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第一部
本当にごめんね。
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「今から満田の家に行ってこんなことやめさせようぜ!」
俺達は店を飛び出し満田の家へと向かった。
奴の家は店から10分くらいにある山のふもとだ。近くには滝と鍾乳洞があり1年中涼しい。
車で敷地内へ乱暴に乗り入れ、俺達は奴の家の前に立った。
「車がある。いるみたいだな。やれ、鳥飼。」
「うおおおおおお。」
鳥飼がインターホンのボタンを指で連打した。家の中からは『ピピピピピピピンポーン!』とやかましい音が鳴っている。
するとすぐにガラッと引き戸が開き、中から満田が不機嫌そうな顔で出て来るのだった。
「うるせぇな!人んちのインターホンで遊ぶんじゃねぇよ!!・・・って黒崎とバカ3人組か。何の用だ。今、客が来てるから忙しいんだ。帰れよ。」
取り付く島もなく戸を閉めようとする。だが、俺は足をサッと伸ばして間に入れた。
「待てよ。店にあったこの紙はなんだ!」
満田は忌々しそうに戸を開け姿を現す。
「・・・書いてある通りだ。」
「地元の商品を売るための直売所が勝手なことしていいのか?これじゃ小さな農家やお前が気に入らない農家は出荷できないことになる。」
「店長の俺が決めたことに文句があるなら、どうぞ他に行ってくれ。」
「何だと!?他になんてそんな簡単に見つかると思っているのか。」
「じゃあ、せいぜい紙に書いてある通りの立派な農場を作るんだな。」
こいつ、農家のことまったくわかってない。口で言って簡単に大きくできれば苦労しない。婆ちゃんはあの畑でずっとコツコツ作り続けて来たんだ。
それにリリーナ達もこれから一緒にやろうとしている。
でもいくら頑張って作っても売る場所がなければ生きていくことができない。
「お前、俺にちょっかい出すくらいは我慢できるけど。婆ちゃんやリリーナの夢を壊すなよ。」
右手をギュッと握りしめ、大きく振りかぶろうとした。
―――――
「満田君。お客様がいらしているんだろう?私はこれで失礼させてもらうよ。話は終わったから。」
突然の見知らぬ声に驚き体がビクッとなる。思わず満田を殴ってしまいそうだったがその声に止められた。
家の奥から誰か出て来る。それは満田や俺達なんかよりも大柄な男だった。どこか品の良さそうな顔をしており、口元には立派な髭を生やしている。
「こ、これはお見苦しいところをお見せしてしまいました。車でお送りいたします。」
あんなに上から目線だった満田が下手に出ている。
「いや、それには及ばない。近くだからね。明日の夜、例の場所で最終的な打合せをしよう。」
「は、はい!よろしくお願いします。」
男は「じゃあ、また明日。」と言って満田の家を歩いて出て行った。
「おい、満田。今の男誰だよ。」
不審がって聞く牛田に満田は嫌らしい笑みを浮かべる。
「ロバートさん。外国の偉い人でな、6月から店に野菜を卸してもらうことになる。」
「地元を捨てて輸入物を売るって言うのかよ。」
俺達は愕然とした。満田はそこまでバカだったのかと。
「輸入された野菜が地元で採れたものに鮮度で勝てるはずがない。悪かろう安かろうじゃお客さんは離れるぞ。そんなこともわかんないのかお前。」
「・・・そこにある野菜、見て見ろよ。ロバートさんが作って持って来たものだ。」
満田が顎で指し示す。見ればキュウリやトマトなどの野菜が山になって置かれていた。手に取ってみると表面はみずみずしく艶がある。まるで今採ったばかりのように見えた。
「どうだ?いい物だろ。それでいて価格も安い。お前らが普段並べている商品の半分もしないだろう。いい品物を安く、商売の基本だろ。」
そんなバカな。そんなに安く売って利益が出るはずがない。
「不当廉売するつもりじゃないだろうな。」
「そんなことするわけないだろう。ちゃんと契約書を交わして、あの人がその値段でいいって言うんだから。」
