26 / 35
第26話 夜の散歩
しおりを挟む
ある日の夜。
今日は残業だった。オフィスには、もう数えるほどの社員しか残っていない。無機質な蛍光灯の明かりが、静まり返ったオフィスに白々と落ちている。パソコンのモニターが点滅し、壁掛け時計の秒針が淡々と時を刻んでいた。
タイムカードを押し、バッグを肩に掛ける。重い疲労が背中にのしかかるようだった。早く帰ってシャワーを浴びて眠りたい。そう思いながら出口へ向かおうとした、その瞬間だった。
「佐倉」
低く響く声に、思わず足を止める。まるで背中を撃ち抜かれたように、全身が強張った。心臓が小さく跳ね、指先にまで緊張が広がっていく。
まさか――また?
声の主が誰なのか、考えるまでもなかった。振り返る前から分かっていた。でも、それでも、その名を呼ばれると、息が詰まる。喉の奥に小さな棘が刺さったように、うまく呼吸ができなくなる。
ゆっくりと振り向く。そこに立っていたのは、やはり九条課長だった。
「今日はもう終わりだろう? 今から、少し時間はあるか?」
変わらぬ低い声。鋭い眼差しに射抜かれ、反射的に背筋が伸びる。威圧的なわけではないのに、抗えない力がそこにあった。声の調子は淡々としているのに、どこか探るような気配が滲んでいる。
私は一瞬だけ口ごもる。何かを聞かれる予感がした。けれど、それが何なのかは分からない。ただ、課長の視線が私の奥底まで届いてしまいそうで、息苦しさを覚えた。
「はい、大丈夫です」
自分でも驚くほど、かすかな声が出た。けれど、それを聞いて九条課長は軽く頷く。
「歩きながら話そう」
それだけ言うと、彼は迷うことなく歩き出した。どこへ向かうのかも告げられず、それでも私の足は自然と彼を追う。
九条課長の背中は、いつものように堂々としていた。歩調は落ち着いていて、急ぐわけでも、ゆっくりでもない。ただ、彼の歩くペースに合わせなければ、距離が開いてしまう気がして、私は慌てて足を動かした。
夜風が頬を撫でる。昼間の熱気はすっかり消え、冷えた空気が肺に満ちる。オフィス街の喧騒はすでに遠のき、聞こえるのは時折行き交う車の音だけだった。
昼間はあれほど賑やかだったこの道も、今は別の顔を見せている。人影はまばらで、街灯がぼんやりとした光を落としている。その光と影の中を、私たちは並んで歩いた。
九条課長と二人きり。
この状況を意識しないようにしようとするのに、逆に意識してしまう。妙に鼓動が大きく感じられる。隣にいるのが彼だというだけで、空気の密度が変わった気がする。静かな夜道の中で、九条課長の存在は圧倒的だった。
彼との距離は、遠すぎず、近すぎず。でも、その存在感は嫌でも感じてしまう。彼の横顔が視界の端に映るたび、言いようのない緊張が走る。
不意に、彼が口を開いた。
「お前の周りで、何か困ったことはないか?」
「え……?」
唐突な問いに、思わず足がもつれそうになる。急に立ち止まるわけにもいかず、歩調を乱しながらも何とか体勢を立て直す。
「いえ、特には……」
そう答えながらも、胸の奥にわずかなしこりが残る。九条課長がこんなことを聞くのは珍しい。いや、珍しいどころか、これまでに一度でもそんなふうに気遣われたことがあっただろうか? 彼は常に冷静で、どこか距離を置いているような人だった。それなのに、なぜ今――こんなふうに探るような口ぶりで?
ちらりと横目で彼の表情を窺う。しかし、九条課長は無言のまま、前を見据えて歩き続けていた。その横顔は相変わらず冷静そのもので、何を考えているのかまったく読めない。けれど、ただ沈黙が続くだけなのに、その空気は重苦しかった。まるで、言葉にならない何かが圧し掛かってくるような感覚。心臓がじわりと締めつけられる。
足音だけが響く静かな廊下。その音さえ、妙に遠く感じた。自分の鼓動の方が、よほどはっきりと耳に響く。息を整えようと、無意識に深く吸い込んだ空気が、やけに冷たく感じられる。
やがて、九条課長が低く呟いた。
「……俺のせいで、何か言われていないか?」
その一言が、胸の奥に鋭く突き刺さる。
足が止まりそうになるのをこらえ、唇を噛んだ。彼は――知っているのだろうか。
ゆっくりと視線を上げると、九条課長の横顔が目に入った。表情はほとんど変わらない。だが、その目元にはほんのわずかに影が差しているように見えた。いつも冷静で、余計なことを口にしない人なのに――今の言葉には、わずかな迷いと、苛立ちのようなものが滲んでいた。
(もしかして……噂が耳に入ってる?)
