XLサイズの龍大くんはくっつきたがりなクーデレ男子

星詠みう菜

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トシを考えなさい

4 *

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 龍大の肉棒を蜜洞の入口に感じた瞬間、コンドームの冷たさすら感じず、温かい感触があった。そのまま肉棒が蜜洞の中を隙間なく埋めていき、押し広げる。

「はぁ……すごい……」
「痛くない?」
「うん、大丈夫だからもっと」

 ぐいぐいと龍大の肉棒が、鈴夏の体の中へと侵食していく。少しずつ、ゆっくりと入れたつもりが、いつのまにか根元まで入ってお互いの鼠径部が当たった。痛くないどころか、もっと入ってきて侵して欲しいと願うくらいだ。

「はっ……あ……おっきい」
「鈴夏の方がキツい」
「違うってば……たっちゃんのがおっきいの」

 鈴夏の体の中にみっちりとほとんど隙間なく入っていった肉棒を動かすことなく、龍大は鈴夏を抱きしめた。そこからキスをしたかと思いきや、後頭部を支えながら舌を入れた。鈴夏の口の中で、龍大の舌が暴れてかき乱していく。
 唾液で濡れた音が、鈴夏の耳に容赦なく入ってくる。最初は入れるだけだった舌の動きが、どんどんと躍動していって、お互いの舌を求め合って愛撫した。上下の口をふさがれ、どちらも潤いで満たされている。

「んっ……気持ちい……」

 鈴夏の瞳と唇が濡れ、頬が紅潮する。その様子を見た龍大が、ゆっくり腰を動かした。押し付けるように、波を立てるように……。その腰使いで肉棒は鈴夏の肉癖をたっぷりと擦り、奥を叩き、そこへさらに潤いが満ちてくる。愛液が留まることなく溢れていた。
 龍大が腰を引く動きをするたびに、鈴夏は内臓をすべて持っていかれるかのうような感覚があった。鈴夏の体が、龍大を離したくないと勝手にしがみついているかのようだ。

「もっと……もっとして」
「いいの?」
「うん、もっと」

 ふしだらな鈴夏の体は、龍大をもっと欲しがった。すると龍大は腰のストロークを大きくし、鈴夏の鼠径部に打ち付けた。何度も何度も打ち付けるたびに、ぴちゃぴちゃと水音が響く。そのたびに鈴夏は、腹から喉に声が押し出されるようにいていた。

「うっ……あっ……あっあっはぁ……」

 声を出すのがやめられない。下腹部の疼きも止められない。もうどうしようもなく快感が押し寄せて、規則的に呼吸をすることすら忘れてしまった。頭の中はぐちゃぐちゃにかき乱され、鈴夏は枕を掴んだ。
 それを見た龍大が鈴夏の腰を持ち上げ、背を反らす。鼠径部同士がもっと密着して、鈴夏の奥の子宮口を叩いた。

「奥がいい?」
「うっ……ん……そこやばいか……ら……あっ」

 蕾の裏側をぐいぐいと押され、いつもだったら感じなかった場所まで気持ちいいところへと変化した。鈴夏の乳房は容赦なく揺れ、その引っ張られるような痛みすら全部気持ちいい。もう何もかもが快感だ。龍大と繋がってさえいれば、何も怖いことなどなかった。
 すると快感の波が押し寄せ、体が勝手に痙攣し始めた。それは鈴夏に止められるはずもない。
 
「やっ! だめイク……イッちゃう……の……」
「いいよ……」

 体の中央から全身へと一気に快感が流れ、指先や足の指までが痺れだす。ピリピリと感じる感覚すら、気持ちよくて酔ってしまいそうだった。鈴夏が肩で息をしていると、龍大が髪と頬を撫でる。

「可愛かったよ……」
「なんでたっちゃんはそんな余裕そうなの」
「余裕じゃないって」

 そうは言っても信じられなかった。龍大の方が体力があるのは明らかだし、まだまだ表情に切羽詰まった感じはなかった。

「こっち来て」

 龍大が腰を持ち上げ、繋がったままでお互い向き合うようにして座った。龍大の肉棒が奥まで突き刺さって、一体になったと思っていたら、ふと目線が自然と合った。

「なんかさ、目線が同じ高さなのすごい新鮮」
「そ?」
「うん、いつもたっちゃんが屈まないと届かないもん」
「あー確かに。この姿勢、楽」

 どちらからともなく、唇が重なった。何度かちゅっと音をたてあったのち、鈴夏の方から腰が動き始める。腰が下がると同時に奥を擦られ、揺さぶられ、勝手に動いて止まらない。龍大も鈴夏の腰に手をやり、ぴたりと密着した。

