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主と従者の章
・小話▪️「◯◯は朝餉の後で」
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トーリボルの城の二階には、備え付けの湯殿がある。
元々この地方では入浴の風習は無かったのだが、初代城主リ・ボーが入浴を好み、築城時に湯殿を設置し、二十四時間いつでも入られるように、当時抱えていた魔術師に温水の給水と、水資源の浪費を抑える為の排水の循環濾過機能を術式で備えさせたのだ。
──言葉にすれば簡単に済むが、あまりもの無茶振りに設置させられた魔術師が頭を抱えて拗ねまくっていたのは言うまでもない。
城が出来た当時からかなりの年月が経ち、城下は二度の壊滅を経験したものの、城そのものは「不思議な力」で護られていて無事だったため、領主リヴォワールドが城に居を構えるまでは、城下の民草の疲れを取る場ともなっていたほどだ。
今は街の復旧に合わせて公衆浴場の建設も行われているが、それまでの間は昼の鐘から夜の鐘までの間は街の者なら誰でも、夜から朝の鐘までは城の住人と客人達が使う時間と分けられている。
────
「入るぞ」
朝風呂から上がってきたシマヅが部屋に戻ると、ミフネが一人、ベッドの上で神妙な顔を顔をしていた。
「どうした、ミフネ」
「……いえ……」
起きてすぐなのか、浴衣の乱れを治そうともせず、視線を下に向ける。
見ると、そこには。
「起きたら、その、自分の魔羅が立っているのです。
このままでは収まりが悪い、どうすれば元に戻るのだろうか、このままにしていても差し支えなかろうか、など、そんな事を考えていたら貴殿が帰ってきた次第で」
身の丈に相応しい長さの陰茎が、固くそそり立っていた。
ふむ、とシマヅが唸り。
「ミフネ、お前さん何年生まれだったか?」
「毎度毎度その聞き方するのやめていただけませんか?」
むう、と唸りながら、ミフネが生まれ年を答える。
────
トーリボルに向かう前、シマヅは密かに、トクガワ本人から、ミフネの生い立ちを教えられていた。
今は『ミフネ』の名を戴く青年は、ヒノモトにて拾い親から託された時には、既に肉体改造を施された後だった。
身体は大人の大きさに無理やり引き伸ばされ、戦闘能力を無理矢理向上させられた上、洗脳教育により筋力も脳の生存制御を軽々と乗り越え、大の大人を超える威力をいとも簡単に叩き出す。
早かれ遅かれ、肉体を自壊させて死ぬしかなかった子を拾い上げた育ての親は、この難しい身体の扱いの身につけ方をどうしても見出しきれず、已むを得ず、ヒノモトで「道(ドウ)」を修めればもしやと縋る想いで託して行ったのだという。
なのでこの青年は、見た目よりも実際はとても幼い──今現在、歳の頃十七、八位に見えるが、実際は十二、なのである。
生まれ年や日は、拾われた時に、かの少年に非道な改造を施した輩の資料から分かってはいるのだが、どうもミフネ本人が背伸びをしたい年頃なのか、外観に意識を引きずられるフリをして年嵩を増して言おうとする。
なのでシマヅはわざわざ生まれ年を聞くようにしているのだ。
というのも、ヒノモトでは──馬鹿げた話かもしれないが──性別問わず、二十歳まで肛姦禁止が明文化されている為である。
実際に従っている者がどれだけ居るかは定かでは無いが、ヒノモトで特に『兵』の役割を担う派の者達にとっては、その役割に就いた時に必ず上からの申し送りがある事項だ。
理由は単純で、若年の肛門括約筋の損傷を防ぐ為──いざ戦となった時に尻穴を気にして『踏ん張れない』武士など、ヒノモトには不要なのだ。
────
「いや、真面目な話、これは大事な事だぞ」
茶化す素振りを見せず、シマヅが諭す。
男子の肉体の二次性徴が、やっと年相応に追いついてきたのだ。ここできちんと教えておかないと後々困った事になる。
ので、少々誇張しておく。
「何せ、それを放置しておくと最終的に破裂して死ぬ」
「は?!」
告げられた『いきなりの死』に呆気に取られたミフネの身体をひょい、と持ち上げ、抱き抱える様にするりとシマヅが滑り込む。
「これは男子の身体の二次性徴と言ってな…」
