【完結】聖女戦記物語。結局、誰が聖女役?-魔法より武力と丈夫な体に自信があります-

ジェルミ

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第1部 新しい世界

第20話 聖水と黄金

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  注:今回は話がちょっとグロくなります。
    ここから嗜好が分かれる作品となると思います。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   

 シャルエル教は、女神ゼクシーを信仰する教団だ。
 この大陸で王族より権利を持ち、絶対的な信仰と信徒さんを持つ。
 王都の礼拝堂は王城の近くにある。
 そして司教や司祭も、その名の通りの力を保持していた。

 ビッチェ王女より神官要請の手紙を受け取った、司祭ロターリはほくそ笑んだ。

 聖女に魔物討伐を慣れさすために、王都の近くのアウルの森に行くと。
 その討伐に神官を何人か、派遣してほしい。
 私の要請を聞いてくれたら謝礼と、素晴らしいご褒美を別途差し上げますからと。

 彼はすぐに登城した。

 人払いをしビッチェ王女の部屋で、2人きりで内密の話をする。

「ビッチェ王女様、討伐に神官をご所望されているとか」
「えぇ、お願いできますでしょうか?」

「そうですね、お話の内容にもよりますね。神官も暇ではありませんから」
「ロターリ司祭様のお力でお願いできないでしょうか?」

「魔物の数も増えており、討伐依頼をする方も多く我々教会も忙しいのですよ」
「そこをなんとか、お願いできませんか?」

「頂いた手紙には、ご褒美を頂けると書いてありましたが」
「もちろん、差し上げますわ」

「では聖水と黄金を頂きたい」
「聖水と黄金!?」
 途端にビッチェ王女の顔色が変わった。
「えぇ、そうです。元手の掛からないご褒美ではないでしょうか」


 ビッチェ王女は15歳だ。
 だが年齢よりは幼く見える。
 あの聖女イルマのようにだ。

 そしてこの幼女の、その困った顔はどうだ。
 私はシャルエル教の司祭だ。
 司教ほどではないが、大概の事は望めば叶う。

 だがさすがに王女は駄目だ。
 それにこの国最大公爵の次期当主、オバダリア侯爵も後ろに付いている。
 このロリ女に手を出したら、私もただでは済まない。

 だが手を出さなければいい。
 そう見ているだけなら。


「いかが、なさいますか?」



 ロターリ司祭が、私をあざ笑う様に見る。
 50代前半で贅沢を覚え、脂ぎった豚みたいな男。

 確かに元手の掛からないご褒美だわ。
 でも一国の王女が、いいえ、普通の人でも人前ですることではない。

 この男は私を辱め、犯したいのだろう。
 だが王女の私に出来るわけがない。
 だからこんな望みを…。

 でも討伐には神官の聖魔法が必要だわ。
 騎士でも弱い魔物は倒せても、聖魔法以外の攻撃が効かない魔物も多いと聞くわ。
 仕方がないわ。
 私がここで泣けば。

 聖女を育て国の為になることをすれば、私のひいては親である父の評判も上がる。
 私の父を次の王にしない限り、私達親子の生きる未来はない。
 それなら、泥水を吸ってでも…。

「分かりましたわ、ロターリ司祭様。その代わり神官様は最低でも、4人ご用意頂き早急な出発を要請致します」
「分かっております。それでは神官は4人、そして私もその日は同行いたしましょう。そうすれば聖女様をお守りできますし。出発も2日後の朝、と言うのはいかがでしょうか?」
「それでお願い致します。ではこちらのお部屋へどうぞ、ご用意いたしますから」



 私はビッチェ王女に言われるままに、奥の部屋に移動した。
 そしてドアを閉めると同時に、王女はドアに鍵を掛けた。
 王女はどこからか椅子を持ってきた。

「さあ、おかけください」
 椅子の前には何もない。
 居間にただ椅子がぽつんと1つ、置いてあるだけ。

 素晴らしい!
 特等席だ。
 最高のステージだ。

 私は椅子に座った。

 すると王女は私の前、2mくらいのところに何かを持ってやってくる。
『おまる』だ。
 城では使用人はトイレで用を澄まし、貴族は部屋で『おまる』に用を足す。
 使用人と同じ場所では、用を足さないのが習わしだ。

 王女は広い居間に『おまる』を置き、下着を脱ぎスカートをたくし上げる。
 
「それでは肝心なところが見えませんな、王女様」
「は、はい。すみません」
 王女は恥ずかしそうに顔を赤くしている。

『おまる』にしゃがみ込み、スカートの前を更にまくって見せる。

 しばらくすると『聖水』が、股の間からほとばしる。
「おおぉぉ~!」
 私は思わず声を出してしまった。
 こんな甘美なものを直に見れるなんて。
 王女は恥ずかしそうに、顔を少し上げ目を伏せた。

 おぉ~、美しい。

 噴水が終わると王女は立ち上がり、後ろのスカートをめくった。

 第二ステージの始まりだった。

 王女は台の上に用意してあった20cmくらいの、筒状の物をお尻の穴に差し込む。
 筒状の中の棒を押し中に入った液体を、お尻の穴の中に入れる。
 入りきれなかった液体が、太腿に伝わり雫が落ちていく。
 
 王女は再び『おまる』にしゃがみ込む。
 
 静寂は流れる。
 私はただ椅子に座り、王女は『おまる』にしゃがみ込む。
 そしてただ待っている。
 静寂を破るものが来るのを…。

 そして突然、破裂音と共にそれはやってきた。

 静寂が破られ、『黄金』が生み出された瞬間だった。

 私は震えた。
 この静寂の中の『動』に。
 
 この穢れのなさそうな少女の、人には見せない行動を見たことに打ち震えた。


 そして2日後の朝、約束通り私は神官4人を連れ王城にやって来たのだった。
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