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30話 新たなお茶会
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真夜中の読書会から一ヶ月が経った。
この一ヶ月の間は社交界に行くこともなく、ほとんどをこの屋敷の中で過ごしていたが、変わったこともいくつかある。
まずはノエル様と一緒に食事を取るようになったことだ。
今までは別々で食事を食べていたのだが、ノエル様の方から「これからは一緒に食事を取るようにしませんか?」と提案されたのだ。
もちろん断る理由なんてない。
一ヶ月前のあの日以降私とノエル様はせっかく友人になったのだから。
私は友人と一緒に食事を取るという体験をあまりしたことがなかったので、ノエル様の申し出はとても嬉しかった。
アンナも勿論友人だが、私が食事している時はいつも側付きとして仕事をしているので断られてしまうのだ。
そして変わったこと二つ目。ノエル様の私に対する態度がどこか柔らかくなった。
それに友人になったからだろうか、以前より距離が近くなった。
ノエル様は容姿がとても整っているので、顔を近づけられるとすごく心臓に悪い。
友人とはこれほどまでに距離が近いのだろうか、と疑問に思うことがあるが私の友人がアンナとノエル様しかいないので分からない。
最後に三つ目、かなり健康的になってきた。
以前はまともに食事を与えられない環境で育ってきたので痩せていたが、このお屋敷で栄養満点で美味しい食事を毎日食べることができたので、顔色も改善され体には肉がつき以前よりも健康な体になった。
アンナ曰く「前までは折れそうだったけど、今は安心できるわ」とのことだ。
ノエル様も紳士としての配慮で言葉は濁していたが同じようなことを言っていたので、本当に以前の私は痩せていたのだろうと思う。
個人的には太っていないかが問題だったけれどどうやら私は食べてもあまり太らない体質らしく、そこら辺は大丈夫だったようだ。
そうして現在、私は友人としての関係を維持したまま、ノエル様の屋敷で暮らしていた。
今はいつもの花園にてノエル様と過ごしているところだった。
「今日も天気が良くて、気持ちがいいですね」
「ええ、今日もリナリアとお茶ができて嬉しいです」
「もう……ノエル様」
ノエル様はそう言って優しい笑顔を浮かべた。そこには以前浮かべているような取り繕った雰囲気はない。
思わず照れてしまうぐらい率直な言葉だったが本心から言っているのだろう。
「紅茶の準備ができました」
「ありがとうございます、アンナ」
アンナがすっとお茶を差し出してきた。
私はその紅茶をお礼を言って受け取る。
この高級そうな茶葉にもお菓子にもだんだん慣れてきた。
以前は勿体無く感じて齧るようにしか食べることができなかったが、今は普通に食べることができるようになった。
私がお菓子を食べているとノエル様はそれを見ておかしそうに微笑んだ。
「リナリアは美味しそうに食べますね」
「は、はしたなかったでしょうか……」
「いえ、表情が素敵だっただけです」
「……」
ノエル様の言葉に本気で照れてしまい、私は言葉を詰まらせてしまった。
「ノ、ノエル様の言葉は少し私には刺激が強いです」
「え? 何故でしょうか……」
ノエル様は本当に自覚がないのか、私の言葉に疑問そうに首を捻った。
「自覚がないところが特にたちが悪いと思います……」
私は落ち着こうと紅茶を飲む。
そして一息つくと気持ちを切り替えた。
「それにしても、こうやってノエル様とこの場所でお話しするのも日常になってきましたね」
「そうですね」
私とノエル様は天気の悪い日を除いてこの花園でお茶をするのが毎日の習慣になっていた。
しかしそれだけに気になっていることもあった。
「でも、毎日だなんてノエル様の負担になっていませんか?」
「大丈夫です。仕事の間のちょうどいい休憩になっていますし、最近はここでリナリアと話さないと調子が出ないくらいですから」
「それは良かったです」
ノエル様の邪魔になっていないなら、ここでノエル様と話す時間もまだ続けることができるというわけだ。
この幸せな時間がずっと続けばいいのに。
しかし衝撃的な出来事は突然やってきた。
「そういえば、リナリアに伝えなければならないことがあります」
「何でしょうか」
