【完結】聖女戦記物語。結局、誰が聖女役?-魔法より武力と丈夫な体に自信があります-

ジェルミ

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第2部 外の世界

第26話 決着

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 ミノタウロスは大きく息を吸い込んだ。

 来る!

 しまった。
 後ろにはイルマちゃん達が居る。

 俺は賭けにでた。
  ミノタウロスの右側に向かって走った。

 しめた!
 こちらを向いた。

「「「「 ゴオ~~~!! 」」」」

  その瞬間、ミノタウロスが口から特大の炎を吐いた!!

 俺はとっさに腕を胸の前でクロスした。

 「「「「 ゴオ~~~!! 」」」」
   「「「「 ゴオ~~~!! 」」」」
      「「「「 ゴオ~~~!! 」」」」
    「「「「 ゴオ~~~!! 」」」」
 「「「「 ゴオ~~~!! 」」」」

 その瞬間、紅蓮の炎に包まれライトアーマーや服が燃え始める。
 だが特に痛みはなかった。
 
 俺はそのまま、ミノタウロスに向かって行く。

 手前で停まり腰を入れ、右手一本でクレイモアを真一文字に払う!
 静かに振られたクレイモアは、その重さで急加速する。

「「「「 ドスッ!! 」」」」

 左手も柄に添え、両手でクレイモアを握り振りかぶる。
 振りかぶったクレイモアの切先が、大きく弧を描く。

〈〈〈〈〈 ギガント ブレイド巨人の刃!! 〉〉〉〉〉

 ミノタウロスの頭から鳩尾みぞおちまで一気に振り下ろす。

「「「「 ドガッ!! 」」」」


「「「「 ギャァ~~~!! 」」」」

 血吹雪が舞う!


 俺は少し離れ、魔力を溜めそして放った。

Divine Strikeディバイン ストライク!」

 ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
   ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
     ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
  ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!

 ディバインストライクは射出系攻撃魔法だ。
 ミノタウロスに手の平を向け、マシンガンの様に攻撃魔法を続ける。

 ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
   ドドドドド!!「ウオ~~ン!」ドドドドド!!ドドドドド!!
ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
     ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
  ドドドドド!!「ウオ~~ン!」ドドドドド!!ドドドドド!!
 ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
   ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
ドドドドド!!ドドドドド!!「ウオ~~ン!」ドドドドド!!
     ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
  ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
 ドドドドド!!ドドドドド!!「ウオ~~ン!」ドドドドド!!
   ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
ドドドドド!!「ウオ~~ン!」ドドドドド!!ドドドドド!!
     ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!
  ドドドドド!!ドドドドド!!ドドドドド!!

 ミノタウロスの鳴き声が、段々と小さくなり聞こえなくなった。
 俺は魔法攻撃の手を止めた。
 
 土煙が収まり静寂が訪れる。
 しかしミノタウロスは、まだ立っていた。

 俺は剣を構え慎重に近づく。

 そして剣の構えを解いた。

 ミノタウロスは立ったまま、絶命していた。




 俺はクレイモアを右斜め下に向け振り下ろし、刀身に付着した血を振り落とした。

 見ると騎士団の方も、ゴブリン達と決着が着いたようだった。

「タケシ君(様)」

 同時に声を掛けられた。
 振り向くとイルマちゃん達だった。


「タケシ君、良かった。どうなるかと心配したのよ」
「あぁ、なんとかなったかな」
「なんとかじゃないわよ。その服、ボロボロでしょ」
「着替えを持っているから、後で着替えるよ」
「えっ、どこに?馬車にあるなら血だらけよ」
「大丈夫だから」

「タケシ様、よくご無事で」
「いや~、初めて戦ったので焦りましたよ」
「でもタケシ様は戦闘が苦手なのでは?」
「いいえ、そんなことはありません」

「ですがオバダリア侯爵様の鑑定では、戦闘や魔法能力は無いと…」
「侯爵様は鑑定が出来たんですね。ですが誰にでも間違いはありますから」
「とにかく無事でよかったです。王都まで歩くことになりますが参りましょう」
「いえ、行きません」

「どう言うことでしょうか?」
「ここでお別れです、イルゼさん」

「それは…」
「見てください」

 そう言いながら俺は、イルマちゃんのフードを取って見せた。
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