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革命編 六章:創造神の権能
炎の覚醒
しおりを挟む天界に聳え立つ神殿の外側で、ウォーリスの拠点で待ち構えていた側近アルフレッドとシルエスカを含む七名の戦いに幕は降りる。
しかし別の場所では、それを上回るだろう激闘が繰り広げられていた。
「――……ガァアアッ!!」
「はぁあっ!!」
神殿の入り口となっている巨大な門に続く大階段にて、エリクとマギルスは雄叫びと共に高める自身の能力《ちから》で武器を振るう。
その相手を務めるのは、ウォーリスの側近として仕える悪魔騎士ザルツヘルムだった。
未来の戦いを経てフォウル国で修練を受けたエリクとマギルスは、新たに身に着けた装備によって更なる実力を発揮している。
しかし数百万人の魂と瘴気を取り込んだことで更なる進化を遂げたザルツヘルムは、上位悪魔として二人を圧倒する強さを見せていた。
常人であれば目で追うことすら出来ない速度で迫るエリクとマギルスに対して、ザルツヘルムは両手に作り出した瘴気の剣で打ち払う。
そして大きな隙が出来た瞬間、容赦なく二人を殺すべく右手に持つ瘴気の剣を薙ぎ向けながら斬り裂こうとした。
「ッ!!」
「う――……グァッ!!」
二人は瘴気の剣を辛うじて避けながらも、更に態勢が崩れる。
それをザルツヘルムは見逃す気はなく、剣の形状にしていた左手の瘴気を砲撃に変えながら二人に浴びせ放った。
エリクとマギルスは互いに身体全体を生命力と魔力で覆いながら瘴気の砲撃を受けながらも踏み止まれず、吹き飛ばされて階段に激突する。
その痛みに耐えながら身体を立たせようとする二人に対して、ザルツヘルムは容赦なく両手で作り出した瘴気の砲撃を放ち続けた。
「クソ……ッ!!」
「コレ、隙なんて出来な……ウワッ!!」
放たれ続ける瘴気の砲撃を受けながら、エリクとマギルスは反撃も許されずに追い込まれる。
魔鋼の装備によって辛うじて耐えられている二人だったが、エリクの寿命やマギルスの魔力も無尽蔵ではない。
浴びせられる瘴気を防ぐのに精一杯であり、反撃できたとしても上位悪魔《アークデーモン》となったザルツヘルムの驚異的な身体能力に対して隙を生み出す事は出来なかった。
しかもひたすら耐え凌ぐしかないエリクとマギルスに対して、ザルツヘルムは油断の感情は無い。
むしろ二人に対する警戒心を強め、階段を壁にしながら踏み止まる二人に鋭い視線を向けながら呟いた。
「やはり、この程度では死なないか。……ならば……」
「……クッ!!」
「……ウソ、冗談……っ!!」
ザルツヘルムは両手で放っていた瘴気の砲撃を左手だけに変更し、二人をその場に留めるように砲撃を維持する。
しかし空いた右手を上空に掲げると、瞬く間に巨大な瘴気の球体を作り出した。
その面積は巨大になり続け、その直径は大階段の幅を超える百メートル以上へ至る。
更に球体内に蓄えられる瘴気は放たれ浴びせている砲撃の比ではなく、内包される瘴気には怨嗟と思しき魂の声が響き渡っていた。
二人は直感的にその瘴気弾が危ういと感じながらも、砲撃によって防御以外の姿勢が取れない。
そうして反撃を許さないザルツヘルムは、二人に対してこう告げた。
「マギルス、そして傭兵エリク。お前達はよく戦った。――…さらばだ」
「グォ……ッ!!」
「くっそぉ……っ!!」
ザルツヘルムは二人を右手の砲撃だけで抑え込みながら、掲げていた左手を下ろし向ける。
すると上空に作り出されていた巨大な瘴気の球体が動き出し、二人に向かい始めた。
位置的にザルツヘルムも巻き込まれかねないはずだったが、上位悪魔となってからそうした事に怯む様子すらない。
しかし本能と直感から危機を察知するエリクとマギルスは、それを浴びぬように必死に脱出しようとしながらも動けなかった。
成す術も無いエリクとマギルスに対して、巨大な瘴気の塊が降り注ぐ。
