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1章 仲間との出会い
019 武器屋の主人とダーティシリーズ
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今まで通っていた武器屋は『生死を分けるもの』という店名らしい。字が読めなかったので不明だったのだが、リーンが教えてくれた。
ちょっと中二っぽい名前と感じるけれど、そもそもここはファンタジー世界だしね。日本語音声で聞こえるからアレなんであって、もしかしたらかっこ良い響きなのかもわからんし。
せっかくなので、お互いに余裕が出来たら読み書きも教えてほしいと頼んでみると、割と乗り気だった。
「しょーがないなー。センパイの私にまかせなさいっ」って言われたけど、リーン先輩、昨日ちょっと危なかったですよね。言わないけども。教えてもらえるなら有り難いし。
二人を見ていて気付いたけれど、俺はもふもふが好きなんであってケモミミにはあまり食指が動かないようだな。
「お?棍棒野郎じゃねぇか。もう1本買ってくのか?」
「その呼び名はやめろぉ!」
入店すると、店主のおっちゃんから火の玉ストレートが飛んできた!なんてこと言いやがるんだ。
「ホムロさん済みません。折れちゃった剣を引き取ってもらいに来ました」
俺とおっちゃんのやり取りを華麗にスルーして、シンは用件だけを簡潔に述べた。
「ん?お前さんに売ったのは、結構しっかりとした剣だと思ったんだがな。
まぁいい。引取りだけだから、二束三文にもならんぞ。それでもいいか?」
「ええ、持ってても仕方ありませんし、お願いします」
金属の需要は尽きないそうで、たとえ壊れた武器でも、様々な需要があるらしい。
ちなみに棍棒を買ったときは『壊れたら迷宮にでも勝手に捨てろ』と言われましたよ。
「俺はトーマってんだよ!変な呼び名つけると、マジで棍棒しか買ってやらねぇぞ!」
「今まで名乗りもしなかったくせに、アホ言ってんじゃねぇ。大体テメェだってどう見ても同年代のくせしやがって、俺のことおっちゃんとか抜かしてたじゃねぇか。
それと棍棒しか買わなくて困るのはテメェだけだから勝手にしろ」
「なにをー!今日は3階層を見据えて、装備を更新しようと思って来たんだよ!
おっちゃん改めホムロさん。銀貨3枚以内くらいで、なんか良い装備無いかなー?」
自然な流れで装備更新の相談をしてみる。なんだかんだで、ホムロさんには今まで装備の面倒見てもらってるからな。
「ホムロで良い。同年代のクセに年下ぶってんじゃねぇぞ。
確かに、その装備で3階層なんか行った日にゃあ、冷たくなって帰ってくるだろうな。しゃーねぇ。見繕ってくるからちょっと待ってろ」
なんだかんだで、おっちゃん改めホムロさん改めホムロは面倒見が良い。
そしてやはり気付くと、おっさん連中とばかり仲良くなるフラグを建築してる気がする。
まぁ単純な話、同世代の男同士だと、気安く話しやすいんだよな。
「トーマは3階層に潜る予定なの?」
シンが聞いてくる。流石にそれほど自惚れちゃあいませんて。
「流石に訓練前に3階層に向かうほど無謀じゃないよ。
ただ、現状戦えている2階層を想定した装備を更新しても、あまり意味がないんじゃないかなと思ってさ」
「まぁな。金さえあるなら、なるべく良い装備を揃えるのが生き残る秘訣だ。
待たせたな。今回は防具もいくつか見繕ってきたぞ。トーマはまだ防具を何も持ってないみたいだからな」
ホムロが、両手一杯に荷物を抱えてやってきた。
一際目立つのは、石のついたハンマーっぽい武器だ。
「魔壊石の石斧と、魔染革の胸当てとマフラー。武器を考えると盾は扱えないだろうが、せめて最低限、首と心臓だけは守っとけ。
石斧は銀貨1枚と銅板5枚。胸当ては銀貨1枚。マフラーはサービスにしてやる。どうせ売れねぇからな。胸当ても調整してやっから、すぐ着けて見せろ」
ハンマーじゃなくて石斧か。そして気になるのは、全部ダーティシリーズってことだ。
小汚い中年冒険者にはお似合いってかぁ!なんて被害妄想乙!
