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7章 更なる強さを求めて
181 住環境の整備
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朝目が覚める。まずは2人の頭の下に収まっている腕を、2人を起こさないように静かに引き抜く。
2人の寝顔を見ながら、起こさない程度に軽い悪戯をする。
もみもみ。なでなで。もみもみ。なでなで。
寝ている2人を起こさないように悪戯するのはなんだか楽しい。2人にバレたら、起きてる時にやれ!って言われるのが目に見えてるので内緒だ。
2人とも俺と一緒に起床したいから起こしてくれって言うんだけど、この寝顔を見ていると、なるべくゆっくり寝かせてあげたくなるんだよな。朝食の準備が出来たら起こさざるを得ないけど。
厨房に顔を出すと、やはりリンシアさんはもう食事の支度に取り掛かっていた。この人早起きすぎる。まぁ迷宮の安らぎ亭の2人も、俺よりずっと早く起きてたから、無理して早起きしてるってワケではないんだろうが。
「おはようリンシアさん。手伝うからどんどん指示ちょうだい」
最近は今まで以上に刃物の扱いに慣れてきた実感があるし、生活魔法のおかげで調理全体の時間短縮具合が凄まじい。料理番組で時間がかかる料理を、こちらが冷ましたものです、とかって差し替えたりするけど、温度の上げ下げも熱魔法で一瞬だし、加熱調理も熱魔法で暖めてから火魔法を使うことでかなりの時間短縮が出来る。
「おはよ~……。2人とも早いねぇ~……。今日から私にも手伝わせてね」
珍しくハルが起きてきた。
「うん。だってこの家の味を覚えたいじゃない?」
あ、ご馳走様です。
「それにあっちでも家事は一通りこなしてたからさ。今までは甘えてたけど、これからは積極的に家事に参加したいなって思うの。家族の一員としてね」
あ、もうお腹いっぱいなんで。
ハルに続いて、栄光の運び手からも3人ほど厨房にやってきた。調理経験はないらしいので、混ぜ方とか火の番などから手伝わせる。熱魔法と火魔法があるから、本当なら火の番は要らないんだけどね。
でも生活魔法を用いない調理を覚えてこそ生活魔法を活用できるようになるはず。何事も基本が大事なのです。
朝食を済ませて冒険者ギルドへ。
カンパニー参加希望者は既に集まっていて、今まで見たことないくらい人が多い。
つうか、この世界ってあんまり依頼とかって無いのか、冒険者の数に対してギルドが閑散としてるんだよな。調達や採集依頼みたいなのは迷宮に入って自由に稼いでくることが出来るし、特定の依頼の場合は、ギルドが仲介して仕事を回してくるケースが多い。
どちらかと言うと商工ギルドのほうが各業種の職人達の仲介を行うために依頼が多いくらいだ。
護衛や迷宮外の魔物の討伐に関しては冒険者に依頼されることも少なくないそうだが、俺たちのような6等級の冒険者に声がかかることは少ないし、そもそも俺たちって街の外で活動した経験もないので、そういった依頼を回しにくいとオーサンに愚痴られたことがある。
うむ。今後も護衛依頼とかは基本的に断る方向でいこう。めんどくさそうだし拘束時間長そうだし。
「よし。じゃあパーティ組んでる奴はリーダーだけで良い。パーティ組んでない奴は全員残ってくれ。他のメンバーは栄光の運び手のみんなと訓練場で訓練しててくれ。
っと、一応確認するけど、身分証持ってない奴とかいるか?」
「……はい。私、身分証持ってないです……」
迷宮に入れないと言っていた女だ。
「えっと、確かリーネって言ったっけ?他にはいない?
そんじゃ身分証の発行も合わせてやっちゃおうか。身分証持ってないとこっちとしても不便だからな。
つうわけでオーサン。リーネの身分証の発行と、ここにいる奴等のカンパニーへの参加登録をよろしくー」
「よろしくー、じゃねぇよ!っつうかいきなりこんな人増やして大丈夫なのかオイ?」
「その辺は主に栄光の運び手が頑張ってくれる予定ですし?