こんな田舎の町に攻めてきて何の意味があの外人にあると言うのだ。大量に安く売るならもっと都市部へ行けばいい。
「おい、さっきの外人の名前、ちゃんと教えろよ。」
「・・・ロバート・リー=タイラント。素性を調べようとしても無駄だぜ。わかりっこない。じゃあな、せいぜい俺から契約してもらえるよう頑張れよ。」
そう言って笑いながら満田は戸を閉めてカギを掛ける。
「あいつ、俺達と契約する気すらなさそうだな。」
牛田が地団駄を踏んだ。・・・これ以上ここにいても怒りが増すだけだ。
「とりあえず、一回家に戻ろう。婆ちゃんと相談しないと。」
みんな頷いて車に乗り込む。だが、車を発進させようとしたところで玉崎が切り出した。
「な、なぁ。さっきの外人だけど、俺達どこかで会ってないか?」
そう言われれば、どこかであった・・・か?いや、初めて見る顔だった。
「いや、会ってないだろ。」
「でも、名前に聞き覚えがあるんだよなぁ。」
「名前か。ロバート・リー=タイラントって言ったっけ。」
「頭を取るとロリータか。」
玉崎のその言葉にハッとなった。俺達は顔を見合わせ声を揃えて叫ぶ。
『ロリータ公爵!!』
―――――
「まぁ、公爵がこちらの世界に?」
家に戻るとクラウスさんに頼んで全員を食堂に集めてもらった。そこで満田がバカなことを言い出したこと、リリーナの話に出て来た公爵がこちらの世界にいたことを話す。リリーナとプリムは驚き、ユイは下を向く。
「プリム。やはり賢者召喚でしょうか。」
「わかんない。でもボクらみたいに暴走して異世界に来るのが何回も起こるかなぁ。」
腕を組んで考え込むプリム。しかし答えは出なかったようだ。
「それで、その公爵とやらが野菜を安く大量に持って来るって言うのかい。店はあたしら地元農家が負けるとわかって『それ』を並べると。」
顔は冷静だったが、婆ちゃんの語気は強く憤っていた。視線はテーブルに並べられたいくつもの野菜に注がれている。俺が満田の家から失敬してきた公爵の野菜だ。
「認めたく。」 「ないが。」 「鮮度はばっちり。」
ミートリオは悔しそうに言う。婆ちゃんもトマトを手に取るとしばらく眺めていたが、おもむろにかじりついた。
「・・・やれやれ、味もばっちりじゃないか。これをあたしらの半値以下か。値段を合わせたらとてもじゃないけどやっていけないね。」
そしてハァっと大きなため息をつく。
「今さら農協には買ってもらえんだろ。新しいスーパーに言っても買い叩かれる。・・・農業はやめる時が来たのかもしれないね。」
「そんな!」
リリーナが机に手をついて立ち上がる。
「お婆様、やめてはダメです。あんなに楽しそうにしていたじゃないですか。」
「お婆ちゃん・・・。」
泣きそうな顔をして近寄るプリムの頭を婆ちゃんはよしよしと撫でた。
「いいんだよ。競争に敗れた農家は去るのみさ。幸い蓄えは少しあるからね。」
「ば、婆ちゃんはそれでいいのかよ。何十年も続けてきたことだろ?それにリリーナの畑のこともある。」
「リリーナちゃんにはこの家で食べるくらいの野菜を作ってもらって、何か別の仕事がないか知り合いに聞いてみるよ。リリーナちゃん、本当にごめんね。」
そう言って婆ちゃんは体を震わせながら頭を下げた。
待ってくれ。満田や公爵のせいで何で婆ちゃんが謝らないといけない。なんでみんな悲しそうな顔をしないといけない。それって、おかしいだろ。
「ダメだ!!」
俺は思わず叫んでいた。拳を力いっぱい握りしめる。
「・・・お、俺が満田をもう一度説得に行く。明日もう一度公爵に会うと言っていた。だから、それまでに心変わりさせることができれば、まだ間に合うはず。」
ポンッ、ポンッ、ポンッと3つの手が俺の肩を叩く。見るとミートリオが笑っていた。
『俺達も行くぜ。』
俺は「お前ら。」と言いながら力強く頷く。するとリリーナもオホンッとわざとらしく言い、みんなの視線を集める。
「私も行きます。私にしかできないことがありますので。」
「姫様、私とヴァレンタインもお供します。」
