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21話
しおりを挟むサラは抵抗しなくなったマイケルを見下す。
マイケルは自分の罪を認めていた。
といっても、もう遅すぎた。
自分の罪を認めるのも、反省するのも。
これからマイケルに待つ運命は平民へと落ちることと、逃げ出したことによる更なる罰が加えられることだけだ。
「サ、サラ様……」
その時、ララの父親であるゴードンが割り込んできた。
そして媚びるような笑顔を浮かべてごまを擦り始める。
「わ、私はただララの恋路を後押ししようとしただけなのです。ち、誓って本当です」
ゴードンは言い訳を始めた。
「ですから、私は愚かなララが偉大なるサラ様を冤罪に陥れようとしていたことなど、全く知りませんでした」
ゴードンの言っていることはわかりやすい真っ赤な嘘だった。
自分の身を守るためだけにララを生贄にしようとしているのだろう。
もちろん、今のサラがそんな人間に容赦するはずが無い。
「あなたが彼女を唆したことはきっちりと証人がいます。言い逃れはできません」
「なっ!? そんな! 一体どこで……!」
証人がいると聞いてゴードンは真っ青になった。
「それに加えてあなたがいままでしてきた不正の数々も発覚しています。娘と一緒に牢獄で過ごすことですね」
サラは容赦なく冷たい声で言い放つ。
ゴードンの表情はますます青くなっていく。
「それでは、さようなら」
サラは別れの挨拶を述べる。
その後国王の軍隊から派遣された衛兵がゴードンの元へとやって来て、マイケル達を捕まえた。
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