「この手紙を見てください」
ノエル様はそう言って便箋に入った一通の手紙を渡してきた。
私はその手紙を受け取って、中身を読んでみる。
「えっ!?」
そこに書かれている内容を見て私は驚愕した。
その手紙の差出人はアーノルド王子であり、内容は私とノエル様をお茶会へ誘うことだったからだ。
「な、なんで私も誘われてるんですか!?」
私は貴族社会ではノエル様の次の婚約者までの繋ぎの婚約者として認知されているはずだ。
つまり私をお茶会に誘う政治的なメリットは一切無いのだ。
それなのになぜ私がアーノルド王子のお茶会に誘われることとなったのかが疑問だった。
「申し訳ありません。彼が急にリナリアへ会ってみたいと言い始めたのです」
「でも何故……」
「理由は分かりません、いつも思いついたらすぐに行動する人ですから。今回も思いつきによるものでしょう」
どうやらアーノルド王子は思いつきで行動する人物のようだ。
それは確かにノエル様にも止められないだろう。
「それと、もう一つリナリアに伝えなければならないのですが……」
「え?」
「今回のお茶会はアーノルド王子の婚約者である、イザベラ・ブラスト公爵令嬢も参加すると思われます」
「え、えぇぇぇぇ!?」
またもやノエル様から追加された衝撃的な情報に私はまた驚くことになった。
公爵令嬢、それはノエル様と同じ王族に次ぐ地位の貴族だ。
王族だけじゃなく、そんな人がお茶会に参加すると聞いて取り乱さない人なんていないだろう。
「お、王族の方に加えて公爵令嬢までなんて私、お相手できる気がしません!」
「大丈夫です、私も一緒についていますし、基本的に一言二言言葉を交わすだけだと約束させましたから」
「何故公爵令嬢様までお茶会に……」
「彼女はアーノルド王子に似ているので……」
ノエル様は遠い目で空を見ていた。
つまりアーノルド王子と同じく思いつきで行動する人物だということだろう。
イザベラ様はノエル様が遠い目になるようなほどにアーノルド王子に似ているのだろうか?
「リナリアに負担をかけることとなってしまい、申し訳ありません」
ノエル様が申し訳なさそうに私に謝罪してきた。
私はそれを首を振って否定する。
悪いのはノエル様じゃないからだ。
「いえ、ノエル様のせいではございませんし、ノエル様が隣についてくださるのでしょう?」
「ええ、私が全力でサポートします」
「じゃあ大丈夫ですね。だってノエル様は絶対に私のことを守ってくださいますから」
「……」
以前の社交界でのことを思い出して私はそう言ったのだが、ノエル様は顔が赤かった。
「どうかしましたか?」
「いえ、あなたも大概だな、と」
私はノエル様の言葉の意味がわからなかった。
私の言葉にどこかノエル様が顔を赤くする要素があっただろか。
「……もう恋人になっちゃえ」
私の横に立っているアンナから何か呟いているのが聞こえたのだが、よく聞こえなかったので聞き返す。
「何か言いましたか?」
「いえ、何も」
しかしアンナは何もなかったかのように誤魔化した。
アンナはたまにこうやって聞き取れないくらいの小声で何かを呟くのだが、聞き返すたびに誤魔化されるのが常だった。
たまに聞こえてくる「鈍感」とか「お似合い」とかはどういう意味なのだろうか。
ノエル様が咳払いをして私に向き直った。
「分かりました。お茶会でも私がしっかりとあなたのことをお守りします」
「はい! ありがとうございます!」
私はノエル様の言葉に勢いよく頷いた。
「それでは、今度ドレスを新調しに──」
「ま、待ってください!」
私はノエル様の言葉に待ったをかけた。
「ドレスの新調はもう少し待っていただけませんか?」
「何故ですか? せっかくですからこの機会に……」
「確かにそのお気持ちは嬉しいのですが、あのドレスはまだ一回しか着ていないのです。せっかくノエル様から頂いたドレスなので、もう少し着たいのです」
あのドレスは私がこの屋敷に来てノエル様からもらった大切なものだ。
まだ一回しか着ていないのにもう新しいドレスを買うのは少し寂しい。
その気持ちがノエル様にも通じたのか、ノエル様は「分かりました」と頷いた。
「あのドレスはまだまだ着れますし、季節的にも大丈夫です。新しいドレスを買うのは今度にしておきましょう」
「わがままを言ってしまい申し訳ありません……」
「いえ、ドレスが大切だと言ってくれて私も嬉しかったですから」
ノエル様が微笑む。