ユイは立ち上がり腰の剣を掴む。それを見たリリーナはニコッと笑った。
「私とユイで公爵を説得してみせましょう。」
俺達は店を飛び出し満田の家へと向かった。
奴の家は店から10分くらいにある山のふもとだ。近くには滝と鍾乳洞があり1年中涼しい。
車で敷地内へ乱暴に乗り入れ、俺達は奴の家の前に立った。
「車がある。いるみたいだな。やれ、鳥飼。」
「うおおおおおお。」
鳥飼がインターホンのボタンを指で連打した。家の中からは『ピピピピピピピンポーン!』とやかましい音が鳴っている。
するとすぐにガラッと引き戸が開き、中から満田が不機嫌そうな顔で出て来るのだった。
「うるせぇな!人んちのインターホンで遊ぶんじゃねぇよ!!・・・って黒崎とバカ3人組か。何の用だ。今、客が来てるから忙しいんだ。帰れよ。」
取り付く島もなく戸を閉めようとする。だが、俺は足をサッと伸ばして間に入れた。
「待てよ。店にあったこの紙はなんだ!」
満田は忌々しそうに戸を開け姿を現す。
「・・・書いてある通りだ。」
「地元の商品を売るための直売所が勝手なことしていいのか?これじゃ小さな農家やお前が気に入らない農家は出荷できないことになる。」
「店長の俺が決めたことに文句があるなら、どうぞ他に行ってくれ。」
「何だと!?他になんてそんな簡単に見つかると思っているのか。」
「じゃあ、せいぜい紙に書いてある通りの立派な農場を作るんだな。」
こいつ、農家のことまったくわかってない。口で言って簡単に大きくできれば苦労しない。婆ちゃんはあの畑でずっとコツコツ作り続けて来たんだ。
それにリリーナ達もこれから一緒にやろうとしている。
でもいくら頑張って作っても売る場所がなければ生きていくことができない。
「お前、俺にちょっかい出すくらいは我慢できるけど。婆ちゃんやリリーナの夢を壊すなよ。」
右手をギュッと握りしめ、大きく振りかぶろうとした。
―――――
「満田君。お客様がいらしているんだろう?私はこれで失礼させてもらうよ。話は終わったから。」
突然の見知らぬ声に驚き体がビクッとなる。思わず満田を殴ってしまいそうだったがその声に止められた。
家の奥から誰か出て来る。それは満田や俺達なんかよりも大柄な男だった。どこか品の良さそうな顔をしており、口元には立派な髭を生やしている。
「こ、これはお見苦しいところをお見せしてしまいました。車でお送りいたします。」
あんなに上から目線だった満田が下手に出ている。
「いや、それには及ばない。近くだからね。明日の夜、例の場所で最終的な打合せをしよう。」
「は、はい!よろしくお願いします。」
男は「じゃあ、また明日。」と言って満田の家を歩いて出て行った。
「おい、満田。今の男誰だよ。」
不審がって聞く牛田に満田は嫌らしい笑みを浮かべる。
「ロバートさん。外国の偉い人でな、6月から店に野菜を卸してもらうことになる。」
「地元を捨てて輸入物を売るって言うのかよ。」
俺達は愕然とした。満田はそこまでバカだったのかと。
「輸入された野菜が地元で採れたものに鮮度で勝てるはずがない。悪かろう安かろうじゃお客さんは離れるぞ。そんなこともわかんないのかお前。」
「・・・そこにある野菜、見て見ろよ。ロバートさんが作って持って来たものだ。」
満田が顎で指し示す。見ればキュウリやトマトなどの野菜が山になって置かれていた。手に取ってみると表面はみずみずしく艶がある。まるで今採ったばかりのように見えた。
「どうだ?いい物だろ。それでいて価格も安い。お前らが普段並べている商品の半分もしないだろう。いい品物を安く、商売の基本だろ。」
そんなバカな。そんなに安く売って利益が出るはずがない。
「不当廉売するつもりじゃないだろうな。」
「そんなことするわけないだろう。ちゃんと契約書を交わして、あの人がその値段でいいって言うんだから。」
こんな田舎の町に攻めてきて何の意味があの外人にあると言うのだ。大量に安く売るならもっと都市部へ行けばいい。
「おい、さっきの外人の名前、ちゃんと教えろよ。」
