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第3部 聖女降臨
第49話 聖闘士メイド誕生
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どうか、悲しまないで…。
このまま魔力が暴走したら、貴方と私以外の人は魔物を含めて消滅してしまうわ。
騎士団長アーガスに言われたことが、よほど堪えたのね。
ビッチェは、唇を噛み泣きたいのを我慢しているわ。
困ったわ。
ビッチェは私の使徒なのに。
使徒の魔力が暴走しようとしているなんて。
すると騎士団長アーガスと補佐のコニーが、また何か言おうとしている。
ビッチェの周りに魔力が集まり、威圧として放出される!!
〈〈〈〈〈 ズウゥン~~!!! 〉〉〉〉〉
「うっ!!」
「あっ!!」
ドタッ! ドタッ!!
2人は動けなくなり倒れた。
しかも円陣の中心から外に放たれた魔力で、動けなくなる団員が続出した。
「「 いかがされましたか、ビッチェ王女様!! 」」
その騒ぎを聞きつけたリンリン、ランランがビッチェの側に戻って来た。
円陣の中に入って来た石猿と戦うため、少し離れていたようだ。
ビッチェは目に涙を受けべ座り込み、悔しそうな顔をしている。
「王女様、いったいなにがあったのですか?」
ビッチェの周りに魔力が集まっていく。
そしてそれを餌にするかのように、石猿達が円陣の中に入って来ようとしている。
不味いわ!!
このままではビッチェの魔力を餌に、他の魔物が集まってきてしまう。
ここで一気に叩ければいいけど、ビッチェはしばらく使い物にあらないわ。
しかしこんなに魔力を集めることが出来るなんて、さすが私の使徒ね。
でもそれを一気に吐き出したら、ここら辺り一帯は爆風に包まれる。
なんとか溜めた魔力を違う形で消費しないと…。
私はふとリンリン、ランランを見た。
さすが双子ね。
同じ人間が2人いるみたいだわ。
顔の形も息もぴったりね。
顔の形も息もぴったり…。
こ、これだわ!
私は閃いた。
今まであまりにも馬鹿げたことで、誰一人実行したことが無い禁断の魔法を…。
そして溜めた魔力を一気に消費する方法を…。
私は思い切ってリンリン、ランランの前に姿を現すことにした。
『リンリン、ランラン。こちらを見て!!』
私は2人に見えるように姿を現した。
「な、なに?」
「声がしたけど?」
『ここよ!ここ!!』
私は座り込んだビッチェの左側に浮かんでいた。
「ふ、妖精!!妖精よ。姉さん!!」
「そ、そうね、ランラン。初めて見たわ?!」
『2人も良く聞いて!!』
「あなたは、だれ?どうして、ここにいるの?」
その周りでは石猿と騎士団員の戦いが続いている。
ガン!!ドン!!ガァ~~!!カキン~ン!!
カキン~ン!!ガァ~~!!ガン!!ドン!!
戦いの音が響き渡る!!
『私は妖精ミリア。ビッチェ王女「ガン!」の使徒よ』
「まあ、あなたはビッチェ王女様の使徒なのね?!」
『ビッチェ王女が「ドン!!」私の「ガン!」主人よ!!』
「さ、さすがは王女様だわ。妖精を従えていたなんて!!」
『いや、だから…。もういいわよ!!』
「これは、どうしたのかしら?王女様はいったい…」
『これはあなた達が原因なの』
「私達が?」
『そうよ、ビッチェ王女はとても大きな魔力を持っているの』
「それなら魔物をどういて、やっつけてくれないの?」
『それはね、あなた達が邪魔なのよ』
「どう言うこと?」
『大きな魔力を持つ王女は、魔物だけを倒すような細かい調整ができないのよ』
「それはいったい?」
『あなた達ごと吹き飛ばすことはできても、石猿を1匹ずつ倒す様な細かいことが出来ないってことよ』
「そ、そんな。それでは私達はいずれ全滅してしまうわ」
『そこであなた達2人に提案があるのよ』
「「 提案?? 」」
『そうよ、あなた達は双子。そして顔だけではなく、お互いの考えが分かる』
