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「節約中のため、くっついてます」
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リビングの暖房の前で、俺と蒼汰はにらみ合う。
原因は、リモコン。
「なぁ悠真、これ寒すぎへん?」
「寒くない」
「20度とか北極やん!」
「お前が寒がりすぎ」
蒼汰はソファで膝を抱えて、ぶるっと大げさに震える。
「俺の指先、もう感覚ないもん」
「盛りすぎ」
「ちがう。悠真の心が冷たい」
意味がわからない。
「電気代見たやろ、先月」
「見たけど……」
「節約」
「……ぬくもりはプライスレスやん」
名言っぽく言うなぁ~。
蒼汰はもぞもぞ立ち上がって、俺の横に来ると
何も言わずに腕を掴んだ。
「二人で体感温度、共有」
「じゃぁ、こうしたら寒くないだろ?」
そういって、蒼汰を抱き寄せ……ぴとっと距離を詰めた。
「うん……」
蒼汰は俺の顔を見上げて、
ぱっと何か思いついたみたいに目を輝かせた。
「……あっ」
「なに」
「ほらほら、こたつ入ろ、節約やん」
そう言って、俺の袖を引っ張る。
結局、ふたり並んでこたつに潜り込む。
「あ~……生き返る……」
蒼汰は安心しきった声で、肩を預けてきた。
俺が黙って腕を回すと、
蒼汰は当然みたいにその中に収まる。
「ってさ」
「ん?」
「こういう地味な夜が一番好き」
こたつの中で、足先がそっと絡む。
わざとじゃないふりして、離れない。
「……節約会議は?」
「終了」
「結論は?」
「くっつけば解決ってことやん」
なんだそれ。
冬の夜。20度の暖房と、こたつと、
自然に縮まるこの距離。
結局、これが一番あったかい。
原因は、リモコン。
「なぁ悠真、これ寒すぎへん?」
「寒くない」
「20度とか北極やん!」
「お前が寒がりすぎ」
蒼汰はソファで膝を抱えて、ぶるっと大げさに震える。
「俺の指先、もう感覚ないもん」
「盛りすぎ」
「ちがう。悠真の心が冷たい」
意味がわからない。
「電気代見たやろ、先月」
「見たけど……」
「節約」
「……ぬくもりはプライスレスやん」
名言っぽく言うなぁ~。
蒼汰はもぞもぞ立ち上がって、俺の横に来ると
何も言わずに腕を掴んだ。
「二人で体感温度、共有」
「じゃぁ、こうしたら寒くないだろ?」
そういって、蒼汰を抱き寄せ……ぴとっと距離を詰めた。
「うん……」
蒼汰は俺の顔を見上げて、
ぱっと何か思いついたみたいに目を輝かせた。
「……あっ」
「なに」
「ほらほら、こたつ入ろ、節約やん」
そう言って、俺の袖を引っ張る。
結局、ふたり並んでこたつに潜り込む。
「あ~……生き返る……」
蒼汰は安心しきった声で、肩を預けてきた。
俺が黙って腕を回すと、
蒼汰は当然みたいにその中に収まる。
「ってさ」
「ん?」
「こういう地味な夜が一番好き」
こたつの中で、足先がそっと絡む。
わざとじゃないふりして、離れない。
「……節約会議は?」
「終了」
「結論は?」
「くっつけば解決ってことやん」
なんだそれ。
冬の夜。20度の暖房と、こたつと、
自然に縮まるこの距離。
結局、これが一番あったかい。
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