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『銀の守り手と黒曜の皇子』
理性が崩れかける瞬間(黒曜視点)
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「白銀……」
名を呼んだだけで、喉が焼けるように熱を帯びた。
わかっている。これは越えてはならぬ一線だと、
それでも……
潤んだ瞳で見上げてくる白銀の顔が、
俺の理性を少しずつ削っていく。
毒に侵され、死の淵にあったはずの身体は、
今は彼の気配に反応して、はっきりと熱を取り戻していた。
いつの間にか、俺は彼の唇を包み込んでいた。
柔らかい。
記憶に刻まれてしまいそうなほど、
優しく、あたたかい。
「……白銀」
その名を呼ぶたび、
抑えてきたものが堰を切ったように溢れ出す。
衣にかけた指先が震え、現れた白い肌に息を呑んだ。
月明かりに照らされるその色は、あまりにも無防備で、美しかった。
腰に手を回し、思わず引き寄せる。
触れた瞬間、確信する……これは夢ではない。
熱い。彼も、私も。
「黒耀さま……」
くぐもった声が胸に突き刺さる。
細い身体に顔を埋めると、
抑えきれない衝動のまま、白い肌に赤い印を残してしまう。
いけない。
そう思うほど、離れられなくなる。
「白銀……お前を、愛している」
言葉にした瞬間、すべてが崩れ落ちた。
彼は驚いたように目を見開き、
それから、愛おしそうに微笑った。
その瞳は艶を帯び、私だけを映している。
「黒耀様……私は……ずっと、こうして触れてほしかった……」
その囁きに、最後の理性が音を立てて軋んだ。
俺は彼を抱きしめ、熱を押し当てる。
彼の指が私の衣を掴み、逃げ場はもうなかった。
「……力を抜け」
静かな闇の中、重なる吐息と、体温だけが確かにそこにあった。
すべてを委ねるように、白銀は私の胸に額を預ける。
「私は……幸せです」
その言葉が、何よりも重く、甘い。
この罪を背負う覚悟は、とうにできている。
「私もだ、白銀」
闇は深く、夜は長い。
それでも、この腕の中にある温もりだけは、
決して手放さないと……
そう誓いながら、私は彼を抱きしめ続けた。
名を呼んだだけで、喉が焼けるように熱を帯びた。
わかっている。これは越えてはならぬ一線だと、
それでも……
潤んだ瞳で見上げてくる白銀の顔が、
俺の理性を少しずつ削っていく。
毒に侵され、死の淵にあったはずの身体は、
今は彼の気配に反応して、はっきりと熱を取り戻していた。
いつの間にか、俺は彼の唇を包み込んでいた。
柔らかい。
記憶に刻まれてしまいそうなほど、
優しく、あたたかい。
「……白銀」
その名を呼ぶたび、
抑えてきたものが堰を切ったように溢れ出す。
衣にかけた指先が震え、現れた白い肌に息を呑んだ。
月明かりに照らされるその色は、あまりにも無防備で、美しかった。
腰に手を回し、思わず引き寄せる。
触れた瞬間、確信する……これは夢ではない。
熱い。彼も、私も。
「黒耀さま……」
くぐもった声が胸に突き刺さる。
細い身体に顔を埋めると、
抑えきれない衝動のまま、白い肌に赤い印を残してしまう。
いけない。
そう思うほど、離れられなくなる。
「白銀……お前を、愛している」
言葉にした瞬間、すべてが崩れ落ちた。
彼は驚いたように目を見開き、
それから、愛おしそうに微笑った。
その瞳は艶を帯び、私だけを映している。
「黒耀様……私は……ずっと、こうして触れてほしかった……」
その囁きに、最後の理性が音を立てて軋んだ。
俺は彼を抱きしめ、熱を押し当てる。
彼の指が私の衣を掴み、逃げ場はもうなかった。
「……力を抜け」
静かな闇の中、重なる吐息と、体温だけが確かにそこにあった。
すべてを委ねるように、白銀は私の胸に額を預ける。
「私は……幸せです」
その言葉が、何よりも重く、甘い。
この罪を背負う覚悟は、とうにできている。
「私もだ、白銀」
闇は深く、夜は長い。
それでも、この腕の中にある温もりだけは、
決して手放さないと……
そう誓いながら、私は彼を抱きしめ続けた。
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