それを受ける覚悟をするしかない二人に対して、ザルツヘルムはその最後の姿を見届けようとしていた。
「……!?」
しかし次の瞬間、向こうの箱庭と天界を繋ぐ通路から一筋の赤い光が出現する。
それがザルツヘルムの作り出した巨大な瘴気の塊に触れた瞬間、凝縮された怨嗟の魂と共にそれ等ら赤い炎に包まれた跡、白い光の粒子となって泡のように消えた。
そして現れた赤い光は、神殿の入り口となっている大門の前に降り注ぐ。
するとそこには負傷し気絶しているケイルが横たわっており、その傍には帝国宰相セルジアスの下から転移した赤い槍が白い魔鋼の床に突き刺さっていた。
自ら作り出した瘴気の球体が一瞬で掻き消されたザルツヘルムは、驚愕しながら呟く。
「あの槍は、確か帝国宰相が持っていた国宝――……」
「――……おじさんっ!!」
「――……ウォオオッ!!」
「!」
瘴気を掻き消した赤槍にザルツヘルムの意識が向けられた瞬間、マギルスとエリクを抑え込んでいた瘴気の砲撃が僅かに緩む。
その隙を突くように起き上がったマギルスの叫びに合わせたエリクは、互いに全身全霊を込めた斬撃を放った。
マギルスは自身の魔力をエリクの生命力と反発せず交じり合わせ、二人の合体斬撃がザルツヘルムに浴びせられる。
それを受け止めようと両手を前に突き出したザルツヘルムだったが、その威力に負け斬撃に飲まれながら大階段から大きく吹き飛ばされた。
二人はザルツヘルムの状態を確認する余裕すら無く、息を乱しながら肩を大きく揺らす。
互いに浴びせられ続けた瘴気を防ぐのに大量の魔力と生命力を使い、大きく消耗している状態を隠せなかった。
「はぁ……はぁ……。……おじさん、大丈夫《だいじょうぶ》――……!?」
「……ッ」
「その髪……!!」
マギルスは横を向きながらエリクの状態を確認し、驚きを向けながら呼び掛ける。
先程まで焼けた肌に合う黒髪をしていたエリクだったが、まるで老人のような白髪に変色していた。
更に肌や肉体にも変化が及んでおり、『聖人』となってから若々しくなっていた顔は中年男性の頃の老いを戻している。
エリクに及ぶ異常な変化を見たマギルスは、それが『制約』による影響だとすぐに察した。
「おじさん、まさかもう……寿命が……!?」
「……あと、一発なら……撃てる……」
「それって、寿命を全部使っちゃう奴じゃんっ!? ――……それにまだ、アイツは倒せてないよ……っ!!」
「……クッ」
残されたエリクの寿命がほとんど無い事を理解したマギルスだったが、その事実が更なる窮地に自分達が居る事を悟らせる。
するとエリク自身も窮地を理解しているように、互いに視線を大階段の下に向けながら表情を強張らせた。
二人が見ていたのは、全力の合体斬撃を浴びせたザルツヘルム。
その姿は傷こそ与えられているように見えるが、ほぼ軽傷と言ってもいい状態で平然と立っていた。
しかも肉体の再生は始まり、身に纏う瘴気によって瞬く間に傷も癒えてしまっている。
全力の攻撃を耐えられ、瘴気を用いた再生能力を有するザルツヘルムを屠る事に失敗したマギルスは、苦笑いを浮かべながら呟いた。
「……これ、僕達の負けかな……」
「……ッ」
傷を全て癒し終えたザルツヘルムが緩やかに大階段を登り始める様子を見下ろしながら、今度こそマギルスは敗北を認める。
エリクも同様にザルツヘルムが敵わぬ相手であると理解しながらも、大剣を支えにしながら身体を立たせた。
そして大剣を構え直したエリクは、誰に向けた言葉か分からぬ声を唸らせる。
「……俺は、諦めない……」
「おじさん……」
「俺は、生きて……今度こそ……っ!!」
「……しょうがないなぁ……。……僕も、最後まで付き合うよ……っ!!」
二人は大きく疲弊した様子を見せながらも、武器を身構えながらザルツヘルムを見据える。
そんな二人を見上げながら大階段を一段ずつ登るザルツヘルムだったが、そこで驚愕するように金色の瞳を見開いた。
すると次の瞬間、エリクとマギルスは背中に奇妙な温もりを感じ取る。