「そう言う時もあるわ」
『それなら、なれるかもしれない。「ガッ!」使徒に』
「ビッチェ王女様の使徒に?!」
「な、なるわ」
「「 私達は喜んで、ビッチェ王女様の使徒になります!! 」」
も、もう、いいわ。
慕われているわね、ビッチェ。
良かったね。
『よく聞いて2人とも。
これは2人の戦士が融合して強力な1人の戦士となる融合技よ。
融合する2人はほとんど同じ背丈で、魔力の大きさも同じである必要があるの。
成功すると元をはるかに超える、パワーを持つ別人格の人物が誕生するわ』
「具体的には、どうすれば良いのでしょうか??」
『いい、私の言う事をよく聞いてね』
「なにをやっているんだ?騎士団長アーガスや王女様は…」
「もう矢が無い。もたない…」
「だめだ、もう俺達は…」
円陣の外側に居る兵士が、石猿の攻撃に耐えきれず後ろを振り返った。
すると内側の兵士は倒れ、騎士団長アーガスと補佐のコニーまでが…。
ビッチェ王女様は座り込み、その横で双子の戦闘メイドが変な踊りをしている…。
終わったと、誰もがそう思った。
私達2人は妖精のミリアに言われた通りのことをする。
一定の距離を取ってつま先立ちをしながら、左右対称に同じタイミングで手を下から上に上げる。
お互い近付いてきてお互いの人差し指を合わせこう叫ぶ。
〈〈〈〈〈 merging 〉〉〉〉〉
その瞬間、私達は眩いくらいの黄金色に包まれ輝いていた。
光が収まるとそこには、金色の髪を持つ少女が1人立っていた。
おさげの黒髪は金色に変わり、髪留めもどこかに飛び…。
体の周りから溢れる魔力で髪の毛が逆立っている。
その周りからは、凄いオーラが漂よう。
『や、やったわ。初めて見たわ、2人の人物が融合する魔法mergingを!』
双子のリンリン、ランランは背格好も顔も似ている。
元を正せば一人の人間だったはず。
2人に分かれた力をこの魔法で、元の1人に戻す。
そして私の使徒になったことで、ステータスも大幅に上がっているはずだわ。
『行ってきなさい!その力を使って目の前に立ちふさがる者を倒しなさい!!』
「「 はい、行ってまいります!! 」」
こうして聖闘士メイド、双子のリリーズが誕生した!!
このまま魔力が暴走したら、貴方と私以外の人は魔物を含めて消滅してしまうわ。
騎士団長アーガスに言われたことが、よほど堪えたのね。
ビッチェは、唇を噛み泣きたいのを我慢しているわ。
困ったわ。
ビッチェは私の使徒なのに。
使徒の魔力が暴走しようとしているなんて。
すると騎士団長アーガスと補佐のコニーが、また何か言おうとしている。
ビッチェの周りに魔力が集まり、威圧として放出される!!
〈〈〈〈〈 ズウゥン~~!!! 〉〉〉〉〉
「うっ!!」
「あっ!!」
ドタッ! ドタッ!!
2人は動けなくなり倒れた。
しかも円陣の中心から外に放たれた魔力で、動けなくなる団員が続出した。
「「 いかがされましたか、ビッチェ王女様!! 」」
その騒ぎを聞きつけたリンリン、ランランがビッチェの側に戻って来た。
円陣の中に入って来た石猿と戦うため、少し離れていたようだ。
ビッチェは目に涙を受けべ座り込み、悔しそうな顔をしている。
「王女様、いったいなにがあったのですか?」
ビッチェの周りに魔力が集まっていく。
そしてそれを餌にするかのように、石猿達が円陣の中に入って来ようとしている。
不味いわ!!
このままではビッチェの魔力を餌に、他の魔物が集まってきてしまう。
ここで一気に叩ければいいけど、ビッチェはしばらく使い物にあらないわ。
しかしこんなに魔力を集めることが出来るなんて、さすが私の使徒ね。
でもそれを一気に吐き出したら、ここら辺り一帯は爆風に包まれる。
なんとか溜めた魔力を違う形で消費しないと…。
私はふとリンリン、ランランを見た。
さすが双子ね。
同じ人間が2人いるみたいだわ。
顔の形も息もぴったりね。
顔の形も息もぴったり…。
こ、これだわ!
