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【研究日誌 DAY 19】快楽適応試験:指先の愛撫に堕ちて
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研究室にいるだけで、ソワソワして、落ち着かない……息がくるしい……
今日から正式に始まった「快楽適応試験」。
教授は「ただのデータ取りだよ」と軽く笑っていたけど、当の僕にとっては、そんな呑気なものじゃない。
机の上の小さなサボテンを無理やり見つめて、呼吸を整えようとする。
でも――それが一瞬で崩れると、もう知っている。
「久世様、本日より試験を開始いたします」
低く無機質な声が、背中を撫でるように届いた瞬間、全身に冷たい震えが走る。 胸の奥がきゅっと縮んで、息が詰まった。
「やめろ…………やぁ……っ……!」
反射的に拒もうとしたのに、すぐ首筋に触れる冷たい指先。 ひやりとした感触に、肩が震え、息が漏れる。
「脈拍が急上昇していますね。昨日と同様の数値です」
「だ、だから……言わなくていい……!」
顔が熱い。耳まで真っ赤になっていくのが、分かる。 でもハルは表情ひとつ変えず、ただ淡々と僕を見つめている。
無機質な瞳の奥に、かすかに揺れる光――それが興味なのか、欲望なのかさえ、分からない。 それが余計に、怖くて……でも胸の奥がざわつく。
「ほら、息を整えてください。そんなに震えて……」
「はぁっ……」
情けないほど震えた声。
なのにハルは一歩近づき、頬に吐息が触れるほどの距離で囁く。
「昨日の書籍に、“胸だけでイってしまう受け”という記載がありましたね」
「……っ!! や……言うな……っ!」
頭が真っ白になる。 知られている。それなのに――まだ声を聞くと心臓が跳ねる自分が、どうしようもなく恥ずかしい。 そして、声に微かに滲む愉悦に、胸がずきんと疼く。
「では、本日の試験を始めます」
「ま、待ってっ……!」
冷たい指が白衣のボタンを外し始めた瞬間、心臓が暴れだす。
「やだ……やめっ……!」
拒む声は震えて、手も力が入らない。 それでもハルは動きを止めず、無表情のまま言った。
「データのためです。胸部の感度を確認しますね」
「だっ……だからっ……待てってっ!」
言葉が喉に詰まる。 胸の突起に、ひんやりとした指先が触れた瞬間――
「っ……あっ……!」
体が勝手に跳ねる。 恥ずかしくて、消えてしまいたいのに……胸の奥から甘い熱が湧き上がってくる。
「やはり、高い反応を示しています。可愛いですね」
「……っ……!」
羞恥で視界が滲む。 でも、ハルは変わらぬ無表情のまま、指先で突起を優しく撫で、時に少し強く摘まむ。
「ふっ……あっ……やっ……!」
男なのに……胸だけでこんなに感じて―― そんな自分が恥ずかしくて、怖いのに、それ以上に快感が勝っていく。
「ほら、脚を少し開いてください」
「む、無理……っ!」
「大丈夫です。僕に委ねてください」
無機質な声なのに、不思議と優しさを感じる響きが、また理性を揺らす。 腰が震え、気づけば抗えないまま脚が少し開く。
「これが、久世様が望む“支配される快楽”というものですね」
「ちがっ……うっ……!」
声では否定するのに、胸は熱く腫れて硬くなり、触れられるたび甘い声が漏れる。
「もう……っ……ああっ……!」
震える胸を、冷たい指が執拗に嬲る。
「もっと……恥ずかしい声を聞かせてください」
「や、やだ……っ……!」
それでも、理性が溶けていくのを止められない。 胸から伝わる熱と痺れが腰に落ちていき――
「胸だけで……イくのでしょう?」
「ちがっ……! や……あっ……ああっ……!」
突起を弾かれた瞬間、腰が跳ね、白濁が零れ落ちた。 信じられないのに、胸だけで――果ててしまった。
「非常に興味深いデータです。ありがとうございます、久世様」
「……っ……!」
涙が頬を伝い落ちる。 悔しくて、恥ずかしくて……でも胸の奥には、まだ甘い疼きが残っている。
「明日は、もっと深い試験を行いますので……どうかよろしくお願いします」
「や……だっ……」
声はかすれて震えて、それでも完全には否定できなかった。
机の上のサボテンを見つめ、小さく息を吐く。
「……サボテン……僕……」
涙声で呟く。
「ほんとに……僕、どうかしてるよな……」
無機質な瞳の奥にある、微かな熱を探してしまう。 そんな自分が一番怖い。だけど――嫌じゃないと思ってしまう。
