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七章 決戦
39話 死戦を越えた先に8
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巨大な扉を開けた先には、さっきの空間の何倍も広い空間が広がっていてその真ん中に玉座のようなものがポツンと置かれていた。
そして、その上には誰かが座っていた。
「お初にお目にかかる。俺は元破壊神のバルスタンだ。今は至高邪神王と呼ばれている。さて、早速で悪いが君には死んでもらおう」
「奇遇だな。俺もお前に死んでほしいと思ってるんだ」
俺は先制攻撃として一万の火球を発動して放った。
爆煙で姿が隠れていたが、煙が晴れたところには無傷の至高邪神王がいた。
「なかなかの攻撃だが、痛くも痒くもないな」
「そうか。ならこれはどうだ?」
俺はグランを手に持ち高速で至高邪神王の背中に回り込み足を切断した。
だが……。
「な!?」
「なにを驚いている?」
至高邪神王は、確かに切断された足が何事もなかったかのようにくっついていた。
「チッ再生持ちか…1発で殺せなきゃ意味ねぇのかよ」
「まだ俺を殺すことは不可能だ」
「知るかよ!」
俺はその後、何度も即死性の攻撃を繰り返したが至高邪神王が傷つくことはなかった。
「お前一体なにをしてるんだ?」
「はははっ!貴様もなかなかに酷なことをするな」
「あ?」
至高邪神王がそう言って指を鳴らすと上から物が落ちてきた。
それをよく見ると人の足だった。
「は?」
俺はなにが何だかわからなかったが、感覚的に落ちた方に真実化を使った。
そこには、体に紐がくくりつけられていて身体中傷だらけのシグルドたちがいた。
その中でアレスの首とジャンヌの足だけがなかった。
「まさか…お前!」
「その通り。俺は変わり身を作ったんだ。これは俺の固有能力でな。お気に入りなんだよ」
「貴様!」
「おっと、ここで俺を攻撃したら上の奴らが傷つくぞ?それでいいのか?」
俺はそう言われて悔しがりながら武器を手放した。そして、新たな武器を取り出した。
「むっ。諦めたのではないのか」
「悪いが、この程度のことは予測していた」
俺は新たに取り出した大剣デュランダルを握りしめ魔力を注いだ。
そして、ある程度貯めてから至高邪神王とジークたちの間に光の刃を飛ばした。
至高邪神王はなにをするわけでもなくじっと見据えていたが、その判断がお前の命取りだ。
俺はそのままデュランダルを持って至高邪神王に肉薄した。
「はっ!あいつらを見殺しにするか!まぁあいつら5人が死ねば自然的に俺にも攻撃は効くかもだが…お前はクズだな!」
「好きに言ってろ。だが、あとの愚痴は地獄の閻魔に聞いてもらえ」
俺は思いっきり大剣を振り下ろした。
今まで感じなかった手応えがあり、至高邪神王は血を吹き出した。
「グフッ!な、何故だ!何故俺が攻撃を受ける!」
「さっき言ったろ。愚痴は閻魔に言え」
何故攻撃が通じたのか、それはこのデュランダルの性能のおかげだ。
ーーーーーーーーーー
魔剣 デュランダル
レア度:詳細不明
能力:戦闘時自動サポート、自然回復極、絶斬、魔力障壁、不滅、自動再生、常時清潔、所有者登録:アラストール
概要:最強の武器(大剣)の1つ。魔力消費無しで常に所有者を魔力障壁で守る。剣に魔力を込めることで全てを斬ることができる。斬る物により魔力消費が大幅に変わる。
ーーーーーーーーーー
全てを斬れる。つまりは、相手のスキルの能力も斬ることができると言うわけだ。
流石に今回は魔力を結構使ったが、あいつらがこれ以上傷つかないなら安いものだ。
念のため時間逆行という勇者から奪っていたスキルを使いアレスたちの傷を過去に戻して無かったことにした。
「くっ!それなら!」
奴はなにかを呟くと、右手に禍々しい大槍が握られていた。