社内で囁かれている噂。九条課長に想いを寄せる女性がいるとか、私が特別に目をかけられているとか。些細な雑談が混ざり合い、いつの間にか私と九条課長の関係が単なる上司と部下のそれではないのではないか――そんな憶測すら一部で飛び交っていることを、彼は知っている? 噂が耳に入っているのだとしたら、それをどう思っているのだろう。
頭の中で考えがぐるぐると渦を巻く。どう答えればいい? どう答えるのが正解なのか。わからない。ただ、今ここで何かを誤れば、取り返しのつかないことになるような気がした。
「そんなこと……ないですよ」
なんとか取り繕うように微笑んだ。唇の端をわずかに持ち上げる。しかし、その笑みが自分でも頼りないものだとわかる。九条課長はじっと私を見つめていた。その視線はまっすぐで、まるで私の内側を覗き込むようだった。嘘を見抜かれている気がして、息が詰まる。
目が合った瞬間、胸の奥がざわついた。奥底を探られるような感覚に、心が無防備に揺れる。
「そうか」
低く落ち着いた声が耳に届いた。短い返事とともに、九条課長の視線がすっと逸れる。その動作は、淡々としているはずなのに、なぜかどこか寂しげに見えた。
(なんで……そんな目で見るの?)
自分でも説明のつかないざわつきが胸を満たしていく。彼の言葉の裏には、どんな思いが隠されているのだろう。どうしてそんなふうに私を気にかけるの?
九条課長の唇が、何かを言いかけるようにわずかに動く。しかし、彼は結局、言葉を飲み込んだ。そして、静かに歩みを止め、私の方を見ないまま、ぽつりと呟く。
「もう夜も遅い。気をつけて帰るように」
それだけだった。
まるで、それ以上の言葉は必要ないとでも言うように。
短くも確かな言葉が夜の空気に溶けていく。立ち尽くす私の前で、彼は迷いなく背を向け、歩き出した。街灯に照らされた影がゆっくりと伸びていく。
私はただ、その後ろ姿を目で追うことしかできなかった。声をかけるべきか、呼び止めるべきか──けれど、どんな言葉を紡げばいいのかわからなかった。喉の奥に引っかかる感情は、言葉にならないまま沈んでいく。
足音が次第に遠のいていく。規則正しく響く靴音が、妙に胸に残った。静寂の中で、心の奥がざわつく。何を伝えたかったのか、何を期待していたのか、答えは出ないまま、彼の姿はやがて闇へと溶けていった。
今日は残業だった。オフィスには、もう数えるほどの社員しか残っていない。無機質な蛍光灯の明かりが、静まり返ったオフィスに白々と落ちている。パソコンのモニターが点滅し、壁掛け時計の秒針が淡々と時を刻んでいた。
タイムカードを押し、バッグを肩に掛ける。重い疲労が背中にのしかかるようだった。早く帰ってシャワーを浴びて眠りたい。そう思いながら出口へ向かおうとした、その瞬間だった。
「佐倉」
低く響く声に、思わず足を止める。まるで背中を撃ち抜かれたように、全身が強張った。心臓が小さく跳ね、指先にまで緊張が広がっていく。
まさか――また?
声の主が誰なのか、考えるまでもなかった。振り返る前から分かっていた。でも、それでも、その名を呼ばれると、息が詰まる。喉の奥に小さな棘が刺さったように、うまく呼吸ができなくなる。
ゆっくりと振り向く。そこに立っていたのは、やはり九条課長だった。
「今日はもう終わりだろう? 今から、少し時間はあるか?」
変わらぬ低い声。鋭い眼差しに射抜かれ、反射的に背筋が伸びる。威圧的なわけではないのに、抗えない力がそこにあった。声の調子は淡々としているのに、どこか探るような気配が滲んでいる。
私は一瞬だけ口ごもる。何かを聞かれる予感がした。けれど、それが何なのかは分からない。ただ、課長の視線が私の奥底まで届いてしまいそうで、息苦しさを覚えた。
「はい、大丈夫です」
自分でも驚くほど、かすかな声が出た。けれど、それを聞いて九条課長は軽く頷く。
「歩きながら話そう」
それだけ言うと、彼は迷うことなく歩き出した。どこへ向かうのかも告げられず、それでも私の足は自然と彼を追う。
九条課長の背中は、いつものように堂々としていた。歩調は落ち着いていて、急ぐわけでも、ゆっくりでもない。ただ、彼の歩くペースに合わせなければ、距離が開いてしまう気がして、私は慌てて足を動かした。
夜風が頬を撫でる。昼間の熱気はすっかり消え、冷えた空気が肺に満ちる。オフィス街の喧騒はすでに遠のき、聞こえるのは時折行き交う車の音だけだった。
昼間はあれほど賑やかだったこの道も、今は別の顔を見せている。人影はまばらで、街灯がぼんやりとした光を落としている。その光と影の中を、私たちは並んで歩いた。
九条課長と二人きり。
この状況を意識しないようにしようとするのに、逆に意識してしまう。妙に鼓動が大きく感じられる。隣にいるのが彼だというだけで、空気の密度が変わった気がする。静かな夜道の中で、九条課長の存在は圧倒的だった。
彼との距離は、遠すぎず、近すぎず。でも、その存在感は嫌でも感じてしまう。彼の横顔が視界の端に映るたび、言いようのない緊張が走る。
不意に、彼が口を開いた。
「お前の周りで、何か困ったことはないか?」
「え……?」
唐突な問いに、思わず足がもつれそうになる。急に立ち止まるわけにもいかず、歩調を乱しながらも何とか体勢を立て直す。
「いえ、特には……」
そう答えながらも、胸の奥にわずかなしこりが残る。九条課長がこんなことを聞くのは珍しい。いや、珍しいどころか、これまでに一度でもそんなふうに気遣われたことがあっただろうか? 彼は常に冷静で、どこか距離を置いているような人だった。それなのに、なぜ今――こんなふうに探るような口ぶりで?
