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第3話 武器製作と武器追加効果付与のドーピングLV上げを始めてみる
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『・・・・起きろ、起きろ!』
幾度も声を掛けられ目を開けると、俺は薄闇の空間の中に居た。
「ここは一体どこだ?」
『おぬしの夢の中だ』
そこにはヴェルドが立っていた。
『折角くれてやった剣を初日に売り捌いてしまうとはな、図太い神経をしているのか何も考えておらんのか判断に迷うてしまうわい』
「あいにくと、高く売れそうな匂いには敏感でな。ミスリル等の高い鉱石もタダで手に入ったし剣1本と引き換えなら安い買い物だ」
『何か考えが有る様だな面白い、どの様な事をするのか今から楽しみだ』
「あ~見ててくれ、こんな街で1週間以上も滞在する気は無いからな。早く魔王の面を拝ませてもらうのさ」
そういえば、あのロングソードは伝説の刀匠の銘が刻まれていたがヴェルドはどうやって手に入れたんだ!?
「おい、そういえばあの剣だが何かドワーフのジジイ共が伝説の刀匠の銘が刻まれていたとか騒いでいたが、おまえはそいつと知り合いだったのか?」
『ほほほ、そいつならわしが当の昔に喰ったよ』
「喰った?」
『うむ、どれ位昔か忘れてしもうたが面白そうな武器を作っている者が居るから一振り剣を作らせてみようと頼んでみたんだが断られての。なら、自分で作ってみようかとそいつを喰って精神をわしと融合させたんじゃ』
「作ってやれば長生き出来たかもしれんのに、馬鹿な奴だ」
『まあ、そう言うな。それでそいつが作り上げようとしていた製法こそがおぬしが今持っている武器追加効果付与だよ』
「これが何故未知の製法なんだ?」
『それは【融合】を用いる事が前提だからだ、例えばこれまでの魔法剣の類は剣の柄にその属性を持った魔宝石を嵌め込む必要が有り強度はもちろんだが魔宝石の性能を100%発揮するものでは無かった』
『だが、融合を用いて魔宝石を剣の材料と最初から1つにする事で強度を落とす事無く100%の性能を発揮させる事が可能になる訳だ』
『付け加えて言うと、武器追加効果付与のLVを上げていけば複数の鉱物と複数の魔宝石を同時に融合させる事が可能となる』
「最初に言っていたLVが上がれば複数の追加効果が付いた物も作り出せる様になるってのはそういう事だったのか」
『剣を鑑定すれば複数の属性が付いているのに気付く筈だったのに、おぬしはすぐに売り払ってしもうたから仕方ないから教えに来てやったのよ』
「じゃあ、剣に銘が刻み付けてあったのは?」
『あいつの精神、過去の記憶が剣を作る時に職人の本能として無意識の内に刻み込んでしもうたのかもしれん』
「まあ、いいか。それなら街を出る時にその剣が実はヴェルド作だと教えてやったら面白そうだな。・・・ククク」
『どうせなら有る程度技術が広まってからの方が面白い気がするのう、偶然を装って街に立ち寄り工房のドワーフ共が感謝の言葉を掛けてきた時に事実を教えてやって、わしの技術を広めた事を知った時のそいつらの顔を想像してみろ?面白いと思わんか!?』
「確かにその方が面白そうだ、ついでに勇者の使う武器もあんたの技術で作られた武器なら更に面白そうだしな。魔王より更に上の邪神の力を借りて魔王を討とうとしていた・・・なんて知ったらどんな顔になるのやら」
『やはりおまえを助けたのは正解だったな、そろそろ朝になる頃だ。ミスリル等をどう使うのか楽しみに見ているよ・・・』
ヴェルドの声が遠のくにつれ意識も薄くなり、気が付くと酒場で朝を迎えていた。
ドワーフのジジイ共はまだ眠っているが、とりあえず製作LVを再確認してみるとLVは3に上昇していた。これなら各種鉱物からインゴットを作る事が出来る、もちろんミスリルの鉱石からもだ。ただしLVがかなり上がらないと成功率はかなり低いままで、失敗すると屑石に変わるので高LVの鍛冶屋しかやろうとは思わない代物だ。だが、俺には秘策が有った。
まずはジジイ共を叩き起こす、一応営業スタイルの言葉遣いで鍛冶屋の先輩方を優しく起こしている様に周りには見えるが実際は力加減を調節して弱い衝撃波を加えていた。
遅い朝食を済ませると、早速こちらのロングソードと工房の権利書や鉱石類との交換を行った。交換をする前にロングソードの鑑定を隠れて行うとこんな結果が出た。
武器名 ロングソード ノーマル等級 剣
製作者 ガイア・ダヴィンチ(真の製作者ヴェルド)
評価額 10万G(追加効果無しの場合100G)
