鏡の精霊と灰の魔法使いの邂逅譚

日村透

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魔法使いとの出会い

8. 魔法使い達の苦悩

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「嘘だろ……ホントにできちゃったよ」

 やはり、ミシェルの寝室に居た頃と違う。
 振り返れば、先ほど悠真が触れていたと思しき鏡があったのだが……

「あれ? 裏側になってる」

 鏡面をこちらに向けられないかと伸ばした手は、ギリギリ届かない。地面もなく、どうやって移動すればいいのかわからない。

「ど、どうしよう。まずいよ」

 元の場所に戻れない恐怖が湧きあがり、慌てて見回せば、中空に浮かんでいる無数の鏡に意識が向かった。
 先ほどの部屋だけでなく、おそらく別の部屋の鏡もすべてここにある。何の気配もない鏡もあれば、誰かの声や何かの音がかすかに聴こえる鏡もあった。
 遠くにあるものはぼんやりと暗く、中には時折角度が変わったり、移動しているものもある。あれは手鏡だろうか。
 手鏡はちょっと怖い。自分より小さな鏡でも通り抜けられるのは確認済だが、大きいほうが気分的に安心できる。

「あれは遠くて小さく見えるけど、脚があるし、大きめの姿見っぽいな。ひとまずあそこに行けないかな? ―――うわっ!」

 ためしに意識を集中してみれば、ぐんっとそこに吸い込まれ、ぽんと見覚えのない部屋に放り込まれた。

「よ、よかった、成功~。どうなるかと思った」

 心臓が動いていないのか、ドキドキはしないのに、肝を冷やした気分だけはある。なんとも嫌な気分だ。

「やばっ。ここ、女の人の部屋じゃん!」

 書斎がなく、代わりに広いドレスルームがあった。若々しいデザインの大量のドレスが、隙間なくぎっしりかけられている。
 ちなみにカリタス家でもそうだったが、この国の風習なのか貴族だけなのか、夫婦の寝室を見たことがない。子作りの時は、多分どちらかの部屋で致すのだろうが、このあたりの事情は誰にも訊けずじまいだ。
 とにかく、悠真はこうなってからも、さすがに女性の秘密を物色するのはいかがなものかと紳士的に避けてきたのだが、ちょうど致し始めた場面に居合わせてしまったようだ。床に放り捨てられた下着を発見し、徐々に甲高くなる嬌声に慌てて近くの鏡に飛び込んでしまった。

「あ、違う鏡を使っちゃった。僕のバカ……」

 一度くぐり抜けたが最後、同じ鏡はもう使えない。この『出口』は一方通行なのだ。
 しかも、なるべく鏡の少なそうな方角は避けようと当たりをつけていたのに、無駄になってしまった。
 自分のうっかり加減に落ち込みつつ、慎重に次の鏡を探し、再び移動を試みた。

 そこはちゃんと男性の部屋だった。それも、本の虫なのか書斎が広く、大量に書物がある。さまざまな分野の入門書や高度な専門書、ミシェルの好きそうな詩集や冒険譚もあれば、有名人の伝記や旅行記、外国の情報誌もどきもある。
 専門書も最近では悪くないなと気取っていたところに、娯楽本の大量投下。悠真は「ヒャッハー!」といつか倒されるフラグを立てながら誘惑の海に飛び込んだ。

 相変わらず本当の意味で『外』に出ることは叶わなかったけれど、ミシェルの部屋に閉じ込められていた頃に比べれば、別の場所へ行く手段を得られただけで遥かに天国だった。飽き飽きするまで粘る必要がもうないのだから。
 書物だろうがただのメモだろうが、文字で書かれているものは片っ端から読みふけり、読み尽くしてしまったら次の鏡に飛ぶ。物置やドアつきの脱衣室、既に読破済みの書物しか置いていない部屋に当たることもあり、そんな時はさっさと別の場所に移動した。
 回数を重ねるにつれだんだん慣れてきて、移動そのものへの緊張感が薄れ、そんな悠真に冷や水を浴びせかけるような出来事があった。
 さっきまでそこに置かれていた鏡が、いつのまにか消えていたのである。

 荷造り―――引っ越し準備をしている!