ちらりと横目で彼の表情を窺う。しかし、九条課長は無言のまま、前を見据えて歩き続けていた。その横顔は相変わらず冷静そのもので、何を考えているのかまったく読めない。けれど、ただ沈黙が続くだけなのに、その空気は重苦しかった。まるで、言葉にならない何かが圧し掛かってくるような感覚。心臓がじわりと締めつけられる。
足音だけが響く静かな廊下。その音さえ、妙に遠く感じた。自分の鼓動の方が、よほどはっきりと耳に響く。息を整えようと、無意識に深く吸い込んだ空気が、やけに冷たく感じられる。
やがて、九条課長が低く呟いた。
「……俺のせいで、何か言われていないか?」
その一言が、胸の奥に鋭く突き刺さる。
足が止まりそうになるのをこらえ、唇を噛んだ。彼は――知っているのだろうか。
ゆっくりと視線を上げると、九条課長の横顔が目に入った。表情はほとんど変わらない。だが、その目元にはほんのわずかに影が差しているように見えた。いつも冷静で、余計なことを口にしない人なのに――今の言葉には、わずかな迷いと、苛立ちのようなものが滲んでいた。
(もしかして……噂が耳に入ってる?)
社内で囁かれている噂。九条課長に想いを寄せる女性がいるとか、私が特別に目をかけられているとか。些細な雑談が混ざり合い、いつの間にか私と九条課長の関係が単なる上司と部下のそれではないのではないか――そんな憶測すら一部で飛び交っていることを、彼は知っている? 噂が耳に入っているのだとしたら、それをどう思っているのだろう。
頭の中で考えがぐるぐると渦を巻く。どう答えればいい? どう答えるのが正解なのか。わからない。ただ、今ここで何かを誤れば、取り返しのつかないことになるような気がした。
「そんなこと……ないですよ」
なんとか取り繕うように微笑んだ。唇の端をわずかに持ち上げる。しかし、その笑みが自分でも頼りないものだとわかる。九条課長はじっと私を見つめていた。その視線はまっすぐで、まるで私の内側を覗き込むようだった。嘘を見抜かれている気がして、息が詰まる。
目が合った瞬間、胸の奥がざわついた。奥底を探られるような感覚に、心が無防備に揺れる。
「そうか」
低く落ち着いた声が耳に届いた。短い返事とともに、九条課長の視線がすっと逸れる。その動作は、淡々としているはずなのに、なぜかどこか寂しげに見えた。
(なんで……そんな目で見るの?)
自分でも説明のつかないざわつきが胸を満たしていく。彼の言葉の裏には、どんな思いが隠されているのだろう。どうしてそんなふうに私を気にかけるの?
