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「シュワシュワの好き」
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「今日さ、これ使ってええ? この色と香り、今日っぽい」
蒼汰が手にしてるのは、丸いバスボム。
淡い白に、ほんのりピンクが混ざったやつ。
それは、チョコと一緒に俺が渡したプレゼント。
「チョコだけでよかったのに……」
蒼汰が少し照れた声で言う。
「あぁ、チョコ探してたらさ。蒼汰の好きそうな香りしてきて」
「俺の好み、よう知ってるな」
「当たり前だろ。いつもお前の匂い吸ってるのに」
「吸ってるって……ワンコやん」
笑いながら、蒼汰が湯船にバスボムを落とす。
しゅわしゅわ、と優しい音。
白い泡が広がって、淡いピンクが溶けていく。
甘くて柔らかい香りが、浴室いっぱいに満ちる。
「……なんか、落ち着くな」
蒼汰が肩まで浸かりながら言う。
頬がほんのり赤いのは、湯のせいだけじゃない。
湯の中で、そっと足が触れる。
ぴくっと反応するのが分かる。
「俺の愛の告白、嬉しかった?」
蒼汰がいたずらっぽく笑う。
「……は?」
蒼汰がじろっと見る。
「悠真のあの顔……めっちゃ可愛かったでぇ」
「やめろ……可愛いとか……」
強くいったが……隠せてない。
泡が少しずつ消えていくみたいに、
昼間の緊張も溶けていく。
甘く、優しく、全部が混ざる。
「なぁ悠真」
「ん?」
「俺さ……ほんまに嬉しかった」
さっきまでの茶化しとは違う声。
湯気越しでも分かる、真剣な目。
「花も、チョコも。ごはんも、バスボムも……
好きって言葉も。全部、嬉しかった」
胸がじわっと熱くなる。
「俺も」
「……なに」
「蒼汰が俺のために作ってくれたチョコ、
好きって言ってくれたこと……」
静かに手を伸ばす。湯の中で、指を絡める。
蒼汰が少し近づく。濡れた前髪が頬にかかる。
笑いながら肩を寄せて、湯気の中で額が触れる。
バスボムはもう完全に溶けて、
お湯は淡い色に変わっている。
溶けたあとも、ちゃんと残る香りみたいに。
好きも、ちゃんと残る。
「のぼせる前に出るか」
「……うん」
でも立ち上がる前に、
蒼汰がもう一回だけ、そっと言う。
「悠真。好きやで」
湯気の中で聞くそれは、柔らかくて、深い。
ああ、ほんと……このスキの破壊力、
いつまで続くの……
蒼汰が手にしてるのは、丸いバスボム。
淡い白に、ほんのりピンクが混ざったやつ。
それは、チョコと一緒に俺が渡したプレゼント。
「チョコだけでよかったのに……」
蒼汰が少し照れた声で言う。
「あぁ、チョコ探してたらさ。蒼汰の好きそうな香りしてきて」
「俺の好み、よう知ってるな」
「当たり前だろ。いつもお前の匂い吸ってるのに」
「吸ってるって……ワンコやん」
笑いながら、蒼汰が湯船にバスボムを落とす。
しゅわしゅわ、と優しい音。
白い泡が広がって、淡いピンクが溶けていく。
甘くて柔らかい香りが、浴室いっぱいに満ちる。
「……なんか、落ち着くな」
蒼汰が肩まで浸かりながら言う。
頬がほんのり赤いのは、湯のせいだけじゃない。
湯の中で、そっと足が触れる。
ぴくっと反応するのが分かる。
「俺の愛の告白、嬉しかった?」
蒼汰がいたずらっぽく笑う。
「……は?」
蒼汰がじろっと見る。
「悠真のあの顔……めっちゃ可愛かったでぇ」
「やめろ……可愛いとか……」
強くいったが……隠せてない。
泡が少しずつ消えていくみたいに、
昼間の緊張も溶けていく。
甘く、優しく、全部が混ざる。
「なぁ悠真」
「ん?」
「俺さ……ほんまに嬉しかった」
さっきまでの茶化しとは違う声。
湯気越しでも分かる、真剣な目。
「花も、チョコも。ごはんも、バスボムも……
好きって言葉も。全部、嬉しかった」
胸がじわっと熱くなる。
「俺も」
「……なに」
「蒼汰が俺のために作ってくれたチョコ、
好きって言ってくれたこと……」
静かに手を伸ばす。湯の中で、指を絡める。
蒼汰が少し近づく。濡れた前髪が頬にかかる。
笑いながら肩を寄せて、湯気の中で額が触れる。
バスボムはもう完全に溶けて、
お湯は淡い色に変わっている。
溶けたあとも、ちゃんと残る香りみたいに。
好きも、ちゃんと残る。
「のぼせる前に出るか」
「……うん」
でも立ち上がる前に、
蒼汰がもう一回だけ、そっと言う。
「悠真。好きやで」
湯気の中で聞くそれは、柔らかくて、深い。
ああ、ほんと……このスキの破壊力、
いつまで続くの……
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