攻撃力 +10
耐久力 50/50
追加効果 炎・風・氷・雷 各属性攻撃力の10%分を属性ダメージとして上乗せし自由に付与可能、攻撃の際に付与したい属性をイメージするだけで良い
4つの属性を付与していたのか、確かに見ればすぐに気付くわ。あと真の製作者に関しては接触した事の有る人しか分からないみたいだな。そして、交換は無事に終わり工房の権利書に金100万Gと鍛冶屋道具一式を手に入れた、あとオマケで貰った鉱物類と魔宝石は以下の物だった。
ミスリル鉱石 レア等級 20kg
オリハルコン鉱石 レジェンド等級 1kg
火小石 ノーマル等級 10個
雷小石 ノーマル等級 5個
闇中石 レア等級 1個
闇大石 レジェンド等級 1個
魔宝石は小のノーマル等級から大のレジェンド等級に分かれている。
先程のロングソードの効果でいえば小の100%が10%分の上乗せとすれば、ただ柄に嵌め込んだだけの小では1%分の上乗せにしかならない。そして中の100%は30%で大の100%になると50%分の上乗せとなるから大の石をレジェンド等級に値する武器と融合すると凄まじい威力を発揮する事が分かる。
そんな貴重な大の石を混ぜてくれるとは本当に有り難い、しっかりとオリハルコン共々量産させてもらうよ。
オリハルコンと大石の量産・・・当初はミスリルのつもりだったがオリハルコンまで出てきたので変更する。
「無事に交換が終え一安心しました、早速工房で作業したいと思うのですが師匠から教わった秘匿の技術も含まれるのでまだお見せする事は出来ません。店の扉を閉めた状態でさせて頂きますがご了承下さい」
秘匿の技術・・・そう言ってしまえば、幾ら見たくても見る事は許されない。ヴェルド、これから面白いLV上げを始めるからよく見ておけよ。
「複製」 まずはオリハルコンの鉱石を複製して2kgにする、更に複製を行い4kg、8kg、16kg、32kg、64kgと増やしていき、まずは256kgまで量産した。
続いて闇大石も同じ様に256個まで量産する。
さてと、ドーピングLV上げの開始だ!大量のオリハルコン鉱石を次々とオリハルコンインゴットへの加工を開始する。当然失敗の連続だが武器製作の経験値はうなぎ登りだ。256kgが残り1kg近くになる頃には武器製作LVは一気に30まで跳ね上がっていた。だが、俺が目指すのは更に上のレジェンド等級の武器を作れる鍛冶屋だ。また複製を使用してオリハルコンの鉱石を大量に量産するとインゴット作りを再開した。
半日近くインゴット作りに専念すると武器製作のLVは60に到達。ここまで来ればレジェンド等級の武器も作成可能になる。そしてインゴットも工房内を埋め尽くす位の量が出来上がっていた。
ここからは武器追加効果付与のLV上げとなる。方法はもちろん、オリハルコンインゴットと闇大石を融合させて武器を作る事。LV1からレジェンド等級を融合させるのは無謀極まりないが経験値稼ぎが目的だから一向に気にしない。次々と屑鉄に変わるがLVもまずは20まで上がる。
またオリハルコンのインゴットを作るのは面倒なので今回からはインゴット自体を複製し時間短縮、そして何度も何度も繰り返し失敗を重ねて武器追加効果付与のLVが50を超えた時についに1本目の武器が闇大石との融合に成功した。
武器名 ダーク・エクスキューショナー レジェンド等級 剣
製作者 ミツクニ
評価額 5000万G
攻撃力 +200
耐久力 250/250
追加効果 闇 攻撃力の50%分を属性ダメージとして上乗せして付与可能
(レシピ獲得 次から同名の武器を100%製作可能です)
闇の死刑執行人 か初のレジェンド等級の武器にしては俺らしい名の武器を作る事が出来た。まずはこいつを土産に魔王の元を訪れるとするかな。 明日は手持ちの鉄鉱石と火小石でここのドワーフ共を騙す1本を作って、街を出る準備を始めよう。
幾度も声を掛けられ目を開けると、俺は薄闇の空間の中に居た。
「ここは一体どこだ?」
『おぬしの夢の中だ』
そこにはヴェルドが立っていた。
『折角くれてやった剣を初日に売り捌いてしまうとはな、図太い神経をしているのか何も考えておらんのか判断に迷うてしまうわい』
「あいにくと、高く売れそうな匂いには敏感でな。ミスリル等の高い鉱石もタダで手に入ったし剣1本と引き換えなら安い買い物だ」
『何か考えが有る様だな面白い、どの様な事をするのか今から楽しみだ』
「あ~見ててくれ、こんな街で1週間以上も滞在する気は無いからな。早く魔王の面を拝ませてもらうのさ」
そういえば、あのロングソードは伝説の刀匠の銘が刻まれていたがヴェルドはどうやって手に入れたんだ!?
