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番外編 風邪
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「ユリア、大丈夫…?」
「ノアがちゃんと看てくれてるから大丈夫よ」
高熱が出ました。お医者様に診ていただいたところ理由は風邪だそうです。ノアがこまめに額のタオルを取り替えて冷やしてくれてるのでとても気持ちいい。
「ユリア、ここの使用人たちは信用ならないから僕がお粥作ったんだけど、食べれる?」
「…正直食欲はないのだけど、ノアの手作りなら食べたいわ」
うんしょ、と身体を起こす。ノアが支えてくれたので楽に起きれた。ノアがふー、ふー、とお粥を冷ましてくれる。
「ノア、ありがとう」
「どういたしまして。ほら、あーん」
「あーん」
…美味しい。さすがノア。料理もできるのね。
「美味しい?ユリア」
「ええ、とっても美味しい」
お礼の意味を込めてノアの頭を撫でる。ノアは気持ち良さそうに撫でられている。
「あの、ノア」
「なーに?」
「風邪、うつしたらごめんね」
「そんなの気にしなくていいよ。今日は僕、泊まっていくから。ずっと一緒にいようね」
今度はノアが私の頭を撫でてくれる。風邪で弱っているからか、なんだか無性に泣きたくなってきた。
「…ノア。私、ノアの婚約者になれて本当に良かった」
「僕も、ユリアの婚約者になれてよかった」
健康が一番だけど、たまには風邪をひくのもいいかもしれません。
「ノアがちゃんと看てくれてるから大丈夫よ」
高熱が出ました。お医者様に診ていただいたところ理由は風邪だそうです。ノアがこまめに額のタオルを取り替えて冷やしてくれてるのでとても気持ちいい。
「ユリア、ここの使用人たちは信用ならないから僕がお粥作ったんだけど、食べれる?」
「…正直食欲はないのだけど、ノアの手作りなら食べたいわ」
うんしょ、と身体を起こす。ノアが支えてくれたので楽に起きれた。ノアがふー、ふー、とお粥を冷ましてくれる。
「ノア、ありがとう」
「どういたしまして。ほら、あーん」
「あーん」
…美味しい。さすがノア。料理もできるのね。
「美味しい?ユリア」
「ええ、とっても美味しい」
お礼の意味を込めてノアの頭を撫でる。ノアは気持ち良さそうに撫でられている。
「あの、ノア」
「なーに?」
「風邪、うつしたらごめんね」
「そんなの気にしなくていいよ。今日は僕、泊まっていくから。ずっと一緒にいようね」
今度はノアが私の頭を撫でてくれる。風邪で弱っているからか、なんだか無性に泣きたくなってきた。
「…ノア。私、ノアの婚約者になれて本当に良かった」
「僕も、ユリアの婚約者になれてよかった」
健康が一番だけど、たまには風邪をひくのもいいかもしれません。
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