私はノエル様が怒っていないことに安心した。
そうして私はお茶会へ行くことになった。
この一ヶ月の間は社交界に行くこともなく、ほとんどをこの屋敷の中で過ごしていたが、変わったこともいくつかある。
まずはノエル様と一緒に食事を取るようになったことだ。
今までは別々で食事を食べていたのだが、ノエル様の方から「これからは一緒に食事を取るようにしませんか?」と提案されたのだ。
もちろん断る理由なんてない。
一ヶ月前のあの日以降私とノエル様はせっかく友人になったのだから。
私は友人と一緒に食事を取るという体験をあまりしたことがなかったので、ノエル様の申し出はとても嬉しかった。
アンナも勿論友人だが、私が食事している時はいつも側付きとして仕事をしているので断られてしまうのだ。
そして変わったこと二つ目。ノエル様の私に対する態度がどこか柔らかくなった。
それに友人になったからだろうか、以前より距離が近くなった。
ノエル様は容姿がとても整っているので、顔を近づけられるとすごく心臓に悪い。
友人とはこれほどまでに距離が近いのだろうか、と疑問に思うことがあるが私の友人がアンナとノエル様しかいないので分からない。
最後に三つ目、かなり健康的になってきた。
以前はまともに食事を与えられない環境で育ってきたので痩せていたが、このお屋敷で栄養満点で美味しい食事を毎日食べることができたので、顔色も改善され体には肉がつき以前よりも健康な体になった。
アンナ曰く「前までは折れそうだったけど、今は安心できるわ」とのことだ。
ノエル様も紳士としての配慮で言葉は濁していたが同じようなことを言っていたので、本当に以前の私は痩せていたのだろうと思う。
個人的には太っていないかが問題だったけれどどうやら私は食べてもあまり太らない体質らしく、そこら辺は大丈夫だったようだ。
そうして現在、私は友人としての関係を維持したまま、ノエル様の屋敷で暮らしていた。
今はいつもの花園にてノエル様と過ごしているところだった。
「今日も天気が良くて、気持ちがいいですね」
「ええ、今日もリナリアとお茶ができて嬉しいです」
「もう……ノエル様」
ノエル様はそう言って優しい笑顔を浮かべた。そこには以前浮かべているような取り繕った雰囲気はない。
思わず照れてしまうぐらい率直な言葉だったが本心から言っているのだろう。
「紅茶の準備ができました」
「ありがとうございます、アンナ」
アンナがすっとお茶を差し出してきた。
私はその紅茶をお礼を言って受け取る。
この高級そうな茶葉にもお菓子にもだんだん慣れてきた。
以前は勿体無く感じて齧るようにしか食べることができなかったが、今は普通に食べることができるようになった。
私がお菓子を食べているとノエル様はそれを見ておかしそうに微笑んだ。
「リナリアは美味しそうに食べますね」
「は、はしたなかったでしょうか……」
「いえ、表情が素敵だっただけです」
「……」
ノエル様の言葉に本気で照れてしまい、私は言葉を詰まらせてしまった。
「ノ、ノエル様の言葉は少し私には刺激が強いです」
「え? 何故でしょうか……」
ノエル様は本当に自覚がないのか、私の言葉に疑問そうに首を捻った。
「自覚がないところが特にたちが悪いと思います……」
私は落ち着こうと紅茶を飲む。
そして一息つくと気持ちを切り替えた。
「それにしても、こうやってノエル様とこの場所でお話しするのも日常になってきましたね」
「そうですね」
私とノエル様は天気の悪い日を除いてこの花園でお茶をするのが毎日の習慣になっていた。
しかしそれだけに気になっていることもあった。
「でも、毎日だなんてノエル様の負担になっていませんか?」
「大丈夫です。仕事の間のちょうどいい休憩になっていますし、最近はここでリナリアと話さないと調子が出ないくらいですから」
「それは良かったです」
ノエル様の邪魔になっていないなら、ここでノエル様と話す時間もまだ続けることができるというわけだ。
この幸せな時間がずっと続けばいいのに。
しかし衝撃的な出来事は突然やってきた。
「そういえば、リナリアに伝えなければならないことがあります」
「何でしょうか」
「この手紙を見てください」
ノエル様はそう言って便箋に入った一通の手紙を渡してきた。
私はその手紙を受け取って、中身を読んでみる。
「えっ!?」
そこに書かれている内容を見て私は驚愕した。
