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第18話 束の間の平穏、そして魔王の居城で突如始まる惨劇
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マリアを俺の妾に迎えてから、数ヶ月が経ちターニャのお腹もかなり大きくなってきた。だが、俺とターニャ・サーラ・美沙の4人は、ほぼ毎日の様にため息をついてばかりいる。
「あれは、あなたを篭絡する為に付いた嘘であってあなたは只の妾なの!わたしとミツクニ様と同じ様に結ばれている訳ではありません!」
「あら、姉さん。分かりやすい嘘をついていてよ。姉さんはミツクニ様から褒美を戴いているだけであって、わたしは愛を注がれているの!?どちらがより愛されているかなんて誰の目にも明らかじゃありませんか!」
「むきい! あんたなんて苗床に送っておけば良かったわ!」
「あら、残念。姉さんの方こそ苗床に行けば本能のまま姉さんを愛してくれる方が大勢おりましてよ?」
「なんですって~!?」
あの日からほぼ毎日こんな感じだからだ orz
リィナはマリアと同じ位愛していると言ってしまった俺の言葉をそれ以上に受け取ってしまい意識が戻ると
「マリア姉さんと同じ位愛していると言うのでしたら、わたしも今すぐ性奴隷に加えてくださいませ!」
と突如言い始め、その時抱き合っていた俺とマリアは予想外の展開に呆然となった。そしてそれから数日してターニャにもサーラ達3人の許しを得て誓いの短剣を渡すのを見ると今度は
「わたしも既にミツクニ様の妻として愛されていますから、その短剣をわたしにもください!わたしも家族の仲間入りしていいですよね?いいですよね!ターニャさん!?」
とまくし立てられ、その鬼気迫る顔にターニャも思わず渡されたばかりの短剣をリィナに泣き顔で渡しそうになっている。魔王に恐怖心を抱かせて物を分捕る寸前まで持って行くシスターは、この後も次々とマリアの我慢の火薬庫に火を付けては大爆発を起こさせてばかりいた。
一気に賑やかになった俺達の生活だが、その一方である1つの儀式も行われた。それは、人間界に侵略していた魔族が最後の国を攻め落とした際の出来事だ。これまでに攻め落とした国の王族や貴族は、ほぼ全てが苗床送りとなっているがこの国の王族だけは対応が少し異なる。
この日この国の首都だった街の広場の中央に巨大な断頭台が2つ並んでいた、そこには王と王妃が2人繋がれ死の瞬間を迎えようとしている。
『サーラ!頼む、助けてくれ!私はお前の父親じゃないか!?』
『サーラさん!妾の子などと酷い事を言ってごめんなさい、だから私も助けて!』
「お父様、お義母様。今の私の本当の家族は、ここに居るミツクニ様、マリア、美沙とターニャさんにリィナさんです。いま少ししたら、兄もそちらに送りますのであの世で3人で仲良く暮らして下さい」
そう言うとサーラは誓いの短剣で鉄の刃を支えている縄を切り、次の瞬間王と王妃の首は宙を舞って地面を転がった。
「無用な王位の争奪戦を行わせ要らぬ血を流し、あまつさえ奴隷として売られるわたしを助けようともしなかった、あなた方はわたしの家族でも何でもありません!」
サーラは涙を流しながら叫び、生まれ故郷との繋がりを完全に断ち切り俺や皆と生きていく道を選んだ。王の妾だったサーラの母親は、風評に晒されるからと魔王の居城への移住も勧めたのだがこの地に残る事を選ばれた。この地を発ち俺達の家へ戻る当日、サーラの母親はサーラを抱きしめるとこう言って娘との別れを済ませる。
『サーラ、今のあなたの本当の家族はこちらに居る方々かもしれないけど、本当の母親を名乗れるのは私だけよ。悲しい事、辛い事もこれからも多く有るかもしれない・・・ここの方々にも見せられない顔をどうしても出したくなったら私の許へ帰っていらっしゃい。一晩だけはその顔を見ていてあげるわ、ただし次の日になったらあなたは笑顔でこの方達の元へ必ず戻るのですよ』
こんな女性も居たのか・・・サーラとはまた違う強い意志を持つこの女性に魅かれそうになった俺はその気持ちを封印して皆と俺達の家へ急ぎ帰るのだった。
そうして、話はまた冒頭に戻るのだがリィナの暴走は一向に止まる気配を見せない。今日は突如皆の前で正妻宣言を行い、またしてもマリアを怒らせていた。
公式・・・っというか魔族の皆さんの間では、正妻の座はもちろん魔王のターニャが独占している。俺との間に出来た世継ぎがもうすぐ産まれる事も大きく関係している。
非公式・・・っていうか俺自身の気持ちはもう全員正妻でも構わない!ただ敢えて挙げるとするならばサーラなのかもしれない。彼女が何だかんだ言っても、1番俺の傍に居てくれたからだ。
