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生まれ変わった?
10 翌日の王宮にて
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(翌日の王宮にて、国王・騎士団団長・両親の会話)
「昨日の話し合いの後の詩織達の様子はどうだ?」
「それが…………………」
「何かあったのか?」
「……………」
「詩織と聖霊が契約してしまいましたわ。」
「な、なんと!?」
「それは本当か?」
昨日の出来事を詳しく話しました。
「仕方ない。まさか名前をつけただけで、聖霊がそれに応じるとはな。」
「そのような記述はありませんでしたよ。聖霊は誰にも干渉されないのではなかったのですか?」
「あの詩織ですよ。詩織は精霊達にも好かれていますわ。あの子の周りは精霊達が守っていますわよ。精霊達があの子に姿を見せないようにしているだけで。」
「確かにあれはすごい光景だな。我が家は双子が生まれてから常に精霊達で溢れかえっているしな。」
「これは早急に護衛の件を決めなくてはですよ。」
「その件は問題ありませんわ。聖霊と精霊達が詩織を守ってくれますもの。」
「そうだな。最強の護衛が常に傍にいるようなものだ。」
「詩織は聖霊の事は知らないんだな?」
「はい、知りません。聖霊も話す気はないようです。」
「あの聖霊のことは〈ヴォル〉と呼んでくださいね。」
「〈ヴォル〉が名前か?」
「いえ、違います。でも〈ヴォル〉と呼んでください。聖霊の指示です。」
「そうか。」
「〈ヴォル〉は今どんな様子なんだ?」
「小型犬のような姿なので双子や家の者達に可愛がられていますわ。」
「そ、、、そうか...」
「それなら常に一緒でも問題ないな。」
「はい。なので学園側にはすでに詩織の精霊として話をしてあります。」
※精霊使いは、常にどんな場所でも精霊を連れて歩くのを許可されています。
「聖霊が現れたとなったら、他国もウルサくなりそうだな。」
「そうですね。事の詳細を求めてくるでしょうね。」
「竜国・獣国・エルフ国は問題ありません。姉上達が動いてくれるでしょう。」
「問題はその他の国か...」
まだまだ話し合いは終わりそうもありませんね...
「昨日の話し合いの後の詩織達の様子はどうだ?」
「それが…………………」
「何かあったのか?」
「……………」
「詩織と聖霊が契約してしまいましたわ。」
「な、なんと!?」
「それは本当か?」
昨日の出来事を詳しく話しました。
「仕方ない。まさか名前をつけただけで、聖霊がそれに応じるとはな。」
「そのような記述はありませんでしたよ。聖霊は誰にも干渉されないのではなかったのですか?」
「あの詩織ですよ。詩織は精霊達にも好かれていますわ。あの子の周りは精霊達が守っていますわよ。精霊達があの子に姿を見せないようにしているだけで。」
「確かにあれはすごい光景だな。我が家は双子が生まれてから常に精霊達で溢れかえっているしな。」
「これは早急に護衛の件を決めなくてはですよ。」
「その件は問題ありませんわ。聖霊と精霊達が詩織を守ってくれますもの。」
「そうだな。最強の護衛が常に傍にいるようなものだ。」
「詩織は聖霊の事は知らないんだな?」
「はい、知りません。聖霊も話す気はないようです。」
「あの聖霊のことは〈ヴォル〉と呼んでくださいね。」
「〈ヴォル〉が名前か?」
「いえ、違います。でも〈ヴォル〉と呼んでください。聖霊の指示です。」
「そうか。」
「〈ヴォル〉は今どんな様子なんだ?」
「小型犬のような姿なので双子や家の者達に可愛がられていますわ。」
「そ、、、そうか...」
「それなら常に一緒でも問題ないな。」
「はい。なので学園側にはすでに詩織の精霊として話をしてあります。」
※精霊使いは、常にどんな場所でも精霊を連れて歩くのを許可されています。
「聖霊が現れたとなったら、他国もウルサくなりそうだな。」
「そうですね。事の詳細を求めてくるでしょうね。」
「竜国・獣国・エルフ国は問題ありません。姉上達が動いてくれるでしょう。」
「問題はその他の国か...」
まだまだ話し合いは終わりそうもありませんね...
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