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64.同じくらい変態で良かった。
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「敦って本当に変態だよな。まぁ、そういうところもいいところだけどさ」
旭が呆れながらそう言うと敦は興奮して前のめりになりながら、画面を覗いた。
「え!?いいところって好きって事か?」
「そうだけど」
「なら、ちゃんと好きって言ってよ。なっ?」
「なっ?じゃないだろ。恥ずかしい」
恥ずかしがって、画面から顔を逸らす旭を、敦はデレデレと笑いながら見つめた。
「好きよりももっと恥ずかしい事、沢山言ってるのにな。俺からすれば孕ませてって言う方が恥ずかしいと思うけど」
「だって、それは孕ませてやるって敦が言うから」
旭が敦を見て、剥れながら顔を赤くしてそう言うと、敦は段々と表情を崩していきニヤニヤと笑い出した。
「へぇ……。旭も俺と同じくらい変態で本当に良かった」
「な、なんだよいきなり。恥ずかしいな」
「あぁ、時間忘れてこうやってずっと、旭と一緒にいちゃついていたいよ」
これまでの感じから打って変わって、いきなり敦に真面目に真っ直ぐ目を見て、低い声でそう言われた旭はドキリと胸を高鳴らせて、本音を漏らした。
「俺も、敦と一緒にずっとこうしていたいよ」
なんだかプロポーズされているみたいだと、旭も顔を赤くしながら敦を真剣な表情で見つめた。
すると、目を少し潤ませながら顔を赤くさせた敦が口を開く。
「旭もそう思っててくれてて嬉しいよ。あのさ、良かったらそのうち同棲しないか?」
まるで、婚約指輪を渡す前の新郎のように照れ臭そうに真っ直ぐ自分を見つめてそう言ってくる敦に、照れて恥ずかしくなり、首まで真っ赤にした旭は思わず顔を隠した。
「い……いいけど」
言ってしまったと、隠していた手を退かして敦を見ると、涙ぐみながらガッツポーズをしていた。
「やった!これで毎日旭と一緒に居れる!」
「まだ、ちゃんと決定したわけじゃないからな
慌ててそう付け足す旭を見て、敦はニヤニヤと笑った。
「分かったよ。同棲してそのうち同居しような」
「そういう意味じゃないし、それに、そんな事さらっと言うなよ」
「照れちゃって可愛いな。そんな旭の事、愛してるよ」
低い声で甘く囁くように透き通った茶色の瞳で見つめながら言われると、もうキャパシティの限界を超えて目眩がしそうだった。
「あ、愛してるって……。もう、明日早いし切るぞ。あぁ。手巻き寿司楽しみだな」
これ以上は危険だと、旭は慌てて話題を変える。
すると、敦も笑いながらそれに乗ってくる。
「そうだな。すし飯用意しないと」
「俺も手伝うよ」
「ありがとな。俺、具材切るから卵焼き作ってくれると助かる」
「卵焼きは俺が作るより敦が作った方がよくないか?」
「そうかな?俺は旭が作った卵焼き丁度いい甘さで好きだけど」
「敦にそう言われると嬉しいな。頑張って作るよ。それじゃ、また明日な」
「あぁ。上手く作れたらご褒美になんか一つ願い事叶えてあげる。おやすみ、また明日な」
「おやすみ」
呆気なく電話が切られて、寂しくなった旭は少しの間黒くなった画面を見つめていた。
「願い事か……」
お揃いの指輪が欲しいとか、また敦の作ったアクアパッツァが食べたいとか色々あるけれど、どれにしようか迷ってしまう。
それより今は、この再び熱くなってしまった陰茎を早く治めて寝なければいけない。
(敦が愛してるなんて言うから♡またち◯ぽとア◯ルぐちゃぐちゃに濡れちゃっただろ!♡もうっ!♡)
これじゃきりがないなと旭は思いながら暗くなっている画面を見つめて、敦の顔と肉体美を思い浮かべる。
