転生異世界、もふもふツルツルスベスベ

冒険者の資格取得試験、法律、国の説明

「よしっ、みんな行こうかなの」

僕は冒険者ギルドに行く為の用意をする、冒険者は１５歳から成れるが低級なクラスＥ、クラスから始まる。
どんな強くなっても、Ｅクラスからスタートするんだ。

「ふふふっ」
『はぁーっ、我は反対だ』
『反対しても仕方ないでしょう、冒険者に成って世界を広げたいなんていいことでもある』

王族や貴族は平民在って初めて貴族や王族に成れるのだ。
履き違えている者も中にはいるが、そんな貴族には冒険者ギルドや商権ギルドが仕事を回さなくなるし、神殿が祝いをしなくなる。

「すいません、すいません」

僕は風の精霊からの情報でギルドを探し当て事前から地図とにらめっこして地形は把握している、僕の呼びかけは聞こえていないのか無視される。

「おいっ、ねーちゃん聞こえねーのか」
「はい、何でしょうか」

僕はヒョイと誰かに抱き上げられて、僕は空中でプラプラ身体を揺らす。

「おいっ、コイツがずっとねーちゃんの事を呼んでいたんだちゃんと仕事しろよな」
「ーっすみません、ぼくどうかしたのかなぁ依頼の注文ならあっちから」

僕は首を振るう、この大男にぶら下がりながら。

「僕は冒険者登録しに来ました」

ビシッリとあんなに騒がしかったギルド内が静まる。

「くっ、ははは」
「嬢ちゃんにはまだ早いだろう」
「怪我をするだけだ帰れ」

次々に言い出す人々に僕はぶわっと尻尾が膨らみ不機嫌な状態になるが、尻尾と耳は完全に魔法で見えなくしているから分からない筈だ、よっぽど勘が鋭い人か魔力が高い人出はないと。

「僕はもう１９になります、冒険者登録出来ますよね」
「あーはい、本当にその年齢なら問題ありませんが確認の為に少し血をこの中に入れて下さい」

ピッと僕は氷魔法で作った剣で腕を刺す、指を傷付けるのは流石にバレてしまうからね。

「はい」
「ーっ王都魔法学園高等部ーっ、冒険者実習は受けていますか」
「はい」

僕は何が何でも受けた、神獣や聖獣に精霊を散歩に行く時に王城なら魔獣は出ないだろうけれど何かあるか分からないから、冒険者実習指導を三年間受ける事を承諾させた。

「冒険者実習を学園で受けるか、冒険者ギルドで実習を受け合格した者だけが冒険者に成れます、合格通知票をお持ちでしょうか、お持ちでしたら提出して下さい」

僕はポケットから取り出す振りをしてアイテムボックスから証明書を取り出す。

「個人認証の為に他の者には御見せできないので安心して下さい・・・・・貴方を我が冒険者ギルドは冒険者になる事を此処に認めます・・・冒険者登録完了しました、これが冒険者ギルドカードに成ります」

僕に冒険者カードが渡される、僕は大切に仕舞おうとしたが止められてしまう。

「冒険者カードには嘘は載りません、自身が倒した摂取した物が表示されます、契約している契約獣や契約精霊様などが倒した、摂取したモノは主であるカードの持ち主の物になります、カードは絶対に悪用されない様に自身の身体の中に入ります、取り出したい時はカードを出でよと言って下さい、仕舞いたい時はカードよ内に入れと言えば身体の中に入ります」

僕は小さな声で呟くと、カードは手のひらから消えた。

「カードの中にお金が自動的に入ります、お金はギルドで卸せますし、手持ちのお金を持って居たい時はカードがお財布に成ります、貯金もカードでばっちり出来ますし、外にあるより安全です・・・盗む事は不可能ですから、もし本人が亡くなる事があった場合にギルドから本人の希望する者にお金を渡します。家族が居ない場合も安心して、って関係ないかまだ」

僕は少し恥ずかしい台詞にふるふるしてしまう。
カードよ出でよ、カードよ内に入れって少し恥ずかしいよね。

「初めての冒険者の仕事と言う事で、薬草取りをお願いします彼方に依頼書が張り出されていますので」

依頼書はランククラスで分かれているみたいだ。
此なら間違える心配はないよね。

「後、基本的に無理な依頼は受付が止めるので、罰則金は在りませんが依頼放棄など怠慢は罰則金が発生します、依頼主に問題がある時にはその限りではありません、依頼を受けている最中はギルドカードが記録しますのでしっかり仕事をして下さい」

僕は頷く、その法を設置したのなんせ僕だしね。
無理な依頼で亡くなる人が多いから、冒険者を目指している子供は全員が冒険者実習を合格しなければ冒険者にはなれない様にしたんだから。
そして、ＡランクとＢランクは国中で冒険を出来る様にした、Ｃランクは自分の故郷と周囲の町(隣町)は依頼を受け入れる、ＤランクとＥランクは王都内のみの依頼以外は受けられない。
そして、Ｓランクは国の周囲から国に入り込もうとしている魔獣を退治する依頼や国内全域に依頼が出きる。

基本的に獣人国から獣人は出ない事が普通だし当たり前の事だ、獣人国に来る多種は居るが、山や海、畑、鉱山に自然が溢れているし、他国に行ってまで欲しいものがないのだ自国で何もかも作りだせるのだから。
相手が運命の番なら変わるが、基本的に相手が獣人国に残り結婚する事の方が多い。

一軒一軒高層ビルのように高い家の作りは当たり前で、家族一堂同居も当たり前だ。
誰が何階から何階に住むかは大喧嘩になるのが常識らしい。

だから、お城も広いがかなり高いんだよ。
お城で働いている人達やその家族も住んでいるからね。
流石に王族の住み家は隔離されているから、王族しか出入り出来ないが。

そしてお城の隣には学園がありその隣に貴族街がある。
貴族達は領地があるから、基本的に別荘化しているみたいだけれど。
そして、その貴族街から出ると城外町になる。

城下町の外れでは大きな壁と門があり、門では審査所がある目の前は森になり、その森で新人冒険者達は活動する。

森の奥に行けば、町があり町外れには大きな壁と門で囲まれている門の審査を抜けると直ぐに山があるその山を抜けると町がある、獣人国はそう言う作りに成ってる丸い形をしていて海に囲まれているから、海の辺りを守る騎士にＳランクの冒険者は最強クラスなんだ。

別の町に行くには自然を越えて門で審査をしなければならない。
子供は全員学園寮に入る法律が在るため各町の神殿から神官王都の神殿に転移させる。

「うわっ、ここが森なの」

僕は口調を元に戻してしまう、隣に僕をプラプラさせた人がいるのに、僕は城下町にはしょっちゅう抜け出して行っていたが、門を越えた事はないんだ。
門を越えられ人は冒険者しかいない、商人や違う町に用事や引っ越しなどする場合は神官に転移魔法で行くからだ。

山や森、鉱山、海で働く人はみな騎士か冒険者になる。
実習指導者が冒険者と騎士が複数で、安全第一で実習は行われる、勿論手出しは命の危険がないなら、一切手伝う事はないが。

「はぁーっ、何千回か実習できただろう」
「・・・・あっあれっ」

僕はまじまじと冒険者の顔を見る。