「なぁホムロ。その装備は全部買うけどさ。
俺に勧めてくる装備が全部ダーティ系なのは、なんか理由があんの?」
胸当てを試着しつつ、聞いてみる。胸当ては、胸までしか丈が無い、タンクトップみたいなデザインだった。ごわごわしてて、正直着心地は良くない。
「あん?そんなの、テメェが金持ってねぇからに決まってんだろが。
ダーティ系の素材ってのは、通常の魔力加工を行った際に出てくる、ゴミみたいなもんだからな。ひたすら硬くなるだけで、ほとんどは魔力還元に出しちまうもんなんだよ。
ただたまに、トーマみたいな金欠野郎が冒険者を始めることがあってな。耐刃、耐衝撃性能はそれなりにあるから、どこの店でも2、3個は在庫を確保してあんだよ」
ふーん。ダーティ素材って、加工する際に出てくる不純物みたいなもんなのか。
「あれ、でもさ?頑丈なら頑丈で、それなりに使えるんじゃないの?強度が充分なら、なんで人気無い素材なんだ?」
「トーマは本当に何も知らねぇんだな。危なっかしくて見てられん。
ダーティ素材ってのは、確かに強度はあるんだが、なぜか魔力に対しては一切の抵抗力がねぇんだよ。迷宮の入り口って言える様な浅い階層なら問題ねぇが、冒険者として長く使うには、全く向いてねぇんだ。
迷宮によっては低階層から、魔法や魔力型スキルを持った魔物が出る場所もあるからな」
なんと、魔力抵抗という面で欠陥がある素材なのか。今後迷宮を進んでいけば、魔法に対する備えも必要になってくるわけだ。
「そんな武器と防具だが、ベイクの3階層ぐらいだったら問題ない性能のはずだ。
3階層に行けば、もうちょっと良い装備を買えるくらい稼げるようになんだろ。今のところはその装備で大丈夫だと思う。
予算さえあれば、もうちょい防具を揃えるべきだとは思うがな」
口は悪いが面倒見が良い、武器屋店主のホムロは、胸当ての調整も無料でやってくれた。
金が無いヤツから搾り取る趣味はねぇよ、って男前かよ!
さて、装備を更新したことだし、まずは1階層で動きの確認かな。
俺の用事が済むまで待っててくれた2人と一緒に、店を後にした。
ちょっと中二っぽい名前と感じるけれど、そもそもここはファンタジー世界だしね。日本語音声で聞こえるからアレなんであって、もしかしたらかっこ良い響きなのかもわからんし。
せっかくなので、お互いに余裕が出来たら読み書きも教えてほしいと頼んでみると、割と乗り気だった。
「しょーがないなー。センパイの私にまかせなさいっ」って言われたけど、リーン先輩、昨日ちょっと危なかったですよね。言わないけども。教えてもらえるなら有り難いし。
二人を見ていて気付いたけれど、俺はもふもふが好きなんであってケモミミにはあまり食指が動かないようだな。
「お?棍棒野郎じゃねぇか。もう1本買ってくのか?」
「その呼び名はやめろぉ!」
入店すると、店主のおっちゃんから火の玉ストレートが飛んできた!なんてこと言いやがるんだ。
「ホムロさん済みません。折れちゃった剣を引き取ってもらいに来ました」
俺とおっちゃんのやり取りを華麗にスルーして、シンは用件だけを簡潔に述べた。
「ん?お前さんに売ったのは、結構しっかりとした剣だと思ったんだがな。
まぁいい。引取りだけだから、二束三文にもならんぞ。それでもいいか?」
「ええ、持ってても仕方ありませんし、お願いします」
金属の需要は尽きないそうで、たとえ壊れた武器でも、様々な需要があるらしい。
ちなみに棍棒を買ったときは『壊れたら迷宮にでも勝手に捨てろ』と言われましたよ。
「俺はトーマってんだよ!変な呼び名つけると、マジで棍棒しか買ってやらねぇぞ!」
「今まで名乗りもしなかったくせに、アホ言ってんじゃねぇ。大体テメェだってどう見ても同年代のくせしやがって、俺のことおっちゃんとか抜かしてたじゃねぇか。
それと棍棒しか買わなくて困るのはテメェだけだから勝手にしろ」
「なにをー!今日は3階層を見据えて、装備を更新しようと思って来たんだよ!