自分の身体にどんな変化が起こり始めたのかを説明しながら、立ち上がりにくく、足を閉じ難いように座らせ直し、ミフネの右手を取り本人自身のの陰茎に触れさせる。
「なので、都度子種を出して、収めてやらんといかんのだ」
そのやり方を教えて進ぜよう。
ごくごく真面目な物言いに、ミフネは逃げ出すタイミングを無くしてしまった。
────
「こう勃ってしもうたらな、自分で思うておるより結構固い」
根本を押さえて指で突いて前後左右に動かしてやる。触って慣れてみろ、という事らしい。
「固いが、ぞんざいに扱うて酷い痛みなどが起こるとな、それで次が億劫になっていかん。
定期的に出さねばならんのに、出すのを嫌がっては身体に悪い。まずどこまでが『いい』かを知っていくのが必要ぞ」
ミフネの右手にそのまま自分の手を重ねて、触らせながら、その場所が普段なんと呼ばれているかを一つづつ教えていく。
根本を押さえてた左手で転がす様に玉に触れてやると、ヒッ、と小さく息を呑むのが聞こえた。
「玉もな、こうして転がしてやるとな、今はまだまだだろうが、回数を重ねると気持ちよくなってくる。
触る時は、竿よりも丁寧に扱ってやれ」
猫の子の喉を撫でるようにな、と扱い続けてしばらくすると、硬直が少しづつ解けて来た。
その体格や剛気さから、粗野な印象を持たれがちなシマヅだが、見た目にそぐわず細やかな気遣いを欠かさない男なのだ。
頃合いを見計らって
「まず、竿の部分に手を添えて握り込んで、こう、上下に擦るように動かしてやる」
ミフネの右手にそのまま自分の手を重ねて、陰茎を握り込ませると、そこから竿の付け根からカリの下まで、ゆっくりと動かしてやる。
あう、と、甘い声がこぼれ落ちる。
「搾られて痛い様なら指の力をゆるめ、ゆるい様なら少しづつ握り込んでやるといい」
「い、いたい、皮が、つって…」
「…そのままでしばし待たれよ」
痛いのは良くない、気持ち良いに越した事はない、と、シマヅは枕元の置き棚の小瓶に手を伸ばすと、中身を惜しげもなくミフネの陰茎に垂らした。
「それは…」
「これで滑らかになると良いがなぁ」
シマヅが髪に使っていた、椿の種からとった油の匂いが薫ってくる。
ヒノモトを立つ時に持ち込んだもののはず。こちらでは貴重なそれを──
また手を添え直されて、竿への刺激が始まると、皮を引っ張る刺激が無くなった分だけ、別の刺激がいや増した。初めての感覚に引きずられて思考が止まる。
それでも声を上げまいと必死に堪えるミフネの左手を取ると、そっと、亀頭に被せる様に乗せてやる。
「ここをな、童の頭を撫でてやる様にしてやるのも良いぞ」
やさしく、やさしくな、と、ゆっくりと左手を重ねて動かしてやると、先走るもので滑るそこに走る初めての刺激で、腕の中に収めた男の肌が更に熱を持ち、粟立つのが伝わる。
ふ、とシマヅが視線だけ上げると、壁に掛かっている丸鏡に、ミフネの表情が映り込んでいた。
(コレは…クるな)
本人の歳と戦闘の実力、戦場における立ち居振る舞いを知っている分、顔を真っ赤にし、涙目で快感を堪える様は幼さが際立って余計に──煽られる。
悪戯心を出して、重ねた左手をほんの少しズラして、先端の張っている下をくるりと撫でてやると、ぎゅっと目を瞑って身体を震わせた。
─────
ぐずぐずと鼻を啜り出した音を耳が拾うや否や、するりと身体を入れ替え抱き抱えると、速やかに湯殿まで連れていく。
そこから身体を清めて宥めてやって──途中領主が入って来て三人で湯船に浸かりながら朝風呂を終え、部屋に戻ると。
「早うござるな、二人とも」
身支度を整えたカトウが茶を一服嗜んでいた。
「もうすぐ朝食の頃故、早う身支度を整えられよ」
開け放たれた窓から、心地良い風が入ってくる。
使用人の回収が楽な様に、寝ていたベッドのシーツは全て剥ぎ取られて入口の籠に入れられ、寝具は綺麗に畳まれていた。
「さて……夢うつつを揺蕩うておったら、秋風が栗花落の気配を運んできてな。
これをどう詠もうかと一服しながら思案しておったところよ」
何気ないカトウの雅な一言に、ぴしり、とシマヅが固まった。
私は先に向かうぞと告げて、カトウが扉を開ける。
「……説教は、朝餉の後でな、二人とも」
二人を一瞥した年長の侍がするりと外に身を滑らせると静かに扉が音を立てる。
「……失念、してました……」