「んっ……」
「はぁぁダメだこれ……。もう俺ダメかも……」
「気持ちいい?」
「……めちゃくちゃ気持ちいい」

 今度は龍大の方が限界に近かった。お互いの顔のそばで感じる吐息の音が、さらに興奮を誘った。

「あっ、ヤバ……出る……」

 龍大がそう言って、鈴夏の体にしがみついてきた。額には玉のような汗を浮かべ、腰が震えている。そのまま、温かい粘液が注がれたのが、鈴夏にも感覚としてあった。
 龍大が絶頂した後、口づけを交わして一旦体が離れる。白濁した熱い粘液が籠もっているコンドームを外し、龍大は丁寧に口を縛ってゴミ箱へと捨てた。
 
「拭こうか?」
「うん、お願い」

 鈴夏はベッドサイドテーブルにあったティッシュを手に取り、欲望を吐き出した龍大の肉棒を拭いた。痛くないように、手で包み込んで優しく拭いていると、龍大が鈴夏の腕を握ってくる。

「いや、待っ……また勃つ……」
「いいよ、またしよ」

 鈴夏の手の中で、龍大の肉棒は再び硬くなっていた。今日だけでもたくさん繋がったつもりなのに、なぜか今日は全然物足りなかった。龍大と繋がっているときはずっと濡れているし、もっともっと刺激があってもいいくらいだ。
 再びコンドームを被せてベッドに戻ると、もう一度向かい合って挿入する。鈴夏が龍大の腿の上に座り、まだ乾いていない洞に自ら入れていく。

「はぁ……すごい刺さる……」
「痛くない?」
「ううん、気持ちいいよ」

 龍大はそのまま仰向けになり、鈴夏が腰を動かしてみる。縦方向にぐいぐい動かすと、蕾も擦れて気持ちいい。そこからさらに蜜が溢れ、遮るもののほとんどない結合部から水音が鳴り出した。
 鈴夏が龍大の胸板に手を乗せると、下からずんずんと腰を押し上げてくる。その奥に突き刺さる衝撃が、鈴夏をさらに興奮させた。

「あぁ! たっちゃん……すごいやばい……やばいやばいやばい……」

 頭の中が真っ白になり、もう絶頂しそうになったとき、龍大の腰が止まった。わざとなのか、あえてなのかはわからない。でも、龍大としては、今じゃなかったのだろう。

「鈴夏しんどくない? 後ろからにしようか?」
「うん……」

 鈴夏が四つん這いになって、後ろから龍大が挿入する。鈴夏の背中から腰、おしりにかけてに曲線が、龍大の視界に入ってくる。挿入してみると、もうそこはとろとろに温かくとろけて龍大を受け入れてくれる。
 龍大が鈴夏の腰を掴み、尻肉を揺らすかのように突き始めた。さっきよりも結合部の肌がよく当たり、叩き合う音が部屋中に響く。
 鈴夏も喘ぎが止まらない。突かれた衝撃で乳房が上下に揺れ、背中には龍大の視線が刺さっている。徐々に汗がにじみ出てきて、鈴夏の肌をしっとりと包み始めた。
 すると龍大は、鈴夏に覆いかぶさってうつ伏せにさせた。そして後ろから腕を使って、鈴夏の肩をがっちりと固定した。

「もし苦しかったら俺の腕掴んで」

 鈴夏の首のすぐ下のところに、龍大の太い腕が入り込む。鈴夏の上半身が動かないように、龍大の手と腕がホールドしながら、ゆっくりと腰を動かした。
 尻肉を揺らすような動きで、鈴夏の中をたっぷりとかき回される。龍大の腕によって鈴夏の肩が動かないから、蜜洞をかき回された快感は行き場所がなく、鈴夏の中に溜まっていく。

「うっ! あっ! たっちゃん……それ……ダメだよ……あぁ!」
「はぁぁ……気持ちいいよ鈴夏」

 龍大の腰の動きがだんだん激しくなり、腰を打ち付けるようにして鈴夏の体を欲しがった。

「だめ……ホントにおかしくなっちゃ……うっ……あぁ!」
「あっ……鈴夏っ……!」

 ラブホテルの一室に、ふたりの吐息と啼きが響いた。
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