短編集(お薦め!)50+

霜月 雄之助

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【マンション・オーナー】

*【マンション・オーナー:05】

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つづき~

芝崎はマンション・サーフィンからしばらく303号室を外して見て回っていた。オナニーもしないし。

芝「おっ!」
202に楽しそうな動き有り。
ゴリラマッチョが女を連れ込んだようで芝崎は202に集中していた。
ゴリラマッチョがどんなセックスをするのか楽しみにして注目していた。
先に女がシャワーを浴びに行った。
ゴリラマッチョはシャワーを浴びる女が気になるのかソワソワして何度もシャワー室を見ていた。
ゴリラマッチョは引き出しから
なにやら小道具を取り出し、引き出しの上に並べていた。
そしてまた、女を気にしつつ、引き出しの前で何かをしているようだった。ゴリラマッチョの広い背中が壁になっていて良く見えず分からなかった。
とにかく、シャワー室をチラチラと気にしていた。
芝崎「??」

他の部屋も流して見ると
ある部屋で3Pしている部屋を見つけ慌ててその部屋を覗いた。
芝崎「ん~?」
マッチョの男がベッドに拘束されていて動けないようである。
他の二人も服かと思ったがコスチュームみたいだった。
芝「マニアックなプレイだなぁ~。嫌いじゃないっ!」
画面を二分割にした。
左:202(GM)       /       右:302(3P)

202は女がいた。
ゴリラマッチョがシャワー中か。

302は拘束されたマッチョをコスプレ 2人組が両サイドから乳首を責めているようだ。
それにしてもコスプレ 2人組も負けず劣らずのマッチョ体型だった。
芝「こりゃ見応えあるな~!」
芝崎は302の録画ボタンを押した。

間違えて画面切り替えボタンを押してしまった。
慌てて画面を戻そうと操作パネルを確認しようとしたときに
画面に知り合いを見つけてしまった。
芝「あれ~?コイツどこかで?」
少し気になってしまい、画面そのままに見ていた。
マッチョが同じような男を部屋に連れ込んでいる。連れ込まれた男の方が知人のようで、振り返った時に再度、確認した。
芝「あ!やっぱり知ってるヤツだ!誰だっけな~」
今まで夢中になっていた3P部屋の事も録画も忘れ、思いだすのに思考を働かせていた。
芝「ああっ!!」
芝崎は慌てた様子で電話のダイヤルを押した―。

画面に映るその男は
若松だった。

つづく~





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