仮)願いを叶えて貰えたけど駄目神様で勝手にTSされちゃった俺。どうなる?

クロハナ

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無事に初出社終了。

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目の前の若い姿の二人を見て俺は面白くて笑顔で挨拶してしまった。【これは後で後悔する程の失敗だった。】


「き、君が黒沢優輝君?いや…………さん。そうだ。そうだった。女性だった…………何で男だと思っていたんだ私は…………」


混乱する山田所長。確か今の年齢は50歳ぐらいだったかな?

この所長、実は3年後に会社を辞める事になるんだよな。それもお客さんの奥さんだと知らずにテレクラで知り合って不倫して、それがバレて大騒ぎになってボコボコにされたんだっけ。


それでまだ固まっている【優紀の笑顔を見てまた違う意味で固まっていたのだが】長澤さんは放置して置いた。


「山田所長。私はどうすればいいですか?」


「…………え?あぁ、長澤さんに指導をお願いする事になっていたんだった。ちょっと長澤さん。長澤さん?」


山田所長もやっと長澤さんが固まっている事に気が付き揺すり元に戻そうとしていた。


「……………………うぁ、山田所長何です?何か言いました?」


「聞こえてなかったのか?これから君に指導を任せるから黒沢優輝?黒沢さん?社員証の漢字は合っているのかい?」


とやっと確認された。


「いえ、私の漢字は優しいは合っているんですけど、紀の方は糸偏の方の漢字です。読み方は同じなんですけどね。」


「そうか。それは至急本社に言って訂正して貰おう。それでは長澤さん。黒沢さんの事よろしくお願いしますよ。いいですね?」


「はい!命に代えても。」


いや何を言ってるんですか?そんな面白い事言う人でしたっけ?


そして未だに何か納得出来ない様にブツブツと独り言の様に「なぜ男だと…………」を繰り返しながら山田所長は部屋から出て行った。多分業務課にでも行ったんだと思う。


そして残された俺と長沢さん。いや違った他にも2人いた。

鈴木すずき直輝なおきさんとはやし博之ひろゆきさんの二人だ。


鈴木さんは、太っている。それは見事に太っている。そしていびきがとてもうるさい。同室に泊まった事があったが朝までとてもじゃないが寝られなかった。歳は今だと26だったかな。

林さんは何て言えばいいだろう。兎に角多趣味で車もコロコロ代えるし、ジッとしていられないタイプの人だ。歳は28歳で…………確か娘さんが二人…………いやこの時はまだ一人目が産まれたばかりだったかな。


電話ラッシュも終わり余裕が出来たのか俺と長沢さんに近づいて来た。


「ほう。その子が新人の黒沢さんか………………………………かなりの美人だな。こりゃ~営業に回ったらすぐに成績トップになるんじゃないか。」


いやいや美人な営業ってだけで数字取れる訳ないでしょ?『女、子供が現場に来るんじゃねーよ!』って怒鳴られるのがオチだって。


「そうかな~?現場の監督とか怖いからすぐに泣きだして辞めるんじゃない?」


おい!鈴木さんよ。随分なめた事言ってくれてますね。20年もやってきた俺が監督怖くて辞める訳ねぇーよ。ってか俺は会社に入って2年であんたの成績抜いたからな!もう少し動けよ。


「大丈夫です。体力には自信がありますから、ドンドン現場に行きます。」


心の中では悪く言っても顔に出さないのが営業マン。だが言葉では負けない。少し嫌味を込めて鈴木さんに向かって言ってやった。


「はぁー言われてやんの鈴木氏。」


「林さんもあまり鈴木氏をいじめない。全くどっちもどっちですからね?」


さすが長澤さん纏めるのが上手い。次期所長だもんな。

とりあえずそれから自己紹介を軽く受け、会社の中を長澤さんに教えて貰った。まぁ、全部知っているから何も驚く事も無いし説明も半分聞き流したけど。


それからやはり初日と言う事もあり仕事と言う程の事はしないで、提出する書類の説明を受け必要事項を書いていた。

給料の振り込み先の銀行登録や自家用車の申請、自宅からの会社までの距離と簡単な地図の提出。


手書きで地図なんて久しぶりに書いたよ。過去のこの時代だとネットで地図検索して、出発地点と目的地入れて距離と時間出てきたらプリントアウトすれば終わりとか出来なかったから。


そ~言えば昨日のTVで携帯電話のCMやってたっけ。帰りにでも携帯買いに行こうかな。


ちなみに新人研修なんてされるより、する事の方が多かったから、勿論必要な書類も全部知ってる。


「長澤さん。車の保険の写しと年金の番号の提出はいいんですか?」


「…………あぁ~そうかそれもあったな。忘れてた。じゃ、それも書いて……………………って何で知ってる?!」


何で知ってる?それは…………言える訳ないでしょ?


「兄が会社に入った時に言われたと聞いていたので。」


営業マンは言葉でいろいろごまか…………乗り切るのが仕事です。はい。


「…………そ、そうか。」


まぁ、初日はこんな感じで時間が進み何年ぶりかで定時であがりました。いや~外まだ明るいな~。


さて、仕事が終わったら次は何をするかと言えばお買い物。

仕事中に携帯電話を買いに行こうと思ったのとは別に昨日寝る前にいろいろ計画していたのだ。


神様から貰った通帳には残高20万!

通帳の銀行名はゴッドバンク。実在してないから!何処で下ろせるんだよって部屋で一人ツッコミを入れたのは内緒です。表紙の裏に【どこのATMでも下ろせます】って書いてあった。

通帳記入も必要無し!

早速帰り道近くのATMに行ってみました。


ドキドキしながらATMにカードを入れてみたら、暗証番号も不要らしく即金額指定画面が出た。

10と万って押して……………………おぉー普通にお金が出てきた。

俺はウキウキで財布にお金入れ買い物へと向かった。


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