「……だな……」
どこから起きてたのかはカトウ本人のみぞ知る所なのだが、それによっては朝食後に針の筵に座ることになるかもしれないと、二人は慌てて身支度を整え始めた。
元々この地方では入浴の風習は無かったのだが、初代城主リ・ボーが入浴を好み、築城時に湯殿を設置し、二十四時間いつでも入られるように、当時抱えていた魔術師に温水の給水と、水資源の浪費を抑える為の排水の循環濾過機能を術式で備えさせたのだ。
──言葉にすれば簡単に済むが、あまりもの無茶振りに設置させられた魔術師が頭を抱えて拗ねまくっていたのは言うまでもない。
城が出来た当時からかなりの年月が経ち、城下は二度の壊滅を経験したものの、城そのものは「不思議な力」で護られていて無事だったため、領主リヴォワールドが城に居を構えるまでは、城下の民草の疲れを取る場ともなっていたほどだ。
今は街の復旧に合わせて公衆浴場の建設も行われているが、それまでの間は昼の鐘から夜の鐘までの間は街の者なら誰でも、夜から朝の鐘までは城の住人と客人達が使う時間と分けられている。
────
「入るぞ」
朝風呂から上がってきたシマヅが部屋に戻ると、ミフネが一人、ベッドの上で神妙な顔を顔をしていた。
「どうした、ミフネ」
「……いえ……」
起きてすぐなのか、浴衣の乱れを治そうともせず、視線を下に向ける。
見ると、そこには。
「起きたら、その、自分の魔羅が立っているのです。
このままでは収まりが悪い、どうすれば元に戻るのだろうか、このままにしていても差し支えなかろうか、など、そんな事を考えていたら貴殿が帰ってきた次第で」
身の丈に相応しい長さの陰茎が、固くそそり立っていた。
ふむ、とシマヅが唸り。
「ミフネ、お前さん何年生まれだったか?」
「毎度毎度その聞き方するのやめていただけませんか?」
むう、と唸りながら、ミフネが生まれ年を答える。
────
トーリボルに向かう前、シマヅは密かに、トクガワ本人から、ミフネの生い立ちを教えられていた。
今は『ミフネ』の名を戴く青年は、ヒノモトにて拾い親から託された時には、既に肉体改造を施された後だった。
身体は大人の大きさに無理やり引き伸ばされ、戦闘能力を無理矢理向上させられた上、洗脳教育により筋力も脳の生存制御を軽々と乗り越え、大の大人を超える威力をいとも簡単に叩き出す。
早かれ遅かれ、肉体を自壊させて死ぬしかなかった子を拾い上げた育ての親は、この難しい身体の扱いの身につけ方をどうしても見出しきれず、已むを得ず、ヒノモトで「道(ドウ)」を修めればもしやと縋る想いで託して行ったのだという。
なのでこの青年は、見た目よりも実際はとても幼い──今現在、歳の頃十七、八位に見えるが、実際は十二、なのである。
生まれ年や日は、拾われた時に、かの少年に非道な改造を施した輩の資料から分かってはいるのだが、どうもミフネ本人が背伸びをしたい年頃なのか、外観に意識を引きずられるフリをして年嵩を増して言おうとする。
なのでシマヅはわざわざ生まれ年を聞くようにしているのだ。
というのも、ヒノモトでは──馬鹿げた話かもしれないが──性別問わず、二十歳まで肛姦禁止が明文化されている為である。
実際に従っている者がどれだけ居るかは定かでは無いが、ヒノモトで特に『兵』の役割を担う派の者達にとっては、その役割に就いた時に必ず上からの申し送りがある事項だ。
理由は単純で、若年の肛門括約筋の損傷を防ぐ為──いざ戦となった時に尻穴を気にして『踏ん張れない』武士など、ヒノモトには不要なのだ。
────
「いや、真面目な話、これは大事な事だぞ」
茶化す素振りを見せず、シマヅが諭す。
男子の肉体の二次性徴が、やっと年相応に追いついてきたのだ。ここできちんと教えておかないと後々困った事になる。
ので、少々誇張しておく。
「何せ、それを放置しておくと最終的に破裂して死ぬ」
「は?!」
告げられた『いきなりの死』に呆気に取られたミフネの身体をひょい、と持ち上げ、抱き抱える様にするりとシマヅが滑り込む。
「これは男子の身体の二次性徴と言ってな…」
自分の身体にどんな変化が起こり始めたのかを説明しながら、立ち上がりにくく、足を閉じ難いように座らせ直し、ミフネの右手を取り本人自身のの陰茎に触れさせる。
