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二章 学園生活
15話 失う悲しさにて
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俺がちょうど中学二年生だった頃の話だ。
「おにぃ、ゲームしよ」
俺にそう言って来たのは今はいない、俺の妹の雫だ。
この時の俺の家庭には、母親1人に妹弟と俺を合わせた7人家族だった。
「いいよ」
この時の俺は今ほど太ってなく、どちらかと丸っこいって感じだった。このときにはもうアイツらに殴る蹴るの暴力を振るわれていたが、雫のお陰で俺はこうしていられる。
雫は弟妹の中で唯一おんなじ親から生まれた兄妹で、父親が出て行ってからはよく俺が彼女の面倒を見ていた。もちろん他の弟妹も世話をしていたが雫といる時が長っかった。
彼女は俺の一つ下で、今は中学一年生だ。
学校も同じで、行きと帰りはほとんど一緒に行っていた。
雫は俺にとっては生き甲斐だった。
そんなある日だった。
いつものように何気ない会話をしながら2人で下校していると、後ろからなにかで殴られ俺は気絶してしまった。
次に目を覚ますと、ガラス越しに雫が横たわっており俺は椅子で拘束されていた。
「一体……なにが……」
「おう、やっとめ~覚ましたか」
俺が独り言のつもりでいうとそれに答えるように男が出てきた。
「あ、貴方は?」
「俺は、依頼でちょっとな。まぁこれから面白いショーが始まるぜ」
「面白い……ショー?」
俺が頭に疑問符を浮かべていると雫が目を覚ました。
「雫!大丈夫か!」
「おにぃ!。うん、雫は大丈夫。おにぃは?頭から血が出てるよ!」
「これぐらいなら大丈夫だ。早くここから『キィーーン』」
「早くここから…なんだって?」
雫の方のドアからがたいのいい男が3人と顔をマスクで隠しているしている俺と同級生ぐらいの男が5人いた。
「はははっ。今日は楽しもうじゃないか」
マスクをした奴がそう叫んだ。
「この声……」
「じゃあ今からお楽しみと行こう。煌羈はそこでおとなしくしてるんだな」
「どうして俺の名前を……」
「いやーーー」
俺が俯いて疑問に思っていると雫が大声をあげた。
そこではさっきのマスク野郎が雫の体を触ったりやめたりしていた。
「雫!」
「おにぃ……助け、て」
「お前ら、その手をどけろ!。雫に触ってんじゃねぇ」
「そんなこと言うなよ。これからがお楽しみなんだからな」
男がそう言いながら下からものを出した。
「お、お前。まさか!」
「ふふふ、もう遅いんだな」
男は雫のアソコに自分のモノを擦らせながらなんの躊躇いもなしにそこへ挿れた。
「いやーーー。痛い……痛い…ぬ、いて、お願い」
「うーんどうしようかなぁ…………やっぱやめない」
「あウゥッ!」
「しずくーーー!」
「お、にぃ」
そのまま雫は男8人に好き放題体を使われて、もう気を失っていた。
「ふぅ、スッキリした」
「てめぇ、ぶっ殺してやる」
「お前に俺が殺せるわけがないだろ。いつもいつも俺の雫と一緒に帰りやがって。うざいんだよ」
「雫は誰のものでもない!」
「はっ!。そんなのはもうどうでもいい。じゃあな」
「ま、待て」
「おーとっ。次はお前の番だよ。最近俺らストレス溜まってんのよ。だからさサンドバックになってほしいわけ」
男はそう言いながら俺を殴った。すると、男の後ろからも数人でてきて、俺を殴る蹴るを繰り返し、画鋲を口に入れられたり、タバコを背中に押されたり、鞭で身体中を傷つけたり、爪を何枚か剥かれたり、歯も何本か抜かれた。
俺はもう気絶しそうだったが、雫を見ていると、それどころではなく、涙が溢れてきて、なぜか意識が保てていた。
「この辺にしといてやるよ」
男はそう言いながら俺の拘束を解きどこかへ行ってしまった。
俺は少し休憩した後、雫の方へ行くために迷路のように入り組んだ道を歩いた。
しばらく歩くと、さっきの空間で雫の方に来れた。
「雫!雫……おい、返事してくれよ……」
雫は虚ろな目をしてなにも反応を示さなかった。
俺は雫を抱えて、さっきの道に戻り、行ったり来たりを繰り返しながらやっと出れた。
場所は俺たちの家から遠くも近くもない微妙なところで、工場の廃墟だった。
俺はここら辺だったらまだ家への道がわかったから俺はそのまま真っ直ぐに家に帰った。
家に帰って真っ先に俺は救急車を呼び雫と一緒に治療を受けた。
治療を受けて三ヶ月、雫は生き延びたものの、精神的ショックが大きすぎたのかずっとボーとして、急に叫んだり物を壊したりをしていた。
お腹には、あいつらの誰かの子供までいると医者から言われていた。
その日、俺は治療がひと段落してまだ痛むが身体中の痛みを我慢しながら雫の病室に行くと、雫の姿はなく、窓が開いていて、机には一封の手紙があった。
