社蓄女子は、異世界陰陽師から逃げられない

「貴女は陰陽師?陰陽師なのですね!?」

いやいや、そんなト◯ロみたいに言われても。私はしがない観光客なんだけど……。

突然有給を取らされることになった社畜女子、水島花菜は、京都へ一人旅に出かけた。
陰陽師が昔から好きだったことから、晴明神社を訪れた帰り、気付けばなぜか異世界へ。
そこには自称陰陽師のイケメンがおり、日本から来た花菜を陰陽師だと思い込む。
もちろん否定したのに、式神を出したり、見よう見まねで魔物を追い払ってしまう花菜。

「え?私、陰陽師の才能あった?」

共に陰陽師として戦うようになるが、イケメン陰陽師は花菜を日本に帰したくないらしい。

「私、有給終わっちゃうんで、そろそろ帰りたいんですけど」

「そんなことを許せるはずがないだろう」

異世界唯一の陰陽師に執着され、溺愛される花菜のお話。

短編です。

ゆるい話な上、なんちゃって陰陽師です。ご容赦くださいませ。
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