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第14章 マジスカ領
第194話 耳年増 女神ゼクシー
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「しかし、どうしてエリザちゃんだけ、この世界にこれたのかな?」
「そうなのですか?エリアス様」
「あぁ、そうだよエリザちゃん。アリッサさん達は来れなかった」
「エリアスそれはね、その子の心が純真だからよ。あなたを信じ無垢な心だから、ここに来れたのかもしれないわ」
「無垢だなんて。嬉しいですゼクシーお母さま」
「まあ、お母さまだなんて。この子ったら」
バン、バン、バン、
かあさんは嬉しさのあまり、テーブルを叩いている。
「でもここに来たことは、他の奥さん達には内緒にしてね」
「わかりました、ゼクシーお母さま」
「まあ、なんて可愛い子なんでしょ (⋈◍>◡<◍)。✧♡」
クネ、クネ、クネ、
「そ、そうだわ。エリアスの妻になるなら加護をあげないと」
「加護を頂けるのですか、ゼクシーお母さま」
「えぇ、そうよ。では行くわよ『手熊熊谷崑』、ええい!!」
エリザは女神ゼクシーの祝福を受け、【加護】『知力』、『魔力』が2割UPした。
「それから20日、30日はお客さま感謝デーだから、これも付けておくわ」
ジャジャジャジャーン!!
エリザは【加護】の他に魔女の【称号】得た。
「まあ、ゼクシーお母さま。魔女の称号を頂けるなんて…!!」
「でも称号が付いたからって、努力を怠ってはいけないわよ」
「はい、ゼクシーお母さま。頑張ります!!」
「ではさっそく特訓よ」
「はい!!」
それから女神ゼクシーとの猛特訓は始まった。
重いコンダラを引き、もとい重い整地用ローラーを引きながらグラウンドを走る。
ウサギ飛びでグラインドを毎日10周する日々。
苦しくたって~♬悲しくたって~♪コートの中では平気なの。
ワンツー、ワンツー、アタック。
『だけど涙がでちゃう女の子だもん』
そんなことを口ずさみながら、エリザは日々の修行に耐えていく。
(判る人だけわかるネタです)
今いるこの場所、現世とあの世の狭間では時間が経過しない。
それを良いことに1年、2年、~5年、10年と修行に励む日々。
その中で教わったことは大きく分けると魔法は、『攻撃魔法』『回復魔法』『補助魔法』の3つに分かれること。
属性は気にする事はなく、拘るとできることが限られてしまう。
だから『何でもできる』と思えば、出来ることは出来ると教えられた。
そして20年を経過した頃、エリザは遂に魔道を極めた。
「やったわね!!エリザ」
「はい、ゼクシーお母さま」
「これであなたも免許皆伝よ」
「ありがとうございました!!」
そう言いながら2人は抱き合い喜ぶのであった。
女神ゼクシーに別れを告げ現実世界に俺達は戻って来た。
エリザちゃんを左腕に抱きかかえ、アスケルの森を走りセトラー国に向かう。
港町マンフレートに寄り海産物をたくさん買った。
ストレージの中に入れておけば駄目にならないからね。
俺とエリザちゃんはセトラー国に戻って来た。
アリッサさん、オルガさん、ノエルさんにラードルフ国での貿易の件を話した。
そしてまた年明けに行く必要があると。
その夜は海老や貝、魚などの海産物をみんなで食べた。
「エリザ。エリアスとの道中はどうだった?」
「はいアリッサお姉さま。楽しい毎日でした」
「あれ?エリザ、随分大人びたわね」
「そうでしょうか?」
現世とあの世の狭間で過ごした時間は20年。
見た目は11歳のエリザは、精神年齢31歳。
エリアスと2人で出かけて戻って来てから急に大人びた。
道中きっと何かがあったと勘違いされ、エリザはそれから本妻扱いになった。
そして大人びた話し方をするようになったエリザは、みんなから『耳年増』と言われるようになったとさ。
めでたし、めでたし…ん?
