぁー。色々と変な目で見られたが、魔法適正が無くて助かったというか……」
王都内を、視界に表示したMAPを見ながら歩きつつ呟く。
「それにしても……」
やっぱり異世界なんだよな……。
だけど視線を動かすだけで視界内のシステムウィンドウやMAPを操作できるのは楽でいい。
城壁の兵士に冒険者ギルドカードを提示したあと、王都の城壁から出る。
「さて――、とりあえずは薬草探しだな」
渡された羊皮紙。
薬草の特徴を確認すると、場所は草原か森と書かれている。
羊皮紙を見ながら移動しつつ、周囲を確認するが、正直、どれが薬草か分からない。
「都会暮らしの人間には、分かり難いんだよな……。山菜とか。あの辺、どのへんを見て種類の違いを判断しているんだろうな」
とりあえず、それらしきモノを一回採取してみるか。
羊皮紙に書かれている薬草を閲覧しながら、これだと思う雑草を引き抜く。
――薬草採取スキルを手に入れました。
――鑑定スキルを手に入れました。
「鑑定スキル?」
スタータス画面を表示させる。
ステータス
名前 朝霧 和馬
レベル 1
ステータス
STR 100
DEX 100
CON 100
WIS 100
INT 68
クラス 無職
ポイント 119999900(端数は繰り上がり)
▽習得済みスキル
【言語解析】
▽取得できるスキル
隠蔽←NEW
加速←NEW
鑑定←NEW
薬草採取←NEW
【鑑定】
全てのアイテム、全ての魔物、全ての鉱物の鑑定を行うことが出来る。
【薬草採取】
どんなに腐った、枯れた薬草であっても土から抜く時に自動再生され最高の状態で採取することができる。
「これは、今後のことも考えて両方取っておいた方がいいな」
薬草採取と鑑定スキルの両方を選んで取得。
そして、再度、ステータスを確認する。
ステータス
名前 朝霧 和馬
レベル 1
ステータス
STR 100
DEX 100
CON 100
WIS 100
INT 68
クラス 無職
ポイント 119999700(端数は繰り上がり)
▽習得済みスキル
【言語解析】
【薬草採取】
【鑑定】
▽取得できるスキル
隠蔽←NEW
加速←NEW
「――さて、鑑定っ!」
草原を鑑定する。
途端に、目に見える範囲で薬草のカーソルが表示されていく。
「おおっ。こんなに薬草があるのか……。もしかして、野草とか山菜取りの名人は、こんな感じに見えているのか?」
薬草の採取を始める。
いつの間にか夢中になってしまい、取れた薬草は100本を超えた。
当然、持って帰ることはできない。
「こういう時、ゲームだとアイテムボックスみたいなのがあるんだよな……」
――アイテムボックススキルを手に入れました。
「……まるで俺の行動を見ているように適切なタイミングでスキルをくれるな……」
まぁ、必要だからもらっておくけど。
アイテムボックスを覚えたあと、薬草をアイテムボックスに放り込み、さらに薬草を採取し続ける。
たしか薬草1本で銅貨1枚だと書かれていた。
そして城門に向かう際に幾つかの屋台を見て回ったが、銅貨1枚で果実酒が一杯飲めるくらいだったので、おそらく銅貨1枚で100円くらいなのだろうと見積もる。
そうなると、現在は採取した薬草が200本ほどだから日本円にして2万円くらいか。
当面の資金としては少し少ないので、もう少し採取していくとしよう。
王都内を、視界に表示したMAPを見ながら歩きつつ呟く。
「それにしても……」
やっぱり異世界なんだよな……。
だけど視線を動かすだけで視界内のシステムウィンドウやMAPを操作できるのは楽でいい。
城壁の兵士に冒険者ギルドカードを提示したあと、王都の城壁から出る。
「さて――、とりあえずは薬草探しだな」
渡された羊皮紙。
薬草の特徴を確認すると、場所は草原か森と書かれている。
羊皮紙を見ながら移動しつつ、周囲を確認するが、正直、どれが薬草か分からない。
「都会暮らしの人間には、分かり難いんだよな……。山菜とか。あの辺、どのへんを見て種類の違いを判断しているんだろうな」
とりあえず、それらしきモノを一回採取してみるか。
羊皮紙に書かれている薬草を閲覧しながら、これだと思う雑草を引き抜く。
――薬草採取スキルを手に入れました。
――鑑定スキルを手に入れました。
「鑑定スキル?」
スタータス画面を表示させる。
ステータス
名前 朝霧 和馬
レベル 1
ステータス
STR 100
DEX 100
CON 100
WIS 100
INT 68
クラス 無職
ポイント 119999900(端数は繰り上がり)
▽習得済みスキル
【言語解析】
▽取得できるスキル
隠蔽←NEW
加速←NEW
鑑定←NEW
薬草採取←NEW
【鑑定】
全てのアイテム、全ての魔物、全ての鉱物の鑑定を行うことが出来る。
【薬草採取】
どんなに腐った、枯れた薬草であっても土から抜く時に自動再生され最高の状態で採取することができる。
「これは、今後のことも考えて両方取っておいた方がいいな」
薬草採取と鑑定スキルの両方を選んで取得。
そして、再度、ステータスを確認する。
ステータス
名前 朝霧 和馬
レベル 1
ステータス
STR 100
DEX 100
CON 100
WIS 100
INT 68
クラス 無職
ポイント 119999700(端数は繰り上がり)
▽習得済みスキル
【言語解析】
【薬草採取】
【鑑定】
▽取得できるスキル
隠蔽←NEW
加速←NEW
「――さて、鑑定っ!」
草原を鑑定する。
途端に、目に見える範囲で薬草のカーソルが表示されていく。
「おおっ。こんなに薬草があるのか……。もしかして、野草とか山菜取りの名人は、こんな感じに見えているのか?」
薬草の採取を始める。
いつの間にか夢中になってしまい、取れた薬草は100本を超えた。
当然、持って帰ることはできない。
「こういう時、ゲームだとアイテムボックスみたいなのがあるんだよな……」
――アイテムボックススキルを手に入れました。
「……まるで俺の行動を見ているように適切なタイミングでスキルをくれるな……」
まぁ、必要だからもらっておくけど。
アイテムボックスを覚えたあと、薬草をアイテムボックスに放り込み、さらに薬草を採取し続ける。
たしか薬草1本で銅貨1枚だと書かれていた。
そして城門に向かう際に幾つかの屋台を見て回ったが、銅貨1枚で果実酒が一杯飲めるくらいだったので、おそらく銅貨1枚で100円くらいなのだろうと見積もる。
そうなると、現在は採取した薬草が200本ほどだから日本円にして2万円くらいか。
当面の資金としては少し少ないので、もう少し採取していくとしよう。
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