俺は窓を覗き込んで下を見ると、俺が今一番、いや生きてるうちで一番見たくなかったものが映った。
「おにぃ、ゲームしよ」
俺にそう言って来たのは今はいない、俺の妹の雫だ。
この時の俺の家庭には、母親1人に妹弟と俺を合わせた7人家族だった。
「いいよ」
この時の俺は今ほど太ってなく、どちらかと丸っこいって感じだった。このときにはもうアイツらに殴る蹴るの暴力を振るわれていたが、雫のお陰で俺はこうしていられる。
雫は弟妹の中で唯一おんなじ親から生まれた兄妹で、父親が出て行ってからはよく俺が彼女の面倒を見ていた。もちろん他の弟妹も世話をしていたが雫といる時が長っかった。
彼女は俺の一つ下で、今は中学一年生だ。
学校も同じで、行きと帰りはほとんど一緒に行っていた。
雫は俺にとっては生き甲斐だった。
そんなある日だった。
いつものように何気ない会話をしながら2人で下校していると、後ろからなにかで殴られ俺は気絶してしまった。
次に目を覚ますと、ガラス越しに雫が横たわっており俺は椅子で拘束されていた。
「一体……なにが……」
「おう、やっとめ~覚ましたか」
俺が独り言のつもりでいうとそれに答えるように男が出てきた。
「あ、貴方は?」
「俺は、依頼でちょっとな。まぁこれから面白いショーが始まるぜ」
「面白い……ショー?」
俺が頭に疑問符を浮かべていると雫が目を覚ました。
「雫!大丈夫か!」
「おにぃ!。うん、雫は大丈夫。おにぃは?頭から血が出てるよ!」
「これぐらいなら大丈夫だ。早くここから『キィーーン』」
「早くここから…なんだって?」
雫の方のドアからがたいのいい男が3人と顔をマスクで隠しているしている俺と同級生ぐらいの男が5人いた。
「はははっ。今日は楽しもうじゃないか」
マスクをした奴がそう叫んだ。
「この声……」
「じゃあ今からお楽しみと行こう。煌羈はそこでおとなしくしてるんだな」
「どうして俺の名前を……」
「いやーーー」
俺が俯いて疑問に思っていると雫が大声をあげた。
そこではさっきのマスク野郎が雫の体を触ったりやめたりしていた。
「雫!」
「おにぃ……助け、て」
「お前ら、その手をどけろ!。雫に触ってんじゃねぇ」
「そんなこと言うなよ。これからがお楽しみなんだからな」
男がそう言いながら下からものを出した。
「お、お前。まさか!」
「ふふふ、もう遅いんだな」
男は雫のアソコに自分のモノを擦らせながらなんの躊躇いもなしにそこへ挿れた。
「いやーーー。痛い……痛い…ぬ、いて、お願い」
「うーんどうしようかなぁ…………やっぱやめない」
「あウゥッ!」
「しずくーーー!」
「お、にぃ」
そのまま雫は男8人に好き放題体を使われて、もう気を失っていた。
「ふぅ、スッキリした」
「てめぇ、ぶっ殺してやる」
「お前に俺が殺せるわけがないだろ。いつもいつも俺の雫と一緒に帰りやがって。うざいんだよ」
「雫は誰のものでもない!」
「はっ!。そんなのはもうどうでもいい。じゃあな」
「ま、待て」
「おーとっ。次はお前の番だよ。最近俺らストレス溜まってんのよ。だからさサンドバックになってほしいわけ」
男はそう言いながら俺を殴った。すると、男の後ろからも数人でてきて、俺を殴る蹴るを繰り返し、画鋲を口に入れられたり、タバコを背中に押されたり、鞭で身体中を傷つけたり、爪を何枚か剥かれたり、歯も何本か抜かれた。
俺はもう気絶しそうだったが、雫を見ていると、それどころではなく、涙が溢れてきて、なぜか意識が保てていた。
「この辺にしといてやるよ」
男はそう言いながら俺の拘束を解きどこかへ行ってしまった。
俺は少し休憩した後、雫の方へ行くために迷路のように入り組んだ道を歩いた。
しばらく歩くと、さっきの空間で雫の方に来れた。
「雫!雫……おい、返事してくれよ……」
雫は虚ろな目をしてなにも反応を示さなかった。
俺は雫を抱えて、さっきの道に戻り、行ったり来たりを繰り返しながらやっと出れた。
場所は俺たちの家から遠くも近くもない微妙なところで、工場の廃墟だった。
俺はここら辺だったらまだ家への道がわかったから俺はそのまま真っ直ぐに家に帰った。
家に帰って真っ先に俺は救急車を呼び雫と一緒に治療を受けた。
治療を受けて三ヶ月、雫は生き延びたものの、精神的ショックが大きすぎたのかずっとボーとして、急に叫んだり物を壊したりをしていた。
お腹には、あいつらの誰かの子供までいると医者から言われていた。
その日、俺は治療がひと段落してまだ痛むが身体中の痛みを我慢しながら雫の病室に行くと、雫の姿はなく、窓が開いていて、机には一封の手紙があった。
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