そして、再びパンツをずり下ろして人差し指でアナルの縁をなぞった。
旭が呆れながらそう言うと敦は興奮して前のめりになりながら、画面を覗いた。
「え!?いいところって好きって事か?」
「そうだけど」
「なら、ちゃんと好きって言ってよ。なっ?」
「なっ?じゃないだろ。恥ずかしい」
恥ずかしがって、画面から顔を逸らす旭を、敦はデレデレと笑いながら見つめた。
「好きよりももっと恥ずかしい事、沢山言ってるのにな。俺からすれば孕ませてって言う方が恥ずかしいと思うけど」
「だって、それは孕ませてやるって敦が言うから」
旭が敦を見て、剥れながら顔を赤くしてそう言うと、敦は段々と表情を崩していきニヤニヤと笑い出した。
「へぇ……。旭も俺と同じくらい変態で本当に良かった」
「な、なんだよいきなり。恥ずかしいな」
「あぁ、時間忘れてこうやってずっと、旭と一緒にいちゃついていたいよ」
これまでの感じから打って変わって、いきなり敦に真面目に真っ直ぐ目を見て、低い声でそう言われた旭はドキリと胸を高鳴らせて、本音を漏らした。
「俺も、敦と一緒にずっとこうしていたいよ」
なんだかプロポーズされているみたいだと、旭も顔を赤くしながら敦を真剣な表情で見つめた。
すると、目を少し潤ませながら顔を赤くさせた敦が口を開く。
「旭もそう思っててくれてて嬉しいよ。あのさ、良かったらそのうち同棲しないか?」
まるで、婚約指輪を渡す前の新郎のように照れ臭そうに真っ直ぐ自分を見つめてそう言ってくる敦に、照れて恥ずかしくなり、首まで真っ赤にした旭は思わず顔を隠した。
「い……いいけど」
言ってしまったと、隠していた手を退かして敦を見ると、涙ぐみながらガッツポーズをしていた。
「やった!これで毎日旭と一緒に居れる!」
「まだ、ちゃんと決定したわけじゃないからな
慌ててそう付け足す旭を見て、敦はニヤニヤと笑った。
「分かったよ。同棲してそのうち同居しような」
「そういう意味じゃないし、それに、そんな事さらっと言うなよ」
「照れちゃって可愛いな。そんな旭の事、愛してるよ」
低い声で甘く囁くように透き通った茶色の瞳で見つめながら言われると、もうキャパシティの限界を超えて目眩がしそうだった。
「あ、愛してるって……。もう、明日早いし切るぞ。あぁ。手巻き寿司楽しみだな」
これ以上は危険だと、旭は慌てて話題を変える。
すると、敦も笑いながらそれに乗ってくる。
「そうだな。すし飯用意しないと」
「俺も手伝うよ」
「ありがとな。俺、具材切るから卵焼き作ってくれると助かる」
「卵焼きは俺が作るより敦が作った方がよくないか?」
「そうかな?俺は旭が作った卵焼き丁度いい甘さで好きだけど」
「敦にそう言われると嬉しいな。頑張って作るよ。それじゃ、また明日な」
「あぁ。上手く作れたらご褒美になんか一つ願い事叶えてあげる。おやすみ、また明日な」
「おやすみ」
呆気なく電話が切られて、寂しくなった旭は少しの間黒くなった画面を見つめていた。
「願い事か……」
お揃いの指輪が欲しいとか、また敦の作ったアクアパッツァが食べたいとか色々あるけれど、どれにしようか迷ってしまう。
それより今は、この再び熱くなってしまった陰茎を早く治めて寝なければいけない。
(敦が愛してるなんて言うから♡またち◯ぽとア◯ルぐちゃぐちゃに濡れちゃっただろ!♡もうっ!♡)
これじゃきりがないなと旭は思いながら暗くなっている画面を見つめて、敦の顔と肉体美を思い浮かべる。
そして、再びパンツをずり下ろして人差し指でアナルの縁をなぞった。
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