九条課長の唇が、何かを言いかけるようにわずかに動く。しかし、彼は結局、言葉を飲み込んだ。そして、静かに歩みを止め、私の方を見ないまま、ぽつりと呟く。
「もう夜も遅い。気をつけて帰るように」
それだけだった。
まるで、それ以上の言葉は必要ないとでも言うように。
短くも確かな言葉が夜の空気に溶けていく。立ち尽くす私の前で、彼は迷いなく背を向け、歩き出した。街灯に照らされた影がゆっくりと伸びていく。
私はただ、その後ろ姿を目で追うことしかできなかった。声をかけるべきか、呼び止めるべきか──けれど、どんな言葉を紡げばいいのかわからなかった。喉の奥に引っかかる感情は、言葉にならないまま沈んでいく。
足音が次第に遠のいていく。規則正しく響く靴音が、妙に胸に残った。静寂の中で、心の奥がざわつく。何を伝えたかったのか、何を期待していたのか、答えは出ないまま、彼の姿はやがて闇へと溶けていった。
37
あなたにおすすめの小説
定時で帰りたい私と、残業常習犯の美形部長。秘密の夜食がきっかけで、胃袋も心も掴みました
藤森瑠璃香
恋愛
「お先に失礼しまーす!」がモットーの私、中堅社員の結城志穂。
そんな私の天敵は、仕事の鬼で社内では氷の王子と恐れられる完璧美男子・一条部長だ。
ある夜、忘れ物を取りに戻ったオフィスで、デスクで倒れるように眠る部長を発見してしまう。差し入れた温かいスープを、彼は疲れ切った顔で、でも少しだけ嬉しそうに飲んでくれた。
その日を境に、誰もいないオフィスでの「秘密の夜食」が始まった。
仕事では見せない、少しだけ抜けた素顔、美味しそうにご飯を食べる姿、ふとした時に見せる優しい笑顔。
会社での厳しい上司と、二人きりの時の可愛い人。そのギャップを知ってしまったら、もう、ただの上司だなんて思えない。
これは、美味しいご飯から始まる、少し大人で、甘くて温かいオフィスラブ。
君がたとえあいつの秘書でも離さない
花里 美佐
恋愛
クリスマスイブのホテルで偶然出会い、趣味が合ったことから強く惹かれあった古川遥(27)と堂本匠(31)。
のちに再会すると、実はライバル会社の御曹司と秘書という関係だった。
逆風を覚悟の上、惹かれ合うふたりは隠れて交際を開始する。
それは戻れない茨の道に踏み出したも同然だった。
遥に想いを寄せていた彼女の上司は、仕事も巻き込み匠を追い詰めていく。
譲れない秘密の溺愛
恋文春奈
恋愛
憧れの的、国宝級にイケメンな一条社長と秘密で付き合っている 社内一人気の氷室先輩が急接近!? 憧れの二人に愛される美波だけど… 「美波…今日充電させて」 「俺だけに愛されて」 一条 朝陽 完全無欠なイケメン×鈴木 美波 無自覚隠れ美女
恋は襟を正してから-鬼上司の不器用な愛-
プリオネ
恋愛
せっかくホワイト企業に転職したのに、配属先は「漆黒」と噂される第一営業所だった芦尾梨子。待ち受けていたのは、大勢の前で怒鳴りつけてくるような鬼上司、獄谷衿。だが梨子には、前職で培ったパワハラ耐性と、ある"処世術"があった。2つの武器を手に、梨子は彼の厳しい指導にもたくましく食らいついていった。
ある日、梨子は獄谷に叱責された直後に彼自身のミスに気付く。助け舟を出すも、まさかのダブルミスで恥の上塗りをさせてしまう。責任を感じる梨子だったが、獄谷は意外な反応を見せた。そしてそれを境に、彼の態度が柔らかくなり始める。その不器用すぎるアプローチに、梨子も次第に惹かれていくのであった──。
恋心を隠してるけど全部滲み出ちゃってる系鬼上司と、全部気付いてるけど部下として接する新入社員が織りなす、じれじれオフィスラブ。
【完結】育てた後輩を送り出したらハイスペになって戻ってきました
藤浪保
恋愛
大手IT会社に勤める早苗は会社の歓迎会でかつての後輩の桜木と再会した。酔っ払った桜木を家に送った早苗は押し倒され、キスに翻弄されてそのまま関係を持ってしまう。
次の朝目覚めた早苗は前夜の記憶をなくし、関係を持った事しか覚えていなかった。
【完結】僕ら二度目のはじめまして ~オフィスで再会した、心に残ったままの初恋~
葉影
恋愛
高校の頃、誰よりも大切だった人。
「さ、最近はあんまり好きじゃないから…!」――あの言葉が、最後になった。
小島久遠は、新たな職場で、元カレとまさかの再会を果たす。
若くしてプロジェクトチームを任される彼は、
かつて自分だけに愛を囁いてくれていたことが信じられないほど、
遠く、眩しい存在になっていた。
優しかったあの声は、もう久遠の名前を呼んでくれない。
もう一度“はじめまして”からやり直せたら――そんなこと、願ってはいけないのに。
それでも——
8年越しのすれ違いは、再会から静かに動き出す。
これは、終わった恋を「もう一度はじめる」までの物語。
昨日、あなたに恋をした
菱沼あゆ
恋愛
高すぎる周囲の評価に頑張って合わせようとしているが、仕事以外のことはポンコツなOL、楓日子(かえで にちこ)。
久しぶりに、憂さ晴らしにみんなで呑みに行くが、目を覚ましてみると、付けっぱなしのゲーム画面に見知らぬ男の名前が……。
私、今日も明日も、あさっても、
きっとお仕事がんばります~っ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる