瞬く間に住む魔

秋赤音

文字の大きさ
13 / 86
軌跡

欲望に満たされて

しおりを挟む
腰をふりながら絶頂を続ける女性に近づいた男性は、女性の目に映る場所で露が流れる剛直を晒す。

「アキ」

「ぁっ、ああっ、精子、子種がぁあっ…こぼれてっ……んぁああっ!!」

「今なら簡単に孕みそうですね。
アキ、試しますか。
検体がもつ体質が違えばわかることもあります」

男性器を女性の口元に近づけると、女性は舌を伸ばして舐め始める。
絶頂しながら夢中で滴る露を舐め掬い飲みこむ。

「これは口で飲むものではないと、アキは知っていますね。
本能が求めるときに性交する場合の成功確率を、自分で試しますか」

「レイ、は…っ、ぁんっ、んんっ…ぁああっぅ、生まれ、つき…っ繁栄確率が高い、からぁあっ…んむ、ぅ…っ」

「はい。でも、直接女性に注いだことはまだありません。
だから、どんなときでも良いかは分からないので協力してください」

「きょ、ぅ…りょく…っ、無理だ…ぁんっ、私はぁああ…っ」

「協力してくれるなら、玩具をぬきます。
自分ではぬくのが難しいかもしれませんから」

男性の問いに抗うように女性が自ら玩具に手をかける。
胸の玩具はとれたが、下肢に手を伸ばすも抜けそうになると再び戻り淫口から大量の蜜が溢れるだけ。

「玩具ぁ…あぁあっ!!んぁあんっ、ぬけ、なぃいいいっ!!」

女性の玩具で自慰をしているだけに見える様に男性は笑みを浮かべ、そっとお腹を撫でた。

「ぁっ、…っ、奥、あつぃいいいっ!…イ、くぅあぁあああっ!!ぬい、で…玩具、ぬいて…っあぁんっ!」

女性の言葉に男性は唇にくっきりと三日月を描いた。
玩具が全て取り払われ、女性は狂い笑み自ら足を開いて男性を迎える。
肌に落ちる影に覆われはねる裸体をそっと撫でる男性は、そっと首筋に口づけた。

「アキ。これから、ずっと、俺の子だけを孕んでくださいね」

「レイ、ずっと…て、どぅい…っぁっ、あっ、あつぃの…っ、奥ま、で、きて…っ、イくぅううっ!!」



数か月後。
執務室の一つはARと書かれた検体と培養器が並ぶようになっていた。
男性は、分析と育成に割り振られている管を眺めて音無く笑む。
傍らで玩具により快楽を身に受けながら珈琲の用意をする女性も、管に目を向け微笑んだ。
終業時間が終わると、女性は立っている男性の横に立ち、肩に腕をのせながら体を寄せる。

「レイ…っ、お腹が熱い…っ」

「アキ。昼食のときに我慢した成果を確認します。
今日も良い検体がとれそうですね」

男性が女性の平らなお腹を押し撫でると、甘い声と共に脱力した。
立っていられなくなった女性を支えながら、傍にある机に女性の胸を預ける。

「ここで、するのか…っ」

「仕事をしていても思い出してもらえると、嬉しいです」

男性に向けられ晒された淫部は、すでに蕩け雄を迎え入れる用意をして待っているようだった。

「仕事、にならな、ぁ…っ、あぁああっ!深いの、イくぅううううっ!!」

男性がナカに剛直を埋めると、女性は腰を振って絶頂する。
物足りないのか喘ぎながら激しく動く女性。
男性はその腰を掴むと、さらに力強く押し込んだ。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

処理中です...