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63.旭のなんだから好きなだけ見ていいんだぞ
しおりを挟むティッシュで陰茎を抑えることも忘れてアナニーに耽ってしまった旭は、びゅっびゅと陰茎から噴射した精液を脱いだズボンにかけて濡らしていく。
しばらく、アナルに指を挿れたまま放心状態でいると段々と頭が冴えていく。
急に恥ずかしくなった旭は濡れた下半身をティッシュで拭いてから、下着を履いてパジャマの前のボタンを閉めた。
「なんだ、もう少し旭のエッチな体が見れると思ったのに残念だな」
スピーカーからクスクスと敦の笑い声が聞こえたので、恥ずかしそうに口を尖らせながら再びスマートフォンのモニターを見る。
敦は後片付けを終えたようで、スポーツをし終えた後のような清々しい顔をしながら肩にタオルをかけてパンツを一枚履いた格好で水を飲んでいた。
こんな時まで、カッコいいなと旭が見惚れていると敦はニヤニヤと笑いだした。
「どうした?旭。もう一回オナニーの見せ合いしたいのか?」
「違う!せっかくいい感じだったのに台無しだ!」
残念なイケメンとは敦みたいな人を言うのだろうと、旭は納得しながら頭を抱えた。
「いきなりなんだよ。もしかして、俺の肉体美をもっと見たいのか?」
「や、辞めろ!!恥ずかしい!」
図星を突かれた旭は、顔を赤くしながらモニターから目線を逸らす。
その姿を笑いながら見ていた敦は、旭に見せるように肩からタオルを外した。
「恥ずかしくなんかないだろ。ほら、旭のなんだから好きなだけ観ていいんだぞ」
「好きなだけなんて……」
チラッとモニターを見ると、逞しい胸筋が写っていた。
あの胸の中にいつも、抱きしめられているのだと実感すると、旭は顔をますます赤らめてしまう。
「恥ずかしがって可愛いな。俺は旭のイった後の蒸気してるピンク色のエッチな顔、好きなだけ見させてもらうからな」
「だめっ。恥ずかしい。そういう事するなら電話切るぞ」
口を尖らせながらスマートフォンに手を伸ばす旭に、敦は目の前で手を合わせて誤った。
「わるい。ちょっとからかいすぎたな。もう少し話ししたいから切らないで」
この通りだと、頭を下げて謝る敦に仕方がないなと旭は身を引いた。
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