4 / 6
無事に初出社終了。
しおりを挟む
目の前の若い姿の二人を見て俺は面白くて笑顔で挨拶してしまった。【これは後で後悔する程の失敗だった。】
「き、君が黒沢優輝君?いや…………さん。そうだ。そうだった。女性だった…………何で男だと思っていたんだ私は…………」
混乱する山田所長。確か今の年齢は50歳ぐらいだったかな?
この所長、実は3年後に会社を辞める事になるんだよな。それもお客さんの奥さんだと知らずにテレクラで知り合って不倫して、それがバレて大騒ぎになってボコボコにされたんだっけ。
それでまだ固まっている【優紀の笑顔を見てまた違う意味で固まっていたのだが】長澤さんは放置して置いた。
「山田所長。私はどうすればいいですか?」
「…………え?あぁ、長澤さんに指導をお願いする事になっていたんだった。ちょっと長澤さん。長澤さん?」
山田所長もやっと長澤さんが固まっている事に気が付き揺すり元に戻そうとしていた。
「……………………うぁ、山田所長何です?何か言いました?」
「聞こえてなかったのか?これから君に指導を任せるから黒沢優輝?黒沢さん?社員証の漢字は合っているのかい?」
とやっと確認された。
「いえ、私の漢字は優しいは合っているんですけど、紀の方は糸偏の方の漢字です。読み方は同じなんですけどね。」
「そうか。それは至急本社に言って訂正して貰おう。それでは長澤さん。黒沢さんの事よろしくお願いしますよ。いいですね?」
「はい!命に代えても。」
いや何を言ってるんですか?そんな面白い事言う人でしたっけ?
そして未だに何か納得出来ない様にブツブツと独り言の様に「なぜ男だと…………」を繰り返しながら山田所長は部屋から出て行った。多分業務課にでも行ったんだと思う。
そして残された俺と長沢さん。いや違った他にも2人いた。
鈴木直輝さんと林博之さんの二人だ。
鈴木さんは、太っている。それは見事に太っている。そしていびきがとてもうるさい。同室に泊まった事があったが朝までとてもじゃないが寝られなかった。歳は今だと26だったかな。
林さんは何て言えばいいだろう。兎に角多趣味で車もコロコロ代えるし、ジッとしていられないタイプの人だ。歳は28歳で…………確か娘さんが二人…………いやこの時はまだ一人目が産まれたばかりだったかな。
電話ラッシュも終わり余裕が出来たのか俺と長沢さんに近づいて来た。
「ほう。その子が新人の黒沢さんか………………………………かなりの美人だな。こりゃ~営業に回ったらすぐに成績トップになるんじゃないか。」
いやいや美人な営業ってだけで数字取れる訳ないでしょ?『女、子供が現場に来るんじゃねーよ!』って怒鳴られるのがオチだって。
「そうかな~?現場の監督とか怖いからすぐに泣きだして辞めるんじゃない?」
おい!鈴木さんよ。随分なめた事言ってくれてますね。20年もやってきた俺が監督怖くて辞める訳ねぇーよ。ってか俺は会社に入って2年であんたの成績抜いたからな!もう少し動けよ。
「大丈夫です。体力には自信がありますから、ドンドン現場に行きます。」
心の中では悪く言っても顔に出さないのが営業マン。だが言葉では負けない。少し嫌味を込めて鈴木さんに向かって言ってやった。
「はぁー言われてやんの鈴木氏。」
「林さんもあまり鈴木氏をいじめない。全くどっちもどっちですからね?」
さすが長澤さん纏めるのが上手い。次期所長だもんな。
とりあえずそれから自己紹介を軽く受け、会社の中を長澤さんに教えて貰った。まぁ、全部知っているから何も驚く事も無いし説明も半分聞き流したけど。
それからやはり初日と言う事もあり仕事と言う程の事はしないで、提出する書類の説明を受け必要事項を書いていた。
給料の振り込み先の銀行登録や自家用車の申請、自宅からの会社までの距離と簡単な地図の提出。
手書きで地図なんて久しぶりに書いたよ。過去のこの時代だとネットで地図検索して、出発地点と目的地入れて距離と時間出てきたらプリントアウトすれば終わりとか出来なかったから。
そ~言えば昨日のTVで携帯電話のCMやってたっけ。帰りにでも携帯買いに行こうかな。
ちなみに新人研修なんてされるより、する事の方が多かったから、勿論必要な書類も全部知ってる。
「長澤さん。車の保険の写しと年金の番号の提出はいいんですか?」
「…………あぁ~そうかそれもあったな。忘れてた。じゃ、それも書いて……………………って何で知ってる?!」
何で知ってる?それは…………言える訳ないでしょ?
「兄が会社に入った時に言われたと聞いていたので。」
営業マンは言葉でいろいろごまか…………乗り切るのが仕事です。はい。
「…………そ、そうか。」
まぁ、初日はこんな感じで時間が進み何年ぶりかで定時であがりました。いや~外まだ明るいな~。
さて、仕事が終わったら次は何をするかと言えばお買い物。
仕事中に携帯電話を買いに行こうと思ったのとは別に昨日寝る前にいろいろ計画していたのだ。
神様から貰った通帳には残高20万!
通帳の銀行名はゴッドバンク。実在してないから!何処で下ろせるんだよって部屋で一人ツッコミを入れたのは内緒です。表紙の裏に【どこのATMでも下ろせます】って書いてあった。
通帳記入も必要無し!
