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幕間 日々の調教
第一節:日常⑨
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美咲は「ぺろ……ぺろ……」と舌を這わせ、床に散った滴を最後の一滴まで必死に舐め取っていた。
唇の端から零れる息は「はぁっ……はぁっ……」と熱を帯び、額から流れる汗が頬を「つぅ……」と伝う。
舌の先で床の冷たさと、自分と彼の痕跡が混じり合った味を確かめるたび、胸の奥がきゅうっと縮まり、羞恥と快感の残滓が同時に押し寄せる。
「……んっ……はぁ……もう……全部……」
美咲が舌を止めると同時に、床は元の静けさを取り戻していた。だが彼女の鼓動は「どくんっ、どくんっ」と乱れたまま。
愛液はなお腿を伝い、「とろ……ぽたっ」と静かに滴っていた。
背後から低い声が落ちてくる。
「よく舐めきったな、美咲。ご褒美に俺のモノである証をプレゼントしよう」
その言葉に、美咲の身体は「びくっ」と震え、背筋を走る緊張が呼吸を浅くする。
「ひゅっ……はぁっ……ひゅぅっ……」と、息だけが震えて漏れ続けた。
「美咲。これからお前の秘部は、俺以外に触れることを禁じる。
他の男はもちろん――お前自身もだ」
彼の声は鋭く冷たく、それでいて抗えぬ絶対を帯びていた。
続いて「チャリ……」と金属の音が響き、目の前に差し出されたのは冷たい輝きを放つ鍵付きの貞操帯。
美咲の瞳が見開かれる。
(こ、これを……? そんな……)
だがすぐに、胸の奥で熱いものが広がっていった。
(……これで、私は完全に……彼のものに……)
心臓の鼓動は「どくんっ、どくんっ」と早鐘を打ち、喉が「ごくっ……」と鳴った。
「受け取れ。そして自分で着けろ」
彼の言葉は短く冷酷で、否応の余地を与えなかった。
美咲は震える指先で金属を受け取ると、「ひやっ……」と肌に触れた冷たさに全身がぞくりと震えた。
腰へと回し、腿に沿わせていくたびに「カチリ……カチリ……」と金具が締まり、逃げ場を失っていく。
秘部を完全に覆われた瞬間、重みが「ずしんっ」とのしかかり、息が「ひゅっ……」と詰まった。
そこにあるのは小さな排泄用の穴のみ。快楽を与える余地は一切なく、ただ彼の所有を示すためだけの存在。
(これで……私は……触れることも……許されない……)
羞恥と恐怖、そして得も言われぬ安堵が交じり合い、涙が「つぅ……」と頬を伝った。
「そうだ……これでわかっただろう。
お前はもう、自分の身体でさえ自由にできない。
お前のすべては、俺のためにある」
その言葉を浴びた瞬間、美咲の全身に「ぞくんっ」と痺れるような震えが走り、胸の奥が熱く締め付けられた。
(私は……道具……。彼を喜ばせることが、私の価値……)
「はぁっ……はぁっ……」と乱れる吐息のまま、美咲は涙に濡れた瞳で小さく頷いた。
(もう……迷わない。私は……彼の言うままに……彼の女として生きていく……)
その胸の奥で、羞恥と安堵と熱が溶け合い、彼女は完全な従属の悦びを深く刻み込んでいった。
唇の端から零れる息は「はぁっ……はぁっ……」と熱を帯び、額から流れる汗が頬を「つぅ……」と伝う。
舌の先で床の冷たさと、自分と彼の痕跡が混じり合った味を確かめるたび、胸の奥がきゅうっと縮まり、羞恥と快感の残滓が同時に押し寄せる。
「……んっ……はぁ……もう……全部……」
美咲が舌を止めると同時に、床は元の静けさを取り戻していた。だが彼女の鼓動は「どくんっ、どくんっ」と乱れたまま。
愛液はなお腿を伝い、「とろ……ぽたっ」と静かに滴っていた。
背後から低い声が落ちてくる。
「よく舐めきったな、美咲。ご褒美に俺のモノである証をプレゼントしよう」
その言葉に、美咲の身体は「びくっ」と震え、背筋を走る緊張が呼吸を浅くする。
「ひゅっ……はぁっ……ひゅぅっ……」と、息だけが震えて漏れ続けた。
「美咲。これからお前の秘部は、俺以外に触れることを禁じる。
他の男はもちろん――お前自身もだ」
彼の声は鋭く冷たく、それでいて抗えぬ絶対を帯びていた。
続いて「チャリ……」と金属の音が響き、目の前に差し出されたのは冷たい輝きを放つ鍵付きの貞操帯。
美咲の瞳が見開かれる。
(こ、これを……? そんな……)
だがすぐに、胸の奥で熱いものが広がっていった。
(……これで、私は完全に……彼のものに……)
心臓の鼓動は「どくんっ、どくんっ」と早鐘を打ち、喉が「ごくっ……」と鳴った。
「受け取れ。そして自分で着けろ」
彼の言葉は短く冷酷で、否応の余地を与えなかった。
美咲は震える指先で金属を受け取ると、「ひやっ……」と肌に触れた冷たさに全身がぞくりと震えた。
腰へと回し、腿に沿わせていくたびに「カチリ……カチリ……」と金具が締まり、逃げ場を失っていく。
秘部を完全に覆われた瞬間、重みが「ずしんっ」とのしかかり、息が「ひゅっ……」と詰まった。
そこにあるのは小さな排泄用の穴のみ。快楽を与える余地は一切なく、ただ彼の所有を示すためだけの存在。
(これで……私は……触れることも……許されない……)
羞恥と恐怖、そして得も言われぬ安堵が交じり合い、涙が「つぅ……」と頬を伝った。
「そうだ……これでわかっただろう。
お前はもう、自分の身体でさえ自由にできない。
お前のすべては、俺のためにある」
その言葉を浴びた瞬間、美咲の全身に「ぞくんっ」と痺れるような震えが走り、胸の奥が熱く締め付けられた。
(私は……道具……。彼を喜ばせることが、私の価値……)
「はぁっ……はぁっ……」と乱れる吐息のまま、美咲は涙に濡れた瞳で小さく頷いた。
(もう……迷わない。私は……彼の言うままに……彼の女として生きていく……)
その胸の奥で、羞恥と安堵と熱が溶け合い、彼女は完全な従属の悦びを深く刻み込んでいった。
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