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霜月 雄之助

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【オイラの名は権太!】

【オイラの名は権太!】四話

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つづき~
見事に義父の前に勃ってみせた権太だった―。
負けず―
剛造も湯船から立ち上がった―。

二つの竿が触れそうで触れない位置を保ちながら二人は並んだ―。
父「権太くんは酒はイケるな?」
権太「じ、自信はありませんが…」
父「結構!上がったらワシの部屋へ…」
お義父さんは脱衣所へ歩いていった―。
権太はしばらく体を冷やしてから脱衣所へ向かった。
権太が脱衣所に入ると浴衣姿のお義父さんが座ってくつろいでいた。
父「着替えはその籠にはいっておる」
権太「あ!ありがとうございます!」
白の浴衣に長い絹?タオル?
父「褌じゃよ!絞めた事はないのか?」
権太「は、はい。初めて見ました…」
父「どら、絞めてあげよう…」
権太「えっ!?」
父「なぁに、簡単な絞め方を教えてやる」
まずは半分に折り、股から肩に絹を掛け、片一方を腰に一周巻く。
固めた所でもう片方を逆に巻く。
余った部分は捻って腰に巻く―。
完成じゃ!
父「なぁ、簡単じゃろ?ふ~ん、見事なモッコリじゃ!」
権太も初めて絞めた褌にいい気分になっていた。
父「でわ先に部屋で待っているぞ!」
権太「はい!」

権太は鏡の前に行き、褌姿の自分を見て格好良いな~と思うのだった…。

浴衣を羽織り、お義父さんの部屋に向かう。
廊下に青看板が出ていたので
迷わずに部屋へ行けた。
父の部屋→
父「権太くん、まずは乾杯だ!」
権太「はい!」
一杯目はお猪口(チョコ)で出てきたので油断した―。
クイッと一気に飲み干した。
あれ?世界が回って見える?

権太はお酒が大の苦手だった。

日本酒の乾杯でぶっ倒れてしまった。
しかもお義父さんの部屋で―。

権太はこの後、長い夢を見る事になるのだった―。

つづく~

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