おっちゃん改めホムロさん。銀貨3枚以内くらいで、なんか良い装備無いかなー?」
自然な流れで装備更新の相談をしてみる。なんだかんだで、ホムロさんには今まで装備の面倒見てもらってるからな。
「ホムロで良い。同年代のクセに年下ぶってんじゃねぇぞ。
確かに、その装備で3階層なんか行った日にゃあ、冷たくなって帰ってくるだろうな。しゃーねぇ。見繕ってくるからちょっと待ってろ」
なんだかんだで、おっちゃん改めホムロさん改めホムロは面倒見が良い。
そしてやはり気付くと、おっさん連中とばかり仲良くなるフラグを建築してる気がする。
まぁ単純な話、同世代の男同士だと、気安く話しやすいんだよな。
「トーマは3階層に潜る予定なの?」
シンが聞いてくる。流石にそれほど自惚れちゃあいませんて。
「流石に訓練前に3階層に向かうほど無謀じゃないよ。
ただ、現状戦えている2階層を想定した装備を更新しても、あまり意味がないんじゃないかなと思ってさ」
「まぁな。金さえあるなら、なるべく良い装備を揃えるのが生き残る秘訣だ。
待たせたな。今回は防具もいくつか見繕ってきたぞ。トーマはまだ防具を何も持ってないみたいだからな」
ホムロが、両手一杯に荷物を抱えてやってきた。
一際目立つのは、石のついたハンマーっぽい武器だ。
「魔壊石の石斧と、魔染革の胸当てとマフラー。武器を考えると盾は扱えないだろうが、せめて最低限、首と心臓だけは守っとけ。
石斧は銀貨1枚と銅板5枚。胸当ては銀貨1枚。マフラーはサービスにしてやる。どうせ売れねぇからな。胸当ても調整してやっから、すぐ着けて見せろ」
ハンマーじゃなくて石斧か。そして気になるのは、全部ダーティシリーズってことだ。
小汚い中年冒険者にはお似合いってかぁ!なんて被害妄想乙!
「なぁホムロ。その装備は全部買うけどさ。
俺に勧めてくる装備が全部ダーティ系なのは、なんか理由があんの?」
胸当てを試着しつつ、聞いてみる。胸当ては、胸までしか丈が無い、タンクトップみたいなデザインだった。ごわごわしてて、正直着心地は良くない。
「あん?そんなの、テメェが金持ってねぇからに決まってんだろが。
ダーティ系の素材ってのは、通常の魔力加工を行った際に出てくる、ゴミみたいなもんだからな。ひたすら硬くなるだけで、ほとんどは魔力還元に出しちまうもんなんだよ。
ただたまに、トーマみたいな金欠野郎が冒険者を始めることがあってな。耐刃、耐衝撃性能はそれなりにあるから、どこの店でも2、3個は在庫を確保してあんだよ」
ふーん。ダーティ素材って、加工する際に出てくる不純物みたいなもんなのか。
「あれ、でもさ?頑丈なら頑丈で、それなりに使えるんじゃないの?強度が充分なら、なんで人気無い素材なんだ?」
「トーマは本当に何も知らねぇんだな。危なっかしくて見てられん。
ダーティ素材ってのは、確かに強度はあるんだが、なぜか魔力に対しては一切の抵抗力がねぇんだよ。迷宮の入り口って言える様な浅い階層なら問題ねぇが、冒険者として長く使うには、全く向いてねぇんだ。
迷宮によっては低階層から、魔法や魔力型スキルを持った魔物が出る場所もあるからな」
なんと、魔力抵抗という面で欠陥がある素材なのか。今後迷宮を進んでいけば、魔法に対する備えも必要になってくるわけだ。
「そんな武器と防具だが、ベイクの3階層ぐらいだったら問題ない性能のはずだ。
3階層に行けば、もうちょっと良い装備を買えるくらい稼げるようになんだろ。今のところはその装備で大丈夫だと思う。
予算さえあれば、もうちょい防具を揃えるべきだとは思うがな」
口は悪いが面倒見が良い、武器屋店主のホムロは、胸当ての調整も無料でやってくれた。
金が無いヤツから搾り取る趣味はねぇよ、って男前かよ!
さて、装備を更新したことだし、まずは1階層で動きの確認かな。
俺の用事が済むまで待っててくれた2人と一緒に、店を後にした。
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