「おい、そういえばあの剣だが何かドワーフのジジイ共が伝説の刀匠の銘が刻まれていたとか騒いでいたが、おまえはそいつと知り合いだったのか?」
『ほほほ、そいつならわしが当の昔に喰ったよ』
「喰った?」
『うむ、どれ位昔か忘れてしもうたが面白そうな武器を作っている者が居るから一振り剣を作らせてみようと頼んでみたんだが断られての。なら、自分で作ってみようかとそいつを喰って精神をわしと融合させたんじゃ』
「作ってやれば長生き出来たかもしれんのに、馬鹿な奴だ」
『まあ、そう言うな。それでそいつが作り上げようとしていた製法こそがおぬしが今持っている武器追加効果付与だよ』
「これが何故未知の製法なんだ?」
『それは【融合】を用いる事が前提だからだ、例えばこれまでの魔法剣の類は剣の柄にその属性を持った魔宝石を嵌め込む必要が有り強度はもちろんだが魔宝石の性能を100%発揮するものでは無かった』
『だが、融合を用いて魔宝石を剣の材料と最初から1つにする事で強度を落とす事無く100%の性能を発揮させる事が可能になる訳だ』
『付け加えて言うと、武器追加効果付与のLVを上げていけば複数の鉱物と複数の魔宝石を同時に融合させる事が可能となる』
「最初に言っていたLVが上がれば複数の追加効果が付いた物も作り出せる様になるってのはそういう事だったのか」
『剣を鑑定すれば複数の属性が付いているのに気付く筈だったのに、おぬしはすぐに売り払ってしもうたから仕方ないから教えに来てやったのよ』
「じゃあ、剣に銘が刻み付けてあったのは?」
『あいつの精神、過去の記憶が剣を作る時に職人の本能として無意識の内に刻み込んでしもうたのかもしれん』
「まあ、いいか。それなら街を出る時にその剣が実はヴェルド作だと教えてやったら面白そうだな。・・・ククク」
『どうせなら有る程度技術が広まってからの方が面白い気がするのう、偶然を装って街に立ち寄り工房のドワーフ共が感謝の言葉を掛けてきた時に事実を教えてやって、わしの技術を広めた事を知った時のそいつらの顔を想像してみろ?面白いと思わんか!?』
「確かにその方が面白そうだ、ついでに勇者の使う武器もあんたの技術で作られた武器なら更に面白そうだしな。魔王より更に上の邪神の力を借りて魔王を討とうとしていた・・・なんて知ったらどんな顔になるのやら」
『やはりおまえを助けたのは正解だったな、そろそろ朝になる頃だ。ミスリル等をどう使うのか楽しみに見ているよ・・・』
ヴェルドの声が遠のくにつれ意識も薄くなり、気が付くと酒場で朝を迎えていた。
ドワーフのジジイ共はまだ眠っているが、とりあえず製作LVを再確認してみるとLVは3に上昇していた。これなら各種鉱物からインゴットを作る事が出来る、もちろんミスリルの鉱石からもだ。ただしLVがかなり上がらないと成功率はかなり低いままで、失敗すると屑石に変わるので高LVの鍛冶屋しかやろうとは思わない代物だ。だが、俺には秘策が有った。
まずはジジイ共を叩き起こす、一応営業スタイルの言葉遣いで鍛冶屋の先輩方を優しく起こしている様に周りには見えるが実際は力加減を調節して弱い衝撃波を加えていた。
遅い朝食を済ませると、早速こちらのロングソードと工房の権利書や鉱石類との交換を行った。交換をする前にロングソードの鑑定を隠れて行うとこんな結果が出た。
武器名 ロングソード ノーマル等級 剣
製作者 ガイア・ダヴィンチ(真の製作者ヴェルド)
評価額 10万G(追加効果無しの場合100G)
攻撃力 +10
耐久力 50/50
追加効果 炎・風・氷・雷 各属性攻撃力の10%分を属性ダメージとして上乗せし自由に付与可能、攻撃の際に付与したい属性をイメージするだけで良い