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いつも応援頂いてありがとうございます。
「そうなのですか?エリアス様」
「あぁ、そうだよエリザちゃん。アリッサさん達は来れなかった」
「エリアスそれはね、その子の心が純真だからよ。あなたを信じ無垢な心だから、ここに来れたのかもしれないわ」
「無垢だなんて。嬉しいですゼクシーお母さま」
「まあ、お母さまだなんて。この子ったら」
バン、バン、バン、
かあさんは嬉しさのあまり、テーブルを叩いている。
「でもここに来たことは、他の奥さん達には内緒にしてね」
「わかりました、ゼクシーお母さま」
「まあ、なんて可愛い子なんでしょ (⋈◍>◡<◍)。✧♡」
クネ、クネ、クネ、
「そ、そうだわ。エリアスの妻になるなら加護をあげないと」
「加護を頂けるのですか、ゼクシーお母さま」
「えぇ、そうよ。では行くわよ『手熊熊谷崑』、ええい!!」
エリザは女神ゼクシーの祝福を受け、【加護】『知力』、『魔力』が2割UPした。
「それから20日、30日はお客さま感謝デーだから、これも付けておくわ」
ジャジャジャジャーン!!
エリザは【加護】の他に魔女の【称号】得た。
「まあ、ゼクシーお母さま。魔女の称号を頂けるなんて…!!」
「でも称号が付いたからって、努力を怠ってはいけないわよ」
「はい、ゼクシーお母さま。頑張ります!!」
「ではさっそく特訓よ」
「はい!!」
それから女神ゼクシーとの猛特訓は始まった。
重いコンダラを引き、もとい重い整地用ローラーを引きながらグラウンドを走る。
ウサギ飛びでグラインドを毎日10周する日々。
苦しくたって~♬悲しくたって~♪コートの中では平気なの。
ワンツー、ワンツー、アタック。
『だけど涙がでちゃう女の子だもん』
そんなことを口ずさみながら、エリザは日々の修行に耐えていく。
(判る人だけわかるネタです)
今いるこの場所、現世とあの世の狭間では時間が経過しない。
それを良いことに1年、2年、~5年、10年と修行に励む日々。
その中で教わったことは大きく分けると魔法は、『攻撃魔法』『回復魔法』『補助魔法』の3つに分かれること。
属性は気にする事はなく、拘るとできることが限られてしまう。
だから『何でもできる』と思えば、出来ることは出来ると教えられた。
そして20年を経過した頃、エリザは遂に魔道を極めた。
「やったわね!!エリザ」
「はい、ゼクシーお母さま」
「これであなたも免許皆伝よ」
「ありがとうございました!!」
そう言いながら2人は抱き合い喜ぶのであった。
女神ゼクシーに別れを告げ現実世界に俺達は戻って来た。
エリザちゃんを左腕に抱きかかえ、アスケルの森を走りセトラー国に向かう。
港町マンフレートに寄り海産物をたくさん買った。
ストレージの中に入れておけば駄目にならないからね。
俺とエリザちゃんはセトラー国に戻って来た。
アリッサさん、オルガさん、ノエルさんにラードルフ国での貿易の件を話した。
そしてまた年明けに行く必要があると。
その夜は海老や貝、魚などの海産物をみんなで食べた。
「エリザ。エリアスとの道中はどうだった?」
「はいアリッサお姉さま。楽しい毎日でした」
「あれ?エリザ、随分大人びたわね」
「そうでしょうか?」
現世とあの世の狭間で過ごした時間は20年。
見た目は11歳のエリザは、精神年齢31歳。
エリアスと2人で出かけて戻って来てから急に大人びた。
道中きっと何かがあったと勘違いされ、エリザはそれから本妻扱いになった。
そして大人びた話し方をするようになったエリザは、みんなから『耳年増』と言われるようになったとさ。
めでたし、めでたし…ん?
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いつも応援頂いてありがとうございます。
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