「君の婚約者、浮気しているよ」と婚約者が代わるたびに教えてくれる親切な元婚約者がいるので、いつになっても結婚が出来ません……。

月密

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第二話*

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 父に婚約者の浮気を報告すると静かに怒りながら「後はこっちで処理する」と言った。
 これから婚約者の素行調査をし浮気の裏付けを取るのだろう。





 あれから十日が過ぎ、昨日婚約破棄となった。
 元婚約者は伯爵家の嫡男で、彼の浮気相手は男爵令嬢だったらしい。

 「魔が差した、遊びだった」と話しているらしいが、問答無用で婚約破棄を叩きつけられた彼は更に伯爵家からは廃嫡され追い出されたという。家督は弟が継ぐ事となり、浮気相手の男爵令嬢と責任を取る形で結婚するそうだ。

 毎回思うが後味が悪い。

 浮気で婚約破棄になる事はそれなりにあるが、その後の処遇は様々で、今回のように廃嫡されて家から追い出されるのはかなり厳しい判断と言える。ただ今回の婚約はロワリエ家が有利な立場であり、こちらに配慮した形が取られたのだろう。きっと逆の立場だったならば彼は謹慎程度で済んでいたかも知れない。同情をするべきではないが、家の事情に振り回される気持ちは痛い程分かるので、なんとも言えない気持ちになる。

 
「失礼致します。お嬢様、お手紙が届いております」

 今朝父から手渡された釣書の束を順番に眺めていると、侍女のマイラが部屋に入って来た。

「ありがとう」

 受け取った封筒には送り主は書かれていない。 
 だがクリスタは花の封蝋を見て直ぐに彼からの手紙だと理解する。彼は何時もエリンジウムの花の封蝋を使う。
 侍女を下がらせ一人になると、封筒の中身を取り出した。

 一枚の便箋には日時だけが書かれている。ただそれだけなのに、鼓動が早くなり身体が熱くなるのを感じた。



 夕刻より少し前に屋敷を出たクリスタは馬車に乗り込んだ。
 人通りの多く賑やかな街中を抜け暫く経つと、周囲は草木が目立つようになり閑散とする。
 暫くそのまま走り続けると林道へと入り、更に突き進むととある屋敷が姿を現した。
 
「やあ、クリスタ」

 屋敷に入るとブラッドが出迎えてくれた。
 二階の部屋に通され、お茶を淹れてくれる。

「残念だったね、婚約破棄になってしまって」
「私、このままだと本当に行き遅れになってしまいます……」

 同年代の貴族令嬢達は学院の卒業後直ぐに結婚する人が大半で、一部の嫁ぎ先が見つからない下級貴族の令嬢は行儀見習いとして城に侍女として務めている者もいる。
 そんな中、クリスタは現在慈善活動として教会や孤児院の手伝いの他にまだ学生の弟に勉強を教えて過ごしているが、今年で十九歳となり結構焦っている。

「そんな顔をしないで、クリスタ。君は何も悪くない。浮気する男が全部悪いんだ」
「でもやっぱり私が女性として未熟だから、浮気したくなるんですよね……」

 そう言うとブラッドは席を立ちクリスタの前に跪くと静かに手に触れてきた。真っ直ぐに見つめながら優しく手を撫でられる。
 たったそれだけの事なのに、心臓が煩く高鳴ってしまう。

「ブラッド様……」
「なら今日も確りお勉強しないといけないね」



 座ったままドレスの裾をたくし上げ脚を大きく開かされる。

「クリスタ、ダメだよ。もっと開いて見せて」
「で、でも……」
「もう何度もしているんだから、いい加減慣れないと。立派にレディになれないよ」
「っ……」

 部屋の中はまだ明るく、窓からは夕日が差し込んでいる。
 これでは完全に丸見えだ。
 確かに初めてではなく、彼の言うように何度もしている。だが流石にこんなに明るい中では恥ずかし過ぎる。

「魅力のある女性になりたいんだよね?」

 彼の言葉に、涙目になりつつ羞恥心に堪えながらクリスタは自ら更に脚を開いた。
 するとブラッドは腿の内側に触れゆっくりと撫でながら手を内側へと滑らせていく。

「んっ……」

 下着に触れると、今度は上からゆっくりとなぞるように指を動かし始めた。
 
「少し触れただけなのに少し湿ってるね」
「これは、その」
「中はどうなっているのかな?」
「だ、だめですっ……んッ」

 下着をずらして直接ブレッドの指がクリスタの秘部に触れる。
 始めは人差し指で優しく擦っていたが、親指や中指を増やしていき、花弁の奥から小さな蕾を取り出した。
 
「いつ見ても可愛い蕾だね。こうやって擦ってあげると、ほら直ぐに硬くなってしまう」
「あ、ぁッ……同じ所ばかり、やめて下さいっ」

 赤く膨れ上がった小さな蕾を執拗に捏ねくり回す。その度に身体がピクリと反応してしまう。

「赤く腫れ上がって、美味しそうだ……」
「っ‼︎」

 ブラッドは舌を出すと迷う事なく舌先で蕾に触れ舐めた。

「んっ、はぁっ……甘くて美味しい」
「だめ、です、ブラッドさま、ああッ……」

 舌先のみならず、舌全体を使い秘部を愛撫していく。
 羞恥心から腰を引こうとするも、彼に両脚を確りと掴まれ動けない。

「あぁっいや、きちゃう……」
「んっ……良いよ、クリスタ……イキそうなんだね」

 蕾を口の中で転がしながら強く吸い上げられ、強い快楽が押し寄せる。
 思わずクリスタは彼の頭を両手で掴み無意識に下腹部と押し付けた。

「あ、あっ、だめ……きちゃ、あッ、ああ‼︎」
 
 瞬間、腰が浮き身体がピクリと大きく震えた。
 ブラッドは秘部から顔を離す。

「イちゃったね、気持ち良かった?」

 力なくソファに凭れているクリスタに、くすりと笑い耳元そんな事を聞いてくる。
 恥ずかしさに顔を背けると、優しく頬や額にキスをされた。




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