「・・・ロバート・リー=タイラント。素性を調べようとしても無駄だぜ。わかりっこない。じゃあな、せいぜい俺から契約してもらえるよう頑張れよ。」
そう言って笑いながら満田は戸を閉めてカギを掛ける。
「あいつ、俺達と契約する気すらなさそうだな。」
牛田が地団駄を踏んだ。・・・これ以上ここにいても怒りが増すだけだ。
「とりあえず、一回家に戻ろう。婆ちゃんと相談しないと。」
みんな頷いて車に乗り込む。だが、車を発進させようとしたところで玉崎が切り出した。
「な、なぁ。さっきの外人だけど、俺達どこかで会ってないか?」
そう言われれば、どこかであった・・・か?いや、初めて見る顔だった。
「いや、会ってないだろ。」
「でも、名前に聞き覚えがあるんだよなぁ。」
「名前か。ロバート・リー=タイラントって言ったっけ。」
「頭を取るとロリータか。」
玉崎のその言葉にハッとなった。俺達は顔を見合わせ声を揃えて叫ぶ。
『ロリータ公爵!!』
―――――
「まぁ、公爵がこちらの世界に?」
家に戻るとクラウスさんに頼んで全員を食堂に集めてもらった。そこで満田がバカなことを言い出したこと、リリーナの話に出て来た公爵がこちらの世界にいたことを話す。リリーナとプリムは驚き、ユイは下を向く。
「プリム。やはり賢者召喚でしょうか。」
「わかんない。でもボクらみたいに暴走して異世界に来るのが何回も起こるかなぁ。」
腕を組んで考え込むプリム。しかし答えは出なかったようだ。
「それで、その公爵とやらが野菜を安く大量に持って来るって言うのかい。店はあたしら地元農家が負けるとわかって『それ』を並べると。」
顔は冷静だったが、婆ちゃんの語気は強く憤っていた。視線はテーブルに並べられたいくつもの野菜に注がれている。俺が満田の家から失敬してきた公爵の野菜だ。
「認めたく。」 「ないが。」 「鮮度はばっちり。」
ミートリオは悔しそうに言う。婆ちゃんもトマトを手に取るとしばらく眺めていたが、おもむろにかじりついた。
「・・・やれやれ、味もばっちりじゃないか。これをあたしらの半値以下か。値段を合わせたらとてもじゃないけどやっていけないね。」
そしてハァっと大きなため息をつく。
「今さら農協には買ってもらえんだろ。新しいスーパーに言っても買い叩かれる。・・・農業はやめる時が来たのかもしれないね。」
「そんな!」
リリーナが机に手をついて立ち上がる。
「お婆様、やめてはダメです。あんなに楽しそうにしていたじゃないですか。」
「お婆ちゃん・・・。」
泣きそうな顔をして近寄るプリムの頭を婆ちゃんはよしよしと撫でた。
「いいんだよ。競争に敗れた農家は去るのみさ。幸い蓄えは少しあるからね。」
「ば、婆ちゃんはそれでいいのかよ。何十年も続けてきたことだろ?それにリリーナの畑のこともある。」
「リリーナちゃんにはこの家で食べるくらいの野菜を作ってもらって、何か別の仕事がないか知り合いに聞いてみるよ。リリーナちゃん、本当にごめんね。」
そう言って婆ちゃんは体を震わせながら頭を下げた。
待ってくれ。満田や公爵のせいで何で婆ちゃんが謝らないといけない。なんでみんな悲しそうな顔をしないといけない。それって、おかしいだろ。
「ダメだ!!」
俺は思わず叫んでいた。拳を力いっぱい握りしめる。
「・・・お、俺が満田をもう一度説得に行く。明日もう一度公爵に会うと言っていた。だから、それまでに心変わりさせることができれば、まだ間に合うはず。」
ポンッ、ポンッ、ポンッと3つの手が俺の肩を叩く。見るとミートリオが笑っていた。
『俺達も行くぜ。』
俺は「お前ら。」と言いながら力強く頷く。するとリリーナもオホンッとわざとらしく言い、みんなの視線を集める。
「私も行きます。私にしかできないことがありますので。」
「姫様、私とヴァレンタインもお供します。」
ユイは立ち上がり腰の剣を掴む。それを見たリリーナはニコッと笑った。
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