あ、リーネは冒険者じゃなくて、カンパニーへの雇用って待遇になるからね。1日銅板1枚はリーネにも払ってもらうけど、それ以上に賃金を払うから心配すんな。
とりあえずこれは初めての賃金ってことで、銀貨3枚ね。カンパニーへの支払いが滞ることがないように、上手くやりくりしてほしい。これ以降の賃金はジーンさんとリンシアさんに説明してあるから、あとで聞いておいて。
あ、身分証の発行には銀貨1枚必要だから、オーサンに1枚渡してあげてね」
リーネの身分証の発行と、希望者のカンパニーへの登録手続きが完了する。オーサンがなんか疲れ果ててたけど、まぁ通常業務の一環だから頑張ってくれたまへ。ふはははは。
「それじゃここに残った奴等は宿の場所を案内するよ。宿ってのは違うか。宿舎でいいか。これからは宿舎にしよう。
リーネも付いてこい。宿舎の場所を覚えてもらってから、自宅の方に案内するから。リーネは自宅のほうで住み込みで仕事を覚えてもらうからそのつもりで」
「は、はひ!わか、わかりました……!」
ゾロゾロと大人数でカンパニー宿舎に移動する。
「内装も設備も一緒だから、どこに入ってもらってもいいぞ。大人組で1軒、あとはパーティごとに1軒の割り振りでいいよな?」
鍵を開けて中を確認する。2段ベッドの設置とトイレの増設は既に完了している。お金の力って偉大だな!
それにこの世界には魔法もスキルもあるからな。重機が必要な作業も人の手で出来たりするし。
実際トイレの増設は、家自体をトイレ一室分増築した形になっている。小規模とはいえ4軒の増築を1日で終らせるんだから、異世界建築も侮れないわ。
「それじゃ鍵は紛失しないように気をつけてな。あとは冒険者ギルドで訓練に合流してくれ。
リーネは自宅に案内するから付いてきて」
一度自宅に戻り、リーネをジーンさんリンシアさんに紹介する。
「こいつがリーネ。昨日言ってた2人の補助要員だね。今日の分の賃金は渡してあるから、今後の賃金体制と仕事内容について教えてやって。
あ、あとこの後大工さんのところで、厨房とトイレの改築をお願いしてくるから、リンシアさんの希望があったら自由に伝えていいからね。あとこれリーネの分」
ダブってるスクロールも置いてきた。
大工さんのところに寄って厨房とトイレのリフォームを依頼し、また金板1枚置いてくる。連日の金払いの良さに、大工さんはニッコニコだった。
家具屋にも寄って、大きめのテーブルを数点と椅子20脚を注文、あとはいつでも購入出来るように2段ベッドを10組ほどキープしてもらう。勿論料金は前払い。いつまでも床で食事させるのも可哀想だからな。
結構時間食っちゃったので、商工ギルドには戻ってきてから顔を出そう。
今日からは3回探索だから、さっさと迷宮に行かないと!
2人の寝顔を見ながら、起こさない程度に軽い悪戯をする。
もみもみ。なでなで。もみもみ。なでなで。
寝ている2人を起こさないように悪戯するのはなんだか楽しい。2人にバレたら、起きてる時にやれ!って言われるのが目に見えてるので内緒だ。
2人とも俺と一緒に起床したいから起こしてくれって言うんだけど、この寝顔を見ていると、なるべくゆっくり寝かせてあげたくなるんだよな。朝食の準備が出来たら起こさざるを得ないけど。
厨房に顔を出すと、やはりリンシアさんはもう食事の支度に取り掛かっていた。この人早起きすぎる。まぁ迷宮の安らぎ亭の2人も、俺よりずっと早く起きてたから、無理して早起きしてるってワケではないんだろうが。
「おはようリンシアさん。手伝うからどんどん指示ちょうだい」
最近は今まで以上に刃物の扱いに慣れてきた実感があるし、生活魔法のおかげで調理全体の時間短縮具合が凄まじい。料理番組で時間がかかる料理を、こちらが冷ましたものです、とかって差し替えたりするけど、温度の上げ下げも熱魔法で一瞬だし、加熱調理も熱魔法で暖めてから火魔法を使うことでかなりの時間短縮が出来る。
「おはよ~……。2人とも早いねぇ~……。今日から私にも手伝わせてね」
珍しくハルが起きてきた。
「うん。だってこの家の味を覚えたいじゃない?」
あ、ご馳走様です。
「それにあっちでも家事は一通りこなしてたからさ。今までは甘えてたけど、これからは積極的に家事に参加したいなって思うの。家族の一員としてね」
あ、もうお腹いっぱいなんで。
ハルに続いて、栄光の運び手からも3人ほど厨房にやってきた。調理経験はないらしいので、混ぜ方とか火の番などから手伝わせる。熱魔法と火魔法があるから、本当なら火の番は要らないんだけどね。
でも生活魔法を用いない調理を覚えてこそ生活魔法を活用できるようになるはず。何事も基本が大事なのです。
朝食を済ませて冒険者ギルドへ。
カンパニー参加希望者は既に集まっていて、今まで見たことないくらい人が多い。
つうか、この世界ってあんまり依頼とかって無いのか、冒険者の数に対してギルドが閑散としてるんだよな。調達や採集依頼みたいなのは迷宮に入って自由に稼いでくることが出来るし、特定の依頼の場合は、ギルドが仲介して仕事を回してくるケースが多い。
どちらかと言うと商工ギルドのほうが各業種の職人達の仲介を行うために依頼が多いくらいだ。
護衛や迷宮外の魔物の討伐に関しては冒険者に依頼されることも少なくないそうだが、俺たちのような6等級の冒険者に声がかかることは少ないし、そもそも俺たちって街の外で活動した経験もないので、そういった依頼を回しにくいとオーサンに愚痴られたことがある。
うむ。今後も護衛依頼とかは基本的に断る方向でいこう。めんどくさそうだし拘束時間長そうだし。
「よし。じゃあパーティ組んでる奴はリーダーだけで良い。パーティ組んでない奴は全員残ってくれ。他のメンバーは栄光の運び手のみんなと訓練場で訓練しててくれ。
っと、一応確認するけど、身分証持ってない奴とかいるか?」
「……はい。私、身分証持ってないです……」
迷宮に入れないと言っていた女だ。
「えっと、確かリーネって言ったっけ?他にはいない?
