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『母親同士が親友同士』/『僕が休んだ日』/『なんとかして外堀を埋めようとする』/『ギリギリ僅差』/『なんだかんだ言いながら』
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――――――――――――――――――――――――――――――――
「ジロジロ見んな。お金取るよ」
不機嫌そうにこちらを見てくる、同級生の女の子。
「……なにしてるんだ?」
「はぁ? 見たらわかるでしょ」
うちの庭で子供用ビニールプールに寝そべる、スクール水着の女の子。
「……いやいやいや。恥ずかしくねえの!?」
尻向けてバタ足で水かけてくんな、はしたない。
140字小説『母親同士が親友同士』
――――――――――――――――――――――――――――――――
「これ委員長が描いたの?」
風邪で休んだ間のノートを隣席の委員長に借りて、驚いた。
「……渡すノート間違えたから返してほしい」
「断る。うわー委員長にはこんなイケメンに見えてるんだね」
「…………好きな人を美化してなにが悪いの」
満足したので、僕の横顔が山ほど描かれたノートを返してあげた。
140字小説『僕が休んだ日に描かれた横顔は、イケメン具合が3割増で羽が生えてた』
――――――――――――――――――――――――――――――――
「私たちが恋人になったきっかけ、覚えてる?」
アンニュイな表情で同僚が問いかけてきた。
こめかみに走る苛立ちを抑える。
「そんな事実はない。仕事しろ」
「あんな運命的な出来事、忘れられない」
「知るか。仕事しろ」
「コーヒー飲んで『サバじゃんこれ!』ってハモったよね」
「それは事実。仕事しろ」
140字小説『なんとかして外堀を埋めようとする、味音痴の同僚』
――――――――――――――――――――――――――――――――
幼馴染と付き合い始めて3ヶ月、互いに思うことがある。
「「付き合う前となにも変わらないね」」
こうして「明日、恋人っぽいことをした方の勝ち!!」ということになった。
翌日。
僕は「彼女の寝顔を待ち受けにしたスマホ」を掲げ、彼女は「彼氏の浮気が心配でかき殴ったポエム全集」を見せつけてきた。
140字小説『ギリギリ僅差で惜しかったけど……僕の負けかな』
――――――――――――――――――――――――――――――――
「なんで……あんたがいるのよ!」
引越しのバイトで訪れた現場が、同じゼミの女子の部屋だった。
「余計なもの触らないでよ!」
「念動力は持ち合わせてないんで無理ですねー」
適当にあしらいながら荷物を運び出していく。
「その段ボールの中身、見たら許さないから!」
「透視能力もないのでご安心をー」
140字小説『なんだかんだ言いながら、最後にはお菓子と飲み物を差し入れてくれて、お客様アンケートは大満足に丸をつける女の子』
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「ジロジロ見んな。お金取るよ」
不機嫌そうにこちらを見てくる、同級生の女の子。
「……なにしてるんだ?」
「はぁ? 見たらわかるでしょ」
うちの庭で子供用ビニールプールに寝そべる、スクール水着の女の子。
「……いやいやいや。恥ずかしくねえの!?」
尻向けてバタ足で水かけてくんな、はしたない。
140字小説『母親同士が親友同士』
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「これ委員長が描いたの?」
風邪で休んだ間のノートを隣席の委員長に借りて、驚いた。
「……渡すノート間違えたから返してほしい」
「断る。うわー委員長にはこんなイケメンに見えてるんだね」
「…………好きな人を美化してなにが悪いの」
満足したので、僕の横顔が山ほど描かれたノートを返してあげた。
140字小説『僕が休んだ日に描かれた横顔は、イケメン具合が3割増で羽が生えてた』
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「私たちが恋人になったきっかけ、覚えてる?」
アンニュイな表情で同僚が問いかけてきた。
こめかみに走る苛立ちを抑える。
「そんな事実はない。仕事しろ」
「あんな運命的な出来事、忘れられない」
「知るか。仕事しろ」
「コーヒー飲んで『サバじゃんこれ!』ってハモったよね」
「それは事実。仕事しろ」
140字小説『なんとかして外堀を埋めようとする、味音痴の同僚』
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幼馴染と付き合い始めて3ヶ月、互いに思うことがある。
「「付き合う前となにも変わらないね」」
こうして「明日、恋人っぽいことをした方の勝ち!!」ということになった。
翌日。
僕は「彼女の寝顔を待ち受けにしたスマホ」を掲げ、彼女は「彼氏の浮気が心配でかき殴ったポエム全集」を見せつけてきた。
140字小説『ギリギリ僅差で惜しかったけど……僕の負けかな』
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「なんで……あんたがいるのよ!」
引越しのバイトで訪れた現場が、同じゼミの女子の部屋だった。
「余計なもの触らないでよ!」
「念動力は持ち合わせてないんで無理ですねー」
適当にあしらいながら荷物を運び出していく。
「その段ボールの中身、見たら許さないから!」
「透視能力もないのでご安心をー」
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