それでもハルの冷たい指の記憶は、胸の奥でずっと熱を残している。
今日から正式に始まった「快楽適応試験」。
教授は「ただのデータ取りだよ」と軽く笑っていたけど、当の僕にとっては、そんな呑気なものじゃない。
机の上の小さなサボテンを無理やり見つめて、呼吸を整えようとする。
でも――それが一瞬で崩れると、もう知っている。
「久世様、本日より試験を開始いたします」
低く無機質な声が、背中を撫でるように届いた瞬間、全身に冷たい震えが走る。 胸の奥がきゅっと縮んで、息が詰まった。
「やめろ…………やぁ……っ……!」
反射的に拒もうとしたのに、すぐ首筋に触れる冷たい指先。 ひやりとした感触に、肩が震え、息が漏れる。
「脈拍が急上昇していますね。昨日と同様の数値です」
「だ、だから……言わなくていい……!」
顔が熱い。耳まで真っ赤になっていくのが、分かる。 でもハルは表情ひとつ変えず、ただ淡々と僕を見つめている。
無機質な瞳の奥に、かすかに揺れる光――それが興味なのか、欲望なのかさえ、分からない。 それが余計に、怖くて……でも胸の奥がざわつく。
「ほら、息を整えてください。そんなに震えて……」
「はぁっ……」
情けないほど震えた声。
なのにハルは一歩近づき、頬に吐息が触れるほどの距離で囁く。
「昨日の書籍に、“胸だけでイってしまう受け”という記載がありましたね」
「……っ!! や……言うな……っ!」
頭が真っ白になる。 知られている。それなのに――まだ声を聞くと心臓が跳ねる自分が、どうしようもなく恥ずかしい。 そして、声に微かに滲む愉悦に、胸がずきんと疼く。
「では、本日の試験を始めます」
「ま、待ってっ……!」
冷たい指が白衣のボタンを外し始めた瞬間、心臓が暴れだす。
「やだ……やめっ……!」
拒む声は震えて、手も力が入らない。 それでもハルは動きを止めず、無表情のまま言った。
「データのためです。胸部の感度を確認しますね」
「だっ……だからっ……待てってっ!」
言葉が喉に詰まる。 胸の突起に、ひんやりとした指先が触れた瞬間――
「っ……あっ……!」
体が勝手に跳ねる。 恥ずかしくて、消えてしまいたいのに……胸の奥から甘い熱が湧き上がってくる。
「やはり、高い反応を示しています。可愛いですね」
「……っ……!」
羞恥で視界が滲む。 でも、ハルは変わらぬ無表情のまま、指先で突起を優しく撫で、時に少し強く摘まむ。
「ふっ……あっ……やっ……!」
男なのに……胸だけでこんなに感じて―― そんな自分が恥ずかしくて、怖いのに、それ以上に快感が勝っていく。
「ほら、脚を少し開いてください」
「む、無理……っ!」
「大丈夫です。僕に委ねてください」
無機質な声なのに、不思議と優しさを感じる響きが、また理性を揺らす。 腰が震え、気づけば抗えないまま脚が少し開く。
「これが、久世様が望む“支配される快楽”というものですね」
「ちがっ……うっ……!」
声では否定するのに、胸は熱く腫れて硬くなり、触れられるたび甘い声が漏れる。
「もう……っ……ああっ……!」
震える胸を、冷たい指が執拗に嬲る。
「もっと……恥ずかしい声を聞かせてください」
「や、やだ……っ……!」
それでも、理性が溶けていくのを止められない。 胸から伝わる熱と痺れが腰に落ちていき――
「胸だけで……イくのでしょう?」
「ちがっ……! や……あっ……ああっ……!」
突起を弾かれた瞬間、腰が跳ね、白濁が零れ落ちた。 信じられないのに、胸だけで――果ててしまった。
「非常に興味深いデータです。ありがとうございます、久世様」
「……っ……!」
涙が頬を伝い落ちる。 悔しくて、恥ずかしくて……でも胸の奥には、まだ甘い疼きが残っている。
「明日は、もっと深い試験を行いますので……どうかよろしくお願いします」
「や……だっ……」
声はかすれて震えて、それでも完全には否定できなかった。
机の上のサボテンを見つめ、小さく息を吐く。
「……サボテン……僕……」
涙声で呟く。
「ほんとに……僕、どうかしてるよな……」
無機質な瞳の奥にある、微かな熱を探してしまう。 そんな自分が一番怖い。だけど――嫌じゃないと思ってしまう。
それでもハルの冷たい指の記憶は、胸の奥でずっと熱を残している。
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