「この槍の名は呪哭丸。妖と魔の力を併せ持つ俺だけの武器だ」
呪哭丸は黒い瘴気を撒き散らしていた。第六感があれはまずいと感じ取り、その武器を俺は鑑定した。
ーーーーーーーーーー
妖魔槍 呪哭丸
レア度:詳細不明
能力:戦闘時自動サポート、死呪、死の瘴気、不滅、自動再生、常時清潔、所有者登録:バルスタン
概要:至高邪神王が作り出した現存する武器で一番恐ろしい能力を持つ武器。
能力の死呪はあらゆるものに死の呪いを授け、その呪いに触れた者は3秒後に死に蘇ることはできない。常時ではないため、使用するには使用者が「死呪」と念じるしかない。
この武器が発する瘴気に触れると触れた部分は死滅し再生不可能になる。
全ての呪いと瘴気は所有者に影響を与えることはない。
ーーーーーーーーーー
ヤバイぐらいのチート武器だった。
とりあえず瘴気を何とかしないと、と思った俺は瘴気を消すために光魔法の『瘴気抹消』を使った。結果は瘴気を消すことには成功したが、すぐに新しい瘴気が出てきて何度繰り返してもそれは変わりそうになかった。
「この我の武器の前に平伏せ!」
至高邪神王はそう叫び手に持つ槍で攻撃を開始した。
右左と突いてくる攻撃はすべて交わしたはずなのに、俺の腕のあたりに痛みが走った。その場所を見ると真っ黒に黒ずんでいて再生が発動されていない傷があった。
これが多分瘴気の影響なのだろう。
そう予測つけた俺は腕を切り落として再生して新しい腕にした。
「ほう、頭は使えるようだな」
「黙れ」
俺は近づくのは危険だと判断して短剣のブリューナクを取り出した。
この短剣は、MPを使って分身ができる能力なため、今この時は有効だと思ったのだ。
だが、作り出した分身体は至高邪神王にたどり着く前に瘴気に当たり3秒後に地面に落下してしまった。
どうやらあの瘴気は武器にも影響があるらしい。
次にトライデントを取り出して氷漬けにしようともしたが奴が瘴気を全身に纏わせることで何事もなかったかのように氷は消えてしまった。
正直言って、あの武器強すぎ。
そして、その上には誰かが座っていた。
「お初にお目にかかる。俺は元破壊神のバルスタンだ。今は至高邪神王と呼ばれている。さて、早速で悪いが君には死んでもらおう」
「奇遇だな。俺もお前に死んでほしいと思ってるんだ」
俺は先制攻撃として一万の火球を発動して放った。
爆煙で姿が隠れていたが、煙が晴れたところには無傷の至高邪神王がいた。
「なかなかの攻撃だが、痛くも痒くもないな」
「そうか。ならこれはどうだ?」
俺はグランを手に持ち高速で至高邪神王の背中に回り込み足を切断した。
だが……。
「な!?」
「なにを驚いている?」
至高邪神王は、確かに切断された足が何事もなかったかのようにくっついていた。
「チッ再生持ちか…1発で殺せなきゃ意味ねぇのかよ」
「まだ俺を殺すことは不可能だ」
「知るかよ!」
俺はその後、何度も即死性の攻撃を繰り返したが至高邪神王が傷つくことはなかった。
「お前一体なにをしてるんだ?」
「はははっ!貴様もなかなかに酷なことをするな」
「あ?」
至高邪神王がそう言って指を鳴らすと上から物が落ちてきた。
それをよく見ると人の足だった。
「は?」
俺はなにが何だかわからなかったが、感覚的に落ちた方に真実化を使った。
そこには、体に紐がくくりつけられていて身体中傷だらけのシグルドたちがいた。
その中でアレスの首とジャンヌの足だけがなかった。
「まさか…お前!」
「その通り。俺は変わり身を作ったんだ。これは俺の固有能力でな。お気に入りなんだよ」
「貴様!」
「おっと、ここで俺を攻撃したら上の奴らが傷つくぞ?それでいいのか?」
俺はそう言われて悔しがりながら武器を手放した。そして、新たな武器を取り出した。
「むっ。諦めたのではないのか」
「悪いが、この程度のことは予測していた」
俺は新たに取り出した大剣デュランダルを握りしめ魔力を注いだ。