その手紙の差出人はアーノルド王子であり、内容は私とノエル様をお茶会へ誘うことだったからだ。
「な、なんで私も誘われてるんですか!?」
私は貴族社会ではノエル様の次の婚約者までの繋ぎの婚約者として認知されているはずだ。
つまり私をお茶会に誘う政治的なメリットは一切無いのだ。
それなのになぜ私がアーノルド王子のお茶会に誘われることとなったのかが疑問だった。
「申し訳ありません。彼が急にリナリアへ会ってみたいと言い始めたのです」
「でも何故……」
「理由は分かりません、いつも思いついたらすぐに行動する人ですから。今回も思いつきによるものでしょう」
どうやらアーノルド王子は思いつきで行動する人物のようだ。
それは確かにノエル様にも止められないだろう。
「それと、もう一つリナリアに伝えなければならないのですが……」
「え?」
「今回のお茶会はアーノルド王子の婚約者である、イザベラ・ブラスト公爵令嬢も参加すると思われます」
「え、えぇぇぇぇ!?」
またもやノエル様から追加された衝撃的な情報に私はまた驚くことになった。
公爵令嬢、それはノエル様と同じ王族に次ぐ地位の貴族だ。
王族だけじゃなく、そんな人がお茶会に参加すると聞いて取り乱さない人なんていないだろう。
「お、王族の方に加えて公爵令嬢までなんて私、お相手できる気がしません!」
「大丈夫です、私も一緒についていますし、基本的に一言二言言葉を交わすだけだと約束させましたから」
「何故公爵令嬢様までお茶会に……」
「彼女はアーノルド王子に似ているので……」
ノエル様は遠い目で空を見ていた。
つまりアーノルド王子と同じく思いつきで行動する人物だということだろう。
イザベラ様はノエル様が遠い目になるようなほどにアーノルド王子に似ているのだろうか?
「リナリアに負担をかけることとなってしまい、申し訳ありません」
ノエル様が申し訳なさそうに私に謝罪してきた。
私はそれを首を振って否定する。
悪いのはノエル様じゃないからだ。
「いえ、ノエル様のせいではございませんし、ノエル様が隣についてくださるのでしょう?」
「ええ、私が全力でサポートします」
「じゃあ大丈夫ですね。だってノエル様は絶対に私のことを守ってくださいますから」
「……」
以前の社交界でのことを思い出して私はそう言ったのだが、ノエル様は顔が赤かった。
「どうかしましたか?」
「いえ、あなたも大概だな、と」
私はノエル様の言葉の意味がわからなかった。
私の言葉にどこかノエル様が顔を赤くする要素があっただろか。
「……もう恋人になっちゃえ」
私の横に立っているアンナから何か呟いているのが聞こえたのだが、よく聞こえなかったので聞き返す。
「何か言いましたか?」
「いえ、何も」
しかしアンナは何もなかったかのように誤魔化した。
アンナはたまにこうやって聞き取れないくらいの小声で何かを呟くのだが、聞き返すたびに誤魔化されるのが常だった。
たまに聞こえてくる「鈍感」とか「お似合い」とかはどういう意味なのだろうか。
ノエル様が咳払いをして私に向き直った。
「分かりました。お茶会でも私がしっかりとあなたのことをお守りします」
「はい! ありがとうございます!」
私はノエル様の言葉に勢いよく頷いた。
「それでは、今度ドレスを新調しに──」
「ま、待ってください!」
私はノエル様の言葉に待ったをかけた。
「ドレスの新調はもう少し待っていただけませんか?」
「何故ですか? せっかくですからこの機会に……」
「確かにそのお気持ちは嬉しいのですが、あのドレスはまだ一回しか着ていないのです。せっかくノエル様から頂いたドレスなので、もう少し着たいのです」
あのドレスは私がこの屋敷に来てノエル様からもらった大切なものだ。
まだ一回しか着ていないのにもう新しいドレスを買うのは少し寂しい。
その気持ちがノエル様にも通じたのか、ノエル様は「分かりました」と頷いた。
「あのドレスはまだまだ着れますし、季節的にも大丈夫です。新しいドレスを買うのは今度にしておきましょう」
「わがままを言ってしまい申し訳ありません……」
「いえ、ドレスが大切だと言ってくれて私も嬉しかったですから」
ノエル様が微笑む。
私はノエル様が怒っていないことに安心した。
そうして私はお茶会へ行くことになった。
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