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第2部 外の世界
第22話 アウルの森
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俺達の陣形は先頭に、騎士団長アーガスさんを入れた騎士団員が前に11人。
そして左右に3人ずつ、後ろに8人だ。
その間に神官4人と次に俺達4人が続く。
そして俺達の後にロターリ司祭が歩いている。
時々、後ろを振り向くと、ロターリ司祭がジ~とこちらを見てくる。
これは後ろから魔物が来たら、『私に任せておけ』と言う事なのだろうか。
または女性の躍動する歩く後ろ姿を眺めて居たい、というフェチなのか。
その気持ちは分からないでもないが、視線がねちっこくて嫌だな。
しばらく歩くと森の感じが変わった。
明るかった森が暗くなり、ドンヨリとした空気になり重みを増す。
「イルマ様、お分かりになりますか。森の空気が変わったのが」
メイドのレーナさんが、イルマちゃんに話しかける。
「分かります、レーナさん。何かとても嫌な感じがします」
「これが瘴気です。瘴気が集まり魔物になると言われています」
へ~、では元から絶たないと駄目なのでは?
そんなことを考えていると物音がした。
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
「敵襲!!」
先頭を歩く騎士団の誰かが叫ぶ。
すると森の中から小柄な人型が出て来た。
「ゴブリンです」
隣を歩く、イルゼさんが教えてくれる。
人間と猿を掛け合わせてたような、邪悪な顔をしたモンスター。
身長は150cm台、肌の色は緑色をして、つぶれた顔に平べったい鼻、大きく裂けた口に小さな牙が上を向いて生えている。
手には倒した相手から奪った物だろう、錆びた剣や盾を各々持っている。
「かかれ~!!」
現れたゴブリン8体は騎士団によって、あっという間に倒された。
「ゴブリンは魔物の中でも、弱いモンスターです。ただ徒党を組み獲物に襲い掛かる習性をがあって、数次第では十分脅威になります」
何も知らない俺やイルマちゃんに、イルゼさんが説明してくれる。
「それには、ご心配に及びません聖女様。ゴブリンの10や20匹くらい。このロターリにお任せください」
後ろを振り返ると、ロターリ司祭が話しかけてくる。
「きゃっ」
イルマちゃんはなぜか、小さい悲鳴を上げ俺の後ろに隠れた。
「おぉ、これは驚かせてしまいましたな」
そう言ってロターリ司祭は笑った。
だがその笑い方は、ねちっこい。
「本来なら聖女様は、シャルエル教が庇護するお方。怖がることはありません」
聖魔法が使える聖女は、教会関連扱いになる訳か。
結局、自分達の都合の良い様に考える。
これが大人社会か。
すると騎士団員がナイフで、ゴブリンの胸を切って何かをやっている。
「あれは魔石を取り出しているのです」
レーナさんが教えてくれる。
「魔物は魔石を持っており、魔石は魔力を持ち魔道具などに使うことができます。専門のところに売れば、買取りをしてもらえるのです」
「まあゴブリン程度では、たいした魔石ではありませんが。強い魔物ほど、魔石も大きく魔力を秘めていますからな」
ロターリ司祭がまた口を挟んでくる。
「弱い魔物は剣でも倒せますが、強い魔物になると剣や弓の攻撃を受け付けないものが多くなります。そんな相手でも聖魔法があれば勝てます。今度、魔物が出た時はシャルエル教神官が討伐いたしましょう」
「お、お願いいたします」
イルマちゃんは仕方がない、と言う様に答える。
そしてしばらく奥に進んだ。
「少し休憩いたしましょう」
コニーさんがそう言った時だった。
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
またゴブリンだった。
「では、今度は我々の出番ですな」
ロターリ司祭が口を開く。
「えぇ、お願いします」
騎士団員達は笑った。
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
『ゴブリンは徒党を組み獲物に襲い掛かる習性があって…』
『数次第では十分脅威になります』
そして左右に3人ずつ、後ろに8人だ。
その間に神官4人と次に俺達4人が続く。
そして俺達の後にロターリ司祭が歩いている。
時々、後ろを振り向くと、ロターリ司祭がジ~とこちらを見てくる。
これは後ろから魔物が来たら、『私に任せておけ』と言う事なのだろうか。
または女性の躍動する歩く後ろ姿を眺めて居たい、というフェチなのか。
その気持ちは分からないでもないが、視線がねちっこくて嫌だな。
しばらく歩くと森の感じが変わった。
明るかった森が暗くなり、ドンヨリとした空気になり重みを増す。
「イルマ様、お分かりになりますか。森の空気が変わったのが」
メイドのレーナさんが、イルマちゃんに話しかける。
「分かります、レーナさん。何かとても嫌な感じがします」
「これが瘴気です。瘴気が集まり魔物になると言われています」
へ~、では元から絶たないと駄目なのでは?
そんなことを考えていると物音がした。
ガサ、ガサ、ガサ、ガサ
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「敵襲!!」
先頭を歩く騎士団の誰かが叫ぶ。
すると森の中から小柄な人型が出て来た。
「ゴブリンです」
隣を歩く、イルゼさんが教えてくれる。
人間と猿を掛け合わせてたような、邪悪な顔をしたモンスター。
身長は150cm台、肌の色は緑色をして、つぶれた顔に平べったい鼻、大きく裂けた口に小さな牙が上を向いて生えている。
手には倒した相手から奪った物だろう、錆びた剣や盾を各々持っている。
「かかれ~!!」
現れたゴブリン8体は騎士団によって、あっという間に倒された。
「ゴブリンは魔物の中でも、弱いモンスターです。ただ徒党を組み獲物に襲い掛かる習性をがあって、数次第では十分脅威になります」
何も知らない俺やイルマちゃんに、イルゼさんが説明してくれる。
「それには、ご心配に及びません聖女様。ゴブリンの10や20匹くらい。このロターリにお任せください」
後ろを振り返ると、ロターリ司祭が話しかけてくる。
「きゃっ」
イルマちゃんはなぜか、小さい悲鳴を上げ俺の後ろに隠れた。
「おぉ、これは驚かせてしまいましたな」
そう言ってロターリ司祭は笑った。
だがその笑い方は、ねちっこい。
「本来なら聖女様は、シャルエル教が庇護するお方。怖がることはありません」
聖魔法が使える聖女は、教会関連扱いになる訳か。
結局、自分達の都合の良い様に考える。
これが大人社会か。
すると騎士団員がナイフで、ゴブリンの胸を切って何かをやっている。
「あれは魔石を取り出しているのです」
レーナさんが教えてくれる。
「魔物は魔石を持っており、魔石は魔力を持ち魔道具などに使うことができます。専門のところに売れば、買取りをしてもらえるのです」
「まあゴブリン程度では、たいした魔石ではありませんが。強い魔物ほど、魔石も大きく魔力を秘めていますからな」
ロターリ司祭がまた口を挟んでくる。
「弱い魔物は剣でも倒せますが、強い魔物になると剣や弓の攻撃を受け付けないものが多くなります。そんな相手でも聖魔法があれば勝てます。今度、魔物が出た時はシャルエル教神官が討伐いたしましょう」
「お、お願いいたします」
イルマちゃんは仕方がない、と言う様に答える。
そしてしばらく奥に進んだ。
「少し休憩いたしましょう」
コニーさんがそう言った時だった。
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またゴブリンだった。
「では、今度は我々の出番ですな」
ロターリ司祭が口を開く。
「えぇ、お願いします」
騎士団員達は笑った。
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『数次第では十分脅威になります』
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