リィナは・・・・申し訳無いが正妻レースの一次予選で真っ先に落ちるタイプだ。強引過ぎるのも困ったものだがリィナに負けじと皆が競いだして俺に奉仕する様になる良い傾向も生んだ。
勇者の長谷川と騎士であるサーラの兄皇子が、女神フローディアの手引きで姿を消してから魔族領全体に捜索の網を張っているが未だ発見出来ずにいる。早急に手を打たないと何か悪い予感がする・・・そんな思いもこの賑やかな生活のお陰で自分の中でも消えかけていた。
・・・・その日、魔王の居城にはサーラ・マリア・美沙・ターニャ・リィナの5人は偶然にも居らず、工房で新しい武器を作る為にスタンハルバードの量産をしながら思案に耽っている俺を静かに見つめていた。
そして、その頃苗床の入り口付近を歩いていたミオンは目の前の空間が歪んだかと思うとそこから赤い鎧を着た騎士が現れるのを見て近寄った。
「あら、コンラートじゃない!?こんな所へ何故ひ
ミオンは最後まで喋る事が出来なかった、騎士が軽く振った剣で顔半分が飛んで即死した為だ。騎士は無言で苗床の中に入ると中に居た全ての者を切り捨てる。かつて一緒に旅をしていた男さえもまるで豆腐を切るかの様に胴体を一刀両断していた。
突如、城の中で沸き起こる悲鳴と叫びで流石に異常事態に気付いた俺達6人が急ぎ城に入ると目の前でターニャの側近が1人の騎士に片手で両手を持ち上げられ背中に剣を突きつけられている所だった。
「魔王様、急いでお逃げください」
言い終わるのを待っていたのかは分からないが、騎士は側近の背中から剣を突き通すとまるでゴミを振り払うかの様に剣を振り側近の死体から剣を抜いた。
「こいつ、何かおかしいぞ!?まるで意思を持たずに動いているみたいだ」
「ええ、迂闊に近寄ると危険です。距離をとりましょう!」
ターニャと意見を合わせると、皆で後退して距離を取ろうとした。すると
「コンラート!あなた、何故ここに居るのですか!?」
突然、サーラが叫ぶ。そして俺達は理解した、この魔王の居城で突如殺戮を行っている男こそフローディアの手引きで行方をくらましていた、勇者パーティーの騎士にしてサーラの兄皇子であるコンラートだったのだと。
「サーラ・・・オカス・・・コロス・・・」
コンラートは聞き取れない小さな声で何かを話すと、目の前の空間が揺らぎ始めその中に歩き出すとその姿は消えうせそして空間の揺らぎも収まった。
この日、魔王の居城においてたった数刻でミオンを含め百人近い命がコンラートによって奪われたのだった。
「あれは、あなたを篭絡する為に付いた嘘であってあなたは只の妾なの!わたしとミツクニ様と同じ様に結ばれている訳ではありません!」
「あら、姉さん。分かりやすい嘘をついていてよ。姉さんはミツクニ様から褒美を戴いているだけであって、わたしは愛を注がれているの!?どちらがより愛されているかなんて誰の目にも明らかじゃありませんか!」
「むきい! あんたなんて苗床に送っておけば良かったわ!」
「あら、残念。姉さんの方こそ苗床に行けば本能のまま姉さんを愛してくれる方が大勢おりましてよ?」
「なんですって~!?」
あの日からほぼ毎日こんな感じだからだ orz
リィナはマリアと同じ位愛していると言ってしまった俺の言葉をそれ以上に受け取ってしまい意識が戻ると
「マリア姉さんと同じ位愛していると言うのでしたら、わたしも今すぐ性奴隷に加えてくださいませ!」
と突如言い始め、その時抱き合っていた俺とマリアは予想外の展開に呆然となった。そしてそれから数日してターニャにもサーラ達3人の許しを得て誓いの短剣を渡すのを見ると今度は
「わたしも既にミツクニ様の妻として愛されていますから、その短剣をわたしにもください!わたしも家族の仲間入りしていいですよね?いいですよね!ターニャさん!?」
とまくし立てられ、その鬼気迫る顔にターニャも思わず渡されたばかりの短剣をリィナに泣き顔で渡しそうになっている。魔王に恐怖心を抱かせて物を分捕る寸前まで持って行くシスターは、この後も次々とマリアの我慢の火薬庫に火を付けては大爆発を起こさせてばかりいた。
一気に賑やかになった俺達の生活だが、その一方である1つの儀式も行われた。それは、人間界に侵略していた魔族が最後の国を攻め落とした際の出来事だ。これまでに攻め落とした国の王族や貴族は、ほぼ全てが苗床送りとなっているがこの国の王族だけは対応が少し異なる。
この日この国の首都だった街の広場の中央に巨大な断頭台が2つ並んでいた、そこには王と王妃が2人繋がれ死の瞬間を迎えようとしている。
『サーラ!頼む、助けてくれ!私はお前の父親じゃないか!?』
