えっ、私生まれ変わりました?

☆n

文字の大きさ
上 下
28 / 84
生まれ変わった?

10 翌日の王宮にて

しおりを挟む
(翌日の王宮にて、国王・騎士団団長・両親の会話)

「昨日の話し合いの後の詩織達の様子はどうだ?」
「それが…………………」
「何かあったのか?」
「……………」
「詩織と聖霊が契約してしまいましたわ。」
「な、なんと!?」
「それは本当か?」

昨日の出来事を詳しく話しました。

「仕方ない。まさか名前をつけただけで、聖霊がそれに応じるとはな。」
「そのような記述はありませんでしたよ。聖霊は誰にも干渉されないのではなかったのですか?」
「あの詩織ですよ。詩織は精霊達にも好かれていますわ。あの子の周りは精霊達が守っていますわよ。精霊達があの子に姿を見せないようにしているだけで。」
「確かにあれはすごい光景だな。我が家は双子が生まれてから常に精霊達で溢れかえっているしな。」
「これは早急に護衛の件を決めなくてはですよ。」
「その件は問題ありませんわ。聖霊と精霊達が詩織を守ってくれますもの。」
「そうだな。最強の護衛が常に傍にいるようなものだ。」
「詩織は聖霊の事は知らないんだな?」
「はい、知りません。聖霊も話す気はないようです。」

「あの聖霊のことは〈ヴォル〉と呼んでくださいね。」
「〈ヴォル〉が名前か?」
「いえ、違います。でも〈ヴォル〉と呼んでください。聖霊の指示です。」
「そうか。」
「〈ヴォル〉は今どんな様子なんだ?」
「小型犬のような姿なので双子や家の者達に可愛がられていますわ。」
「そ、、、そうか...」
「それなら常に一緒でも問題ないな。」
「はい。なので学園側にはすでに詩織の精霊として話をしてあります。」
※精霊使いは、常にどんな場所でも精霊を連れて歩くのを許可されています。

「聖霊が現れたとなったら、他国もウルサくなりそうだな。」
「そうですね。事の詳細を求めてくるでしょうね。」
「竜国・獣国・エルフ国は問題ありません。姉上達が動いてくれるでしょう。」
「問題はその他の国か...」




まだまだ話し合いは終わりそうもありませんね...
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

真実の愛がどうなろうと関係ありません。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:4,458pt お気に入り:2,922

薄幸の令嬢は幸福基準値が低すぎる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:78pt お気に入り:4,784

秘密宴会

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:127pt お気に入り:8

ドラゴン☆マドリガーレ

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:717pt お気に入り:641

悪妃の愛娘

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:1,215pt お気に入り:3,175

死ぬまでにやりたいこと~浮気夫とすれ違う愛~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:69,063pt お気に入り:6,913

運命は、手に入れられなかったけれど

恋愛 / 完結 24h.ポイント:326pt お気に入り:2,814

グローリーホール(ラッキーホール)寝取らせ

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:120pt お気に入り:32

処理中です...