そして思わず振り向きながら見上げると、大階段の最上段に立つ人影を確認した。
二人は疲弊した意識で目を細め、その人物の姿を凝視する。
すると二人は驚きを浮かべ、その人物の名を呟いた。
「……ケイル……?」
「ケイルお姉さん……?」
二人は最上段に立つ人影がケイルだと気付きながらも、奇妙な違和感に抱く。
目に見える姿こそケイルだったが、二人はそこに立つ人物が見知った人物とは異なる気配を放っているのを感じ取っていた。
それは最下段《した》にいるザルツヘルムも同様であり、上位悪魔としての直感が視界に捉えているケイルを警戒させている。
すると三人に視線を向けられているケイルが、傍の床に刺さる赤槍を左手で掴み取った。
引き抜かれた赤槍はケイルの左手に収まりながら、柄に嵌め込まれた宝玉が赤く光り輝く。
それと同時に赤い炎が赤槍を包むと、マギルスとエリクは驚きを浮かべた。
「ケイルが、魔法を……!?」
「……違うよ。アレ、魔法じゃない……!」
「!?」
「アレって確か、あのお兄さんがやってた――……!!」
ケイルが握る赤槍から発せられた炎が、ただの魔力で作り出された魔法ではないとマギルスは察する。
更に別の人物がその炎を扱っている光景を目撃していたマギルスだったが、その名称は思い出せずにいた。
しかしそんな彼等の様子とは裏腹に、ケイルは自身が扱っていた刀をその場に置いたまま大階段を降り始める。
その代わりとして右手に握るのは、腰に備えていた赤い刃の魔剣だった。
魔剣を握った瞬間、ケイルの全身が赤い炎に包まれる。
それを驚愕しながら見上げる一同に対して、炎の形はある人物を模り始めた。
そしてケイルの声と重なるように、ある男の声が赤い炎から発せられる。
「『――……どうしてまた、俺は天界に……』」
「……ケイル?」
「『……アレは、ザルツヘルム……。……奴は俺が、十五年前に倒したはず……』」
「……ケイルお姉さん、じゃない……。……アレって、確か……!」
「『……彼等は、確か……。……そうか、そういう事か……』」
「……馬鹿な……。何故、あの女が……あの男に……!?」
炎を纏いながら大階段を降りるケイルは、その容姿が明らかに変化する。
身長が高くなり体格も逞しくなると、赤く長い髪を後ろに纏めながら神々しい炎の光を纏った青年の姿へと変化した。
そしてケイルから完全に姿を変えた青年は、三人を見え据えながら右手に持つ魔剣の形状も炎で変化させる。
その剣は銀色の刃と赤と緑の宝玉が嵌め込まれた柄であり、青年は左手に握る赤槍と同時に振るい持った。
ザルツヘルムはそこに現れた青年を見ながら、強張らせた表情で睨みながらその名を呼ぶ。
「――……ユグナリス=ゲルツ=フォン=ガルミッシュ……!!」
「……ザルツヘルム。お前をまた、俺が滅してやるっ!!」
互いの存在を認知した二人は、互いに凄まじい闘気を発し合う。
それに呼応しユグナリスは炎を全身に纏い、ザルツヘルムは夥しい瘴気を放ちながら階段を走った。
ユグナリスはエリクとマギルスの間を赤い閃光となって走り抜け、その下段でザルツヘルムと激突する。
『生命力の火』で纏わせた剣と瘴気の剣と激突すると、その場に凄まじい衝撃波を広めた。
「ッ!!」
「うわっ!!」
「貴様に、ウォーリス様の邪魔はさせないっ!!」
「ウォーリスッ!? ――……だったらまた、俺が討つだけだっ!!」
二人の剣戟によって発せられた衝撃波に気圧されたマギルスとエリクは、思わず身を引かせながら身体を倒す。
一方で激しい衝突を果たしたユグナリスとザルツヘルムは、一歩も引かぬ攻防を繰り広げ始めた。
こうして上位悪魔へ進化したザルツヘルムに対して、エリクとマギルスは成す術を失う。
しかし螺旋の戦いを経て魔剣の中で眠っていた未来のユグナリスが、同じ血族である依り代を通じて再び目覚め、この窮地に現れたのだった。
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