 ここの鏡がすべて撤去されたらどうなるのだろう?
 とてつもない恐ろしさに、悠真は別の鏡で急いで移動を行った。次の部屋に到着しても不安感がぬぐえず、再び狭間の空間に戻り、とにかく少しでも長く留まれて、かつ気を紛らわせられる部屋を求めた。
 鏡から鏡へ立て続けに飛び、最終的にどこかの大貴族の邸宅に行き当たった。
 カリタス家も高位貴族だったが、比較にならないほどの大豪邸である。寝室、衣裳部屋、くつろぎスペース、書斎と、どの部屋もとにかく広いし、家具も見るからに最高級だ。脱衣室と浴室に至っては、さながら高級ホテルの大浴場。これだけの面積を、当主がたった一人で使っているなんて。
 
「この家紋、魔法系の家だ!?」

 壁掛けやコート、マント等の要所にあしらわれている家紋を目にとめ、悠真は小躍りした。がっつり頭に叩き込んだ紋章図鑑や貴族名鑑の知識によれば、そこは王族の降嫁も有り得るほどの高位貴族、それも代々が優秀な魔法使いを輩出している家だった。

「よっしゃー、魔導書がたくさんある♪ しかも入門書じゃないやつだ! 本に鎖ついてる、すごいっ! 初めて見た!」

 これらすべてが宝石並みに貴重というわけだ。
 細い鎖の先が壁に伸びている一冊をウキウキと本棚から抜き取り、ぱらりとページをめくってみて、悠真の目がまるくなった。

「あ、あれ? 読めない?」

 いや、そんなはずはない。知っている文字だ。精霊文字や魔導語と呼ばれ、魔法を唱える時や魔法陣を刻む時などに使われる文字であり、貴族の子弟の必須教養である。
 なのに、読めない?
 いや、違う。ちゃんと読めている。だ。
 今までずっと逆に綴られた文字ばかり読んでいたから、久々に左から右の方向に読める文字を目にして、頭が混乱してしまったようだ。

「そうか。これ、元が魔導語の鏡文字で書かれてるんだ」

 昔の魔法使いは、研究成果を鏡文字で書き記す者が多くいたそうだ。高度な魔法書ほど鏡文字が多くなり、中級者程度では読み解けない。なんでも精霊文字や魔導語は、反転させて書くこと自体が高度なスキルを要し、ひとたび書くことができれば、それだけで強力な暗号になるのだとか。
 単純に鏡に映すだけでは読めず、解読するには何らかのルールがあり、それを無視して強引に読もうとしてもペナルティが発生するはずだったが……。

「僕、ふつーに読めちゃってるよ。まあいっか……」

 魔法陣の読み解き方の解説もあり、悠真は大喜びで読みふけった。自分の属性が水魔法と火魔法にのみ適性があり、かつ訓練しても魔力量は初級の範囲から超えられそうにないというのも学んだ。「本に書かれていることがすべて真実とは限らない」というのは大昔の魔法使い達も一度は主張してきたことのようで、数多の魔法使いが得意属性以外の魔法の訓練を行い、やはりもとから備わっている容量や才能には限界があると悟ったらしい。
 同じだけ特訓をしても、足の速さ、泳ぎの速さに個々の違いが出てくるのと同じだ。苦手分野でも訓練次第でそこそこの水準に達するけれど、得意分野とは伸びしろが違う。そして一定のレベルに達しなければ魔法は発動しないから、苦手属性というものは発動のための最低ラインまで伸ばせず発動しないものが多い。
 要はそういう単純な話なのだった。



   □  □  □



「ねえ、今の話だけで学術院で発表したいのが軽く十個ぐらいあるんだけど。発表したらダメかな?」
「ダメに決まっている。論文に禁術の詳細など書けんだろうが」
「だよねええぇ……あああぁぁ……」

 ナメクジのようにしくしくとテーブルを這う。これが一部では清廉なる美貌の愛し子と賛美されている男の、真実の姿である。

「肝心の続きが残っているぞ。ユウマは、初めて私と言葉を交わす前、『招待を受けてはいけない。けれどどう伝えたらいいのだろう』と悩んでいた」
「招待……ひょっとして、魔法系の家とやらが最近送りつけてきた、あの招待状かな?」
「それだ。やはりおまえのもとにも届いていたか。―――陛下がよくお忍びで参加されるそのパーティーに、魔獣が出現するらしい。そこで陛下はお命を落とされ、私とおまえが容疑者にされる。例の館の地下で複数名の貴族が計画を立て、血判状を交わしていたそうだ」


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