そんじゃ身分証の発行も合わせてやっちゃおうか。身分証持ってないとこっちとしても不便だからな。
つうわけでオーサン。リーネの身分証の発行と、ここにいる奴等のカンパニーへの参加登録をよろしくー」
「よろしくー、じゃねぇよ!っつうかいきなりこんな人増やして大丈夫なのかオイ?」
「その辺は主に栄光の運び手が頑張ってくれる予定ですし?
あ、リーネは冒険者じゃなくて、カンパニーへの雇用って待遇になるからね。1日銅板1枚はリーネにも払ってもらうけど、それ以上に賃金を払うから心配すんな。
とりあえずこれは初めての賃金ってことで、銀貨3枚ね。カンパニーへの支払いが滞ることがないように、上手くやりくりしてほしい。これ以降の賃金はジーンさんとリンシアさんに説明してあるから、あとで聞いておいて。
あ、身分証の発行には銀貨1枚必要だから、オーサンに1枚渡してあげてね」
リーネの身分証の発行と、希望者のカンパニーへの登録手続きが完了する。オーサンがなんか疲れ果ててたけど、まぁ通常業務の一環だから頑張ってくれたまへ。ふはははは。
「それじゃここに残った奴等は宿の場所を案内するよ。宿ってのは違うか。宿舎でいいか。これからは宿舎にしよう。
リーネも付いてこい。宿舎の場所を覚えてもらってから、自宅の方に案内するから。リーネは自宅のほうで住み込みで仕事を覚えてもらうからそのつもりで」
「は、はひ!わか、わかりました……!」
ゾロゾロと大人数でカンパニー宿舎に移動する。
「内装も設備も一緒だから、どこに入ってもらってもいいぞ。大人組で1軒、あとはパーティごとに1軒の割り振りでいいよな?」
鍵を開けて中を確認する。2段ベッドの設置とトイレの増設は既に完了している。お金の力って偉大だな!
それにこの世界には魔法もスキルもあるからな。重機が必要な作業も人の手で出来たりするし。
実際トイレの増設は、家自体をトイレ一室分増築した形になっている。小規模とはいえ4軒の増築を1日で終らせるんだから、異世界建築も侮れないわ。
「それじゃ鍵は紛失しないように気をつけてな。あとは冒険者ギルドで訓練に合流してくれ。
リーネは自宅に案内するから付いてきて」
一度自宅に戻り、リーネをジーンさんリンシアさんに紹介する。
「こいつがリーネ。昨日言ってた2人の補助要員だね。今日の分の賃金は渡してあるから、今後の賃金体制と仕事内容について教えてやって。
あ、あとこの後大工さんのところで、厨房とトイレの改築をお願いしてくるから、リンシアさんの希望があったら自由に伝えていいからね。あとこれリーネの分」
ダブってるスクロールも置いてきた。
大工さんのところに寄って厨房とトイレのリフォームを依頼し、また金板1枚置いてくる。連日の金払いの良さに、大工さんはニッコニコだった。
家具屋にも寄って、大きめのテーブルを数点と椅子20脚を注文、あとはいつでも購入出来るように2段ベッドを10組ほどキープしてもらう。勿論料金は前払い。いつまでも床で食事させるのも可哀想だからな。
結構時間食っちゃったので、商工ギルドには戻ってきてから顔を出そう。
今日からは3回探索だから、さっさと迷宮に行かないと!
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