「なので、都度子種を出して、収めてやらんといかんのだ」
そのやり方を教えて進ぜよう。
ごくごく真面目な物言いに、ミフネは逃げ出すタイミングを無くしてしまった。
────
「こう勃ってしもうたらな、自分で思うておるより結構固い」
根本を押さえて指で突いて前後左右に動かしてやる。触って慣れてみろ、という事らしい。
「固いが、ぞんざいに扱うて酷い痛みなどが起こるとな、それで次が億劫になっていかん。
定期的に出さねばならんのに、出すのを嫌がっては身体に悪い。まずどこまでが『いい』かを知っていくのが必要ぞ」
ミフネの右手にそのまま自分の手を重ねて、触らせながら、その場所が普段なんと呼ばれているかを一つづつ教えていく。
根本を押さえてた左手で転がす様に玉に触れてやると、ヒッ、と小さく息を呑むのが聞こえた。
「玉もな、こうして転がしてやるとな、今はまだまだだろうが、回数を重ねると気持ちよくなってくる。
触る時は、竿よりも丁寧に扱ってやれ」
猫の子の喉を撫でるようにな、と扱い続けてしばらくすると、硬直が少しづつ解けて来た。
その体格や剛気さから、粗野な印象を持たれがちなシマヅだが、見た目にそぐわず細やかな気遣いを欠かさない男なのだ。
頃合いを見計らって
「まず、竿の部分に手を添えて握り込んで、こう、上下に擦るように動かしてやる」
ミフネの右手にそのまま自分の手を重ねて、陰茎を握り込ませると、そこから竿の付け根からカリの下まで、ゆっくりと動かしてやる。
あう、と、甘い声がこぼれ落ちる。
「搾られて痛い様なら指の力をゆるめ、ゆるい様なら少しづつ握り込んでやるといい」
「い、いたい、皮が、つって…」
「…そのままでしばし待たれよ」
痛いのは良くない、気持ち良いに越した事はない、と、シマヅは枕元の置き棚の小瓶に手を伸ばすと、中身を惜しげもなくミフネの陰茎に垂らした。
「それは…」
「これで滑らかになると良いがなぁ」
シマヅが髪に使っていた、椿の種からとった油の匂いが薫ってくる。
ヒノモトを立つ時に持ち込んだもののはず。こちらでは貴重なそれを──
また手を添え直されて、竿への刺激が始まると、皮を引っ張る刺激が無くなった分だけ、別の刺激がいや増した。初めての感覚に引きずられて思考が止まる。
それでも声を上げまいと必死に堪えるミフネの左手を取ると、そっと、亀頭に被せる様に乗せてやる。
「ここをな、童の頭を撫でてやる様にしてやるのも良いぞ」
やさしく、やさしくな、と、ゆっくりと左手を重ねて動かしてやると、先走るもので滑るそこに走る初めての刺激で、腕の中に収めた男の肌が更に熱を持ち、粟立つのが伝わる。
ふ、とシマヅが視線だけ上げると、壁に掛かっている丸鏡に、ミフネの表情が映り込んでいた。
(コレは…クるな)
本人の歳と戦闘の実力、戦場における立ち居振る舞いを知っている分、顔を真っ赤にし、涙目で快感を堪える様は幼さが際立って余計に──煽られる。
悪戯心を出して、重ねた左手をほんの少しズラして、先端の張っている下をくるりと撫でてやると、ぎゅっと目を瞑って身体を震わせた。
─────
ぐずぐずと鼻を啜り出した音を耳が拾うや否や、するりと身体を入れ替え抱き抱えると、速やかに湯殿まで連れていく。
そこから身体を清めて宥めてやって──途中領主が入って来て三人で湯船に浸かりながら朝風呂を終え、部屋に戻ると。
「早うござるな、二人とも」
身支度を整えたカトウが茶を一服嗜んでいた。
「もうすぐ朝食の頃故、早う身支度を整えられよ」
開け放たれた窓から、心地良い風が入ってくる。
使用人の回収が楽な様に、寝ていたベッドのシーツは全て剥ぎ取られて入口の籠に入れられ、寝具は綺麗に畳まれていた。
「さて……夢うつつを揺蕩うておったら、秋風が栗花落の気配を運んできてな。
これをどう詠もうかと一服しながら思案しておったところよ」
何気ないカトウの雅な一言に、ぴしり、とシマヅが固まった。
私は先に向かうぞと告げて、カトウが扉を開ける。
「……説教は、朝餉の後でな、二人とも」
二人を一瞥した年長の侍がするりと外に身を滑らせると静かに扉が音を立てる。
「……失念、してました……」
「……だな……」
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