早速帰り道近くのATMに行ってみました。
ドキドキしながらATMにカードを入れてみたら、暗証番号も不要らしく即金額指定画面が出た。
10と万って押して……………………おぉー普通にお金が出てきた。
俺はウキウキで財布にお金入れ買い物へと向かった。
「き、君が黒沢優輝君?いや…………さん。そうだ。そうだった。女性だった…………何で男だと思っていたんだ私は…………」
混乱する山田所長。確か今の年齢は50歳ぐらいだったかな?
この所長、実は3年後に会社を辞める事になるんだよな。それもお客さんの奥さんだと知らずにテレクラで知り合って不倫して、それがバレて大騒ぎになってボコボコにされたんだっけ。
それでまだ固まっている【優紀の笑顔を見てまた違う意味で固まっていたのだが】長澤さんは放置して置いた。
「山田所長。私はどうすればいいですか?」
「…………え?あぁ、長澤さんに指導をお願いする事になっていたんだった。ちょっと長澤さん。長澤さん?」
山田所長もやっと長澤さんが固まっている事に気が付き揺すり元に戻そうとしていた。
「……………………うぁ、山田所長何です?何か言いました?」
「聞こえてなかったのか?これから君に指導を任せるから黒沢優輝?黒沢さん?社員証の漢字は合っているのかい?」
とやっと確認された。
「いえ、私の漢字は優しいは合っているんですけど、紀の方は糸偏の方の漢字です。読み方は同じなんですけどね。」
「そうか。それは至急本社に言って訂正して貰おう。それでは長澤さん。黒沢さんの事よろしくお願いしますよ。いいですね?」
「はい!命に代えても。」
いや何を言ってるんですか?そんな面白い事言う人でしたっけ?
そして未だに何か納得出来ない様にブツブツと独り言の様に「なぜ男だと…………」を繰り返しながら山田所長は部屋から出て行った。多分業務課にでも行ったんだと思う。
そして残された俺と長沢さん。いや違った他にも2人いた。
鈴木直輝さんと林博之さんの二人だ。
鈴木さんは、太っている。それは見事に太っている。そしていびきがとてもうるさい。同室に泊まった事があったが朝までとてもじゃないが寝られなかった。歳は今だと26だったかな。
林さんは何て言えばいいだろう。兎に角多趣味で車もコロコロ代えるし、ジッとしていられないタイプの人だ。歳は28歳で…………確か娘さんが二人…………いやこの時はまだ一人目が産まれたばかりだったかな。
電話ラッシュも終わり余裕が出来たのか俺と長沢さんに近づいて来た。
「ほう。その子が新人の黒沢さんか………………………………かなりの美人だな。こりゃ~営業に回ったらすぐに成績トップになるんじゃないか。」
いやいや美人な営業ってだけで数字取れる訳ないでしょ?『女、子供が現場に来るんじゃねーよ!』って怒鳴られるのがオチだって。
「そうかな~?現場の監督とか怖いからすぐに泣きだして辞めるんじゃない?」
おい!鈴木さんよ。随分なめた事言ってくれてますね。20年もやってきた俺が監督怖くて辞める訳ねぇーよ。ってか俺は会社に入って2年であんたの成績抜いたからな!もう少し動けよ。
「大丈夫です。体力には自信がありますから、ドンドン現場に行きます。」
心の中では悪く言っても顔に出さないのが営業マン。だが言葉では負けない。少し嫌味を込めて鈴木さんに向かって言ってやった。
「はぁー言われてやんの鈴木氏。」
「林さんもあまり鈴木氏をいじめない。全くどっちもどっちですからね?」
さすが長澤さん纏めるのが上手い。次期所長だもんな。
とりあえずそれから自己紹介を軽く受け、会社の中を長澤さんに教えて貰った。まぁ、全部知っているから何も驚く事も無いし説明も半分聞き流したけど。
それからやはり初日と言う事もあり仕事と言う程の事はしないで、提出する書類の説明を受け必要事項を書いていた。
給料の振り込み先の銀行登録や自家用車の申請、自宅からの会社までの距離と簡単な地図の提出。
手書きで地図なんて久しぶりに書いたよ。過去のこの時代だとネットで地図検索して、出発地点と目的地入れて距離と時間出てきたらプリントアウトすれば終わりとか出来なかったから。
そ~言えば昨日のTVで携帯電話のCMやってたっけ。帰りにでも携帯買いに行こうかな。
ちなみに新人研修なんてされるより、する事の方が多かったから、勿論必要な書類も全部知ってる。
「長澤さん。車の保険の写しと年金の番号の提出はいいんですか?」
「…………あぁ~そうかそれもあったな。忘れてた。じゃ、それも書いて……………………って何で知ってる?!」
何で知ってる?それは…………言える訳ないでしょ?
「兄が会社に入った時に言われたと聞いていたので。」
営業マンは言葉でいろいろごまか…………乗り切るのが仕事です。はい。
「…………そ、そうか。」
まぁ、初日はこんな感じで時間が進み何年ぶりかで定時であがりました。いや~外まだ明るいな~。
さて、仕事が終わったら次は何をするかと言えばお買い物。
仕事中に携帯電話を買いに行こうと思ったのとは別に昨日寝る前にいろいろ計画していたのだ。
神様から貰った通帳には残高20万!
通帳の銀行名はゴッドバンク。実在してないから!何処で下ろせるんだよって部屋で一人ツッコミを入れたのは内緒です。表紙の裏に【どこのATMでも下ろせます】って書いてあった。
通帳記入も必要無し!
早速帰り道近くのATMに行ってみました。
ドキドキしながらATMにカードを入れてみたら、暗証番号も不要らしく即金額指定画面が出た。
10と万って押して……………………おぉー普通にお金が出てきた。
俺はウキウキで財布にお金入れ買い物へと向かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる