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プロローグ
しおりを挟む「──社長これは……」
「君にはYesという返事しか残っていないよ」
広い社長室、しかし狭い檻に獲物を追い込んだ表情をする社長の椛島。
緊迫した空気。呼吸音さえ相手に数えられてしまう程の静けさ。
それに臆することなく、松崎は眼鏡を光らせた。
「承ります。この企画」
満足そうに口角を上げる椛島の差し出した手を握り返す松崎は、眼鏡の奥で色素の薄い瞳をメラメラと燃やした。
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