4つの属性を付与していたのか、確かに見ればすぐに気付くわ。あと真の製作者に関しては接触した事の有る人しか分からないみたいだな。そして、交換は無事に終わり工房の権利書に金100万Gと鍛冶屋道具一式を手に入れた、あとオマケで貰った鉱物類と魔宝石は以下の物だった。
ミスリル鉱石 レア等級 20kg
オリハルコン鉱石 レジェンド等級 1kg
火小石 ノーマル等級 10個
雷小石 ノーマル等級 5個
闇中石 レア等級 1個
闇大石 レジェンド等級 1個
魔宝石は小のノーマル等級から大のレジェンド等級に分かれている。
先程のロングソードの効果でいえば小の100%が10%分の上乗せとすれば、ただ柄に嵌め込んだだけの小では1%分の上乗せにしかならない。そして中の100%は30%で大の100%になると50%分の上乗せとなるから大の石をレジェンド等級に値する武器と融合すると凄まじい威力を発揮する事が分かる。
そんな貴重な大の石を混ぜてくれるとは本当に有り難い、しっかりとオリハルコン共々量産させてもらうよ。
オリハルコンと大石の量産・・・当初はミスリルのつもりだったがオリハルコンまで出てきたので変更する。
「無事に交換が終え一安心しました、早速工房で作業したいと思うのですが師匠から教わった秘匿の技術も含まれるのでまだお見せする事は出来ません。店の扉を閉めた状態でさせて頂きますがご了承下さい」
秘匿の技術・・・そう言ってしまえば、幾ら見たくても見る事は許されない。ヴェルド、これから面白いLV上げを始めるからよく見ておけよ。
「複製」 まずはオリハルコンの鉱石を複製して2kgにする、更に複製を行い4kg、8kg、16kg、32kg、64kgと増やしていき、まずは256kgまで量産した。
続いて闇大石も同じ様に256個まで量産する。
さてと、ドーピングLV上げの開始だ!大量のオリハルコン鉱石を次々とオリハルコンインゴットへの加工を開始する。当然失敗の連続だが武器製作の経験値はうなぎ登りだ。256kgが残り1kg近くになる頃には武器製作LVは一気に30まで跳ね上がっていた。だが、俺が目指すのは更に上のレジェンド等級の武器を作れる鍛冶屋だ。また複製を使用してオリハルコンの鉱石を大量に量産するとインゴット作りを再開した。
半日近くインゴット作りに専念すると武器製作のLVは60に到達。ここまで来ればレジェンド等級の武器も作成可能になる。そしてインゴットも工房内を埋め尽くす位の量が出来上がっていた。
ここからは武器追加効果付与のLV上げとなる。方法はもちろん、オリハルコンインゴットと闇大石を融合させて武器を作る事。LV1からレジェンド等級を融合させるのは無謀極まりないが経験値稼ぎが目的だから一向に気にしない。次々と屑鉄に変わるがLVもまずは20まで上がる。
またオリハルコンのインゴットを作るのは面倒なので今回からはインゴット自体を複製し時間短縮、そして何度も何度も繰り返し失敗を重ねて武器追加効果付与のLVが50を超えた時についに1本目の武器が闇大石との融合に成功した。
武器名 ダーク・エクスキューショナー レジェンド等級 剣
製作者 ミツクニ
評価額 5000万G
攻撃力 +200
耐久力 250/250
追加効果 闇 攻撃力の50%分を属性ダメージとして上乗せして付与可能
(レシピ獲得 次から同名の武器を100%製作可能です)
闇の死刑執行人 か初のレジェンド等級の武器にしては俺らしい名の武器を作る事が出来た。まずはこいつを土産に魔王の元を訪れるとするかな。 明日は手持ちの鉄鉱石と火小石でここのドワーフ共を騙す1本を作って、街を出る準備を始めよう。
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