そして、ある程度貯めてから至高邪神王とジークたちの間に光の刃を飛ばした。
至高邪神王はなにをするわけでもなくじっと見据えていたが、その判断がお前の命取りだ。
俺はそのままデュランダルを持って至高邪神王に肉薄した。
「はっ!あいつらを見殺しにするか!まぁあいつら5人が死ねば自然的に俺にも攻撃は効くかもだが…お前はクズだな!」
「好きに言ってろ。だが、あとの愚痴は地獄の閻魔に聞いてもらえ」
俺は思いっきり大剣を振り下ろした。
今まで感じなかった手応えがあり、至高邪神王は血を吹き出した。
「グフッ!な、何故だ!何故俺が攻撃を受ける!」
「さっき言ったろ。愚痴は閻魔に言え」
何故攻撃が通じたのか、それはこのデュランダルの性能のおかげだ。
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魔剣 デュランダル
レア度:詳細不明
能力:戦闘時自動サポート、自然回復極、絶斬、魔力障壁、不滅、自動再生、常時清潔、所有者登録:アラストール
概要:最強の武器(大剣)の1つ。魔力消費無しで常に所有者を魔力障壁で守る。剣に魔力を込めることで全てを斬ることができる。斬る物により魔力消費が大幅に変わる。
ーーーーーーーーーー
全てを斬れる。つまりは、相手のスキルの能力も斬ることができると言うわけだ。
流石に今回は魔力を結構使ったが、あいつらがこれ以上傷つかないなら安いものだ。
念のため時間逆行という勇者から奪っていたスキルを使いアレスたちの傷を過去に戻して無かったことにした。
「くっ!それなら!」
奴はなにかを呟くと、右手に禍々しい大槍が握られていた。
「この槍の名は呪哭丸。妖と魔の力を併せ持つ俺だけの武器だ」
呪哭丸は黒い瘴気を撒き散らしていた。第六感があれはまずいと感じ取り、その武器を俺は鑑定した。
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妖魔槍 呪哭丸
レア度:詳細不明
能力:戦闘時自動サポート、死呪、死の瘴気、不滅、自動再生、常時清潔、所有者登録:バルスタン
概要:至高邪神王が作り出した現存する武器で一番恐ろしい能力を持つ武器。
能力の死呪はあらゆるものに死の呪いを授け、その呪いに触れた者は3秒後に死に蘇ることはできない。常時ではないため、使用するには使用者が「死呪」と念じるしかない。
この武器が発する瘴気に触れると触れた部分は死滅し再生不可能になる。
全ての呪いと瘴気は所有者に影響を与えることはない。
ーーーーーーーーーー
ヤバイぐらいのチート武器だった。
とりあえず瘴気を何とかしないと、と思った俺は瘴気を消すために光魔法の『瘴気抹消』を使った。結果は瘴気を消すことには成功したが、すぐに新しい瘴気が出てきて何度繰り返してもそれは変わりそうになかった。
「この我の武器の前に平伏せ!」
至高邪神王はそう叫び手に持つ槍で攻撃を開始した。
右左と突いてくる攻撃はすべて交わしたはずなのに、俺の腕のあたりに痛みが走った。その場所を見ると真っ黒に黒ずんでいて再生が発動されていない傷があった。
これが多分瘴気の影響なのだろう。
そう予測つけた俺は腕を切り落として再生して新しい腕にした。
「ほう、頭は使えるようだな」
「黙れ」
俺は近づくのは危険だと判断して短剣のブリューナクを取り出した。
この短剣は、MPを使って分身ができる能力なため、今この時は有効だと思ったのだ。
だが、作り出した分身体は至高邪神王にたどり着く前に瘴気に当たり3秒後に地面に落下してしまった。
どうやらあの瘴気は武器にも影響があるらしい。
次にトライデントを取り出して氷漬けにしようともしたが奴が瘴気を全身に纏わせることで何事もなかったかのように氷は消えてしまった。
正直言って、あの武器強すぎ。
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