私は閃いた。
今まであまりにも馬鹿げたことで、誰一人実行したことが無い禁断の魔法を…。
そして溜めた魔力を一気に消費する方法を…。
私は思い切ってリンリン、ランランの前に姿を現すことにした。
『リンリン、ランラン。こちらを見て!!』
私は2人に見えるように姿を現した。
「な、なに?」
「声がしたけど?」
『ここよ!ここ!!』
私は座り込んだビッチェの左側に浮かんでいた。
「ふ、妖精!!妖精よ。姉さん!!」
「そ、そうね、ランラン。初めて見たわ?!」
『2人も良く聞いて!!』
「あなたは、だれ?どうして、ここにいるの?」
その周りでは石猿と騎士団員の戦いが続いている。
ガン!!ドン!!ガァ~~!!カキン~ン!!
カキン~ン!!ガァ~~!!ガン!!ドン!!
戦いの音が響き渡る!!
『私は妖精ミリア。ビッチェ王女「ガン!」の使徒よ』
「まあ、あなたはビッチェ王女様の使徒なのね?!」
『ビッチェ王女が「ドン!!」私の「ガン!」主人よ!!』
「さ、さすがは王女様だわ。妖精を従えていたなんて!!」
『いや、だから…。もういいわよ!!』
「これは、どうしたのかしら?王女様はいったい…」
『これはあなた達が原因なの』
「私達が?」
『そうよ、ビッチェ王女はとても大きな魔力を持っているの』
「それなら魔物をどういて、やっつけてくれないの?」
『それはね、あなた達が邪魔なのよ』
「どう言うこと?」
『大きな魔力を持つ王女は、魔物だけを倒すような細かい調整ができないのよ』
「それはいったい?」
『あなた達ごと吹き飛ばすことはできても、石猿を1匹ずつ倒す様な細かいことが出来ないってことよ』
「そ、そんな。それでは私達はいずれ全滅してしまうわ」
『そこであなた達2人に提案があるのよ』
「「 提案?? 」」
『そうよ、あなた達は双子。そして顔だけではなく、お互いの考えが分かる』
「そう言う時もあるわ」
『それなら、なれるかもしれない。「ガッ!」使徒に』
「ビッチェ王女様の使徒に?!」
「な、なるわ」
「「 私達は喜んで、ビッチェ王女様の使徒になります!! 」」
も、もう、いいわ。
慕われているわね、ビッチェ。
良かったね。
『よく聞いて2人とも。
これは2人の戦士が融合して強力な1人の戦士となる融合技よ。
融合する2人はほとんど同じ背丈で、魔力の大きさも同じである必要があるの。
成功すると元をはるかに超える、パワーを持つ別人格の人物が誕生するわ』
「具体的には、どうすれば良いのでしょうか??」
『いい、私の言う事をよく聞いてね』
「なにをやっているんだ?騎士団長アーガスや王女様は…」
「もう矢が無い。もたない…」
「だめだ、もう俺達は…」
円陣の外側に居る兵士が、石猿の攻撃に耐えきれず後ろを振り返った。
すると内側の兵士は倒れ、騎士団長アーガスと補佐のコニーまでが…。
ビッチェ王女様は座り込み、その横で双子の戦闘メイドが変な踊りをしている…。
終わったと、誰もがそう思った。
私達2人は妖精のミリアに言われた通りのことをする。
一定の距離を取ってつま先立ちをしながら、左右対称に同じタイミングで手を下から上に上げる。
お互い近付いてきてお互いの人差し指を合わせこう叫ぶ。
〈〈〈〈〈 merging 〉〉〉〉〉
その瞬間、私達は眩いくらいの黄金色に包まれ輝いていた。
光が収まるとそこには、金色の髪を持つ少女が1人立っていた。
おさげの黒髪は金色に変わり、髪留めもどこかに飛び…。
体の周りから溢れる魔力で髪の毛が逆立っている。
その周りからは、凄いオーラが漂よう。
『や、やったわ。初めて見たわ、2人の人物が融合する魔法mergingを!』
双子のリンリン、ランランは背格好も顔も似ている。
元を正せば一人の人間だったはず。
2人に分かれた力をこの魔法で、元の1人に戻す。
そして私の使徒になったことで、ステータスも大幅に上がっているはずだわ。
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