『サーラさん!妾の子などと酷い事を言ってごめんなさい、だから私も助けて!』
「お父様、お義母様。今の私の本当の家族は、ここに居るミツクニ様、マリア、美沙とターニャさんにリィナさんです。いま少ししたら、兄もそちらに送りますのであの世で3人で仲良く暮らして下さい」
そう言うとサーラは誓いの短剣で鉄の刃を支えている縄を切り、次の瞬間王と王妃の首は宙を舞って地面を転がった。
「無用な王位の争奪戦を行わせ要らぬ血を流し、あまつさえ奴隷として売られるわたしを助けようともしなかった、あなた方はわたしの家族でも何でもありません!」
サーラは涙を流しながら叫び、生まれ故郷との繋がりを完全に断ち切り俺や皆と生きていく道を選んだ。王の妾だったサーラの母親は、風評に晒されるからと魔王の居城への移住も勧めたのだがこの地に残る事を選ばれた。この地を発ち俺達の家へ戻る当日、サーラの母親はサーラを抱きしめるとこう言って娘との別れを済ませる。
『サーラ、今のあなたの本当の家族はこちらに居る方々かもしれないけど、本当の母親を名乗れるのは私だけよ。悲しい事、辛い事もこれからも多く有るかもしれない・・・ここの方々にも見せられない顔をどうしても出したくなったら私の許へ帰っていらっしゃい。一晩だけはその顔を見ていてあげるわ、ただし次の日になったらあなたは笑顔でこの方達の元へ必ず戻るのですよ』
こんな女性も居たのか・・・サーラとはまた違う強い意志を持つこの女性に魅かれそうになった俺はその気持ちを封印して皆と俺達の家へ急ぎ帰るのだった。
そうして、話はまた冒頭に戻るのだがリィナの暴走は一向に止まる気配を見せない。今日は突如皆の前で正妻宣言を行い、またしてもマリアを怒らせていた。
公式・・・っというか魔族の皆さんの間では、正妻の座はもちろん魔王のターニャが独占している。俺との間に出来た世継ぎがもうすぐ産まれる事も大きく関係している。
非公式・・・っていうか俺自身の気持ちはもう全員正妻でも構わない!ただ敢えて挙げるとするならばサーラなのかもしれない。彼女が何だかんだ言っても、1番俺の傍に居てくれたからだ。
リィナは・・・・申し訳無いが正妻レースの一次予選で真っ先に落ちるタイプだ。強引過ぎるのも困ったものだがリィナに負けじと皆が競いだして俺に奉仕する様になる良い傾向も生んだ。
勇者の長谷川と騎士であるサーラの兄皇子が、女神フローディアの手引きで姿を消してから魔族領全体に捜索の網を張っているが未だ発見出来ずにいる。早急に手を打たないと何か悪い予感がする・・・そんな思いもこの賑やかな生活のお陰で自分の中でも消えかけていた。
・・・・その日、魔王の居城にはサーラ・マリア・美沙・ターニャ・リィナの5人は偶然にも居らず、工房で新しい武器を作る為にスタンハルバードの量産をしながら思案に耽っている俺を静かに見つめていた。
そして、その頃苗床の入り口付近を歩いていたミオンは目の前の空間が歪んだかと思うとそこから赤い鎧を着た騎士が現れるのを見て近寄った。
「あら、コンラートじゃない!?こんな所へ何故ひ
ミオンは最後まで喋る事が出来なかった、騎士が軽く振った剣で顔半分が飛んで即死した為だ。騎士は無言で苗床の中に入ると中に居た全ての者を切り捨てる。かつて一緒に旅をしていた男さえもまるで豆腐を切るかの様に胴体を一刀両断していた。
突如、城の中で沸き起こる悲鳴と叫びで流石に異常事態に気付いた俺達6人が急ぎ城に入ると目の前でターニャの側近が1人の騎士に片手で両手を持ち上げられ背中に剣を突きつけられている所だった。
「魔王様、急いでお逃げください」
言い終わるのを待っていたのかは分からないが、騎士は側近の背中から剣を突き通すとまるでゴミを振り払うかの様に剣を振り側近の死体から剣を抜いた。
「こいつ、何かおかしいぞ!?まるで意思を持たずに動いているみたいだ」
「ええ、迂闊に近寄ると危険です。距離をとりましょう!」
ターニャと意見を合わせると、皆で後退して距離を取ろうとした。すると
「コンラート!あなた、何故ここに居るのですか!?」
突然、サーラが叫ぶ。そして俺達は理解した、この魔王の居城で突如殺戮を行っている男こそフローディアの手引きで行方をくらましていた、勇者パーティーの騎士にしてサーラの兄皇子であるコンラートだったのだと。
「サーラ・・・オカス・・・コロス・・・」
コンラートは聞き取れない小さな声で何かを話すと、目の前の空間が揺らぎ始めその中に歩き出すとその姿は消えうせそして空間の揺らぎも収まった。
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